結婚相談所での婚活は、基本的にはプロフィールに職業を記載する必要があります。そのため「無職だと結婚相談所に入会できないのでは」「入会できても無職だとお相手が見つからなさそう」と不安に感じている人も多いでしょう。
この記事では、結婚相談所は無職でも入会できるのか、成婚するためのポイントなどを解説します。
結婚相談所によって入会条件はさまざまですが、無職でも入会できるかは性別によって異なる場合が多いです。それぞれ解説します。
ツヴァイでは、独身であり各種書類を提出した20歳以上の女性であれば、無職でも入会できます。多くの結婚相談所では、女性の入会条件は独身であることと年齢のみで、仕事をしているかどうかは問われません。まずは入会を検討している結婚相談所のホームページなどで入会基準をチェックしてみましょう。
男性は入会条件として「一定の収入がある仕事に就いている」ことが重視されます。共働きの家庭が増加していますが、女性が妊娠などで働けない期間は男性が家族を養い、家を守るイメージが根強く残っています。そのため、無職の男性は結婚相談所に入会できない場合が多いのです。無職の男性が婚活するには、婚活アプリなど結婚相談所以外の方法を利用するか、求職中であれば仕事が決まってから結婚相談所を利用するのも方法の一つです。
「女性で無職だと結婚相談所で成功しづらいのでは」と不安に思う人も多いかもしれません。しかし、ツヴァイが過去におこなったアンケートでは、男性で「結婚相手に重視するポイント」に「収入」と回答した人は1%しかいませんでした。そのため、結婚相談所で婚活する女性が無職であることを理由に成婚できない可能性は低いでしょう。無職であっても、他の条件や見た目の印象、価値観、性格がマッチするのであれば、スムーズに成婚できる可能性は十分あります。
結婚相談所で活動する男性のなかには、「パートナーには専業主婦として家にいてほしい」「家のことをメインにしつつ、パートやアルバイトで働いてほしい」と考えている人もいます。そういった希望がある男性にとって無職であることは問題とならず、むしろ正社員として働いている女性より歓迎される場合もあるでしょう。
また、日常生活やアプリなどで出会う場合、お相手が無職であることを肯定的にとらえているのか、否定的にとらえているのかわかりづらいケースが少なくありません。結婚相談所であれば明確なプロフィールを提示しているため、最初から無職であることを理解している男性と出会うことができ、効率的に婚活を進められるでしょう。
意外に感じるかもしれませんが、結婚相談所で活動する場合は定職に就いていないことがメリットになる場合があります。
定職に就いていると、多くの人が結婚後も仕事を続けることを見越して通勤できる範囲内に住んでいるお相手を探します。一方、定職がないとお相手の居住地をあまり気にせず婚活を進められるため、出会いのチャンスが多くなります。
たとえ魅力的で好条件のお相手でも、地方に住んでいるなどの理由で出会いが少ない人もいるため、エリアの制約が少ないことは大きなメリットです。
転勤が多い人の場合、パートナーが正社員だと、転勤が決まった時に単身赴任するか、どちらかが仕事を辞めるという選択を迫られます。このため転勤先に一緒に来てくれる結婚相手を希望する人にとっては、定職に就いていない点がプラスに働く場合があります。
男性と女性どちらも仕事が忙しい場合、残業や休日出勤などでデートできる日が限られ、スムーズに関係を深められない場合があります。お互いに好意を抱いていても、会う時間を作れずうまくいかないケースは少なくありません。しかし、定職についていなければスケジュールを調整しやすいため、忙しい人に合わせてデートをセッティングでき、関係を進めやすいでしょう。
さらに、職種によっては土日休みではなく平日休みやシフト制の場合もあります。勤務スタイルが異なると、デートの日程は組みにくいもの。
平日休みやシフト制で働いている女性は少数派なので、土日祝以外も活動しやすい無職の女性はチャンスが多いといえます。
定職に就いていなくても結婚相談所で成婚はできますが、働いている女性とは異なる婚活の進め方のコツがあります。
結婚相談所で活動する男性の多くは、女性の収入を重要視していません。しかし、これからお付き合いや結婚に進むことを考えると、無職である理由が気になる男性は多いと考えられます。無職の理由がわからないと「仕事が続かない性格なのでは」「怠惰な人なのかな」と、お相手に疑問や不安を感じさせてしまいます。
そんな場合は、プロフィールに理由を記載することで、安心感を与えられ、出会いのチャンスが広がります。例えば、「親の介護に専念していたけれど、落ち着いたので婚活を始めた」「会社が倒産してしまい転職活動中」といったように、やむを得ない理由であればマイナスの印象になりにくいでしょう。プロフィールの書き方に迷ったら、結婚相談所のアドバイザーに相談すると適切なアドバイスがもらえるはずです。
無職の理由にもよりますが、無職の女性は定職に就いている人に比べて時間にゆとりがある場合が多いでしょう。結婚相談所で成婚するためにはいかに多くの異性と出会うかが大切であるため、時間的な余裕を活かして積極的にアプローチすることをおすすめします。忙しい男性や、平日休み・シフト制の男性に対して予定を合わせると、デートの機会を増やしやすくなります。また、転勤の多い男性には転勤先についていける旨を、地方に住む男性には結婚後に引越せる旨をアピールするのも有効でしょう。
女性は無職であっても結婚相談所に入会できることが多く、お相手から収入の高さを求められる場合も少ないため、結婚相談所での婚活に大きな支障はありません。また、定職についている女性と比べて、広いエリアでのお相手探しができる、デートのスケジュール調整がしやすいなどのメリットもあります。
一方男性の場合は、無職であると結婚相談所に入会するのが難しいケースが出てきてしまいます。
結婚相談所を利用した婚活では、無職だからといって気後れする必要はありません。まずは登録をして幸せな結婚に向け一歩を踏み出してみましょう。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)