モラルハラスメントとは、倫理を侵すような嫌がらせ行為のことで、略して「モラハラ」と呼ばれることもあります。具体的なモラハラ行為には、人格を否定するような侮辱や無視、悪口などが該当します。
結婚相談所に入会をしている方の中には、「結婚相談所にモラハラ男性がいるんじゃないか?」と心配されている方もいらっしゃるかもしれません。とくに、過去の交際や結婚生活でモラハラ男性に嫌がらせを受けた方はより慎重になるでしょう。
この記事では、ツヴァイのカウンセラーへのヒアリングをもとに、結婚相談所のモラハラ男性の有無や、モラハラ男性の特徴、モラハラ男性かどうか見極めるポイントについて解説していきます。
結論から言うと、結婚相談所に在籍している男性の中には、モラハラ気質の男性はそれほど多くはありません。
ただし、カウンセラーとの関わりやお見合い時点ではわからなくても、交際が続いていく中で、モラハラ気質な特徴が垣間見えることもあります。また、「モラハラ」の定義が人それぞれ異なるため、モラハラ気質な男性の有無や割合について、はっきりしたことが言えないのが実情です。
先ほどお伝えしたように、結婚相談所にはあからさまにモラハラ気質を持っている男性はそれほど多くはありません。しかし、人によってはモラハラだと感じられるような、威圧感のある男性は中にはいらっしゃいます。
以下では、結婚相談所で見受けられるモラハラ気質な男性の特徴について、お伝えしていきます。
結婚相談所で活動している男性の中には、自分の経験や考えが正しいと信じて疑わない人もいます。たとえば、お相手の女性が「こんな感じのことがあって……」とお話されたときに「自分はこうだから」とお相手の話を遮ったり、「それっておかしいんじゃない?」と否定したりしてしまうケースがそれに当たります。
モラハラとして受け取るかどうかは人によって異なりますが、交際を続ける中でこうしたことが積み重なっていくと、一緒にいて安心できないと感じる方がいても不思議ではありません。
お相手の人格や職業を侮辱するような発言をしてしまうケースもあります。
たとえば、お見合いのときにサービス業をされている女性に対して「コロナ禍のときは時間に余裕があって、お暇でしたね」と言った男性は、女性からお断りされてしまいました。ご本人としては何気ない言葉だったのではないかと思いますが、お相手の女性としては職業を侮辱されたようで気が悪かったようです。
ご本人に悪気がないケースがほとんどですが、お相手の気を悪くしてしまうことには変わりありません。
お相手への対応が丁寧であっても、それ以外の方への対応を見て、女性側が引いてしまうケースもあります。
具体的には、レストランでオーダーを聞きに来てくださった店員さんに厳しい態度をとったり、エレベーターでほかの方を押しのけて我先にと降りて行ったりといったケースがありました。実際に、男性のそうした態度を見た女性にお断りされてしまったこともあります。
モラハラ男性に限らず、お相手のお人柄について深く知るには時間がかかるもの。また、ただデートを重ねるだけでなく、お相手を注意深く観察することが大切です。
以下では、モラハラ男性を見極めるための3つのポイントをお伝えします。
まずはご自分がお話した内容をきちんと受け止めてくれているかを確認することが大切です。もちろん、お相手が同じ考えだとは限りません。しかし、違った意見が返ってきたとしても、こちらが話した内容を受け止めてくれていれば、結婚生活で意見がぶつかっても建設的な話し合いをして乗り越えていける可能性があります。
交際中はやさしく接してくれていても、店員さんや周囲の人への態度が横柄だと、結婚生活が始まって「身内」になった後に、態度が豹変してしまう可能性があります。そのため、会員さまにはデートの最中に、店員さんをはじめとした周囲の人にも気遣いができている方かどうかを確認するよう、お伝えしています。
街歩きをしていると、さまざまなハプニングに遭遇することがあります。そうしたハプニングに対してお相手がどう対応するかを見ることで、お相手のお人柄が見えてくる可能性があります。
たとえば、重い荷物を持ったおばあさんが困っていたり、小さい子どもが危ない目に遭いそうになっていたりするときに、お相手がどのような反応をするかは、お相手のお人柄を見極めるポイントの一つになります。
仮交際が始まってまもない頃は食事デートが中心になるかと思いますが、デートの回数を重ねてきたら、街歩きデートも積極的に取り入れてみましょう。
モラハラに限らず、お相手のお人柄について気になることがある場合は、ぜひカウンセラーにご相談ください。お電話やメッセージなど、ご希望の方法でアドバイスをさせていただきます。
また、気になることがあっても、お相手に直接言えない場合は、双方のカウンセラーが連携してご本人に確認することも可能です。その際、次にお相手に会ったときに関係がぎくしゃくしないよう、こちら側からの質問だと悟られないようにお聞きすることを心がけています。
このように、お相手に関して気になる点があったとしても、第三者であるカウンセラーが間に入って問題解決のお手伝いができることが、結婚相談所のメリットの一つです。
「お相手のお人柄を見極める自信がない」
「気になることがあっても、お相手に直接伝えにくい」
といった悩みを抱えている方は、婚活の選択肢の一つとして、結婚相談所の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)