婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
金曜日の夕方、私はカフェ『恋の近道』でぼんやりとお茶をしていた。
みちるさんと話をしたくて寄ったのだけれど、彼女は今日は、他のお客様の深刻そうな相談を聞いている。
終わるまで、私はぼうっと、今週起きたことを考えていた。
結局、私は、今週はずっと川尻課長のことを遠くから見ていた。
見ていると言っても、始業時と、お昼時と、それから終業後にちらっと見る程度だったけれど。
見ていてわかったけれど、川尻さんは、人と必要以上に親しくなろうとはしていないようだった。職場でも、簡潔に用件を伝えるだけで、どこか素っ気ない印象は前からあったし、歓送迎会などに出席しても、あまり席を動こうとはせず、奥のほうで静かに飲んでいる。
だから、今まで私もあまり彼と話をしていなかった。
でも、今ではわかる。
川尻さんは、ひとりの時間が好きなのだ。
人間が嫌いなのではなく、ひとりになったほうが落ち着くのだ。
だから、ランチタイムの1時間を、たったひとりで過ごしているのだと思う。
私の席に寄ってくれたみちるさんは、川尻さんのウォッチを始めたと言うと、やっぱりねという顔で、頷いた。
「そうよね。同じ人ばかり見ていても、飽きちゃうわよね」
「すみません」
私は頭を下げた。
みちるさんは、萩山くんをもう1週間見たほうがいいとアドバイスしてくれていたのに、私は勝手に対象を川尻さんに変えてしまったのだ。
「いいのよ。あなたがやりたいようにやればいいの。あなたの恋愛なんだもの。私はただ、横から勝手なことを言っているだけ。最終的な判断は自分だもの」
私は、みちるさんに、相談したいことがあった。
だから今日、ここに来ている。
実は、川尻さんとのことが、進展し始めているから。
まだ恋というほどのものではないのだけれど、私たちは、どこかご縁があるような気がしてならなかった。
初めて彼をウォッチした時に、いきなり外に雷が落ちたのも、何かのサインのような気がしていた。だってそれをきっかけに、私たちは一緒に会社に戻ることになったのだし。
「そういうことがあったのね」
みちるさんは大きくうなずいた。
「雨の日に、傘をさりげなく貸してくれるだなんて、向こうも粋ね」
「はい」
私はうなずいた。
こういう展開は、嫌いじゃない。
比べては悪いけれど、定食屋に連れて行ってくれた萩山くんとは全然違う。
モノトーンの都会的なカフェで、おしゃれなランチなのだ。
川尻さんのしていることは、とてもかっこいいと思えた。
「私、川尻さんともっと仲良くなりたいんです」
「あら、そういう気持ちが芽生えてきたのね」
みちるさんは嬉しそうに、ハーブティーを差し出してくれた。
今日のハーブティーは、ミントティー。
さっぱりとしていて、頭が冴える気がした。
「私、川尻さんとご縁があるんじゃないかな、って思ってるんです」
カフェで会った時から、彼のことが気になっている。
萩山くんのことが、どんどん薄れていく。
だけど、話は翌週になると、一気にこじれていくのだった。
【chapter7】第28話に続く。
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