「結婚相談所に入会しようかな」と思っていても、結婚相談所をすぐにやめてしまった人の話を聞いて、不安に思ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
実際に、結婚相談所を利用される方の中には、婚活がなかなかうまくいかず、3カ月にも満たない短期間ですぐにやめてしまう人も少数ながらいます。しかし、会員様の考えやスタンスをちょっと変えるだけでうまくいくケースも多いのです。
この記事では、結婚相談所をすぐにやめてしまった理由や、相談所をやめる前に試してみてほしいことをご紹介していきます。
結婚相談所をすぐにやめてしまう理由は「いい人に出会えないから」というものがほとんどです。しかし、「いい人に出会えない」の理由を細かくお聞きしていると、会員様の行動や考え方を変えるだけで、お相手に出会える可能性がグッと上がるケースも少なくありません。
以下では、結婚相談所をすぐにやめてしまう人の理由をいくつかご紹介していきます。
結婚相談所をすぐやめてしまう理由のほとんどが「いい人がいないから」というものですが、そう感じてしまう理由は、さらにいくつかの種類に分けられます。
「いい人がいない」とお話される方に意外と多いのが、自分からお申込みをしない、お相手からのお申込みを受けないといったケースです。
結婚相談所への入会後の1カ月面談の際に、全く活動されていないことが判明し、「どうして申し込まないの?」と聞いたところ、「お申込みをしたい人がいない」「申し込んでも、断られると思うと悲しい」とお答えになる方も少なくありません。
しかし、お申込みもお申し受けもしないままでは、お相手に当然出会えません。また、プロフィール上の情報は限られており、実際に会ってみると印象が違ったというケースがほとんどなので、会員様にはまずは会ってみることをおすすめしています。
結婚相談所を利用する方の多くが、マッチングアプリを利用した経験をお持ちです。「マッチングアプリではたくさん出会えたのに、結婚相談所ではなかなか出会えない」とガッカリして退会される方も中にはいます。
確かに、マッチングアプリのほうが利用者数が多いため、マッチング率自体は高いかもしれません。しかし、マッチングアプリを利用している方には、結婚に対して真剣度の高い方もいれば、恋人やお友達が欲しいといった目的でアプリを利用している方もいます。利用目的がバラバラなので、マッチしたお相手に必ずしも結婚願望があるとは限りません。
一方で、結婚相談所は、5~10万円程度の入会金の支払いや、独身・収入証明書の提出が義務付けられていることなどから、結婚への真剣度が高い独身者が集まりやすくなっています。マッチする数が少なくても、結婚を前提とした交際に発展する可能性は十分にあるため、人数だけでやめる判断をするのは時期尚早かもしれません。
「いい人がいない」とおっしゃる方の中には、いわゆる高望みをしている方もいます。高望みには、ご自身に見合わない希望を持っているという意味ではなく、実際にはほとんど存在しないような人を求めている場合も含まれます。
たとえば、「年収2,000万円以上で、身長は180㎝以上のルックスの良い方」という条件だと、条件に当てはまる人の数自体がそもそも少なくなってしまいます。
「いい人がいない」と感じる場合は、
「自分の条件に当てはまる人はどのくらいいるのか」
「それは現実的な条件なのか」
などについて考えてみましょう。理想が高すぎる場合は条件を見直すことで、出会いの確率を広げられる可能性もあります。
結婚相談所をすぐにやめてしまう理由には、スケジュールを詰め込みすぎることによる「婚活疲れ」もあります。
結婚相談所のプロフィールに登録してからの1カ月は、他の月と比べて、お申込みが入りやすい傾向があります。会員様にはせっかくのチャンスを逃さないよう、「お申し込みが来たら、まずは会ってみてくださいね」とお伝えしていますが、中には1日に3件ずつお見合いを組まなければいけないほど人気が集中してしまう方もいらっしゃいます。
短期間でたくさんの方とお見合いした結果、婚活に疲れてやめたくなってしまう方がいるのは自然なことです。初月でペースアップしすぎたと感じたら、2カ月目以降はペースを落とすなどして、調整してみるとよいでしょう。
結婚相談所を一度やめてしまうと、入会金をはじめとした初期費用が新たにかかってしまううえ、もともとの出会いのない日常生活に戻ってしまいます。
婚活への取り組み方や、お相手への希望条件を見直すだけで良い結果が生まれることもあります。結婚相談所をやめたいと思ったときにはまず、以下のポイントを試してみてください。
自分からお申し込みをする、お申し受けをするといったことができていない方には、やはり自分からお申込みをするようにアドバイスしています。
申し込んで断られるのが怖いという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分からお申込みをして、受けていただける平均的な確率は8%と、そもそもそれほど高くはありません。「10人にお申し込みをして1人受けていただけたらラッキー」という世界ですから、断られて当たり前くらいの気持ちで臨んでください。
また、お断りの理由も「直近の土日がお見合いで埋まってしまっている」「仮交際をしている方が3人ほどいる」など、ただ単にタイミングが悪いケースもあります。タイミングが合わないだけのことで落ち込み、行動できずにいると時間を無駄にしてしまいます。
結婚相談所をやめるくらいなら、まずは断られることを恐れずに、積極的にお申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
「いい人がいない」と感じている方には、お相手に希望する条件を見直してもらうことも方法の一つです。
たとえば、「いい人がいない」と話す会員さまには、まず「あなたのいい人ってどういう人?」と聞き、条件を書き出してもらいます。そのうえで、たとえば「年収600万円以上」という条件だった場合は、「どうしてこの年収でなければいけないのか」という明確な理由を聞きます。
もしも明確な理由がないのであれば、お相手の希望年収額を下げることで、出会えるお相手の母数が増え、結果的に良い人に巡り合える可能性があります。
婚活を頑張りすぎて疲れてしまった方には、お見合いの頻度を減らす提案をすることもあります。婚活疲れから回復すれば、またモチベーションを高く保って活動できるケースもあるためです。
また、お見合いの頻度を減らしても、婚活へのやる気が出ない場合は、休会するのも方法の一つです。結婚相談所ツヴァイでは、1年あたり最大3カ月にわたって休会でき、その間の月会費はかかりません。
ただし、休会を一度するとそのまま退会してしまうケースもあるため、個人的にはペースを落としてでも活動を継続することをおすすめしています。
結婚相談所で活動していると、婚活のつらさからやめたくなることもあるかと思います。そんなときにはまず、担当カウンセラーに相談してみてください。
カウンセラーのサポートには、婚活に関する具体的なアドバイスだけでなく、会員様のモチベーションが上がるような精神的なサポートも含まれています。
カウンセラーに話をするだけで気持ちが楽になったり、自分だけでは思いつかなかった解決策に気づける可能性もあります。婚活に関する悩みごとがある方は、一人で抱えず、打ち明けてみてはいかがでしょうか。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)