年収700万というと、どんなイメージを持っているでしょうか? 比較的年収が高いと思われる方が多いと思います。実際のところ結婚相談所に登録している人はどれぐらいの年収なのか気になりますよね。
結婚相談所において年収が700万の男性は、どれぐらいいらっしゃるのか、どうすれば年収700万の男性と結婚できるのか、希望年収を決めるときの注意点などについて、長年会員に寄り添って婚活をサポートしているカウンセラーに教えてもらいました。
まず、2023年国税庁が発表した給与所得者の平均給与は男性567万円です。あくまでも全国平均なので、都心か地方にお住まいかによっても実際の数字は変わってきます。年収700万円というと、平均より100万以上高いことがわかります。また年齢階層別に見ると下記の通りです。
20〜24歳 288万
25〜29歳 394万
30〜34歳 485万
35〜39歳 580万
40〜44歳 635万
45〜49歳 676万
50〜54歳 707万
55〜59歳 697万
60歳以上 520万
中央値ではないので年収が高い人が平均を上げていることにご注意ください。
続いて、実際結婚相談所で活動している男性の年収データを紹介します。2023年12月時点では下記の通りです。
300万以下 3.6%
300万〜400万 11%
400万〜500万 19.6%
500万〜600万 19.6%
600万〜700万 15%
700万〜800万 10.1%
800万〜900万 6.3%
900万〜1000万 3.7%
1000万以上 11.1%
年収700万台の方は10.1%、700万以上の方というと31.2%なので、ざっくりいうと、3人に1人が年収700万以上あるという結果になり、相談所に登録している方の年収が高ことがわかります。
世間的には、結婚相手に求める年収は500万以上が相場と言われていますが、女性の年代やお子さんを望んでいるかによっても変わります。30代前半の謙虚な方だったら、400万ぐらいを求める方が多いです。30代の女性で、お子さんを望んでいる場合、「産休・育休の期間は、1人で頑張ってもらいたいので、男性1人で年収700万ぐらいあると嬉しい」というお声はよく聞きます。
また「港区のタワーマンションに住みたい」という方もいらっしゃいますし、住む場所にはこだわらないという方もいらっしゃるので、希望される年収は人それぞれです。
そもそも「希望年収」とひとことで言いますが、何を基準に考えるべきかなのか。金額を設定する上で考えてもらいたい点を紹介します。
まずはご自身で、どういう結婚生活を望んでいらっしゃるか、どういう人生をおくりたいかということを考えていただきたいです。結婚後もお仕事を続けたいか、お子さんが欲しいか欲しくないか、もし妊娠できなかった場合、妊活も視野に入れているか。効率的な婚活を進める上で、大事なステップになります。
どういう生き方をしていきたいかを考えたら、その希望にどれぐらいのお金が必要なのか考えてみましょう。「タワーマンションに住みたい」「自分たちの持ち家がほしい」となると、年収は高い方がいいですし、こだわらなければ、住宅費は抑えられます。
また、なかなか妊娠の機会に恵まれなかった場合、不妊治療をするかどうかで必要なお金は変わってきます。
またお子さんが生まれて、子どもの教育を考えたときに、ご自身が中高一貫の私立の学校に行ったから、子どもに同じような教育環境を整えたいと考える場合、年収は高い方が選択肢は増やせます。
1年単位の年収ではなく、生涯でその人が稼ぐ生涯年収で考えることも大事です。
たとえば50歳で年収1000万の方が、65歳まであと15年働いた場合、1億5000万円稼ぎます。一方35歳で年収500万の方が65歳まで30年と働くと、金額は同じ1億5000万円なんです。一見年収1000万の50歳のほうが多くもらっているように見えますが、単純計算すると一緒なんです。もちろん退職金などを加味すると話は変わるので、一概には言えませんが、長い目で考えることも大事です。
年収700万の男性にどんな特徴があるかというと、実際にカウンセリングなどを通して、他の男性と違いがあるかというと、特に大きな特徴はありません。
ただ客観的なデータとして「年収と持ち家率」に興味深いデータがあります。総務省が発表した統計データ(2020年度)で、「年収500〜700万未満」の持ち家率は72.2%、「700万円~1000万円未満」は79.6%と約8割、「1000万以上」は8割を超えています。
年収が高ければ高いほど人気会員であることは確かなので、選ばれるための努力が必要です。では、どうすれば年収700万の男性と結婚できるでしょうか。年収700万の男性は、専業主婦というよりも、女性にも働いてほしいという方が多いです。自分と同じくらいの年収を求めることは少ないですが、それなりに稼いでいる方なので仕事に対しての熱量は高めでしょう。そこで紹介するポイントがこちら。
人気会員ということはライバルも多いのが結婚相談所。その方たちと差をつけるためには、なんといっても写真が大事です。明るく笑顔で、パステルや白など明るい服装のほうが印象はよく見えます。今は、パーソナルカラー診断や骨格診断など、自分に合った色やスタイルを調べることができるのでそう言ったものを活用して写真を撮るといいでしょう。
仕事に対しての熱量が高いということを踏まえて、自立している女性をアピールしましょう。年収700万円の男性に限らずですが、仕事に支障をきたすような女性はどなたも敬遠したいと思うもの。特に年収が高いと、「養ってもらいたい」という女性が近寄りやすいのも事実です。そこで「自分もしっかり仕事を頑張ります」「社会と接点を持っています」「男性におんぶに抱っこじゃないです」ということがわかるようなプロフィール文は好印象を与えられます。
中には、専業主婦になってほしいという方もいらっしゃるので、「仕事を続けていきたいと思っているけれども、将来の働き方はお相手の方と相談して決めたいと思います」というように柔軟性をアピールするのもいいです。具体的な仕事内容を書いて、「今はこんなことを頑張っています」というように、仕事に対してポジティブな姿勢で働いていることを伝えられるとよいでしょう。
どうすれば年収700万の男性と結婚ができるかということを紹介しました。冒頭で紹介したように、ツヴァイとIBJグループの結婚相談所に登録している男性の、3人に1人が年収700万以上の男性です。日常で年収700万の男性を探そうとすると難しいので、まずは相談所に入会することが、年収700万の男性と結婚する近道だと言えます。
ただ、人間は欲張りなので、「年収は高ければ高いほどいい」と考えてしまいがちですが、まずは自分がこの先どんな結婚生活や人生を歩んでいきたいかをしっかり考えて、それに見合う希望年収を設定しましょう。
また、希望年収を「700万以上〜」で検索している限り、年収が600万以下の男性は一切引っかからないということになるので、どれだけあなたにピッタリの性格や価値観をもつ理想の男性でも出会えないということは覚えておいてください。
お相手に求める条件のうちのひとつが年収ということは忘れず、幅を持たせて検索する方が、いろんな方と出会えるチャンスが増え、成婚退会にも繋がりやすいです。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)