結婚相談所で出会った人へのプロポーズには、いわゆる恋愛結婚におけるプロポーズとは異なる配慮や気配りが必要になります。では、具体的にどのようなことに注意すればよいのでしょうか。
ここでは、プロポーズまでの交際期間やタイミング、成功させるためのポイントなどを詳しくご紹介します。
恋愛結婚での「プロポーズ」と結婚相談所の「プロポーズ」では、意味合いが少し異なります。
一般的な恋愛結婚のプロポーズでは、男性(もしくは女性)がお相手に求婚をする意味でプロポーズをおこないます。一方、結婚相談所のプロポーズは交際期間の一つの区切りという意味合いも含まれています。
そもそも結婚相談所とは、結婚を前提としたお相手探しや、結婚に結び付ける交際をおこなうための場所です。そのため「求婚」ではなく、それまでの交際に対する「けじめ」の意味が強くなります。
結婚相談所で出会ったカップルの場合、真剣交際のスタートからプロポーズまでの期間は3ヵ月程度が多いとされています。ゼクシィが2021年におこなった調査によると、恋愛結婚の交際期間が3年未満が多いため、結婚相談所では交際開始からゴールインまでの期間がかなり短くなっています。
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査 2021
前述のとおり、そもそも結婚相談所では結婚を前提として交際がスタートするため、プロポーズまでの期間を引き伸ばしすぎると、お相手に「結婚の意思がない」と思われてしまう恐れがあります。真剣交際のスタート後3ヵ月というタイミングは、その一つのリミットであると考えてもよいでしょう。
ただし真剣交際の期間は人それぞれであるため、無理に3ヵ月程度でプロポーズする必要はありません。お互いを尊重し、ときにアドバイザーに相談しながら適切なタイミングを見極めましょう。
プロポーズ成功後の流れは以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。
「結婚相談所での成婚とその後は?退会後に破談・別れを防ぐポイントもご紹介!」
お相手から自分との結婚の意思の確認がとれているかどうかは、プロポーズを成功させるためには大切です。会話のなかでお相手の意思がなかなか掴めない場合は、アドバイザーに相談してみるのもよい方法です。アドバイザーは双方の意思を把握しているため、お相手が結婚についてどう考えているのか、ある程度教えてもらうことができます。
結婚相談所で出会ったお相手であっても、恋愛と同じようにプロポーズの場所は大切です。プロポーズをした、してもらった場所やシチュエーションは一生の思い出に残ります。
プロポーズにおすすめの場所としては、
などが挙げられます。逆におすすめできないのは、
といったスポットです。
もちろん、お相手によってはテーマパークや居酒屋でも気にしない場合もありますが、そうした趣向はお付き合いのなかで把握する必要があります。お相手に喜んでもらうためにも、プロポーズする場所はしっかりと選ぶようにしましょう。
プロポーズに婚約指輪は必須ではないですが、やはり用意してあった方がよいでしょう。男性のなかには婚約指輪をそこまで重要ではないと考えている方もいますが、女性にとっては憧れるもの。思い出により華を添えるためにも、婚約指輪は是非用意してあげてください。
最近では、プロポーズ専用のリングもあるため、どうやって指輪を選んだらいいかわからなかったり、指輪のサイズがわからなくても問題ありません。
タイミングや場所と同時に考えなければならないのが、プロポーズの言葉です。
どのような言葉を添えてプロポーズをしようか非常に頭を悩ませると思いますが、一番大事なことは、「自分の気持ちを言葉で伝える」ことです。一生に一度のプロポーズです。勇気を出して気持ちを言葉にしてみるのもよい思い出になるかもしれません。
プロポーズをする前に両親へ挨拶を済ませてしまうのも一つの方法です。互いの親に挨拶をしておくことで、結婚に対する誠意を伝えられます。また、その際に結婚への具体的な考えを話してみるのも効果的です。「自分は結婚を見据えて交際をしている」というアピールにつながります。ただし、あまり先走りすぎるとお相手が引いてしまう可能性もあるので、その点は注意が必要です。
最後に、結婚相談所でのプロポーズに関するQ&Aをご紹介します。
今でも「プロポーズは男性がするもの」という風潮は根強く残っています。しかし、ある結婚相談所の調査では「女性からのプロポーズはあり?なし?」という問いに対し、9割の人が「あり」と回答した例もあります。この結果からも、多くの人にとって女性からのプロポーズは違和感のないものとなってきていることがわかります。
ただし結婚相談所によっては男性から女性へプロポーズすることをルールとしていることもあるため、結婚相談所のルールを確認するようにしましょう。
プロポーズの言葉とともに小さな箱を差し出され、そのなかにはダイヤモンドの婚約指輪がきらり…。映画やドラマでよく見かけるシーンですが、「プロポーズの際必ず婚約指輪が必要か?」と問われれば、その答えはNOです。
もちろん「婚約指輪が欲しい」と思う人もいるでしょうが、「結婚指輪があるから婚約指輪はいらない」と考える人もいれば、「婚約指輪を買うお金を結婚式の費用に回したい」と思う人もいます。婚約指輪が必要かどうかは人それぞれですので、事前にお相手に確認することをおすすめします。
勇気を出してプロポーズをしたものの断られてしまうケースもあります。結婚相談所での交際とはいえ人間同士の付き合いである以上、100%うまくいくとは限りません。プロポーズに失敗したらアドバイザーにその旨を報告して、今後についてアドバイスを仰ぎましょう。
ここまで、結婚相談所での出会いからプロポーズまでの流れと、プロポーズを成功させるためのタイミングなどをご紹介しました。
一般的なプロポーズと結婚相談所のプロポーズは違うと解説しましたが、一生を左右する大イベントであることに変わりはありません。ここでご紹介した内容を参考に、ぜひプロポーズを成功させて幸せなゴールインを目指してください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)