結婚相談所に登録し、あとは自身に合った相手を見つけるだけ――そんな明るい未来を夢見ていたはずなのに「婚活難民」になってしまう人が、実は一定以上存在しています。
そもそも「婚活難民」とはどういう状態を表すのでしょうか。その意味や、なりやすい人の特徴、ならないためにするべきことなどを解説します。
婚活難民とは、結婚相談所に登録したり、マッチングアプリを利用したり、自ら積極的に婚活しているのになかなかお相手が見つからず、どうすればいいか分からなくなってしまった人を指します。
独身だけど婚活していない人や、そもそも結婚願望がない人は婚活難民の定義からは外れます。
婚活を頑張っているつもりなのに、相手が見つからない……婚活難民に陥りやすい人には、いくつか特徴があります。
婚活難民になりがちな人に多いのがこのタイプです。結婚で失敗したくない、妥協したくない、という思いから、あれもこれも……と条件を盛り込んでしまった結果、選んでくれる相手がいなくなってしまうのです。
結婚するためには、ふたりで新しい家庭を築くために互いに努力し、寄り添う覚悟が必要です。
一方的に「好き」を押し付けても成立する恋愛と、互いの意思を尊重する必要がある結婚は、意義も意味もまるで違うもの。結婚は恋愛の延長線上にあるものではありません。
「一度くらい結婚してみたい」「みんながしているからしたい」――こうした曖昧な動機で婚活をしていたり、求める理想像が曖昧だったりする人も、婚活難民に陥りやすいので要注意です。
結婚相談所に登録することで出会いの場が得られたとしても、自ら動かなければ幸せを手に入れることはできません。
「幸せは歩いてこない」のが、人生のセオリー。消極的な婚活では、結果を生み出しません。
仮交際を重ねても成婚にたどりつけないときは、自身の態度や性格を顧みることも大切です。何が悪かったのか、どこがダメだったのか、原因を検証できない人は、婚活難民になりがちです。
「生活レベルを下げないために、共稼ぎでいてほしい」と望むのに「女性が家事も育児も担当するもの」と、古臭く意味不明な価値観を押し付ける。
男女平等を声高に叫びつつ「女性は弱いんだから、男性が身を挺して守るべき」などと、女尊男卑な感覚を貫く。
このような“ダブルスタンダード"も、婚活難民あるあるです。
では、婚活難民にならないために、何をどのように努力するべきなのでしょうか?
条件が厳しいかな、多いかな、と感じるようであれば、求める条件をすべてノートに書き出してみて、絶対に譲れないものを3つ選び、それ以外の条件に優先順位を付けてみましょう。
順位が低い条件をプロフィールから削除することで、お相手の幅が広がります。
どうしても積極的な婚活が難しいと感じている人は、結婚したいと強く願っているお相手を探すことをオススメします。
グイグイと引っ張ってくれる人と巡り合うことで、自然と婚活への一歩が踏み出せるようになることも。
結婚したいという気持ちを、常に強く持ち続けるようにしましょう。
結婚相談所に登録しているのに、真剣に結婚を考えていない相手に対し魅力を感じる人は少ないもの。
モチベーションを保ち、「必ず結婚する!」という意識を持つことが大切です。
「ありのままの自分を受け入れてくれる人がいい」――そう願う気持ちは分かりますが、よほど人格者で素晴らしい人でない限り、ありのまますべてを受け入れてくれる人はまず現れません。
自分の欠点は何か、改善点はどこか、友人や家族、結婚相談所のカウンセラーに相談し、客観的に自分自身を見つめ、改善しましょう。
婚活難民にならないための努力を重ねているのにどうしても結婚できない場合は、もしかしたら婚活へのアプローチが合っていない可能性があります。
まずはいったん婚活をお休みして、リラックス。
そのうえで結婚相談所を乗り換えたり、マッチングアプリを試したり、あなたに合った婚活方法を探ってみましょう。
婚活難民に陥る人のなかには「失敗したくない」という思いから慎重になり過ぎているパターンも見受けられます。
婚活が上手くいかなくても、それは決してあなた自身を否定されているわけではなないので、婚活をむやみに恐れないことも、婚活難民にならないために必要です。
婚活は、恐れるものではなく、楽しむもの。
「人生のイベントのひとつ」と捉え、さまざまな人との出会いを楽しむくらいの余裕を持って、婚活を行うことをオススメします。
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)