言いたいことがあっても、うまく伝えられない、相手に嫌われたくなくて本音を隠してしまう…そんな経験、誰にでもありますよね? 「好き」と言われれば嬉しいし「嫌い」と言われれば悲しいように、言葉には「言霊(ことだま)」と呼ばれる力があり、ひとことひとことに魂(想い)が宿っていると言われています。聖書にも「はじめに言葉ありき」とあるように、世界のあらゆるものは全て言葉によって成っているという教えもあります。
言葉はすべてのはじまり。では、どのような言葉を発したら相手に好印象を与えるのでしょうか。今回は、相手の心を動かし、人生を前向きに変えていく「開運ことば」をご紹介します!
はじめに言葉ありきであれば、おわりもまた言葉ありきです。第一印象は出会った瞬間に決まると言います。お見合いでも、仕事の場面でも、最初の「こんにちは」「はじめまして」といった挨拶が笑顔でできる人は好印象を与えます。
そして、別れ際には「ありがとうございました」「またお会いできることを楽しみにしています」と一言添えることで、「礼儀正しく教養のある人」という印象が残ります。挨拶は、小さなことのようで、大きな開運ポイントなのです。
優柔不断な人は、相手に「頼りない」と思われがちです。自分の好き・嫌いをはっきりさせることも大切なコミュニケーション。好きでもないのに相手の対話に合わせようと好きと言ってしまうのはダメです。とはいえ、「嫌い」はネガティブな印象を与えやすいので、「これは苦手なんです」と言い換えると柔らかい印象になります。
結婚は生涯を共にすることを誓う相手だからこそ、刺激も大切ですが、安心感も必要です。よく婚活の相談を受けている時に「どんな方が好みですか?」とお聞きすると、大抵の方が「優しい人」と言います。「優しさ」にもさまざまなタイプがあると思いますが、いつもピリピリ怒っていて気が高ぶっている人といるよりも、穏やかで優しい人がいいに決まっていますよね。
そこで使ってほしいのが「大丈夫」という言葉です。たとえばお見合いの席で「緊張しています」「ちゃんと上手に話せていなくてごめんなさい」と相手が伝えてきたら「大丈夫ですよ」と笑顔で返せば、ふっと安心するものです。この一言で「受け入れてもらえた」という信頼感や「優しい人」という印象を与え、心の距離がぐっと縮まるのです。
婚活だけではありませんが、会話を盛り上げる「さしすせそ」をご存知ですか?
さ…「さすがですね!」
し…「知らなかった!」
す…「すごい!」
せ…「センスいいですね」
そ…「そうなんですか!」
これらは定番ですが、心から驚きや感動を込めて言うことが大切。効果テキメンの「開運ことば」でもありますが、ここでポイントなのは、その言葉に想いや魂は込められているか?です。口ではそう言っていても、目が笑っていない、表情に乏しければ、相手は茶化されている・本気で言っていないなと見透かしてしまいます。言葉には想いや魂を込めるから、言霊となり、相手に真摯に伝わるもの。適当に流すように使うのではなく、意識して伝えるようにしましょう。
女性を褒める時、可愛い人には可愛いですね、綺麗な人には綺麗ですねと言うのも良いですが、あえて逆にするのも効果的です。女性の心理は実に複雑なもので、可愛い人は綺麗な人に憧れますし、綺麗な人は可愛い人に憧れるような、自分にはないものをねだる習性があります。そこでおすすめなのが、可愛い人にはあえて「綺麗ですね」、綺麗な人には「可愛いですね」とお伝えすると、普段言われ慣れていない言葉に新鮮な喜びを感じ、テンションあがる場合も。
男性の場合は、シンプルに「かっこいいですね」「おモテになるでしょう」など、ストレートな褒め言葉が効果的。「面白いですね」「さすが!すごい!」とわざとらしくでも自尊心をくすぐられる言葉なら喜ばれることも。
男女共に容姿を褒めるためにどう言おうかと迷った時には「素敵ですね」が万能ワードです。褒め慣れていない方もいますので、あえて容姿には触れないことも大切です。特に体格・ファッション・年齢を問う・ハラスメントと受け取ってしまうような発言は控えたほうがいいでしょう。
そして、容姿以上に相手が内心とても喜ぶのは、内面を褒めること。「とても優しいですね」「努力家なんですね」「我慢強いですね」「しっかりものなんですね」「お話上手ですね」というような言葉を、会話の中でさりげなく入れると、相手の心に自然に響いて印象に残りおすすめです。
このように言葉には、人生を変える力があります。前向きな言葉を意識して使い、相手の心をそっと動かす「開運ことば」を日常に取り入れてみてください。きっと、あなたの周りに笑顔と幸運が増えていくはずですよ。
愛新覚羅ゆうはん(あいしんかくら・ゆうはん)
占い・風水師、開運ライフスタイルアドバイザー
中国黒龍江省ハルビン市生まれ。映画「ラスト・エンペラー」で知られる清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。5歳のときに来日し、東洋・西洋あらゆる占術に精通し、古神道歴は20年以上。占い・風水師として20年で延べ25,000人以上を鑑定。「人と運と暦」の関係性を独自に研究しながら、中小企業向けの講演会や暦を活かしたセミナーや神社アテンドのイベントなど主宰している。著書に「一番わかりやすいはじめての四柱推命」、「手放すと開運!風水」など累計18冊26万部超。
https://aishinkakura-yuhan.com/
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)