婚活に疲れてモチベーションが下がってしまうことを「婚活疲れ」と呼びます。結婚相談所に入会される方は結婚への真剣度が高い傾向があるものの、仕事と婚活の両立が難しかったり、婚活を頑張りすぎてしまったりすることで、活動に疲れてしまう人も少なくありません。
この記事では、結婚相談所ツヴァイのカウンセラーへのヒアリングをもとに、結婚相談所での婚活に疲れてしまう理由と対策について解説していきます。
結婚相談所での婚活に疲れる人は、少なくありません。
結婚相談所は、入会時に5~10万円の入会金を支払ったうえで、独身証明書や収入証明書の提出をしなければいけないことから、ほかの婚活サービスよりも結婚への真剣度が高い方が集まりやすい傾向があります。だからこそ、婚活に一生懸命に取り組みすぎて疲れてしまう人が多いのかもしれません。
明確なデータはありませんが、入会開始から1~3カ月の間に真剣交際に至っていない方の中には、婚活疲れを訴える方もいます。
結婚相談所での婚活に疲れてしまう最も多い理由の一つは、スケジュールを詰め込みすぎてしまうことです。そのほか、具体的な出来事が起きなくても、ふとしたときに疲れを自覚してしまう方もいます。
以下では、結婚相談所での婚活に疲れてしまう理由とタイミングについて、解説していきます。
結婚相談所では、入会1カ月目のお見合いが成立しやすいことから、お申込みやお申し受けを積極的に行うようアドバイスしています。しかし、プロフィールの内容が充実されている方であればあるほど人気が集中してしまい、婚活疲れを感じてしまう方もいます。
お見合いがどれだけ成立するかどうかは、実際に活動をスタートしてみないとわかりません。また、どのくらいのペースが適しているかも、人それぞれ異なります。そのため、婚活の予定が集中して疲れてしまった場合は、その時点から仕切り直して、自分に合った活動のペースでリスタートを切ることが大切です。
たくさんの人にお会いする中で、自分が求めるお相手の理想像がわからなくなってしまい、その徒労感から疲れを感じてしまう方もいます。「私は何のために婚活していたんだろう」「このまま活動を続けていていいのかな」などと不安を感じたら、一度立ち止まって考えてみましょう。
お見合いの頻度にかかわらず、良いお相手がなかなか見つからないときは、「いつまで活動を続ければいいんだろう」などと、婚活疲れを感じやすくなります。思いつめてしまったときは、婚活のペースを落としたり、休んだりすることで、気持ちを切り替えられる可能性があります。
出来事が具体的に起きなくても、婚活疲れを感じることもあります。たとえば、5月のゴールデンウィークやお盆、年末年始といった長期休暇がある時期や、バレンタインやクリスマスなどの行事が近づいてくると、「街は賑わっているのに、私はまだ相手が見つかっていないな」「このままでいいのかな」などと不安になることもあるでしょう。
婚活を一定期間以上続けていると、同じモチベーションで活動に取り組み続けるのは難しいこともあります。世の中の行事やイベントごとをきっかけに婚活疲れを感じたら、自分を見つめ直すチャンスと考え、これまでの活動の振り返りをしてみると良いでしょう。
婚活疲れを感じてしまったときは、一人で抱え込まないようにしましょう。疲れているときは視野が狭くなりがちで、一人で考えていても良い解決策が思い浮かばない可能性があるためです。また、モチベーションが下がった状態で婚活を続けていても、いい結果につながりにくいため、婚活を続ける場合もこれまでのやり方を見直すことが大切です。
以下では、結婚相談所での婚活に疲れてしまったときの対処法について、お伝えしていきます。
婚活に疲れてしまったときは、まずは担当カウンセラーに相談してみてください。自分では考えてもみなかった具体的なアドバイスをもらえる可能性があります。また、カウンセラーの中には婚活には関係のない雑談をして、リフレッシュさせてくれようとする人もいます。
婚活の相談は、親しい間柄の人にこそしにくいという方も少なくありません。「カウンセラーに相談したら、婚活を続けるようにアドバイスされるかも……」と気負わず、まずは愚痴を聞いてもらうくらいの気軽な気持ちで、カウンセラーに相談しましょう。
婚活疲れを感じている場合も、活動のペースを落とすことで、無理なく続けられるケースもあります。お見合いの頻度を減らすことはもちろん、自分からはお申込みをせず、お申入れがあったときだけお見合いを受けると、気持ちの負担を軽減することにつながります。
婚活疲れの要因の一つに、理想とするお相手になかなか出会えないことがあります。
実際に、条件を広げたことが成婚につながったケースも少なくありません。たとえば、お子さんがいる再婚希望の40代半ばの女性は、年収も高く、積極的に婚活していたのですが、なかなか思うようなお相手に出会えないようでした。
そこで、年齢の条件を広げたうえで、お相手からのお申し入れを断らないという条件だけ守って婚活を続けてもらうようにしたところ、入会から1年以内にお相手が見つかって成婚退会されました。当初、設定していた条件には該当しない方でしたが、実際に会ってみるとフィーリングが合ったそうです。
このように、自分が思い描いていた理想のままでなくても、気が合う人に出会える可能性はあります。そのため、婚活がうまくいかない場合は、条件を広げてみるのも方法の一つです。
モチベーションや仕事の都合で、婚活を続けるのがどうしても難しい場合は、休会をおすすめすることもあります。婚活から一度離れて日常生活を送ってもらうと、気持ちが切り替わり、リフレッシュした状態で再スタートできる可能性があるためです。
結婚相談所ツヴァイでは休会制度を設けており、1年あたり最大3カ月間まで月会費の支払いをストップし、活動を休むことができます。
実際に、3カ月間の休会をされた30代半ばの男性が、婚活に復帰されてすぐに成婚退会されたケースもありました。休会から戻って直後は、モチベーションが上がり切っていませんでしたが、ご自身に無理なく、お申込みが来た分だけお見合いを受けてもらうことで婚活が続けられ、成婚につながったのかもしれません。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)