婚活の心強い味方である結婚相談所ですが、時には思わぬトラブルに遭遇してしまうケースもあります。
ここでは、結婚相談所で見られるトラブルや、事前に結婚相談所でのトラブルを避けるために気をつけたいことなどを詳しくご紹介します。
結婚相談所で見られるトラブルとして国民生活センターが挙げている事例には、以下のようなものがあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
入会はしたものの、イメージしていた結婚相談所と実際のサポート内容が異なり、思うような活動ができずに退会してしまうケースがあります。
例えば、成婚まで結婚相談所のアドバイザーがつきっきりでサポートをしてくれると思っていたら、マッチングが成立した後は基本的に本人任せにされるなど、自分が思い描いていたものと対応が異なる場合にそういったトラブルが発生することがあります。
事前にきちんと説明があったにも関わらず自分が勘違いしていた場合は仕方のない部分もありますが、入会時の説明とサポート内容が違っていたり、そもそもきちんと説明がなされていなかったりする場合は退会の大きな理由となります。
理想どおりのお相手をなかなか紹介してもらえないことも、結婚相談所でよくみられるトラブルの一つです。
一般的な結婚相談所では、入会時に希望するお相手の条件を登録します。しかし、実際に紹介されるお相手は自分の希望を満たしていない人物ばかりで、なかなかマッチングが成立しないというケースもあるようです。
結婚相談所では「月に〇〇人を紹介」など最低紹介人数が明確に提示しているところも多いですが、紹介されるお相手が条件に見合わない人物ばかりでは意味がありません。そのような状況が続くことでトラブルに発展する場合があります。
結婚相談所のスタッフの対応の悪さもトラブルの理由となります。問い合わせをしても返信が遅かったり、有益なアドバイスを得られなかったり、料金の高いプランへの変更を強引に勧めてきたり……。このようなスタッフが担当になってしまうと、結婚相談所での活動をスムーズに進めません。
また、マッチングや交際が思うようにいかないときに親身になって相談に乗ってくれず「努力が足りないからだ」と本人を責めるようなスタッフもトラブルの原因になりがちです。
結婚相談所によっては、入会金や月会費の他に以下のような費用が発生する場合があります。
これらの費用が発生することを事前にきちんと説明されていなかったり、自分自身が把握していなかったりすると、後々トラブルに発展する恐れがあるため注意が必要です。
結婚相談所では、マッチングが成立する前にお相手のプロフィール写真を見られます。お見合いに進むかを決めるうえで、お相手の写真は大切な要素の一つです。
しかし、実際にお見合いをしてみたらプロフィールの写真と実際の印象が大きく異なっていたというケースがあります。写真映りがよくなるようにメイクやヘアセットをする程度であれば問題はありませんが、なかには写真自体に修正や加工が施されており、あまりにも写真と本人が異なることでトラブルになるケースもあります。
結婚相談所でのトラブルを避けるために気をつけたいポイントとして、以下のものが挙げられます。
結婚相談所でのトラブルを避けるためには、入会前の無料相談を活用して以下のようなポイントをチェックしておくとよいでしょう。
事前にさまざまな点を把握しておくことで、実際に入会した後「イメージと違う」と感じてしまう可能性を減らせます。
結婚相談所が定めている規則を破らないということも、トラブルを避けるためには大切な要素です。
例えば、結婚相談所の規則で婚前交渉が禁じられているにも関わらず、それを破って成婚前に深い関係になった結果、思わぬトラブルが発生する恐れがあります。
規則を破った結果としてトラブルに巻き込まれた場合は、アドバイザーのサポートを受けられなかったり、強制退会をさせられたりするケースもあるため気をつけましょう。
結婚相談所でトラブルに遭ったときの対処法としては以下のようなものが挙げられます。
国民生活センター(消費生活センター)とは、消費者と事業者の間に生じたトラブル相談などを受け付ける国の独立行政法人です。「事前の説明とサービス内容が異なる」「想定外の費用が発生した」などの場合、国民生活センターに相談をすると、法律上の問題点などを踏まえたうえで円満な解決に向けて働きかけてくれます。
国民生活センターがおこなっている主なサービスは以下のとおりです。
なかでも消費者ホットラインは局番なしの「188」に電話をかけることで気軽に利用できるサービスです。トラブルに遭ったときはご活用をおすすめします。
結婚相談所で紹介されたお相手との間にトラブルが生じた場合は、まずは担当のコンサルタントに相談しましょう。
紹介者との間に起こりがちなトラブルとしては、
などが挙げられます。
こうしたトラブルに遭遇したときは、アドバイザーに相談をすることで問題を解決できる場合があります。例えばお相手と連絡が取れないケースでは、アドバイザーを通じて相手の意向を確認できます。また、個人情報の詮索や婚前交渉の強要など結婚相談所のルールに抵触する行為に対しては、しかるべき罰則を課してもらうこともできます。
自分一人で解決しようとすると、逆に事態を悪化させてしまう可能性もあるため、困ったときは早めに相談することをおすすめします。
そうしたトラブルを未然に防ぐ意味でも、結婚相談所選びは慎重にしたいものです。では、どのような結婚相談所を選べばよいのでしょうか。
「マル適マーク」とは、経済産業省が作成した「結婚相手紹介サービス業に関するガイドライン」を基に、第三者の審査によって「審査基準を満たしている」と判断された結婚相談所に与えられる認証です。
審査では、特定商取引法、個人情報保護法、その他関係法令が遵守されているかが厳しくチェックされます。したがって、「マル適マーク」を取得している結婚相談所は法律を守って運営されている安全な結婚相談所といえます。
「マル適マーク」とあわせてチェックしておきたいのが「クーリングオフ制度」の有無です。
「クーリングオフ制度」とは、いったん契約の申込みや締結をした場合でも、一定の期間内であれば無条件で契約の申込みを撤回したり解除したりできる制度です。
結婚相談所(結婚相手紹介サービス)は「特定継続的役務提供」としてクーリングオフの対象に含められており、原則的に契約日から8日間は撤回・解除が認められています。この制度をしっかり守っているかどうかは、結婚相談所を選ぶ際に大切なポイントです。
マル適マーク取得やクーリングオフ制度以外に、相談所スタッフの身振り手振りも見逃せないポイントです。
入会検討時のスタッフの対応が良いかどうかはもちろん重要ですが、入った後に実際のサポートを担当してくれるのは別の人になる場合があります。 そのときは改めて担当スタッフの対応をチェックしましょう。
そして、対応が不十分だと判断したならば、早めに相談所や担当者の変更を検討するのが賢明です。
結婚相談所ツヴァイでは、一人ひとりの利用者に寄り添い信頼されるサービスであり続けることを企業理念に掲げています。
さらに、全国の店舗において、「マル適マーク」はもちろん、個人情報の取り扱いが適切である事業者に与えられる「プライバシーマーク」も取得しています。
結婚相談所で想定されるさまざまなトラブルを避けるためにも、安心して婚活を進められる結婚相談所を見極め、理想のお相手との出会いを実現してください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)