美食家の男性と上手にお付き合いする方法を、ドラマ『美食探偵　明智五郎』に学ぶ！

ドラマに学ぶ恋愛テクニック【第7２回】

女は誰だって、美味しいものをご馳走してくれる男性が大好き。しかし、グルメな男というのは、こだわりが強く、自分の舌が満足しないと機嫌を損ねたりもする厄介な一面も。そこで

グルメ男子と上手にお付き合いする方法を、ドラマ『美食探偵　明智五郎』に学びます。

ドラマ『美食探偵　明智五郎』

ワインレッドのスーツにループタイがトレードマークの明智五郎(中村智也)は、美味しいものをこよなく愛する私立探偵。確かな味覚と料理の腕を持つ移動弁当屋の店主・小林苺(小柴風花)と一緒に、殺人事件を暴いていく、東村アキコさん漫画原作のグルメミステリーです。

若い時からグルメな男とは

男性は仕事の付き合いなどで、高級店を利用するようになり、徐々に舌が肥える人が多いのですが、時々見かける若い時からグルメな男性というのは、裕福な家庭で育った人が殆どです。

母親が専業主婦で、手間と時間をかけて、料理を作る余裕があったことに加え、家での食事は常に吟味された食材や調味料を使って作られたものである為、素材のよさに敏感な方が多く、更に裕福なご家庭は、誕生日などのイベント事などで、一流レストランを利用する機会が多い為、舌が肥えている方も多くなるのです。

ドラマの中の明智五郎も、実は一流デパート・扇屋百貨店の御曹司という設定です。超美食家ではありますが、毎日キャビアやフォアグラを食しているわけではなく、平日のランチは、キッチンカー『いちご・デリ』でオーナーの苺(小柴風花)が作るお弁当を楽しみにしている庶民派です。

明智五郎のお気に入りは、青海苔いっぱいの『竹輪の磯辺揚げ』ですが、実は一番厄介なのがこのタイプ。どこでも手に入る食材で、誰でも作れる簡単な調理法である料理ほど、グルメな人を満足させるのは難しいからです。

とはいえ、自分の料理の腕では無理だなど思う必要はありません。そんなグルメ男子と上手くお付き合いするポイントをお伝えします。

美食家との会話を膨らませるコツ

美食家に共通するのは、話したがりな人が多いということ。明智五郎にしても、『この酵母パンは、もっちりしっとりしている。酵母菌は繊細で湿気にとても弱い…』と語り、これが殺人事件解決の手がかりになるのですが、グルメな人というのは、往々にして、その料理について語りたがる人が多いのです。

話の内容がウンチクである場合、聞き手はうんざりしますが、料理に旅の思い出や、過去の体験を絡めると、話はどこまでも広がり、料理の美味しさも相まって、食事の後に『楽しい時間を過ごせた』大きな満足感を得られます。

大切なポイントは、会話を展開する役目は、食事を楽しみたい側のグルメな男性だけでなく、ご相伴する女性側にも課せられているということです。

美食家との会話のコツは、話す分量が、相手が７割自分３割になるよう心掛け、聞き上手に徹すること。そして『美味しい！』『初めて食べた！』と繰り返すのではなく、相手が話やすい質問をタイミングよく投げかけてあげるのです。例えば、前述した明智の酵母パンの話にしても、『酵母菌のことまでご存知だなんて、さすがですね！』と褒めた後に、『明智さんは、もっちりしっとり系のパンがお好きなんですか？』と質問をしてみる。すると『カリカリ・サクサクなクロワッサンが好き』『ハード系のフランスパンが好き』など、嬉々とした返事を返してくれ、更に話が膨らみます。

美食家の男性が味やマナー以上に求めているもの

美食家の男性は、食事のマナーにうるさい人が多いことも、忘れてはいけません。ドラマの中でも、立食形式のグルメパーティーで、警視庁捜査一課の警部・上遠野透(北村有起哉)のブッフェでの料理の取り方に、明智がイラっとして小言を言うシーンがありました。美食家は、目の前にある食べ物を、更に美味しく食べる術を常に考えている為、食べる順番やスピードにこだわる方が多く、同席した相手にも注文をつけたがることを、心にとめておきましょう。

そして最後に忘れてはいけないのは、笑顔です。
明智が探偵社のクライアントである主婦(小池栄子)に、手作りランチをご馳走になった際に『最高に美味しいデザート』と評したのは、主婦の笑顔でした。
本当の美食家は、食事で一番大切なのは『笑顔』だと心得ていますので、美味しいものをご馳走になったら、恥ずかしがらずに素直に喜びの笑顔を見せることこそが、美食家を攻略する一番の武器になると言えましょう。