結婚相談所でマッチングが成立すると、お見合いや仮交際、真剣交際などのステップに進んでいきます。その際に頭を悩ませるのが「割り勘」の問題です。果たして、結婚相談所のデートで割り勘はありなのでしょうか?
実際のデートで失敗をしないために、ここでは割り勘はアリかナシか、また割り勘にしないメリットや注意点を詳しく解説します。
結婚相談所で出会ったお相手と食事やお茶をする際、割り勘にするのか、それともどちらかが全額を支払うのかは迷うところです。ここではまず、シチュエーション別の対応を詳しく見ていきます。
IBJ(日本結婚相談所連盟)では、お見合いのときのお茶代は男性側が全額支払うのがルール&マナーとされています。
ただし、お相手によっては「自分のお茶代は自分で負担したい」という考えを持っているケースもあります。そのため、お相手から「どうしても割り勘にしたい」と申し出られた場合は、臨機応変に対応をすることも大切です。
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結婚相談所や選択したプランによってはお見合いで出会ったあといきなり真剣交際に進むのではなく、まずは「仮交際」という期間を経てから次のステップに移行します。仮交際はいわば「お試し期間」のようなもので、複数のお相手と同時並行でお見合いをしたりお茶をしたりすることも珍しくはありません。多くの結婚相談所では、仮交際の期間は1~3ヵ月程度に期限を区切られています。
仮交際はその先の真剣交際にステップアップできるかを左右する大切な期間であるため、お相手と真剣交際に進みたいのであれば、基本的にデート代は割り勘にしないほうがよいでしょう。
仮交際の期間を経て結婚を見据えた関係に進みたいとお互いに思えたら、「真剣交際」へとステップアップします。真剣交際に進むと、他の会員とのお見合いはできなくなり、交際中のお相手と結婚に向けて真剣に話し合いを進めていくことになります。
結婚相談所によっては真剣交際にも期間の制限を設けているケースがあります。基本的にはこの期間中も、デート代はできるだけ男性側が負担をしたり、多めに支払ったりすることがおすすめです。
また、お金に関する価値観をすり合わせる時期でもあるので、疑問に感じる点などがあれば話し合いの機会を持つことも大切です。「割り勘にしたい」もしくは「デートの費用を一部負担して欲しい」などの提案や相談があってもよいでしょう。
結婚相談所で割り勘にしないメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
お相手のお茶代や食事代を支払ったときのお相手の態度は、その人の性格を判断する一つの要素になります。支払ってもらった側は、たとえそれがルールであってもお礼を言うのを忘れないようにしましょう。
その都度ちゃんとお礼を伝えたり、自分の分は自分で払うことを申し出たりすればお相手に経済観念がしっかりしている、ご馳走になることが当たり前と考えない礼儀正しい人と印象づけることができます。
些細なことに思えるかもしれませんが、結婚生活においてはちょっとした気遣いができるか否かで夫婦関係に大きな差が生まれます。割り勘を通して事前にお相手の性格を知っておくことも大切です。
「自分はこのデートや交際に真剣だ」という気持ちを表現するうえでも、割り勘をしないことはメリットになります。真剣に交際をしているからこそデート代は自分が負担するという態度を見せることで、お相手に自分の真剣さを伝えられます。
もちろん、デート代を支払う以外にも気持ちを伝える方法はいくつもありますが、「割り勘にしない」というのは分かりやすい手段の一つといえます。
では、結婚相談所で割り勘をするリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。想定される3点をご紹介します。
女性は、デート代を男性が支払ってくれるかどうかで自分への好意の度合いを判断している場合があります。男性がデート代を負担することで、「この人は自分との交際を真剣に考えてくれている」と感じる女性は少なくありません。逆に、そんな女性にデート代の割り勘を提案すると、「自分に好意を持っていない」と思われてしまうケースもあります。
前述のとおり、結婚相談所でのお見合いや仮交際の期間は、複数のお相手とマッチングやデートをするのが一般的です。つまり、女性はお見合いやデートを通じて複数の男性を比較している場合があります。
その場合、割り勘をしてしまうと「他の男性は全額支払ってくれたのに」と思われ、ライバルに先を越されてしまう可能性があります。
せっかくデートを楽しんでいても、支払いのたびにお金のことを持ち出されると、お相手のデートのモチベーションが下がってしまう可能性もあります。
結婚相談所での交際はゴールインまでの期限が決められている場合も多く、限られた時間のなかでいかにお相手に好意を持ってもらえるかが重要です。毎回高級レストランで食事をするなど、あまりにも費用が嵩む場合は別として、普通のお茶代や食事代程度であれば男性側が負担したほうがスムーズでしょう。
結婚相談所で知り合ったお相手とのデートで割り勘にしないようにするためには、次のような考え方を持つことが大切です。
結婚相談所の出会いは一般的な出会いとは異なり、マッチングをした時点でお互いのプロフィールが分かっています。女性側も男性の年収を把握しているため、無理をして高級店を選んだり、お金がかかるデートをしたりする必要はありません。身の丈にあった場所でデートをし、自分の収入に見合った範囲で楽しむことが、結婚相談所で割り勘にしないようにするためにはおすすめの方法です。
ここでは、結婚相談所のデートにおける「割り勘」について詳しく見てきました。
結婚相談所のデートでは、基本的にデート代の支払いは男性側が持つものとされています。金銭的な負担が大きすぎる場合は別として、お茶代や食事代はできるだけ男性が支払うようにするとよいでしょう。また、判断に迷うときはアドバイザーに相談してみるのも一つの方法です。
こちらにご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ素敵なお付き合いを育んでください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)