結婚相談所で会った人と何人目ぐらいで結婚を決断すべき?

結婚相談所での活動は「結婚したい」と思える人に出会い、実際に成婚退会するまでのことを指すので、大前提として活動期間はその人によって違います。つまり「結婚相談所で会った何人目の相手と結婚すべきか?」という答えを探ろうとすること自体が、ズレてしまっています。とはいえ、他の人はどれくらいの人数お見合いをしているのか? その数が気になってしまう気持ちもわかります。


《目次》

  1. 1.何人目ぐらいで結婚を決断すべきか?
  2. 2.36.8%の法則
  3. 3.成婚者は何人お見合いや交際しているのか
  4. 4.お見合い回数
    • 男性
    • 女性
  5. 5.交際人数
    • 男性
    • 女性
  6. 6.何人目くらいで結婚を決断すべきか
    • ポイント1 「もっといい人がいるかもしれない」という発想を捨てる
    • ポイント2 カウンセラーのアドバイスを素直に聞く
  7. 7.仮交際の注意点
    • 男性は2人、女性には3人を推奨
    • デートのはしごはしない
  8. 8.何人目で結婚するかというよりも自分が納得いくまで活動を続けることが大事

1.何人目ぐらいで結婚を決断すべきか?

婚活は自問自答の活動であり、自分が満足いくまでお見合いを続けるのが定説です。この記事では、一般的に言われている数学的戦略や、仮交際の注意点、最短ルートで成婚退会するために必要なことなどを実際、長年会員に寄り添って婚活をサポートしているカウンセラーに教えてもらいました。

2.36.8%の法則

まず紹介したいのが、数学者マーチン・ガードナー氏が提唱する「36.8%の法則」です。結婚相手を探すにあたって10人の相手とお見合いする場合、10人を一度に集めてその中から結婚相手を見つけるのは不可能です。そこで、1人ずつ順番にお見合いしていくわけですが、その都度、そのお見合い相手と関係性を深めるか、次の相手に移行するかを選ばなければなりません。最後まで誰も選択しなかった場合は、自ずと10人目の相手と結婚するということになります。10人全員とお見合いしてから「やっぱり3番目の人がよかった」と選ぶことはできませんよね。

そこで、そのルールのもと結婚相手を決めなければならないとしたら、一体何人目の相手を選択するのがベストな選択になるかということを、数学的に解明したのが「36.8%の法則」です。つまり、候補者全体の36.8%を超えないうちはお見合いを続けるのです。10人とお見合いする場合、1人目から3人目までの相手のことは問答無用でお断りをして、3人の中で一番よかった人を基準にします。そこで、4人目以降の人で、決めた基準より上回る人がいたらその人を選ぶ。その人こそ、あなたに合う結婚相手という法則です。これは婚活に限らず、就職試験でも採用されています。では結婚相談所でのお見合いは、実際のところどうなっているのでしょう?

3.成婚者は何人お見合いや交際しているのか

2023年に日本結婚相談所連盟から発表された「成婚白書」によると、成婚者の平均お見合い回数と交際人数は下記の通りです。

4.お見合い回数

男性

年代 お見合い回数
20-24歳 4.5回
25-29歳 7回
30-34歳 10回
35-39歳 12回
40-44歳 12回
45-49歳 12回
50-54歳 13回
55-59歳 11回
60歳以上 8.5回

女性

年代 お見合い回数
20-24歳 6回
25-29歳 8回
30-34歳 9回
35-39歳 10回
40-44歳 11回
45-49歳 10回
50-54歳 10回
55-59歳 10回
60歳以上 8回

5.交際人数

男性

年代 交際人数
20-24歳 2.5人
25-29歳 3人
30-34歳 4人
35-39歳 5人
40-44歳 5人
45-49歳 5人
50-54歳 5人
55-59歳 5人
60歳以上 4人

女性

年代 交際人数
20-24歳 3.5人
25-29歳 3人
30-34歳 4人
35-39歳 4人
40-44歳 4人
45-49歳 4人
50-54歳 4人
55-59歳 4人
60歳以上 4人

6.何人目くらいで結婚を決断すべきか

紹介した数字は、あくまでも2022年にIBJネットワーク内で成婚した11,269名の成婚者データなので、活動の地域によっても変わってきます。

そして、われわれカウンセラーが実際にアドバイスをする際、具体的な人数を言うと会員さんが焦ってしまうので、あえて人数は申し上げません。実際のところ、何度もお見合いして、何人もの方と交際した結果、みなさんご成婚されているのです。では、成婚退会するにあたって何に気をつければよいのかというポイントを紹介します。

ポイント1 「もっといい人がいるかもしれない」という発想を捨てる

初めてカウンセリングをする際、まずお伝えするのが「もっといい人がいるかもしれない」という発想を捨てることです。はっきり申し上げると「もっといい人がいるかもしれない」と思って活動を続けても、実際「もっといい人」に出会えることは、ほぼありません。だからこそ、仮交際に入ったら、その人とのご縁を大事にして、真摯に向き合ってお付き合いをすることを推奨しています。「もっといい人がいるかも」と思いながら、活動を続けるほど、活動期間は長くなると思っていただきたいです。

ポイント2 カウンセラーのアドバイスを素直に聞く

私たちは先方のカウンセラーと連絡を取り合っているので、会員の方とお相手の気持ちが同じ場合「積極的に行きましょう」と言いますし、ちょっと厳しい場合「こちらはすごく前向きなんですけど、ご本人様のお気持ち教えてもらえませんか」と確認します。

そこで、なかなか返事が来ないときは、厳しいそうだと判断をしています。そんなふうに先方のカウンセラーとのやりとりで判断しながら、会員様にアドバイスしているので、カウンセラーのアドバイスを素直に聞ける方は成婚退会の可能性が上がります。

特に男性は「この人だ」と思ったら、女性の気持ちを考えずに暴走してしまう人が多いので、「必ずお相手の温度感を見てください」と伝えています。

7.仮交際の注意点

仮交際とは同時進行でお付き合いができる状態ですが、気をつけていただきたいことがいくつかあります。

男性は2人、女性には3人を推奨

仮交際で同時進行する人数ですが、「男性の場合は2人まで。女性の場合、3人まで」をオススメしています。仮交際中、1番のタブーは名前を間違うことです。いくら同時進行がルールー的にOKとされているとはいえ、名前を呼び間違えられたら一気に気持ちも冷めてしまいますよね。

また、仮交際に入ったら、できれば1週間に1度お会いしていただきたいので、物理的にそれが可能な人数というと男性の場合2人、女性の場合3人程度だろうということで、設定しています。

デートのはしごはしない

午前中にお見合い、午後に仮交際の方とデートというのは大丈夫ですが、午前と午後でデートをはしごするのはオススメしません。お見合いは1時間と決まっていますが、デートは盛り上がったら、2時間のつもりが長くなるということも考えられます。柔軟な対応ができるようにしておくためにも、1日に仮交際の方2人とデートをするのは避けていただきたいです。

8.何人目で結婚するかというよりも自分が納得いくまで活動を続けることが大事

結婚相談所で何人の方とお見合いをして、何人目で結婚しているのかということは、すごく気になるテーマだと思いますが、本来の目的は「自分の結婚相手を見つけること」です。

その目的達成にあたって、自分で勝手に人数を決める必要はありません。後悔しないように自分が納得いくまで活動を続けていただくのが大事です。中には、なかなかお相手に巡り会えず、退会を検討される方もいらっしゃいます。

その際は、「退会したら相談所に入会する前の生活に戻るだけです。相談所での活動を続けていれば、1人でも1パーセントでも、結婚できる可能性がありますよ」とお伝えしています。諦めたり、退会するのは簡単ですが、試行錯誤しながらも活動を続けていれば、きっとチャンスが巡ってきます。

覚えておいていただきたいのは1人じゃないということです。目的を見失わず、自分と向き合う方へ、われわれカウンセラーは全力でサポートさせていただきます。遠慮せずにどんな些細なことでも質問をしたり、不満に思う部分をぶつけてほしいと思っています。二人三脚で活動できるのが結婚相談所の強みなので、どんどん活用してください。

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