結婚相談所への入会を検討している方の中には、見た目の良い人が活動していることを知って自信がなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、結婚相談所では見た目の印象は重視される一面もあります。しかし、見た目にはいわゆる「イケメン」「美人」といった容姿の良さだけではなく、笑顔や穏やかさといった雰囲気も含まれます。そのため、どんなことが重視されるのかをあらかじめ知っておくことが大切です。
この記事では、結婚相談所ツヴァイのカウンセラーへのヒアリングをもとに、結婚相談所での婚活において、見た目に関して重視すべきことをお伝えしていきます。
結婚相談所において、見た目は少なからず重視される傾向にあります。
実際に初めて会ってお話するお見合いに進むまでは、お相手についての情報を、プロフィール上でしか知ることができません。結婚相談所のプロフィールには、年収や婚歴といった詳細な情報が書かれていますが、お相手のお人柄を感じられる項目はお写真と自己PR文くらいしかないため、どうしてもお写真の印象が強くなってしまいます。
また、初回のお見合いは1時間程度と短く、お相手について深く知ることができないため、やはり見た目の印象が重要です。
では、見た目に関して、具体的にどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。
先ほどもお伝えしたように、結婚相談所でのお見合い前の段階では、プロフィール写真の印象が非常に大切です。実際に、プロフィール写真を変えただけで、お見合いの成立数がグッと上がったケースもあります。
以下では、プロフィール写真の写りに関して意識すべき3つのポイントをお伝えしていきます。
結婚相談所で人気が集まりやすいのは、キリッとした雰囲気の方よりも、「一緒にいて居心地が良い」「結婚生活が想像しやすい」といった穏やかな雰囲気を持った方です。お相手に穏やかな印象を持ってもらうためには、まず自然な笑顔を心がけることが大切です。男性にはとくに自然に微笑むのが苦手な方がいるため、カウンセラーと一緒に練習するのも方法の一つです。カウンセラーと笑顔の練習をしたときに、良い表情ができた場合はその場で写真を撮り、プロフィール写真の中の一枚として掲載してもらうこともあります。
また、穏やかな印象を与えられるような見た目にイメージチェンジする方法もあります。女性のイメージチェンジの方法としては、「前髪をつくってかわいらしい印象を与える」「白や淡いピンクや水色の服を着る」などが挙げられます。
穏やかに見える服装を意識することは大切ですが、あまりに似合っていないと、服に着られてしまい、その人の魅力が伝わらないケースもあります。そうしたときは、婚活で王道とされるコーディネート以外の服装を着ても構いません。
たとえば、女性の場合は淡い色の服を着る方が多くなっていますが、そうした色があまり好きではない場合は、顔周りが明るく見えるよう胸元が少し開いている服を着るのも方法の一つです。
また、男性の中には、普段スーツを着る職業に就いておらず、スーツの着こなしが不自然に見える方もいます。男性のお見合い写真はスーツを着用するのが鉄則ですが、スーツ以外の服を着て撮ったお写真を多めに掲載すると、自然体の魅力が伝わりやすくなります。
写真を撮るときはバストアップの写真だけではなく、ウエストが写るくらい引いて、やや斜めから撮ったお写真も掲載することをおすすめしています。バストアップの写真だと、顔の印象が強くなりすぎてしまい、顔の好みだけで選ばれやすくなるためです。また、お顔立ちによっては威圧感を与えてしまうこともあります。
結婚相談所での婚活において、見た目に関して男女ともに重視するポイントは清潔感です。とくに男性は自分では気を付けていると思っていても、お相手に不快な印象を与えてしまい、お断りにつながるケースも少なくありません。
たとえば、爪の切り忘れやヒゲの剃り残し、貧乏ゆすり、体臭などは、女性からの指摘が多いポイントです。服を洗濯するかしないかを迷ったときに、汗をかいたかどうかで判断していないでしょうか。また、部屋の換気を十分に行っていないことで臭いがこもり、部屋の臭いが服についてしまうケースもあります。
そのほか、スマホやお財布といった持ち物がボロボロだったことが気になったと話していた方もいました。ちょっとした心がけで変えられる部分だからこそ、日常の小さなことから意識していきましょう。
結婚相談所での婚活において見た目は重要ですが、結婚相手にふさわしいかどうかを判断する最後の決め手は、お人柄です。お見合いを終えて仮交際に入ってからはとくに、ちょっとした物言いや言葉遣いに気を配ることが重要になってきます。
以下では、結婚相談所の婚活において、見た目以外に意識すべきことをお伝えしていきます。
自分にも他人にもネガティブな表現をするのはやめましょう。謙遜のつもりかもしれませんが、自分を卑下しすぎると頼りなく見えて「この人と一緒に生活しても大丈夫かな?」と不安に思われてしまうこともあります。「仕事が好きじゃない」「友達が少ない」といった周囲の環境に対するネガティブ表現も、お相手に良い印象を与えません。
また、自分の家族についての話題が出たときに、まだそれほど親しくない段階で「あまり仲が良くない」などと話すのもやめましょう。「ご家族とはよく会っているの?」と聞かれたときは「仕事が忙しくてなかなか会えないんだ」などと理由を添えて伝え、何らかの家庭の事情がある場合も、伝えるタイミングを吟味することが大切です。お相手に対して言いにくいことを伝える伝え方やタイミングについて悩んだときはカウンセラーに相談するのも方法の一つです。
何気なく使っている言葉の中に、誤解を招くような表現はないでしょうか。
たとえば、「マイペース」という言葉は「物事をゆっくり考えるタイプ」という意味合いもありますが、「こだわりが強く、お相手に合わせられない」といった印象を与えてしまう可能性もあります。また、「几帳面」という言葉も「他人の適当さに厳しい」とネガティブに捉えられてしまうこともあるでしょう。
結婚相談所で活動している場合は、担当するカウンセラーにプロフィールを読んでもらい、どんな印象を受けたかの感想を聞いてみるのも方法の一つです。
結婚相談所での婚活において、見た目は印象を左右する重要な要素の一つです。見た目は価値観とは違い、意識すればすぐに変えられる部分でもあります。出会いの可能性を広げるためにも、身だしなみや自分に似合う服装、笑顔でいることなどを心がけましょう。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)