結婚相談所で素敵なお相手と出会い順調に交際が進んだら、「キスをしたい」と思うのは自然な流れです。しかし、結婚相談所で出会ったお相手とのキスは、一般的な恋人とのキスとは違った注意点があります。
この記事では、結婚相談所で出会ったお相手と交際中にキスしてもよいのか、またキスのタイミングなどについて詳しく解説します。
まず、結婚相談所での交際におけるキスの基本的な考え方について見ていきましょう。
結婚相談所での交際には「仮交際」「真剣交際」の2つの段階があります。
仮交際は、結婚を前提としてお付き合いするかを見極める期間で、複数人と並行して交際してもよいとされています。一方、真剣交際は双方の同意のうえ結婚に向けてお付き合いする期間で、複数人と同時並行での交際は禁止されています。
多くの結婚相談所では、キスは仮交際中でも真剣交際中でも規約違反になりません。しかし、仮交際はまだ複数人の異性とデートなどのコミュニケーションをしている段階であり、お相手は交際を続けるか決めかねている場合もあります。また、遊び慣れている印象を与えてしまったり、お相手の心の準備ができておらず驚かせてしまったりするかもしれません。さらに、他の仮交際中のお相手に失礼だという考えもあり、倫理的にもマイナスにとらえられる可能性があります。交際終了やトラブルにつながる可能性もあるため、真剣交際に至るまではキスをしないほうが無難です。
なお、成婚前の性交渉・同棲・泊まりがけの旅行といった「婚前交渉」に関しては、トラブルを防ぐために厳しいルールが設けられています。 ペナルティや成婚料の支払いをしなければいけない場合もあるため、結婚相談所のルールをしっかり守りましょう。
結婚相談所で出会ったお相手との婚前交渉については、以下の記事で詳しく解説しています。
「結婚相談所で婚前交渉はバレない?禁止の理由やリスクについてご紹介」
真剣交際がスタートしてから何回目のデートであればキスをしてもよいのか、その明確な答えはありません。では、どのようにそのタイミングを見極めればよいのでしょうか。
結婚相談所の会員は真剣に結婚を考えているほうが多く、キスについても慎重にとらえているケースが少なくありません。真剣交際中であっても、いきなりキスすると軽い印象や強引な印象などマイナスなイメージを与えてしまう場合があります。逆に、お相手との信頼関係ができるまで待つことで誠実な印象を与えられ、スムーズに成婚できる可能性が高まります。
信頼関係ができている場合のサインの例は以下のとおりです。
もし信頼関係がまだできていない場合は、デートを重ねて親密度を高めることを優先するとよいでしょう。一緒にいる時間が増え、お互いの距離が近くなっていけば、キスをするタイミングが自然にやってきます。
初めてのキスは、カップルにとって大切なものです。ベストなタイミングを見極め、二人の距離が縮まる思い出深いキスにしましょう。
デートの別れ際は「お相手との別れが寂しい」「もう少し一緒にいたい」という思いが高まるため、キスをする雰囲気が盛り上がりやすいタイミングです。デート中の手をつなぐなどのスキンシップが好感触だったか、見つめ合う時間が多かったかなど、キスをしても受け入れてもらえそうかをその日のお相手の反応から判断しましょう。
きれいな夜景や夜の公園などはロマンチックな雰囲気があり、キスしやすいムードを自然に作れます。夜景に見とれているときや公園のベンチでゆっくりしているときなど、会話が途切れたときはキスをしやすいタイミングです。
人目が多い場所でキスをすることに抵抗のある人は多いので、人通りが少ない場所、またはどちらかの家や個室の飲食店、車の中、カラオケボックス、夜の観覧車といった2人きりになれる場所を選ぶのがおすすめです。
キスをする際には、唇の状態やお口のにおいに気を配るのが大切です。ぜひ対策をしておきましょう。
せっかくムードが盛り上がっていても、キスするときに唇が荒れていたり、口のにおいが不快であったりしたら、お相手にマイナスな印象を与えてしまいます。リップクリームをこまめに塗るようにする、デート前は歯磨きを念入りにする、息の臭いを抑えるタブレットやマウスウオッシュを持ち歩くなど、日頃からしっかりケアをすることが大切です。
また、普段からお手入れをしていても、デート中に中華や焼肉、にんにく料理などを食べると臭ってしまう場合もあるため、なるべく避けるようにしましょう。
結婚相談所での交際中によくあるキスに関する疑問について解説します。
「デートを重ねて信頼関係もできているのにお相手がキスをしてくれない」と悩む女性もいます。しかし、男性は結婚相談所からスキンシップに慎重になるようアドバイスを受けていたり、そもそも積極的にキスをすることが苦手だったりする場合もあります。
そうした場合、女性からキスをするのは問題ありません。信頼関係ができていると感じたら、思い切って女性から積極的に行動することをおすすめします。自分からキスをするのが難しい場合は、ボディタッチをしたり、2人きりのときに男性の目を見つめたりして、キスのきっかけを作ってみましょう。
真剣交際に発展したとしても、どうしてもキスがためらわれることもあるでしょう。その場合は無理にキスをする必要はありません。「まだ心の準備ができていない」「恥ずかしい」といった理由を伝えて誠実に対応し、お相手を傷つけないように配慮します。その後お互いの信頼関係が高まれば、自然とキスをしたいと思えるようになる可能性は充分にあります。
もし、「交際を続けてもキスをしたいと思えそうにない」といった場合は、別れることも選択肢の一つです。
結婚相談所での交際中のキスは、真剣交際に進んでお互いの信頼関係ができてからすることをおすすめします。結婚について真剣に考えている人が多い分、関係性が浅いうちのキスはイメージダウンやトラブルにつながりかねません。焦らずに信頼関係を築き、タイミングを見極めましょう。
また、キスをする際はキスに適したシチュエーションを選ぶこと、唇や口臭のケアをしっかりすることも忘れないようにしましょう。
お相手とのたった一度の初めてのキスを長く記憶に残る素敵な思い出にするために、ぜひこの記事を参考にしてください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)