婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
みちるさんに「あなたは次の恋に近いポジションにいると思う」と言われたその翌週、私は大学時代のゼミ仲間十人と、アジアンレストランにいた。
北海道に引っ越した一人が、東京出張でやって来るというので、急遽みんなで集まることになったからだった。
久しぶりに会ったみんなは、ほとんどが独身だった。
結婚している数人は欠席したからそうなった。皆、育児などが忙しく、なかなか平日の夜に外食ができないらしい。
独身の私たちは、シングルを続けていることについて、「いい人がいなくて」とか、「仕事が忙しくて」などと、いろんな言い訳をしながら、飲み交わす。
集まった中に、真吾がいた。
彼とはとても仲が良くて、よく二人で出かけていた。
みんなには付き合っているの? とよく聞かれたけれど、ただ、気が合うだけで、お互いにあまり意識はしていなかった,
と思う。
改めて、数年ぶりに真吾を見ると、懐かしさがこみ上げてくる。
真吾は、証券会社で働いているそうで、忙しいらしく今夜も遅刻してきた。
みんなの前に現れた彼は、顔つきがキリッとして、仕事ができる男らしいいでたちだった。
「真吾、大人になったね」
真正面に座った彼を見て、私はしみじみそうつぶやいた。
一緒に育った幼なじみが立派になったような、そんな誇らしい気持ちだった。
「お前は全然変わってないな」
真吾はそう私に言った。
呼び捨てにしたり、お前呼ばわりされたりしても平気なのは、青春時代からそうしているからだった。
「嘘、変わったよ。いろいろあったもん」
「いろいろって男とか?」
真吾が心配そうに私を見つめてくる。
「お前、騙されやすいから、悪い奴に騙されて、金を巻き上げられてない?」
「ないない、それはない」
私は苦笑いした。
元の恋人は私に嘘をついて、私の親友とも関係を持っていた。
それもまあ、騙されたと言えばそうなんだと思う。
耳の痛い言葉だった。
同い年っていいな、と、その時心底思えた。
気取らず、お互いに本音で話ができる。
とてもラクだというのが、新たな発見だった。
今まで、みちるさんのアドバイスもあり、社内の気になる男性をウォッチしてきたけれど、やっぱり年上の人は、大人すぎて、話が合わないかもしれないと感じたし、年下の社員は、どこか頼りない。
同い年というのは、いいのかもしれない。
みちるさんはこうも言っていた「いろいろな男性をウォッチしたからこそ見えてくるものが、あるはずよ」
本当に、そうかもしれない。
同じ大学にいて、仲良しだった真吾。
大学生だった頃には見えなかったことが、見えてくる。
彼と一緒にいると、伸び伸びした私でいられる。
他の男の人とは全然違う、同い年という気安さが、とてもありがたかった。
こんなに自然でいられるのなら、同い年がいい。
でも、真吾は私がちょっと疲れていることに気づいただろうか。
真吾となら仲良くなれそう。
そんな淡い期待が、私の心の中で渦巻き始めていた。
【chapter9】第34話に続く。
婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション
男性に愛される、聞き上手女子の会話術
男性は質問されることが嫌い!?圧を感じさせる質問3つ
本音はどこにある?すれ違うカップルの心の中【4コマ漫画】
たった3つ!好感度に大きく差がでる愛され相づち
ハイスペック男の恋の弱点を知り、あなたに釘付けにする方法を、ドラマ『私たちはどうかしている』に学ぶ
あなたは言ってませんか?「うん」は婚活スタートの落とし穴!
年齢差がきになる女性必読!年下の彼氏と交際するようになったきっかけ3つ
婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション
男性に愛される、聞き上手女子の会話術
男性は質問されることが嫌い!?圧を感じさせる質問3つ