婚活はできるだけ出会いの選択肢を多く持っておきたいもの。しかし、結婚相談所を掛け持ちするという方法は果たしてアリなのでしょうか。
この記事では、結婚相談所の掛け持ちをする人はいるのか。また掛け持ちをした場合のメリットやデメリットをご紹介します。
結婚相談所に一つに絞るのではなく複数掛け持ちすれば、出会いの幅が広がりよい出会いに恵まれるのではないかと考える人もいるでしょう。まずは、結婚相談所の掛け持ちが実際にあるのかどうかから見ていきましょう。
結論からいうと、結婚相談所の掛け持ちをする人は一定数存在します。株式会社リクルートマーケティングパートナーズの調査によると、婚活している人の実に6割が婚活サービスを複数利用しています。
出典:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ブライダル総研
結婚相談所の掛け持ちのパターン例は以下のとおりです。
結婚相談所は、仲人型、データマッチング型、ハイブリッド型の3つに大きく分類できます。種類の異なる結婚相談所を利用することで出会いの幅が広がるのは事実です。また、結婚相談所にはいくつかの連盟があるため、違った連盟の結婚相談所を利用することでより幅広く出会いの機会を得られるでしょう。
結婚相談所の掛け持ちがおすすめな人は以下のような人です。
結婚相談所を掛け持ちすると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか? 出会いの幅が広がるのはもちろんですが、その他婚活にも有効なポイントがあります。そのポイントを3つご紹介します。
結婚相談所を併用すると、それだけ紹介してもらえる異性の幅が広がります。前述のとおり、結婚相談所には仲人型・データマッチング型・インターネット婚活型の3種類がありますので、違うタイプの婚活サービスを利用すればそれだけ出会いのパターンが増え、より多くの異性と出会う可能性が広がるでしょう。
結婚相談所のアドバイザーは、会員に対して客観的な視点からアドバイスや婚活のサポートをおこないますが、アドバイザーによってサポートの視点は異なります。複数のアドバイザーから複数のアドバイスをもらえれば、それだけ多角的な意見を参考にでき、より成果が出やすくなる可能性があります。
結婚相談所を掛け持ちすると、結婚相談所ごとに出会いがあり、デートの機会が増えます。予定が増えることで婚活疲れする可能性はありますが、一定期間にデートを入れることで婚活への集中力が保ちやすくなるでしょう。
結婚相談所の掛け持ちはよいことばかり、というわけにはいきません。ここからは、結婚相談所を複数利用する場合のデメリットを解説していきます。
結婚相談所は一ヵ所でも数万円〜数十万円の費用がかかります。初期費用、月額利用料だけでなく、デート費用も必要になるためです。多くの結婚相談所を利用すればそれだけ費用が発生するため、大きなデメリットとなるでしょう。自分に無理のない範囲の予算を設定し、期間を決めて併用することをおすすめします。
短期間で多くの異性を紹介されることで気疲れする可能性もあります。婚活でなくても、知らない人と会うのは気を遣い、疲れを感じるもの。毎日のようにデートの予定が入ると、それをストレスに感じてしまうかもしれません。
結婚相談所に登録する際には、手続きと詳細なプロフィールを登録するなどの手間がかかります。コンサルタントやアドバイザーとの面談時間も確保しなければなりません。早く婚活したいのに登録に時間がかかることでストレスを感じる場合もあるでしょう。
せっかく複数の結婚相談所を利用するなら、確実に成果を出す方法を知っておきたいものです。ここでは結婚相談所を掛け持ちするうえでのコツを解説します。
結婚相談所の中には共通の会員データベースを使った連盟が複数存在します。各連盟は会員データベースを共有しているため、同じ連盟の相談所に複数入会しても意味がありません。異なる連盟、またはネットワークを利用している結婚相談所を利用すれば、より多くの異性と出会えることになります。
現在、結婚相談所の連盟には以下の種類があります。
なお、大手結婚相談所は連盟に属していないケースもありますので、ホームページで連盟の参加を確認してから掛け持ちしましょう。
複数の結婚相談所を利用すると、お見合いだけで予定があふれてしまうほどお見合いが入る可能性があります。しかし、時間的に余裕がないとせっかく掛け持ちをしてもデートの予定が入れられなくなってしまいます。複数の結婚相談所を利用する場合は、時間的に余裕がある時期を選んで入会しましょう。
結婚相談所を掛け持ちしたからといって必ず成功するわけではありません。結果を焦りすぎると婚活自体がストレスとなり、途中で挫折する可能性があります。結婚相談所の掛け持ちをする際は、短期間集中で婚活に取り組むと覚悟をしたうえで、その期間内は諦めずに婚活を続けましょう。仮に婚活がうまくいかなくても、前向きに取り組む心の余裕を持てるようにしましょう。婚活に疲れたら休会する、または週に2日はデートのない日を作るなど、メンタルのコントロールも重要です。
結婚相談所を掛け持ちする際に、いくつか事前に注意しておきたい点があります。その3つのポイントをご紹介します。
複数の結婚相談所を利用しているのになかなか成果が出ないこともあります。その場合は、結果につながらない理由を分析し改善することが重要です。
婚活がうまくいかない理由には以下のような可能性が考えられます。
上記に当てはまる場合は、アドバイザーに相談するなどして対策を検討し、改善に努めましょう。
以下の記事では、年齢別・状況別に結婚相談所での婚活がうまくいかない理由とその対処法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
「30代男性で結婚できる人・婚活がうまくいかない人の特徴とは?」
「40代が再婚を成功させるためのポイント」
「結婚相談所での失敗の原因は?入会する前に知っておきたい7つのポイント」
「30代の婚活には結婚相談所がおすすめ?現場の声を聞いた結婚相談所で成婚するコツ」
結婚相談所を掛け持ちする際は、事前に今の相談所にその旨を伝えてみましょう。もしも相談所を掛け持ちしたい理由がアドバイザーとの相性にあるのであれば、担当を変えてもらうこともできます。アドバイザーを変えることで急に成果が出る可能性もあります。
結婚相談所にはそれぞれに決まりごとがあります。たとえば、多くの相談所では3ヵ月ルールというものを設定しています。交際後3ヵ月以内に成婚するかを決断しなければならないというものです。また「機微情報」についての決まりもあります。機微情報とは、宗教や金銭面、精神的な問題など、人に知られたくない事情のことです。相談所においては、機微情報を隠してトラブルになった場合、強制退会になるケースもあります。
ルールは相談所ごとに決められているため、入会前によく確認しておきましょう。
結婚相談所を掛け持ちすると出会いの幅が広がります。しかし、結婚相談所の利用は安くはありませんから、経済面でも負担になることもあるでしょう。また、短期間に活動が集中すると短期間に多くの人とお見合いをすることになり、その気疲れから婚活疲れにつながる可能性もあります。
もし結婚相談所の掛け持ちをする際には、まずは自分自身にとって本当に掛け持ちが必要なのかをよく検討し、無駄がなく効果的で自分に合った婚活ができる相談所を選びましょう。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)