「結婚相談所に入会すれば必ず結婚できる」と思っている人も多いかもしれませんが、実際には結婚相談所を利用してもなかなか結婚できない人もいます。では、結婚相談所で結婚できない人にはどのような特徴があるのでしょう。
ここでは、結婚相談所で結婚に結びつかない人の特徴や、「結婚」と「成婚」の違い、結婚に至るまでのポイントを詳しく解説します。
結婚相談所を利用したからといって、すべての人が結婚できるわけではありません。リクルートブライダル総研の婚活実態調査によると、結婚相談所で婚活した人のうち、2020年に結婚した人の割合は41.7%という結果が出ています。こうしたデータからも、結婚相談所への入会=結婚の確約ではないことがわかります
出典:婚活実態調査2021(リクルートブライダル総研調べ)
https://souken.zexy.net/data/konkatsu/konkatsu2021_release.pdf
もちろん、2020年に結婚相談所に入会し、2021年に結婚したという人もいるため、58.3%の人が結婚相談所を利用しても結婚できなかったわけではありません。
結婚相談所において「結婚」と「成婚」は異なる意味を持っています。結婚相談所を利用する際は、「成婚」という言葉の意味を正しく理解しておく必要があります。
「成婚」の定義は結婚相談所によって異なりますが、多くの結婚相談所においてはあくまでも「結婚が決まること」を指す言葉であり、結婚そのものを意味するわけではありません。
例えば、結婚相談所ツヴァイでは、「交際・婚約・結婚(会員同士・会員外含む)を理由に退会届を提出すること」を成婚としています。つまり成婚とは「結婚相談所での活動のゴール」を表していることになります。
なお、成婚が決まって退会する場合、成婚料を支払わなければならない結婚相談所もあります。
結婚相談所の成婚率は、各相談所が定める成婚の定義に当てはまるケースの割合を示しています。例えば「真剣交際=成婚」とみなす結婚相談所の場合、婚約や結婚までたどり着かなくても成婚人数としてカウントされます。そのため、実際に結婚した人の数と結婚相談所の成婚率は異なる場合がある点には注意が必要です。
また、成婚率の計算方法も結婚相談所によって異なります。主な方法としては次のようなものが挙げられます。
①では「特定の期間に成婚して退会した人」の割合が示されます。②では「退会した人」のうち「成婚して退会した人」の割合が、③では、「入会した人」に対して「成婚して退会した人」の割合がわかります。
成婚率は計算方法によって内容が異なるため、公開された数字が本当の意味で「成婚」を示すものなのかは不透明です。そのため、数字だけを見て結婚相談所の良し悪しを判断するのはあまりおすすめできません。
結婚相談所で結婚できない人の特徴としては以下のようなものが挙げられます。入会したのになかなか結果が出ないという人は、これらの特徴に当てはまっていないかをチェックしてみてください。
結婚相談所に入会したことで満足してしまい自分から積極的に活動をしようとしない人は、なかなか結婚できないケースが多いといえます。結婚相談所はあくまでも成婚や結婚をサポートしてもらうための場所です。真剣に結婚相手を見つけたいと思うのであれば、マッチングやお見合い、デートなど、自分からどんどん動く必要があります。入会はあくまでもスタートラインであり、結婚をつかむためにはその後の努力が大切ということを理解しておきましょう。
結婚相談所で成果を出すためには、自分に合った結婚相談所を選ぶことも大切です。
結婚相談所には大きく分けて「仲人型」「データマッチング型」「ハイブリッド型」の3種類があります。仲人型では、プロフィールの作成からお相手探し、お見合いのセッティング、交際やプロポーズへのアドバイスなど、婚活全般を通じてアドバイザーのサポートを受けられます。
データマッチング型では登録会員の中から希望する条件に合うお相手をシステムが自動的に検出し、マッチングしてくれます。仲人型に比べると自発的に動く必要があるため、本人の行動力が問われる形態であるといえるでしょう。そしてハイブリッド型は、仲人型とデータマッチング型、両方の要素を織り交ぜた形で婚活が進められます。
どのタイプが適しているかは性格にもよるため、入会前面談やコンサルティングを通してサポートの内容やアドバイザーとの相性をよく吟味してから入会することが重要です。
アドバイザーから婚活に関するアドバイスをもらっても素直に耳を傾けられない人は、なかなか結婚までたどり着けない可能性が高いでしょう。
例えば「理想が高すぎるとなかなかお相手が見つからない」とアドバイスされても素直に受け入れず、「結婚相手を探すのに理想を高く持って何が悪い」と反発するような人は、マッチングがスムーズに進まない傾向にあります。
自分の考えをしっかり持つのは悪いことではありませんが、アドバイスを受け入れたりお相手の気持ちを考えたりすることも婚活には必要です。アドバイスされるということは、改善したほうがよいと思われる点があるということ。周囲の意見を素直に受け入れ、謙虚な気持ちで自分を見つめ直してみることも、婚活を成功させるためには大切です。
結婚相談所に入会してから結婚に至るまでのポイントとしては次の2つが挙げられます。
結婚相談所で結婚に至るためには、自分から積極的にアプローチすることが大切です。男性だけでなく女性も、気になるお相手がいたら自分からデートに誘うなどアピールをしてみましょう。
どのようにアプローチすればよいのかわからないという場合は、アドバイザーに相談してみるのも1つの方法です。デートに誘うタイミングや誘い方、デートの進め方など、具体的なアドバイスをもらえます。
ただし、お相手の気持ちを考えず一方的にアプローチしすぎるのはNGです。押しが強すぎるとお相手に引かれてしまう可能性もあります。お相手の気持ちがわからないと感じたら、アドバイザーを通じて確認してもらうとよいでしょう。結婚相談所のメリットを活かしつつ、自らアプローチをすることで、結婚に近づけます。
理想のお相手や目標を明確にすることも、結婚相談所で結婚に至るためには重要なポイントです。理想や目標がはっきりしていないとマッチングがうまくいかなかったり、婚活をだらだらと続けたりすることになりがちです。「どのようなお相手がよいか」「何歳までに結婚したいか」などのビジョンをしっかり持つことで、計画的に婚活を進められます。
ツヴァイでは、アドバイザーがマンツーマンでサポートをおこない、「いつまでに」「どのようなお相手と結婚したいのか」という目標を明確にしながら一緒に活動計画を立ててくれます。
ここでは、結婚相談所を利用しているのに結婚できない人の特徴や、結婚と成婚の違い、結婚に至るまでのポイントについて詳しく見てきました。
せっかく結婚相談所に入会してもなかなか結果が出せないのでは残念です。結婚相談所での婚活がうまくいかず悩んでいる人、また自分が入会した場合にうまくお相手が見つかるのか心配な人は、ぜひこの記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)