婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
その日の夜、私はベッドに入ってからも、なかなか寝付けなかった。
幸せって、なんだろう。
そんな難しいことを考えてしまっていた。
大好きだった彼が、他の女と結婚してしまう。
その現実が辛くて、忘れたくて、一刻も早く他の男と結婚して、見返してやりたかった。
だけど、それでいいんだろうか。
現実から目をそらして、逃げているだけのような気がしてきた。
そんなに急いで結婚しなくてもいいのよ、と、みちるさんは言った。
「結婚すれば全部解決するって思っている人が多いんだけど、全く逆なのよ。結婚は、ゴールじゃないの。スタートラインなのよ。だって、これから何年も何十年も結婚相手と暮らすことになるんだから」
言われてみれば本当にそうだなと思う。
一時の焦りで、人生のとても重大な結論を急いではいけないんだ。
みちるさんにそう言われなければ、私は今もまだ、血眼で、結婚してくれる誰かを探し回っていたかもしれない。
結婚して、過去を忘れて、生きていこうと思っていたから……。
いつもは話さないんだけど、あなたには特別よ。
そう前置きしてから、みちるさんは過去のいろいろなことを話してくれた。
ルックスも年収も良くて、この人なら、と思い、結婚を決意したこと。
けれど、入籍して同居を開始してすぐに、彼にはギャンブルによる多額の借金があることがわかったこと。そして、ギャンブルで知り合った女性の部屋に転がり込み、しばしば帰ってこなくなったこと。そんな彼をなじると、暴力をふるわれたこと……。
聞いているほうが辛くなるくらいの、不幸のオンパレードだった。
「こんな話をすると、結婚するのが怖くなるかもしれないわね」
みちるさんは苦笑した。
「でも、だからこそわかるの。見かけのかっこよさや、条件の良さだけで相手を探していたら、その人の本当の姿は見えてこないんだってこと。だから私は、ゆっくり相手を観察することを、お勧めしていたのよ」
このカフェに来る女性客は、みちるさんと話をして、そして元気になって帰っていく。一度結婚に失敗したみちるさんだからこそ伝えられる言葉が、たくさんあるのかもしれない。
私もカフェに行くたびにみちるさんにこう言われていた。
「焦らないで」
「そんなに急がなくても、ちゃんとあなたの運命の相手は、姿を現わすから」
だけど、その言葉を私はいつも聞き流していた。
私は焦っていたし、急いでいた。
だから、みちるさんに忠告されても、歩みを止めることができなかった。
今になって思えば、ただがむしゃらに探しまわろうとしている私に、やんわりストップをかけてくれていたのかもしれない。
元彼に手紙を書いてみたり、ネットで気になる男をウォッチしてみたり、そのどれもが、すぐに新しい恋に結びつくものではなかった。みちるさんは、私のはやる気持ちを押しとどめようとしていたのだろう。
もし、誰でもいいからと、勢いで結婚相手を決めてしまっていたら、どうなっていたんだろう。もしかしたら本当に運命の相手で、奇跡的に相性が良くて幸せになれたかもしれない。でも、もしかしたら、何かトラブルを抱えている相手だったかもしれない。きっと私はよく調べもせずに、ただただ結婚したくて、突っ走ってしまっていたと思う。
このカフェに迷い込み、みちるさんと知り合えた私は、とてもラッキーだったのかもしれない。
【Chapter6】第22話に続く
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