婚活を始める前には、結婚相手に求める条件を決める必要があります。結婚相手に求める条件を決めないと、いろいろなお相手と会ううちに自分の軸がブレ、いつまでもお相手をひとりに絞ることができなくなるためです。
結婚相手に求めるものが思い浮かばない場合は、理想の結婚生活の条件を挙げるところから始めましょう。
<目次>
1.まずは自分が結婚に求めるものを知ろう
2.みんなは結婚に対して何を求めているの?
①穏やかに安心できる暮らしを送ること
②経済的な安定
③親を安心させること
④子どもを持つこと
⑤社会的なステータス
⑥お互いのチャレンジを応援すること
3.自分が結婚に求めるものを知ったらやること
①結婚相手に求める条件を決める
②理想の結婚相手に出会えそうな場所で婚活する
4.理想のお相手になかなか出会えないときは?
婚活を始める前には必ず、自分が結婚に求めるものを把握しておきましょう。理想の結婚像が見えていないと、出会いがあっても決断ができず、婚活が長引く可能性があるためです。
逆に、結婚に求めるものがはっきりとしていれば、良い機会を逃すことなく、効率的に婚活を進めることができます。
結婚に求めるものを一から考えるのが難しいと感じる方は、結婚に求めるものとしてよくある例を参照し、自分に当てはまるものを見つけるところから始めましょう。
結婚に求めるものとして最も多いもののひとつに、穏やかに安心できる暮らしが挙げられます。
内閣府が行った「結婚相手に求めること」に関する調査〈複数回答可〉では、20~39歳までの未婚かつ結婚願望がある男性の7割近くが、女性の場合は8割の方が「一緒にいて楽しいこと」「一緒にいて気を遣わないこと」を結婚相手に求めることとして挙げています。
これらのことから男女問わず多くの方が、結婚生活に穏やかさや安心感を求めていると言えるでしょう。
参考:内閣府 平成26年度「家庭形成と結婚に関する意識調査」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/pdf/2-2-2-2.pdf
結婚生活においては、経済的な安定を重視する方も多くいます。
内閣府が行った「結婚相手に求めること」に関する調査〈複数回答可〉では、20~39歳までの未婚かつ結婚願望がある女性の約5割が、お相手に対して「経済力があること」を求めています。同調査で「経済力があること」を女性に求めている男性は7.5%しかいないことから、女性のほうがお相手の経済力を重視しているといえます。
ただし、最近では共働き夫婦が増えており、夫となる人の収入に全面的に頼ろうとする女性はそれほど多くはありません。結婚相談所ツヴァイの男性会員様でも、共働きを想定している方が少なくないため、専業主婦になりたい希望がある女性は、それが絶対に譲れない条件かどうかを今一度考えておくとよいでしょう。
参考:内閣府 平成26年度「家庭形成と結婚に関する意識調査」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/pdf/2-2-2-2.pdf
結婚相談所にご来店される方に婚活を始めたきっかけを聞くと、親御さんを安心させたかったからと話す方が多くいらっしゃいます。ただし、「親が結婚してほしいと思っているから」という理由だけでは、理想の結婚像がわからず、お相手を決めきれなくなってしまいます。
婚活を始めるきっかけのひとつとして、親御さんを安心させたいと思うのは悪いことではありませんが、自分がどういった結婚生活をしたいのか、結婚に何を望むのかまでをしっかりと掘り下げておきましょう。
子どもを持てることを結婚の利点として考えている方も多くいらっしゃいます。
2010年の「出生動向基本調査」では、回答した男性の32.6%、女性の46.4%が「結婚の利点」として「子どもや家庭を持てること」を挙げています。比較的大きな割合ではありますが、子どもが欲しいと思っていない方もいるため、子どもが絶対に欲しいと考えている方は結婚相手の意向をしっかりと確認しておくことが大切です。
参考:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf(p.15)
結婚していることで社会的な信頼を得たいと考える方も少なからずいます。
2010年の「出生動向基本調査」では、男性の12.5%、女性の6.5%が「社会的な信用や対等な関係が得られる」ことを「結婚の利点」として挙げています。結婚するかどうかは個人の自由となりつつある現在でも、結婚を社会的なステータスと考える人も中にはいらっしゃるようです。
ただし、世間体だけで結婚してしまうと、結婚生活がつらく耐え難いものになってしまう可能性もあります。社会的なステータスのために結婚するのは個人の自由ですが、それ以外にも結婚生活において絶対に譲れないものはないか、今一度考えておくと良いでしょう。
仕事や趣味など、お互いのチャレンジを応援できる関係を求めている方もいらっしゃいます。
「出生動向基本調査」では、25~34歳の未婚男女20%弱が「独身にとどまっている理由」として「仕事(学業)に打ち込みたい」と答えています。これは独身にとどまっている理由ですが、結婚しても仕事や趣味に専念したいと考える方同士が結婚すると、結婚も仕事の充実もどちらも叶えられます。
お相手次第では、結婚も仕事の充実も諦めなくて済むため、固定観念を一度取り払ったうえで、どのような生活を望むかを考えてみるとよいでしょう。
参考:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf(p.17)
自分が結婚に求めるものがわかったら、結婚相手に求める条件を絞り込んだうえで婚活をスタートしてください。その後の婚活がスムーズに進められるよう、結婚相手に求める条件はとくにはっきりさせておきましょう。
理想の結婚像から逆算するかたちで、結婚相手に求める条件を決めましょう。たとえば、経済的に安定した生活を求めている場合は、お相手にどれだけの年収があればいいのか、といった条件まで絞り込むことができます。
ただし、条件が高すぎたり多すぎたりすると、条件に当てはまるお相手が見つかりにくくなってしまいます。過度な条件設定をせず、条件を1~3つほどに絞り、条件をすべて満たさなくても会ってみようとする柔軟さも大切にしてください。
結婚相手に求める条件を絞ったら、理想の結婚相手に出会えそうな場所で婚活をしましょう。
たとえば、お相手の年収を重要視される方は、高年収の男性限定の婚活パーティーに参加する、収入証明書の提出が求められる結婚相談所を利用するといった方法が考えられます。趣味が合う人がいいなら社会人サークルに参加するのも方法のひとつです。
婚活アプリ、婚活パーティー、結婚相談所といった婚活サービスも運営会社ごとに特徴が大きく異なるため、婚活方法を選んだ後も、各社のサービスをよく比較し、自分に合ったサービスを利用するようにしましょう。
婚活を続けても理想のお相手に出会えないときは、結婚に求めるもののハードルが高すぎる可能性があります。お相手に年収の高さを求めている場合は、その金額は相応か、もっと低くてはダメかなど、自分に問い直してみることが大切です。
結婚相談所ツヴァイの会員様でも、すべての希望条件に当てはまるお相手でなくとも、フィーリングを大切にしてご結婚されていく方がほとんどです。絶対に譲れない軸を持つことは大切ですが、自分がこだわっている条件は、他の条件と比較してそれほど重要でない可能性もあります。
理想のお相手になかなか出会えないときは、絶対に譲れない条件をひとつに絞り、まずは会ってみるという姿勢を大切にしてみてください。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)