2024年ももうすぐ終わり、いよいよ2025年の巳年に移り変わります。来年こそは良縁を!と思っていらっしゃる方、「頑張ってるのに、あと一歩のところでご縁が途切れてしまう...」そんな経験ありませんか? 実はそれ、神さまからの「この縁、ちょっと違うかもよ?」というサインかもしれません。
出会いも結婚も目に見えないご縁の糸で繋がっています。もちろん、それが最初に分かっていれば苦労はしないし、回り道もしないわけですが、それを取り持ってくれるのが神さまです。「見えないご縁の糸を引き寄せたい」そんなときこそ、神さまのお力をお借りしましょう! 今回は、20年以上にわたり古神道思想を学んできた私が、新年にぴったりな「良縁を引き寄せる神社詣り」の秘訣をお伝えします。
良縁を引き寄せるためには、まずは“悪縁”をスパッと切ることが大切! たとえば、過去にお付き合いあったご縁、今でもずるずると連絡をとっているような腐れ縁、結婚はしたいもののワケアリ恋愛でくすぶっているご縁など、これらは全て新たなご縁を引き寄せるために邪魔なご縁となります。
しかし、なかなか気持ち(感情)を断ち切ることができないものですよね。もう自分ではどうしようもない! こんな時に、神さまのお力をお借りしましょう。神さまのお力を直にかりるには神社に行くことです。ポイントは、縁結び神社でも「悪縁切り」OKということ。縁切りで有名な神社にお詣りするのもよろしいのですが、縁結びの神社でも同様の祈願ができます。本殿で手を合わせ「今抱えている悪縁を切っていただき、新たな良縁を結んでください」とお伝えしてみましょう。ご祈願祈祷をする際は「良縁祈願」のみで問題ありません。
神社に行く前の日から準備は始まっています。神社参拝開運作法は、この日に神社に行くぞ!と決めた前日から整えておく必要があります。ただし、夜更かしや晩酌、ジャンクフードはNG! 明日の大事な日に向けて、23時までには寝るのが理想です。
自分の部屋は掃除や片付けなどで清浄し、前夜にはお風呂に入って心もからだもリフレッシュ。湯あみといい、湯船につかることは日頃の穢れ(けがれ)を祓うことにも繋がります。髪、体を念入りに洗い、シャワーで終わらせずにお湯につかりましょう。冬場は湯冷めしないように、お風呂場と洗面所の温度をおおよそ同じ程度に保つようにし、髪はすぐに乾かし、あたたかいパジャマを着ましょう。事前に寝室やお布団を温めておくのもおすすめです。全て整ったら、お布団に入り直ぐに寝るようにしましょう。
前日の禁忌として、飲酒、煙草、情事は控え、夜ご飯は軽めにすましておくこともおすすめです。昔は殺生にかかわる動物肉を断つこともありましたが、現代ではそこまで言及はしません。
神社参拝は、朝陽が昇ってから太陽が頭上に昇るまでの午前中を最もおすすめします。どんなに遅くとも日没に向かう15時前までに参拝をすましましょう。朝食は軽めにすますのが良いでしょう。できれば、和定食が◎。米、昆布、海苔、味噌、魚は実際に神社でも神饌(供物)として捧げられていますので親和性があって良いのです。
身支度も整え、髪の毛はきちんととかして、長い方は結ぶなど清潔感を大事に。髪は神道では不浄のもの、穢れがつきやすいことから、手入れをしてから神前に向かうのが礼儀とされています。服は柄物や奇抜なものよりもシンプルが良いでしょう。黒服よりも、白服やペールトーンの淡いカラーを。スーツであれば、ネイビーやグレーが良いでしょう。
参拝の前には手水舎で手を洗って浄め、神さまがどんな方なのか事前にチェック。その神社の由来や歴史が書かれたものを読んでからにしましょう。どんな神さまが祀られているのか、どんなご縁を授かることができるのかを知ってから参拝することが礼儀です。お賽銭はご自身の想いですから、高いから良い安いから悪いではありません。本殿ではお賽銭を捧げ、丁寧にお願い事を伝えましょう。
お願い事をお伝えした後は、お守りを授かるのもオススメです。縁結びのお守りは、常日頃携帯しておくと良いので、お財布に入るもの、鞄にしまっておけるものを選ぶと良いですね。参拝後は近くのカフェでひと息。神さまとのつながりを深める時間として、ちょっと特別なティータイムを楽しむのもおすすめです。
お願いが叶ったら必ず「お礼参り」に行きましょう。「良縁を授けてくださってありがとうございました、これからこのご縁を大切に育んでいきたいと思います」などとお伝えし、感謝の気持ちを伝えることで、さらに運気がアップします。
風水では、清らかな場所に身をおくことで、さまざまなことをリセットし、新たなご縁が引き寄せられると言われています。ぜひ年始の参拝を正しい方法でお詣りし、神様からステキなご縁を授かってくださいね!
愛新覚羅ゆうはん(あいしんかくら・ゆうはん)
占い・風水師、開運ライフスタイルアドバイザー
中国黒龍江省ハルビン市生まれ。映画「ラスト・エンペラー」で知られる清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。5歳のときに来日し、東洋・西洋あらゆる占術に精通し、古神道歴は20年以上。占い・風水師として20年で延べ25,000人以上を鑑定。「人と運と暦」の関係性を独自に研究しながら、中小企業向けの講演会や暦を活かしたセミナーや神社アテンドのイベントなど主宰している。著書に「一番わかりやすいはじめての四柱推命」、「手放すと開運!風水」など累計18冊26万部超。
https://aishinkakura-yuhan.com/
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)