社会人になるとどうしても家と職場とを往復をするだけの生活になりがちで、新たな出会いが欲しい場合は、自ら積極的に出会いの場に足を運ばなければなりません。ただ一口に「出会いの場」と言っても、場所によってその特徴が異なるため、自分の目的や性格に合った出会いの場を選ぶことが必要になります。
本記事では、ツヴァイのコンサルタントへのヒアリングで得た情報を元に、社会人の出会いの場と取るべき行動をお伝えしていきます。
<目次>
1.結婚につながる出会いの場
①職場や取引先
②結婚相談所
③マッチングアプリ
④街コン・婚活パーティー
2.恋活を目的とした出会いの場所
①合コンや飲み会
②スポーツジム
③バーや居酒屋
④結婚式の二次会
⑤料理教室
3.素敵な出会いにつなげるための行動
①第三者の意見を参考にする
②ポジティブな言葉をできるだけ使う
③相手の良いところを探す
④相手が既婚者じゃないかチェックする
職場や取引先は、結婚につながりやすい出会いの場です。厚生労働省が行った調査でも「夫婦が出会ったきっかけ」の28.1%が「職場や仕事で」出会ったと回答しています。同じプロジェクトに取り組んだり、顔を頻繁に合わせる機会が多かったりすることで、お互いの人間性を深く知ることができることから、結婚へと発展しやすいと考えられます。
向いている人
職場や取引先での出会いが向いている方は、仕事が忙しく、出会いの場に出向く余裕がない方です。内閣府が未婚者に対して行った別の調査では「結婚していない理由」で最も多かったのは「適当な相手にめぐり合えないから」(57.1%)でした。職場や取引先で結婚のお相手を見つけた方は、他に出会いの場所がなかった可能性もあります。
ただし、職場では恋愛したくないと考えている人もいるため、仕事関係の方へのアプローチをする際はお相手の気持ちをよく考えて慎重に行いましょう。
結婚相談所は、結婚したい人に出会いの場とサポートを提供するサービスです。他の婚活サービスにはない結婚相談所の特徴としては、プロフィールの添削やお見合いの日時調整、交際中の相談といったサポートが受けられることが挙げられます。
希望条件が予め合った人とだけ会えるため、フィーリングが合えば結婚を前提とした交際に進みやすい特徴もあります。
利用者
結婚相談所の利用者は20~50代以降までと幅広く、30代前半から40代前半までがボリュームゾーンです。ただし、結婚相談所によって利用者の年齢層が異なるため、ホームページでよく確認してから自分に合った相談所に入会するようにしましょう。入会金の支払いや独身証明書の提出、入会審査などがあることで、結婚への真剣度が高い方が集まりやすくなっています。
利用料金
結婚相談所の利用料金は他の婚活サービスよりも高く、入会金5~20万円、月額利用料1~2万円などがかかります。結婚相談所によっては、結婚相手を見つけてサービスを退会するときに支払う成婚料5~20万円が発生することもあるため、契約前に成婚料の有無や、支払う条件についてよく確認しておきましょう。
向いている人
結婚相談所に向いている方は、サポートを受けて活動したい方、できるだけ早く結婚したい方です。他の婚活サービスよりも利用料金が高いため、婚活に一定の金額を割くことも条件となります。
マッチングアプリは、出会いを求める方に、プロフィール・メッセージの交換を通して出会いの場を提供するサービスです。希望条件を入力してお相手を検索し、マッチングした方とはメッセージのやり取りができます。
利用者
利用者数は他の婚活サービスよりも多く、大手マッチングアプリの中には会員数が1,000万人を突破したものもあります。利用者の年齢は20~30代の比較的若いものの、年齢が高い方に特化したアプリもあるため、自分の年齢や目的に合ったアプリを選ぶことが大切です。
利用料金
利用料金は、最大でも月額4,000円程度と結婚相談所と比較すると安く、女性は無料で利用できるアプリもあります。
向いている人
時間をかけてお相手を探したり、メッセージを重ねたりする必要があるため、自力で根気よく活動できる方に向いています。結婚ではなく、恋活を目的とした人も利用していることが多いため、結婚への意志がまだ固まらない方も気軽に利用しやすいといえます。
街コン・婚活パーティーは、出会いを目的とした人が、飲み会・パーティー形式で出会える場所です。立食パーティーのように気になる方に自由に話しかける形式や、大人数のお相手全員に自己紹介をして回る形式などがあり、一度にさまざまなお相手と直接会うことができます。
利用者
利用者には、さまざまな年齢やバックグラウンドをお持ちの方がいます。「20代限定」や「年収1,000万円以上」「マンガが好きな人」「バツイチ歓迎」といった条件付きのパーティーに参加することで、希望条件に合う人と出会いやすくなります。
利用料金
利用料金の相場は、1回3,000~5,000円程度と、比較的利用しやすい料金設定です。
向いている人
短時間でお相手を見極める必要があるため、積極的にアプローチできる方やインスピレーションを大切にしたい方に向いています。マッチングアプリ同様に、恋活目的の方も参加しているため、結婚への真剣度がそれほど高くない方も利用しやすいといえます。
結婚ではなく、恋活や遊び仲間探しにつながる出会いの場は、さまざまあります。ただし、出会いを目的としていない場所もあるため、相手の意向を尊重し、むやみに話しかけるのは控えましょう。
出会いを目的とした合コンのほか、趣味つながりの飲み会も交際に発展することがあります。知り合い経由で出会う場合は、共通の知人がいることで安心感が得やすいことが理由のひとつと考えられます。
スポーツジムは、トレーニングをする人が集まっているため、運動全般を趣味としたお相手に出会いやすい場所です。Twitterの口コミによれば、同じ曜日・時間に通い、存在を認識されてから話しかけて距離を縮めたという声もありました。
ただし、基本的にはトレーニングを目的として集まっているため、むやみに話しかけるとお相手の迷惑になる可能性があります。話しかけるときは、ストレッチ時や休憩時といったタイミングを見計らいましょう。また、こうした出会い目的の声かけ行為を禁止しているジムもありますので、入会前にジムの規則をよく確認するようにしてください。
バーや居酒屋といった行きつけのお店の常連客と仲良くなる方法もあります。厚生労働省の調査では、「街なかや旅先で」出会って結婚したと答えた方は5.7%でした。決して多くはない確率ですが、申し込みや日程調整といった手続きが一切不要なため、出会いの場としては利用しやすいといえるでしょう。
結婚式の二次会も、交際に発展しやすい出会いの場と言われています。Twitterの口コミでは、学校の同期の結婚式二次会の場合は、懐かしい面々と会話が弾む同窓会感覚で距離を縮めた方もいらっしゃいました。
ただし、結婚式の二次会での出会いに期待して行ったものの、交流する機会もなかったという声も多く聞かれます。出会いの場としてはそれほど期待せずに参加したほうがよさそうです。
料理教室はグループで組んで一緒に調理をすることがあるため、距離が縮まりやすい習い事のひとつです。婚活パーティーの中にも参加者同士がグループを組んで料理をする形式のものもありますが、料理教室は出会い目的で参加している人ばかりではないため、出会いの場としてはあまり効率が良いとはいえません。
ただし、結婚相談所をはじめとした婚活では、料理教室に通っていることは男女ともにアピールポイントになります。直接的な出会い目的ではなく、自己研鑽のつもりで真剣に取り組むとよいでしょう。
婚活がうまくいかないときは、友人や結婚相談所の担当者をはじめとした第三者の意見を参考にしてみましょう。第三者には、自分では気付かなかった改善点が見えている可能性があるからです。
また、助言を聞き入れるだけでなく、行動にしっかりと反映していきましょう。耳が痛い指摘をされることもあっても、無視してしまってはアドバイスを求めた意味がありません。
話すときはポジティブな言葉を使いましょう。ポジティブな言葉を使っている人のほうが一緒にいて楽しく、好印象を持たれやすいからです。
自分の性格について「引っ込み思案」な側面がある場合は「人見知りですが、前向きに活動に取り組みたいと思います」とポジティブな表現に言い換えることを意識することが大切です。
お相手の良いところを探すことを心がけましょう。すべての希望条件に当てはまる人はほとんどいないことから、希望条件に合うかどうかばかりチェックしているとお相手を見つけることができないためです。結婚相談所ツヴァイの会員様も、希望条件のすべてに当てはまらなくてもフィーリングが合ってご結婚された方がたくさんいらっしゃいます。
また、新しい出会いの場に出かける前に、職場や友人など、すでに知り合っている人の良いところを改めて探すのも有効です。
独身証明書の提出が義務付けられていない出会いの場では、お相手が既婚者である可能性もあります。関係を深める前に、お相手のステータスをよく確認するようにしましょう。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)