結婚相談所への入会を検討している方の中には、
「結婚相談所では何歳くらいの人が活動しているの?」
「20代から入会するのは早すぎる?」
「結婚でモテる年齢はあるの?」
といった疑問を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
結婚相談所では30~40代の方が数多く活動されていますが、数が多いからと言って、必ずしも成婚しやすいというわけではありません。また、年齢ごとに婚活で意識すべきポイントも異なります。
この記事では、結婚相談所ツヴァイのカウンセラーへのヒアリングをもとに、結婚相談所で人気が集まりやすい年齢や、年齢別の婚活ポイントなどをお伝えしていきます。
厚生労働省が令和2年に発表した「人口動態調査 人口動態統計」によれば、結婚した男性の平均年齢は33.5歳、結婚した女性の平均年齢は31.4歳でした。年齢差の平均は2歳になっています。
平均婚姻年齢(夫) | 33.5歳 |
平均婚姻年齢(妻) | 31.4歳 |
平均婚姻年齢(初婚夫) | 31.0歳 |
平均婚姻年齢(初婚妻) | 29.5歳 |
平均婚姻年齢差(全婚姻) | 2.0歳 |
平均婚姻年齢差(初婚) | 1.5歳 |
年齢によって置かれている立場や人気の集まりやすさが違う以上、婚活において気を付けるべきポイントも異なります。以下では、20代、30代男女の婚活のポイントをそれぞれお伝えしていきます。
20代男性の婚活のポイントは、無理して背伸びをしないことです。
女性の中には、自分が年上であっても、男性側にリードしてもらいたいと考える方もいます。しかし、20代男性は30代以降の男性と比べて、どうしても社会経験が少なくなりがちで、女性を満足させられるようなリードができないこともあります。そうしたときに無理して背伸びしたうえで失敗すると、かえってお相手をガッカリさせてしまったり、女性を落胆させまいと頑張りすぎて疲れてしまったりするケースもあるため、「今の僕はこれが精一杯です」などと、早めに伝えることも大切です。
ちなみに、20代男性は、30代以降の男性よりも、どうしても年収が低い傾向があります。女性側もそのことを理解したうえで、将来性を見てくれるため、20代のうちは年収の低さをそれほど気にする必要はありません。
20代女性は、男性からの人気が集中しやすい年代です。同世代の男性はもちろん、若い女性を好む年上男性や、子どもを持つことを希望していて「少しでも若い女性がいい」と考える男性からのお申込みが集まりやすいためです。
人気が集まりすぎると「もっといい人がいるのではないか」と考えて、なかなか一人に絞り込めない状況に陥りやすくなります。「〇歳までに結婚したい」という目標がないのであれば、自分が絶対に譲れない条件は何かを見極めるために時間を使っても構いませんが、婚活をズルズルと続けるのは考えものです。
過去のお見合いを定期的に振り返りながら、自分の理想の結婚生活やお相手像をできるだけ早く見つけ、お相手を絞り込めるように努めましょう。
30代男性は、年齢的にモテる傾向があります。
お見合いがたくさん成立する分、「この人は合わないから、別の人に会ってみよう」と切り替えが早くなってしまい、気づけば仮交際に進まず、お見合いばかり繰り返してしまう人も少なくありません。その結果、モテるにもかかわらず、婚活へのモチベーションが下がる「婚活疲れ」に陥ってしまう可能性もあります。
お互いに知らないところからスタートするため、「ちょっと合わないかも?」と思っても2~3回は会い、お相手を深く知ろうとすることが大切です。
一方で、30代男性であっても、お見合いがなかなか成立しない方もいます。マッチングしにくい場合は、「お相手に対する希望条件を広げてみる」「自分から積極的にお申込みをする」など、カウンセラーと相談しながら、お見合いにつながるような改善点を見つけていきましょう。
より詳しい項目については、この先の「#年齢を問わず、たくさんの方と出会うためにすべきこと」で解説しています。
30代女性は、30代前半か30代後半かによって、大事にすべきポイントが異なります。
30代前半の女性は、年齢的に、プライベートとキャリアのどちらに比重を置くかをまだ決めかねている方が多くなっています。自分自身でもどうしたいかがはっきりと決まっていない分、お相手への希望を柔軟に変えられる人が多い印象です。
たとえば、年収が高いお相手が見つからなかった場合は、「私が働いて世帯年収を上げればいい」などと、結婚相手を軸にして自分の将来を考え直すこともできます。結婚相手をひとまず見つけたいと考えている場合は、お相手に対する希望条件を広げ、いろいろな人に出会う中で、自分の人生の軸を見つけていくと良いでしょう。
一方で、30代後半の女性には、これまでにキャリアを築いてきた方も少なくありません。一定の年収もあるため、希望条件に当てはまるお相手が見つからなければ、無理に結婚しなくてもいいと考える方もいます。
どうしても結婚したい事情があれば話は別ですが、自分の生活や希望を変えてまで結婚しなくてもいいと考える方は、自分の譲れない条件をしっかりと洗い出し、納得いくまでお相手を探してもらうことが大切です。
これまで年齢別の婚活のポイントについてお伝えしてきましたが、出会いがない場合に試すべきことは年齢に関係なく共通しています。以下では、結婚相談所でたくさんの方と出会うためにすべきことを解説していきます。
結婚相談所で活動していて「いい出会いがない」と言う人の多くは、自分からお申込みを積極的にしていません。お申込みをしない理由は「どういう人にお申し込みをすれば良いかわからない」というものや、「お断りされるのが怖い」といったものなど、さまざまですが、何の行動も起こさないままでは、月会費と時間が無駄になってしまいます。
自分からお申込みができない事情がある場合は、まずカウンセラーに相談しましょう。婚活のプロ目線からのアドバイスをもらうことで、自分では思いもよらなかった解決策が見いだせる可能性があります。
自分から積極的にお申込みをしていても、好みがあまりに偏っていると同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。たとえば、「気づけばショートカットの人にばかりお申込みをしている」「お申込みをした方はみんなピンクの服を着ていた」なんてことはないでしょうか。
自分の好みのお相手にお申込みをするのは問題ありませんが、どういう人が好きなのかを意識できていないと、知らず知らずのうちにお相手の条件を狭めてしまうかもしれません。カウンセラーとの面談の際に、過去にお申込みをした人の特徴を振り返るなどして、自分の好みを定期的に掘り下げて考えてみましょう。
良いお相手が見つからない場合は、お相手に対する希望条件を広げてみましょう。ただし、対象を完全に変える必要はありません。
たとえば、身長が170cm以上の方を探していた場合、169㎝の方は検索結果に表示されなくなってしまいますが、165cm以上で検索した場合は169cmの方と出会える可能性が増えます。通勤の関係で、同じ都道府県の方に絞っていることもあるかと思いますが、地域によっては同じ都道府県内よりも隣の県に住んでいる人のほうが立地的に近いというケースも考えられるでしょう。
このように、条件を広げたうえでプロフィールを細かく見ていくと、希望条件に限りなく近いお相手が見つかることがあります。
結婚相談所でお見合いに進めるかどうかは、プロフィールの内容で決まります。プロフィールの中でも、お写真はお相手に与える印象を大きく左右する要素です。
結婚相談所では、結婚生活をイメージできるような穏やかな印象を持った方に人気が集まりやすい傾向があります。そのため、「自然に微笑んでみる」、女性は「淡い色の服を着てみる」といった工夫をすると穏やかな印象になり、多くのお相手からのモテにつながることもあります。
自分が好きになれない自分を、誰かに好きになってもらうのは無理があると思いませんか。
年収や年齢、容姿といった条件がとくに優れているわけではなくても、「一緒にいて居心地が良い」「笑顔が素敵」といった、自分の自慢できるポイントを探してみましょう。どうしても自分の良いところが見つからなければ、自分磨きをして自信をつけるのも方法の一つです。
いずれにしても、お相手に好きになってもらいたければ、まずは自分が自分を好きになることが大切です。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)