結婚相談所に登録して最初に作るプロフィール。単なる自己紹介ではなく、お相手にあなたの魅力を伝え、結婚後の生活をイメージしてもらう役割も持っています。しかし、「プロフィールの書き方がわからない」「自分の長所が思いつかない」という人もいるでしょう。
この記事では、結婚相談所のプロフィールの重要性や、記載すべき基本項目、プロフィールの一般的な文章構成や注意点を解説しています。最後には結婚相談所のプロフィール例文を男女別に掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
結婚相談所での出会いには、お付き合いの前にお相手の長所を少しずつ知っていくようなプロセスがありません。そのため、結婚相談所のプロフィールはお相手があなたを選ぶ際の重要な判断材料となります。
プロフィール写真も重要です。いくら中身が大事とはいっても、人によってはルックスが好みかどうかはお付き合いの大きな判断基準となるからです。
プロフィール一つであなたの人生は変わる。そういってもよいほど、結婚相談所のプロフィールは重要な意味を持つものです。
結婚相談所のプロフィールには以下のような項目が設けられていることが多いです。
これらの項目は、婚活における履歴書のような役割を持つものです。プロフィールの内容から自分とマッチする人かを判断し、お見合いをするかどうかを決めます。
結婚相談所のプロフィールの要素は以下の8つの項目を含むことが多いです。その要素ごとにどのような意図をもって書くべきかを解説します。
まずはプロフィールの冒頭で、読んでもらっている相手に対しての挨拶を記載します。自分のことをいきなり話し始めると唐突な感じを読む人に与えかねません。
「はじめまして。自己紹介を読んでいただきありがとうございます」
などの文章から書き始めるとよいでしょう。誠実な人、礼儀正しい人、常識のある人といった印象を読む人に与えられます。
結婚相談所で活動し始めた理由について書きましょう。なぜ利用し始めたのかを書くことで、結婚への真剣度を伝えられます。
注意したいのは、ネガティブ過ぎる内容を書いてしまったり、結婚への焦りが伝わる内容になってしまったりしないようにすることです。
「今まで仕事ばかりしてきましたが、友人の結婚を機に自分も幸せな家庭を作りたいと思うようになりました」
など、ポジティブな理由を書くようにしましょう。「老後が心配」「1人で生きていくのが不安」などといった理由は避けた方が無難です。
次に、ご自身のお仕事について記載しましょう。ある程度の役職に就いている人は職種に加え役職を記載すると効果的。結婚を考えるにあたり、相手の職業や経済事情は非常に重要な要素となるためです。
また、土日休みなのか平日休みなのか、もしくはシフト制の仕事なのかなどについては、ライフスタイルにも関わってくるため記載をしておくとよいでしょう。
もちろん、必ず職種を書く必要はないですし、職種についてプロフィールに詳しく書きたくない場合は業種のみでも構いません。
お相手があなたの人となりを想像できるよう、性格にも触れましょう。主観的な内容ではなく周囲の人があなたの性格をどう評価しているかを書くことで信用度が増します。例えば、「友人からは明るいと言われます」と書くのと、「自分では明るい性格だと思っています」と書くのでは受け取る印象がまったく違います。
ただし、ポジティブな言葉ばかり大量に並べると謙虚でないイメージを与えてしまう可能性があるので、2つから3つぐらいの要素に絞って触れるようにしましょう。
ライフスタイルや価値観を伝えるために、休日は何をしているか、どのような趣味を持っているかを書きましょう。お相手が共感し親近感を抱いてもらえる可能性がありますし、お付き合いが始まったあとのデートについて具体的なイメージを持ってもらうこともできるでしょう。
「釣りや登山などのアウトドアを月に1回程度楽しんでいます」
「カフェ巡りをするのが楽しいです」
「家で映画を見て過ごしています」
など、一緒に楽しめるような趣味を書くのがおすすめです。
真剣に婚活しているお相手にとって、結婚観は必ず知りたい項目です。将来どのような家庭を築きたいかを記載すると、お相手が結婚後の生活をイメージしやすくなります。ただし、細か過ぎると「理想が高そう」「口うるさそう」など悪印象につながってしまいます。
「なんでも協力し合って、互いに支え合っていけるような夫婦になりたい」
「嫌なことは話し合い、負担なく気楽に一緒にいられる関係を築きたい」
など、簡潔かつポジティブにまとめるとよいでしょう。
その他、お相手に対して特別に伝えたいことがあれば記載しておきましょう。例えば、夜勤があるなど仕事の勤務体系、結婚に対して譲れない条件などが考えられます。または最後のアピールとして自分の長所を付け加えてもよいでしょう。
「仕事柄夜勤と日勤がありますが、予定はできる限り合わせたいと思っています」
「知人には優しい性格と言われるので、お互いに思いやれる関係を築きたいです」
「旅行が趣味なので、一緒に旅行に行けたらうれしいです」
などといった内容が考えられます。
プロフィールを読み終えたお相手に対し、感謝の気持ちと締めの言葉を加えて自己紹介が完成します。
「最後まで読んでいただきありがとうございました。一緒に楽しい時間を過ごせることを楽しみにしています。よろしくお願いします」
など、感謝の言葉とともにお相手に語りかける一言を付け加えるのがおすすめです。
以下の記事でも婚活プロフィールの作成ポイントをご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
「この人に会いたい」と思ってもらうには? 婚活プロフィールのポイント」
結婚相談所のプロフィールでご自身の魅力をアピールするためのコツを知っておくと、自己紹介作りが楽になります。ここでは、結婚相談所のプロフィール作りのコツをご紹介します。
ツヴァイがおこなったアンケートでは、婚活時はお相手のプロフィールの「紹介文、メッセージ、写真を総合的に参考にする」と答えた人が全体の約7割でした。
つまり、写真だけでも、充実した紹介文だけでも不十分であり、さまざまな項目がしっかりと埋まっている必要があるのです。プロフィールの項目を多くて埋めるのが大変だと思う人もいるかもしれませんが、まずはしっかりプロフィールを埋めるところから意識してみましょう。
前述のアンケート結果では、写真以外に重視するプロフィールの項目について「趣味」が最も多くの割合を占めています。また、結婚相手に重視するポイントとして「価値観」や「性格」と回答する人が8割程度を占めており、プロフィールを全体的に参考にしながらも、特に性格について重視されている傾向にあることがわかります。
自分がどのようなことが好きなのか、得意なのかであったり趣味について書くと、プロフィールを読む相手にも自分のことをより伝えられるでしょう。
「魅力が伝わる婚活プロフィールを書く方法と例文」
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結婚相談所のプロフィール作成の際に注意したいことを3つご紹介します。これらのポイントを意識し、誠実で印象に残る自己紹介文づくりを目指しましょう。
自分をよく見せたいからといって嘘を書くのは禁物です。プロフィールを読んでお相手があなたに大きな期待を抱いていた場合、真実を知ったときの落胆は非常に大きいものになりますし、お相手とトラブルになってしまう可能性もあります。本当の自分について正直に書くようにしてください。
自己紹介の文章は簡潔に読みやすくまとめましょう。長すぎると読むのに疲れてしまい、かえって避けられてしまう可能性があります。また、それぞれの項目について情報を詰め込みすぎると「この人はきっと細かい人なんだろう」「自己アピールが強すぎる」など、悪印象につながってしまうこともあります。
概ね一文が50~60文字になるようにするとよいでしょう。
本当の自分はお見合い後に知ってもらえるため、まずは必ず伝えたいことに内容を絞り、なるべく短文でまとめるようにしてください。
自己アピールの機会であるプロフィールであるのに、謙遜してネガティブな内容を書く人がいますが、当然ながら逆効果となってしまいます。例えば、「人見知りで女性に声をかけられずこの年齢まで一人身です」などと書いてしまっては、たとえ正直な話だとしても誰も「会いたい」とは思ってくれないでしょう。
また、結婚に対してあまりに細かい条件を指定すると、上から目線な印象を与えかねません。自己紹介を読んだ相手がどう思うかを意識し、ネガティブな印象を与えない文章を作りましょう。
ここまで、結婚相談所のプロフィール作成におけるさまざまなコツやポイントをご紹介しましたが、具体的にどのような文章を書けばよいかわからないという人もいるでしょう。そんな人のために、男女別にプロフィールの例文をご紹介します。
はじめまして、プロフィールを読んでいただきありがとうございます。建設業界で働いている〇〇と申します。
職務が忙しく、今まで仕事に打ち込んできましたが、友人の結婚をきっかけに自分も将来のことを考えるようになり、こちらの相談所に登録しました。
私のことについて少しお話しさせてください。
性格は温厚で、友人からは「いつもニコニコしているね」と言われます。前向きなタイプで、常に楽しいことを考えながら生活しています。
趣味は食べ歩きで、インターネットでおいしそうなお店を探し、週末にそのお店を訪ねて回るのが好きです。
将来の結婚相手とは、お互いのライフスタイルを尊重し、笑顔の絶えない家庭を作りたいと思っています。私が働いている職場では男性の育児休暇も推進されているので、子供ができたあとは一緒に子育てや家事をしていくつもりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。一緒に楽しい時間を過ごせたらうれしいです。よろしくお願いします。
はじめまして、東京で看護師として働いている〇〇と申します。
以前から結婚願望はあったのですが、女性ばかりの職場のため、新しい出会いを見つけられたらと思い結婚相談所を利用し始めました。
私はよく友達から、「聞き上手」「癒し系」と言われています。たしかに友人の相談を聞くことは多いですが、お話しするのも好きなので、お会いしたときには楽しく会話できると思います。
趣味は休日にスポーツ観戦をすることです。そのほかにはお散歩をしたり、料理を作ったりして過ごします。
将来結婚したら、お相手と共通の趣味を作り一緒に楽しむなどして価値観を共有したいと思います。
長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。私のことを少しでも知ってもらえたらうれしいです!よろしくお願いします。
結婚を考える相手の見た目はやっぱり気になるもの。結婚相談所のプロフィールでは、文章だけでなく写真も重要な要素となります。
プロフィールに使う写真は、好感度が高く写りのよいものを用意するのが理想的です。自分がよいと思う表情と他人から見てよいと思える表情が違うということも良くありますので、友人や家族の意見も取り入れながら大事な一枚を選びましょう。
結婚相談所で使用する写真の撮影のポイントについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
「結婚相談所では写真が重要ってほんと?お見合い写真の撮り方のコツ」
結婚相談所のプロフィールは、自分を知ってもらうことだけでなく、読んだお相手に結婚後の人生をイメージしてもらう役割も持っています。お相手があなたの人物像や未来の姿を想像できるよう、相手の立場に立って作成しましょう。
記事のなかで紹介したポイントや注意点にも留意しながら、ぜひ魅力あふれるプロフィールを作ってください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)