「婚活を始めたけどプロフィールをどう書いていいかわからない」
「当たり障りのないプロフィールになってしまう」
「そもそも好印象を与えるプロフィールってなに?」
本格的に婚活を始めた人が最初に頭を悩ませるのが、一体どんなプロフィールを書けば良いかということでしょう。お見合いのプロフィール作成は、まだ会ってもいない相手を、限られた情報の中で判断しなければならないという婚活のファーストステップ。ここで悪い印象を与えてしまっては、そもそもお見合いが始まりません。
そこで、これまで結婚相談所ツヴァイで20年間、相談を受け続けてきたベテランのマリッジコンサルタントに取材をし、申し込みが絶えない人に共通していたプロフィールや、どのような書き方が好印象を与えられるかを紹介します。お見合いのプロフィールは就活における履歴書と同じ。しっかりポイントを押さえれば、好印象を与えられるプロフィールを書けるようになるのです。
<目次>
1.そもそもお見合いプロフィールってどんなもの?
①自分をアピールするものだと肝に銘じる
②定型文は論外
③周りからどんな性格だと言われるか書く
④趣味や休日の過ごし方は具体的に書く
⑤お相手の希望条件は幅広く書いておく
⑥自己PR欄に理想の結婚生活を入れておく
2.好印象を与えられるプロフィールの特徴
①その人を想像できる言葉が入っている
②ネガティブワードが入っていない
③本気で結婚したいと思っていることを伝える
3.悪い印象を与えるプロフィール
①条件が具体的すぎる
②ネガティブワードが入っている
③自慢や自分語りが入っている
4.魅力的なプロフィール
5.迷ったときは客観的なアドバイスを
プロフィールが大事と言いますが、実際どんな項目を書くのかというと、下記の通りです。
・氏名
・年齢
・職業
・年収
・最終学歴
・出身地
・勤務地
・血液型
・婚姻歴
・子どもの有無
・趣味&休日の過ごし方
・性格
・嗜好(お酒・タバコ)
・お相手への希望
・お相手への条件
・自己PR
ここで大事なのは、自分をよく見せたいからといって、ウソをつかないこと。特に年収、仕事内容、身長、学歴などはありのままを書いておかないと、会ったときにバレてしまいますし、たとえ最初はごまかせたとしてもいつかボロが出ます。なお、自己PRであえて書かなく必要がない内容もあるので、プロフィールに書くべきことと、書かなくていいことを慎重に判断しましょう。
なんとなく好印象を与えられるプロフィールを検索してコピペしてみたり、当たり障りのないプロフィールを書いたりしているようでは、あなたがどんな人なのかお相手に伝わらず、婚活の土俵に立っていないのと同じです。どうすれば自分自身を伝えられるかを表現する場所だと心得てください。婚活は写真が重要といいますが、それと同じぐらい大事なのがプロフィールです。
何を書けば自分自身のことを悪い印象を与えずに伝えることができるか? オススメは、主観と客観を意識して、周りから言われる自分の性格を書くことです。自分では真面目だと思っていても、周りから見ると「実際真面目だけど少し抜けているところがある」と思われていることがあるように、そのギャップやズレがあなたの魅力になっている可能性が高いです。
趣味と休日の過ごし方は、人柄が一番伝わりやすい項目です。「読書」「散歩」など簡潔に終わらせずに、どんなジャンルの本が好きなのか、どの辺を散歩しているのか。どんな休日の過ごし方を理想だと思っているかなど、あなたの価値観を盛り込んで書くようにしましょう。5つぐらいの趣味を挙げて、ひとつは共通の趣味になりそうなものを書いておくと、その後付き合ったときのふたりを想像しやすいため好印象です。
お相手の希望条件をここで事細かに書く必要はありません。好みのタイプがはっきりしている人も、趣味の項目と同じで「笑顔が素敵な人」「一緒にいて落ち着く人」など多くの人が当てはまるように書くことで、マッチングの可能性は広がります。どうしても譲れないこだわりのポイントがある人も、それは会ってから確認していけばいいので、まずはできるだけたくさんの人と出会って、その中からお相手を見つける方法が一番効率的といえるでしょう。最初からふるいにかける必要はありません。
自己PR欄には、自分のアピールポイントだけでなく、理想の結婚生活を書いておきましょう。「穏やかで帰ってくるとホッとする家庭を作りたい」など、抽象的な言葉でもいいので結婚生活に対するイメージを書くと良いでしょう。「年に1回は旅行に行きたい」など、具体的な言葉もいいですが、具体的すぎると、それに固執しているような印象を与えてしまうため、やりすぎは禁物です。お子さんがほしい場合「子どもができたら一緒に協力して育てたい」など、ポジティブな印象をもてる書き方にとどめましょう。
プロフィールがいかに大事かわかっていただけたかと思います。とはいえ、プロフィールを作成はなかなか手間がかかります。就職活動で自己分析して履歴書を書くことと同様に、婚活のプロフィールも自分を理解して、どこをアピールするべきか、どのように書けば効果的かを考えなければいけないためです。まずは自分の価値観や考えを知って、初めて言語化できるもの。自己分析をした上で、どんなプロフィールが好印象を与えられるのかを見ていきましょう。
分かりやすくすることも大事ですが、あまりにも文章がシンプルすぎると、情報が少なすぎて相手にどういう人なのかという大事な部分が伝わりません。その文章を読んだだけで、何に興味があって、どんな生活をしている人なのか具体的な言葉で書いて、会ったときにどんな会話ができるのかイメージできるようにしておくのが大切です。
相手に選ばれないと成立しない婚活の場では、少しでもマイナスなイメージは払拭しておきましょう。ネガティブな言葉は使わず、短所もすべてポジティブな言葉に言い換えます。例えば下記の通りです。
・協調生がない→自分の芯を持っている
・優柔不断→じっくり考えるタイプ
・変わっている→人を飽きさせない
・面白みがない→真面目
・真面目すぎる→誠実
ひとことで婚活といっても、どれぐらい結婚に対して真剣かどうかは、相手も気になる部分です。友だちが欲しいのか、恋人が欲しいのか、結婚相手が欲しいのかによって取るべき行動が変わってくるように、相手は自分と同じぐらい本気で真剣に婚活をしている人を探しています。それを表すことができるのがフリースペース。自分がどれだけ真剣に婚活に取り組んでいるのかをアピールしましょう。長文だからいいというわけでもないので、ポイントを押さえて効率的に伝えましょう。
好印象を与えるプロフィールを紹介しましたが、逆にやってしまいがちなダメなプロフィールを見ていきましょう。印象を良くしたいはずのプロフィールで、これが書いてあると、申し込みたいとは思わない例です。
趣味、休日の過ごし方、お相手の条件は、極力多くの人に当てはまることを書くほうがいいと説明しましたが、それらはすべて出会いの間口を広げるためです。「子どもは絶対◯人欲しい」「家事はすべてお任せしたい」など、一歩踏み込んだ内容は、会う前に提示されると、絶対条件のような印象を与えます。たとえ実際それらが譲れない条件であったとしても、まずは会って話し合いを進めていく中で伝えるほうがよいでしょう。
「おじさん・おばさんですが……」「周りから早く結婚しろと言われ仕方なく……」など、自虐するような言葉や、それが事実だとしても後ろ向きな言葉は入れないようにしましょう。それで印象がよくなることはありません。ただでさえ限られたスペースなので、ムダなワードは削ぎ落としましょう。
「一流大学を卒業」「現在、一部上場企業に勤めており」などは、一見アピールに見える言葉ですが、その人が自慢したい欲が見えるので避けた方がいいフレーズです。「一流」「一部上場」などは使わずに書きましょう。自分語りは自己アピールと紙一重ですが、鼻につく言い方になっていないか気をつけてください。
好印象を与えるプロフィールと悪い印象を与えるプロフィールを紹介しましたが、ではどんなプロフィールが魅力的とされているのか、サンプルをご紹介します。
【趣味&休日の過ごし方】
【自己PR】
いたって普通だと思われるかもしれませんが、もっと知りたい情報は、徐々に知っていけばいいのです。すべてをプロフィールに詰め込もうとすると大変なので、お相手にとって他の方とは違うとっかかりをつくる気持ちで書いてください。
自分で試行錯誤することも大事ですが、周りにどう思われるかが大事なプロフィール。恥ずかしいかもしれませんが、周りの人に添削をお願いするのもオススメです。結婚相談所に登録をしているなら、コンサルタントのプロフィール添削を受けられます。第三者から客観的なアドバイスを受けて、より魅力的なプロフィールの作成に役立ててみてください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)