結婚相談所で身長にコンプレックスのある男性が婚活をうまく進める方法は？

かつて女性が男性に求める結婚の条件とされた「高年収」「高学歴」「高身長」の3高。今や死語になっている言葉ですが、なんとなく今も高身長の男性がモテるイメージはあるのではないかと思います。

1.身長にコンプレックスのある男性が婚活をうまく進める方法は?

実際のところ結婚相談所での活動において、低身長の男性は苦労しているのでしょうか。結婚相談で活動している女性が希望している身長や、身長にコンプレックスを持っている男性に、どのようにアドバイスをしているのか、長年会員に寄り添って婚活をサポートしているカウンセラーに教えてもらいました。

2.日本人の平均身長はどれぐらい?

まず、日本人の平均身長を紹介します。文部科学省が発表した2021年度の日本人男性の平均身長は170.8㎝、日本人女性は158.0㎝です。

3.女性が望んでいる身長の条件

実際、結婚相談で活動している女性が、どれぐらい身長を気にしているかというと、あまり気にしないという方が多いです。ただ、約4.5万人いる男性会員(2022年3月時点でのツヴァイとIBJの会員数合計)の中から、全員の顔写真やプロフィールをチェックすることは不可能なので、基本条件として、年齢、住所、学歴、血液型、属柄(長男or長男以外)、年収の他に、身長、体重を入力して絞り込みます。

その際に、入力されている数字としては、平均すると168㎝ぐらいからという方が多い印象です。先ほど紹介した日本人の平均身長よりも2㎝小さいですね。もちろん女性によって違うのであくまでも平均するとです。女性自身が168㎝あって、親御さんや兄弟が皆さん大きくて萎縮してしまうだろうから、「お相手の人は175㎝以上ほしい」という方もいらっしゃるし、自分が145㎝と小柄なので、「お子さんのことを考えると身長が高い人がいい」という方もいらっしゃるので人それぞれです。

4.結婚相談所のカウンセラーからアドバイスすること

もしあなたの身長が168㎝以下でも落ち込むことはありません。お見合い相手を探すのに、検索で条件を入力するからチェックする項目であって、たとえば普通に生活をしていて、普段どれぐらい人の身長を気にしているかということを考えてほしいです。

日常生活において、身長が低いからといって、その方に魅力を感じないかというとそんなことはありません。実際にお話してみて意気投合して、楽しい時間を過ごせたら、身長は気にならないものです。街を歩いているカップルを見ても、身長差があるカップルも多いですよね。それでも「身長が低いのはコンプレックスだ」という方に、相談所で活動をする上で、いくつかポイントを紹介します。

ポイント1 卑屈にならず開き直らないこと

身長というのは、自分の努力でどうにかできるものではありません。婚活という枠に限らずですが、自分のコンプレックスの向き合い方として、一番大事なのは卑屈にならず、開き直らないこと。「どうせ自分は身長が低いから〜」「モテないのは身長が低いせいだ」と自虐的になっても、周りは笑えませんし、変な空気になるだけです。

ポイント2 出会いの場所を広げること

なかなか申し込みが成立しないことが身長のせいだと思われる方には、検索で探すだけではなく、出会いの場所を広げることをオススメします。ツヴァイでは、一度にたくさんの方で会えて直接お話しできる婚活パーティーを主催しています。検索でふるいにかけられてしまうのであれば、まずは対面でお話しできる婚活パーティーがオススメです。実際異性を目の前にすれば、身長はざっくりしか見ませんし、話が盛り上がるかどうかということのほうが大事です。

ポイント3 女性はトータルで判断していることを知る

何度も言いますが、あなたが思っているほど女性は身長のことを気にしていません。身長といっても、普段数字をぶら下げて歩くわけではありません。いろんな条件の中で、身長が第一優先という女性はごくごく稀です。そして女性は、見た目の雰囲気、性格、会話のフィーリングなど、トータルで判断しているので、身長以外のアピールできるポイントに目を向けてもらうようにしましょう。

5.まとめ

これまで私が担当した身長が高い女性会員の方で「男性がイヤじゃなければ、私は自分より身長が低い方でも会いたいと思っています」という方は多々いらっしゃいました。

実際、そういう方はいらっしゃるので、あまり自分の身長を卑下せずに、「いいな」「会ってみたいな」と気になる方には積極的に申し込んでいただきたいです。

中には、身長が低いことを気にしすぎて、お見合いのときに、なるべく高く見せようと姿勢を良くしすぎて、逆に横柄に見えてしまったというケースもあるんです。

身長に限らず自分が抱えているコンプレックスは、自分だけが気にしていて、周りは特に何も思っていないものです。

先ほど紹介したポイントに気をつけながら、現実を受け入れ、その上でどうするか?と、前向きに行動しているほうが断然ポジティブに見えます。そういった点を女性はきっと評価してくれるはずです。