結婚相談所のイメージについて、
「モテない人の集まりなんじゃないの?」
「恋愛できない人が行く場所だよね?」
といった噂を聞いたことはありませんか?
結婚相談所への入会を前向きに検討していても、そうした話を聞くと不安になってしまいますよね。
この記事では、結婚相談所のカウンセラーへのヒアリングをもとに、実際に結婚相談所で活動している人の特徴や、結婚相談所で人気が集まりにくい人の特徴について解説していきます。
結論から言うと、結婚相談所はモテない人の集まりではありません。確かに、ひと昔前までは結婚相手が見つからない、いわゆる「売れ残り」と言われる人が利用することもありました。
しかし、最近ではマッチングアプリをはじめとした婚活サービスが身近になったため、結婚相談所が結婚相手を探すための選択肢の一つとして受け入れられるようになってきています。さらに、安価に利用できる婚活サービスが充実している時代に、あえて高額な料金を支払って結婚相談所に入会する人は、結婚への真剣度が高いといえます。
つまり、結婚相談所に入会することはステータスではあっても、「モテないから入会する」といったネガティブな理由で入会するケースはほとんどないのです。
では、実際に結婚相談所で活動している方には、どんな人が多いのでしょうか。
結婚相談所ツヴァイで活動している方の傾向としては、男女比は半々で、20~30代を中心に約9万人の方が活動しています(2022年3月現在)。また、男性の約80%が年収500万円以上で、女性も半数近くが年収500万円以上と、年収の高い方が比較的多くなっています。
ただし、結婚相談所を利用している会員の特徴は、相談所ごとに異なります。各結婚相談所の会員データはホームページ上で確認できるため、気になる相談所がある場合は事前にチェックしてみてください。
次に、実際に結婚相談所を活動している人の入会理由についても見ていきましょう。結婚相談所ツヴァイのカウンセラーへのヒアリングで聞いた情報をもとに、解説していきます。
結婚相談所を利用する人の中には、周囲の人の結婚や出産を機に、結婚を意識し始めたという方が少なくありません。
たとえば、「身近な友人が結婚して、遊び相手がいなくなってしまった」「職場の同世代はみんな結婚してしまった」「正月に帰省したときに、親に孫が欲しいと言われた」といった身近な人との関わりの中で、結婚を急に意識し始めるケースがあります。
こうしたケースに該当する人の中には、いわゆる結婚適齢期を過ぎていても恋人がいない方が一定数います。そうした方にとっては、「お相手との関係をゼロから築いていると時間がかかりすぎる」といった理由から、効率良くお相手を探せる結婚相談所に入会する方が少なくないのです。
結婚相談所に入会する方の中には、「日常生活での出会いがなかった」と話す方が一定数います。「仕事で忙しくて出会いの場に出かける習慣がない」「同世代の独身者がほとんどいない」といった方が、出会いの場を求めて、結婚相談所の門を叩くのです。
もちろん、マッチングアプリや婚活パーティといった、ほかの婚活サービスを利用した方も一定数います。しかし、結婚相手を探すつもりでマッチングアプリを利用し、マッチングできたとしても、結婚願望のある方に出会うことがそもそも難しく、結婚を前提としたお付き合いに発展しにくかったと話す方も少なくありません。
結婚相談所は、ほかの婚活サービスよりも入会金が高く、独身証明書の提出が義務付けられていることから、結婚への真剣度が高い独身者が集まりやすくなっています。そのため、結婚相手と効率良く出会いたいと考える人は、最終的に結婚相談所を選ぶケースが多くなっています。
結婚相談所以外の婚活サービスや、日常生活で出会った人とのやりとりは、基本的に自力で進めていかなければいけません。コミュニケーションを取るのが苦手な方はとくに、関係を発展させにくく、良いお相手に出会えても、結婚に至らずお別れしてしまうケースもあります。
このように、自力での婚活がうまくいかなかった方が、カウンセラーのサポートを受けたいと考えて結婚相談所に入会するケースも比較的多くなっています。
結婚相談所では、担当カウンセラーから客観的なアドバイスをもらうことができます。婚活のプロからの意見をもらうことで、これまで自分が気づかなかった改善点を発見できる可能性もあります。
結婚相談所で活動する人には、いわゆる「モテない人」はいません。
しかし、結婚相談所を利用する人の中には、どうしてもお相手がなかなか見つからず、事実上の「モテない人」になってしまう方もいます。以下では、結婚相談所で成婚しにくい人の特徴をご紹介します。
婚活の進め方やお相手に対する希望条件へのこだわりが強すぎる方は、お相手がなかなか見つかりにくい傾向があります。婚活の進め方に対するこだわりが強いと、カウンセラーがアドバイスをしても、改善しようとしないまま同じ失敗を繰り返してしまうためです。また、お相手の条件が見直せないと、お見合いが成立しにくくなってしまいます。
どんなに魅力的な方であっても、条件が合わない方はお相手が決まりにくくなってしまいます。年代にもよりますが、転勤がある方や親の介護がある方はお見合いが成立しにくい傾向があります。
婚歴があって子どもがいる方もお相手が決まりにくい傾向があります。ただし、50代以降になると、子どもも大きくなって手がかからなくなっているため、40代までの比較的若い年齢のときほどネックにはなりません。
「結婚相談所にはモテない人ばかりが集まるのではないか」という考えは偏見で、実際には良いお相手を探したいと考える、前向きな方が数多く活動しています。また、これまで恋愛経験がなかったり、異性と話すのが苦手だったりした方も、カウンセラーのアドバイスを聞き入れることで、もともと持っていた良さが磨かれて成婚退会されていきます。
たとえ、人気がなかった人も結婚相談所での活動を通じて変わっていくことを考えると、結婚相談所で「モテない人」に出会う確率はそう高くはないと言えるでしょう。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)