結婚相談所での婚活のゴールとなる成婚退会。しかし、成婚退会後に破局を迎えるカップルもいるため、退会後もいくつか注意しなければならないことがあります。
この記事では、成婚の定義や成婚退会後の流れ、成婚退会後に起こりやすいトラブルなどをご紹介します。また、成婚退会後のトラブルを未然に防ぐ方法も同時にご紹介します。
結婚相談所を利用する人たちは、成婚退会を目指して活動します。これが結婚相談所を利用した婚活のゴールです。
成婚退会は結婚相談所によって定義が異なります。成婚と聞くと入籍や婚約をイメージする人も多いでしょうが、どの結婚相談所でもそう定義しているわけではありません。結婚の意思を固めることを成婚と定義しているところもあれば、結婚に向けた真剣交際を成婚と定義するところもあります。
成婚率を参考にして結婚相談所を選ぶのなら、その結婚相談所が考える成婚の定義まできちんと理解してから選ぶようにしましょう。
以下の記事では、大手結婚相談所の成婚の定義について、より詳しくご紹介しています。
「「成婚の定義」って?成婚率だけではわからない、結婚相談所を選ぶ際のポイント!」
また結婚相談所ツヴァイでは、成婚退会後もサポートをおこなっています。
結婚相談所の成婚退会後から入籍までの一般的な期間は3~6ヵ月とされ、約8割のカップルがこの期間内に入籍をしています。では、この間に何をおこなえばよいのでしょうか。成婚退会後におこなうべきことを具体的にご紹介しましょう。
結婚の意思を持って成婚退会をしたあとは、まずお互いの両親への挨拶をおこなうカップルが多いようです。そこで両親に「結婚する」という意思を伝えることになります。
両家の顔合わせは、結納代わりにおこなわれるものと、結納前におこなわれるものがあり、結納前におこなわれる場合はその後の式の段取りなどを決めるケースが多くなっています。
また、婚約指輪もこのタイミングで準備することになります。
ただし、両親への挨拶や婚約指輪のプレゼントは成婚退会後にしなければならないルールはありません。タイミング次第では、プロポーズ後かつ成婚退会の前におこなってもよいでしょう。
会場の選定や当日の段取り、招待状の送付など、結婚式の準備には時間と手間がかかるものです。
マイナビウエディングがおこなった、結婚式を挙げたカップルを対象にしたアンケートでは、約半数が「6ヵ月前から準備をしていた」と回答しました。「1年前から準備をしていた」という回答も約25%を占めており、長期的な準備をするカップルが多い印象です。
出典:マイナビウエディング
https://wedding.mynavi.jp/contents/press/detail/post-98/
また、新婚旅行に行くのならその準備も必要です。結婚式の準備とハネムーンの準備が重なるとかなり忙しくなるので、スケジュール調整には気をつけましょう。
成婚退会後は、一緒に住むための部屋探しを、またお部屋が決まったら引越しもしなければなりません。時期によっては引越し業者の予約が取りづらくなるので、一緒に住む時期が決まっているのなら引越し業者は早めに押さえるようにしましょう。
また、婚姻届などの書類手続きもおこなわなければなりません。引越しに関わる転出・転入届も出さなければなりませんし、入籍によって名字が変わったら、以下のような登録の名義変更も必要になります。
これ以外にも名義を変えなければならないものはたくさんあります。なるべく早めに済ませるようにしましょう。
結婚相談所を成婚退会したからといってその後の入籍まで保証されるわけではなく、結婚の話が破談になる、破局を迎えることもあります。成婚退会後にお相手に何か隠していたことが発覚してトラブルに発展することもあります。
ここでは、成婚大会後に入籍までつながらない場合の理由や、成婚退会後に起こりうるトラブルなどをご紹介していきます。
人の気持ちは変わりやすいものです。一度「この人と結婚しよう」と決意しても、何かしらの要因でその気持ちが揺らぐこともあるでしょう。「もっと交際をしてお相手のことを今以上に知ってから入籍したい」となると、交際期間が長引くこともあります。そのなかでお相手の欠点が無視できなくなったり価値観が合わない部分が見つかったりすると、破局となってしまうことがあります。
お相手が隠していたことが成婚退会後に発覚し、破談や破局に向かってしまうこともあります。
その最たる例が借金です。額にもよりますが、ただでさえお相手に借金があるというのは結婚に二の足を踏む原因となるのに、それを内緒にしていたのではお相手からの信頼を失うことになります。消費者金融などからの借金だけではなく、車などのローンや奨学金ですら嫌がる人はいます。
また、持病の発覚もお相手の気持ちを揺るがせてしまうものです。隠すのではなく事前に伝える誠実さを持って結婚相談所を利用するようにしましょう。
成婚退会後に起こるトラブルのほとんどは未然に防げます。ここでは、成婚退会後のトラブルを避けるためにやるべきことを解説していきます。
結婚を決意したのなら、両親への挨拶は守るべきマナーの1つです。結婚は当人同士だけの話ではないため、やむを得ない理由がある場合を除いて、必ず両親に挨拶をするようにしましょう。
挨拶をしていなかったせいで、両親から結婚を反対されるようなリスクを避けるためにも、誠意のある振る舞いをする必要があります。
成婚退会後のスケジュールを明確に決めることでトラブルに発展する可能性を抑えられます。入籍までの段取りが決まれば、あとはその予定をこなしていくだけです。
などを具体的に決めていきましょう。
結婚相談所での活動は成婚退会がゴールです。しかし、それはゴールであると同時に結婚に向けたスタートでもあります。そこからの対応次第では、入籍までたどり着けないこともあります。
そうならないためにも、この記事でご紹介したような積極的な行動を意識することが必要です。一緒に退会したお相手のことを大切に考え、入籍までの道のりを歩んでいきましょう。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)