婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
翌日、私は会社の男性たちを見回していた。
みちるさんがそうしてみたら、と勧めてきたからだ。
早く結婚したい、一刻も早く会社を辞めたい、と喚いている私なのに、会社の男性を見てみたら、と言ってくるのだから、みちるさんは不思議な人だと思う。
けれど、彼女が言うことには一理も二理もある気がした。
「彼氏が欲しい彼氏が欲しいと言っている女性ほど、なかなか彼氏ができなさそうに見えるでしょう? なぜだと思う? ただ恋人が欲しいという自分の欲求だけで突っ走っていて、相手のことは何も考えていないからなのよ」
言われてみれば、そんな気がした。
確かに「結婚したい」と考えている私は、ただ自分が結婚退職したいから突っ走っている。
「早く良縁を見つけられる人は、相手のこともちゃんと思いやることができる人なの。彼氏が欲しいという勢いだけで突っ走ってくる女性は、交際が始まった後も、自分の都合だけで男性を振り回してしまいそうに見えて、草食男子は少し苦手に感じるみたいなのよ」
みちるさんの言うことはもっともだと思った。
恋愛も結婚も、自分ひとりですることではない。2人で作っていく関係なのだから、自分のことばかり考えていたら、うまくはいかないのかもしれない。
「だけど私、すぐに結婚したいんです。だからすぐに結婚したいと思っている男の人を見つけたら、話は早いんじゃないかなって考えたんです」
どうしても私はあきらめきれなかった。元彼を見たくないから、結婚して仕事を辞めたかった。仕事を辞めるだけならすぐできるけれど、どうせならいっそ結婚したかった。元彼に捨てられて惨めに会社を去っていくという自分には、なりたくなかったから。
「でもよく考えてみて。結婚生活は、これから何十年も続くかもしれないのよ。毎日一緒に生活することになるの。誰でもいいなんて、簡単に相手を選んじゃっていいの?」
「……」
「世の中には電撃結婚などと言って、いきなり結婚してうまくいく人たちもいるけれど、そういう人は、自分のことを良くわかっていて、日頃から自分の好みの異性を頭に描いているの。だから会った瞬間にピンとくるのよね」
「私、どうしたらいいんですか」
好みの男性のタイプを選ぶと、結局は恋愛がうまくいかなくなると、みちるさんに前に言われたことがある。寂しそうな男性をつい選んでしまい、騙されたり裏切られたりして終わってしまうというパターンを繰り返していると。
自分好みの男性と衝動的に結婚したら、もしかしたら悩みの多い人生が待っているかもしれない。それは、自分の恋愛パターンが何か間違っているかもしれないと気づき始めている今なら、わかることだった。
でもじゃあ私に似合う男性って、どんな人なんだろう。
「まずは身近な男性を見回してみて。せっかく会社でお勤めしているのだから、会社の男性をチェックしてみてね。決してルックスで見てはダメ。外見は関係なしに、なんだかいい人だな、と感じる人がいたら、その人のことをさりげなくウォッチしてみて。1日1回、短い時間で十分だから」
みちるさんがそう言ったので、私は朝から、会社の男性を見回している。けれど、同じフロアの男性たちは皆、普段通り普通に働いているだけで、いいなと感じるような人は、見つからなかった。ランチタイムに食堂に行ってみたら、他のフロアの人にも会えるかもしれないので、私はお昼まで待つことにした。
【Chapter5】第19話に続く
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