結婚相談所を選ぶときは、結婚できる確率ができるだけ高い相談所を利用したいものですよね。結婚相談所でよく使われる言葉の一つに「成婚率」がありますが、成婚率は結婚できる確率を厳密に表したものではないため、注意が必要です。
この記事では、結婚相談所ツヴァイのカウンセラーへのヒアリングをもとに、結婚相談所の成婚率の定義と結婚相談所を選ぶポイントについて解説していきます。
成婚率とは、結婚相談所で活動していた会員様が結婚相手を見つけて、結婚相談所を退会した割合のことを指します。ただし、成婚率の定義や計算の仕方は結婚相談所によって異なるため、各相談所での結婚しやすさを、成婚率だけで判断しないほうが良いでしょう。
成婚率の定義は、結婚相談所ごとに異なります。以下は、大手結婚相談所5社の成婚率の定義です。
・ツヴァイ 活動中にご結婚、またはご結婚の意思を固めてツヴァイでの婚活を終えること
・IBJメンバーズ 婚約(プロポーズ)
・パートナーエージェント 交際中のお二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること
・オーネット 具体的な定義なし
・ゼクシィ縁結びエージェント 交際中のおふたりが結婚の意思を固めて婚活を終了すること
・エン婚活エージェント 婚活を視野に入れて真剣なお付き合いをしていくことを決めた状態
成婚の定義を「交際中の二人が結婚を前提とした交際をすること」としている相談所もあれば、「婚約」としている相談所もあり、成婚率の定義に大きな違いがあります。このように成婚の定義が異なると、これをもとに算出する成婚率にも違いが出てきてしまうことがおわかりいただけるでしょう。
(2023年12月14日調べ 各社ホームページ参照)
成婚率の計算方法は、相談所によって異なります。
成婚率の計算方法の例としては、以下の3つが挙げられます。
A 年間の成婚退会者数÷在籍会員数
B 年間の成婚退会者数÷年間の総退会者数
C 年間の成婚退会者数÷年間の入会者数
Aは、特定の期間中に退会していった人の数がわかる計算式です。ただし、成婚の定義が「結婚を前提にしたお付き合いをするお相手が見つかった場合」とも考えられるため、実際に結婚に至ったかどうかはわかりません。
Bは、退会した人のうち、成婚退会した人の数がわかる計算式です。ただし、退会した人の入会時期にバラつきがあるため、年間の成婚率を示すには不十分といえます。
Cは、入会した人数に対して辞めていった人数を表しています。Cの計算式もBの計算式同様に、成婚退会した人の入会時期がわからないため、年間の成婚率を示すには不十分な計算式です。
また、これらの計算式に数値を当てはめてみると、成婚率の違いがわかります。たとえば、会員数300名の結婚相談所で、そのうち30名が成婚退会、成婚以外の理由で退会した人が30名、入会者が40名とすると、A~Cの成婚率はそれぞれ以下のようになります。
A 30÷300=10%
B 30÷60=50%
C 30÷40=75%
このように、計算方法が異なると、成婚率に大幅な違いが出ることがわかります。結婚相談所によっては計算方法を明らかにしていないケースもあるため、成婚率だけで結婚しやすさを判断するのは難しいと言えるでしょう。
それでは結婚相談所を選ぶときには、成婚率以外にどんなことに気を付けて選べば良いのでしょうか。以下では、結婚相談所を選ぶポイントについてお伝えしていきます。
会員数が多ければ多いほど、出会いの幅が広がります。出会いの幅を広げたければ、会員数の多い相談所を選ぶと良いでしょう。
SNSやGoogleのレビューをはじめとした、インターネットの口コミを参考にして、結婚相談所を選ぶのも方法の一つです。インターネットの口コミには、実際に結婚相談所を利用した人の感想が書かれています。中には、各社が依頼した「サクラ」による口コミが含まれていることもありますが、一定の傾向を掴むには役立ちます。
結婚相談所のメリットの一つは、カウンセラーからのサポートが受けられることです。ただし、カウンセラーとの相性が悪く、カウンセラーの言うことに聞く耳を持てないと、結婚相談所に入会するメリットが半減してしまいます。そのため、相性の良い店舗やカウンセラーを見つけることが大切です。
各結婚相談所では、無料カウンセリングを行っています。無料カウンセリングでは、店舗にて、担当者が結婚相談所での婚活の進め方やサービス内容について無料で説明します。結婚相談所ツヴァイの無料カウンセリングでは、実際に婚活で使うデータベースを使用して、希望条件に合う人がどれだけいるかを調べることも可能です。
結婚相談所でできるだけ早く成婚するためには、結婚相談所選びだけではなく、ご自身の努力も不可欠です。以下では、結婚相談所で成婚するためにすべきことをお伝えしていきます。
結婚相談所で成婚するためには、まずは積極的に行動することが大切です。自分からお申込みをするのはもちろん、お相手からお申込みが来たときもできるだけ選り好みをせず、お見合いの数を重ねていきましょう。たくさんのお相手にお会いすると、出会いの幅が広がり、「自分はどんなお相手が好きなのか」「どんな結婚生活をしたいのか」といった自分の軸が強まることにつながります。
婚活でお相手にお会いするだけではなく、お会いした人の印象を振り返る習慣をつけましょう。お相手について良かったところ、あまり良くないと感じたところを振り返ると、自分自身の好みや理想のお相手像を明確にできるためです。また、「他人のフリ見て我がフリ直せ」ではありませんが、他人の行いを通して自分自身を見つめ直す機会につながります。お見合いを単なる「出会いの場」として捉えるのではなく、「気づきの場」としても活かすことが大切です。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)