「もう恋愛はいいかな…」と思っていたのに。出会ったのは、再び“恋”を教えてくれた人

「もう結婚だから、恋愛は別にいいかな」と思っていたRさん。1年近い活動の中で、「もうやめよう」と心が折れかけたことも何度もあったそうです。それでも歩みを止めず進み続けたRさんは、Kさんに出会いました。白シャツに眼鏡姿で現れた彼に“キュン”とした初デートをきっかけに、初対面と同じ月に真剣交際へ。そして朝の“みなとみらい”で迎えたプロポーズ。恋する喜びをもう一度教えてくれた彼との物語を伺いました。
お二人のプロフィール
-
Kさん
- 年齢
- 44歳
- 出身地
- 神奈川県
- 職業
- 製造業
- 趣味
- サッカー、ゴルフ、食べ歩き
- 入会期間
- 5ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
-
Rさん
横浜への引っ越しをきっかけに、相談所への入会を決意

婚活を始めようと思ったきっかけと、相談所を選ばれた理由を教えてください。
Rさん結婚願望はずっとありましたが、仕事のタイミングもあってこの年まで来てしまいました。昨年、仕事で横浜に引っ越してきて、「せっかくこんないい街にいるのに、一人で過ごすのはもったいないな」と感じ、そこから更に結婚への思いが強くなりました。マッチングアプリはあまり信用していなかったので、「本気で結婚したい人が集まる場所」で活動したいと思って。
一括資料請求でいくつかの相談所から連絡をもらいましたが、ツヴァイに決めたのは最初の電話対応がとても丁寧だったからです。親身に話を聞いてくださって、「ここなら安心できそう」と感じ、勇気を出して入会を決めました。
Kさん僕も年齢的に、そろそろ真剣に結婚を考えたほうがいいなと思ったのがきっかけです。たまたま知り合いにIBJを事業としてやっている方がいて、「そろそろ本気で考えてみたら」と勧められたんです。それで、その方の紹介で入会しました。
活動する中で、大変だったことはありましたか?
Rさんけっこう長く活動していたんですけど、途中で休んでいた時期もありました。私が土日休みではないので、お見合いの日程が合わず、なかなか進まなかったのが大変でしたね。10名くらいの方とお見合いをして出会い自体はありましたが、「この人だ」と思える方に出会うまでは時間がかかりました。お見合いでお断りされることもありましたしね。
Kさん僕は特別大変だったことはなかったです。ただ、彼女に出会う前に「いいな」と思う方がいたこともありましたがお断りされたり、逆にお申し込みをいただいてもこちらからお断りすることもありました。お見合いしたのは8人くらいでしたね。

お申し込みをされたのは、どちらからだったのでしょうか?
Rさん私からです。プロフィール内容を見て、すごく惹かれました。私はカウンセラーさんからのメッセージ欄もよく見るんですけど、そこに書かれていたコメントも含めて、私が求めている人柄に近いなと思ったんです。
安定した生活をしている方というのはもちろん前提にありましたが、結婚観や考え方がしっかりしていて、真面目さの中にも楽しさや余裕がある人がいいなとも思っていて。彼のプロフィールからは、その雰囲気が伝わってきました。
Kさんお互いの希望もしっかりマッチしていたので、「お申し込みをいただけてありがたいな」と思いました。僕としては、彼女の“普通”であることが魅力だなと思いました。でも実際、“普通”って一番難しいことでもあるんですよね。あと、活動の後半はエリアを横浜中心に絞って検索していたので、同じ地域に住んでいるというのも嬉しかったです。
子どものことに関しては、婚活を通して考え方が変わって。いまは「授かりものだから、どちらでもいい」という気持ちになっています。お相手に対する特別な条件はなく、「実際に会ってフィーリングが合えばいいな」というスタンスでした。
白シャツに眼鏡姿の彼に「キュン」。初デートで恋に落ちた

初対面の印象はいかがでしたか?
Rさん好印象でしたね。爽やかさと誠実さがすごく表れていました。
Kさん清楚な雰囲気で、とても好印象でした。会話も自然にキャッチボールができて、あまり肩肘張らずに話せたと思います。これまではどちらかというと、僕がリードして話を進めることが多かったんですが、Rさんとはちゃんと会話のキャッチボールができて。
こちらが話を振っても、きちんと受け止めて返してくれる感じがあって、そのフィーリングがすごく合っているなと思いました。
初対面からどのくらいの間をあけて、初デートになったんですか?
Rさん翌々日ですね。お食事に行きました。彼は初対面のときとは雰囲気が全然違っていて白シャツに眼鏡姿で現れたんですけど、それが私的にすごくヒットして。もう“きゅん”ってしてしまいました(笑)。
お話もすごく楽しくて、たぶん私ずっとニコニコしていました。帰りの電車でもずっとニヤニヤして帰って、「ああ、Kさんのこと好きだな」って思ったんです。

初デートの時点で、Rさんはもう「真剣交際に進みたい」という気持ちだったんですか?
Rさん「どうしよう…」って思うくらい、その時点ですごく好きになっていました。でも、これまでの経験からちょっと自信がなくて、「どうせ若い子のほうがいいんだろうな」とか考えちゃって。私ばっかり好きなんだろうなって思ったので、気持ちが盛り上がりすぎないようにセーブしていました。
Kさん僕も話していてすごく楽しかったですね。やっぱりフィーリングが合うなと感じたので、「お付き合いしたい」と思ったのは、そのときだったと思います。
不安よりも“わくわく”。トントン拍子に深まった絆

真剣交際への打診は、どちらからされたんですか?
Kさん僕からです。2回目のデートの夜ごはんのときにお話ししました。その日に「真剣交際に進みたい」という話をしようと、あらかじめ決めていて。告白というよりは「真剣交際に進みたいです」という言葉を選びました。周りには少し人もいたので、タイミングを見計らいながら伝えました。
Rさんその日に真剣交際のお話をされるとは思っていなかったんです。正直、自分に自信がなかったので、驚きました。だからこそ「光栄です」と、感謝の気持ちをお伝えしました。
7月のうちに初対面の出会いにデート、そして告白と…すごく盛りだくさんな1ヶ月でしたね。
Rさん本当に盛りだくさんでしたね(笑)。やっぱり合うときは、こうしてトントン拍子に進むものなんだなと思いました。

出会ってすぐ、どんどん進んでいくことに不安は感じませんでしたか?
Rさん不安はなかったですね。一緒にいる未来がちゃんと想像できたからこそ、真剣交際のお申し込みも受けましたし、「彼と一緒にいたら、きっと楽しいだろうな」ってすごくイメージできたんです。不安というよりも、全体的には“楽しみ”とか“わくわく”のほうが強かったです。短い期間でしたけど、いろんな話をしたので、自然と信頼できる関係ができていったんだと思います。
結婚するまでに、「これだけはちゃんと話しておきたい」と思っていたことはありましたか?
Kさんやっぱり一番は子どものことじゃないですかね。
Rさんそれもそうですけど、「どのくらいのタイミングで結婚したいか」っていうのも話しました。人によっては、すぐ結婚したい人もいれば、もう少しじっくり考えてからという人もいますよね。私は「いい人がいたらすぐにでも結婚したい」というタイプだったんですけど、そこはお互い近い感覚だったのかなと思います。
思い出の“みなとみらい”で迎えた、AM8時のプロポーズ

プロポーズのお話を聞かせてください。
Kさんこの日にプロポーズを、っていうのは2人で話し合って決めていました。指輪も一緒に見に行きましたね。場所は横浜の「みなとみらい大さん橋」。朝の8時前くらいでした。
Rさん私の希望で「人が少ない時間帯に」ってお願いしたんです。デートで行った思い出の場所でもあって、景色がきれいなところがいいなって。
Kさん出会ってから早いスパンで進んできたので、その中で感じた気持ちを言葉にして、「結婚してください」と伝えました。最後はひざまずいて指輪をパカッと。やはり緊張しましたね。
Rさん「お願いします」って答えました。プロポーズされることはわかっていたので手紙を書いてきて読んだんです。読むときすごく緊張しました。
手紙にはどんなことを書かれたんですか?
Rさん短い期間の中でここまで来られたことへの感謝と、これからの思いを。いまの私の気持ちを全部伝えました。
Kさんいまのことも未来のことも、本当にしっかり書かれていて。過ごした時間はそんなに長くなかったけど、いろいろ考えて想像して書いてくれたんだなっていうのが伝わって、すごく嬉しかったです。
Rさんプロポーズされるってわかっていたからこそ、ただ受け身ではいたくないなと思ったんです。私も同じように熱い思いを伝えたくて、その気持ちを手紙にしました。
Kさん逆プロポーズってわけじゃないけど、あの景色も含めて全部が特別な時間でしたね。

お互いの好きなところを教えてください。
Rさんもちろんピンポイントで挙げればたくさんあるんですけど、何より、居心地の良さとフィーリングが合うところですね。強いて言うなら、ちょっとした言葉の中にも優しさや思いやりがあり、そして行動力があるところです。いろいろ考えて、調べて、ちゃんと動ける方だなと思います。
Kさんもちろん人なのでオンとオフはあると思うんですけど、芯がある女性だなと思います。Rさんが横浜に来たのはまだ1年くらい前なんですよ。知らない土地でしっかり働いて生活していて、それって本当にすごいことだと思うんです。責任感があって、ちゃんと自分の足で立っている姿に尊敬しましたし、そういうしっかりされているところが素敵だなって思います。
今後はどんな家庭を築いていきたいなと思われていらっしゃいますか?
Kさんこれまでは少しバタバタした感じでしたが、ようやくここまで来られたので、これからは2人で楽しみながら過ごしたいですね。初めて迎えるクリスマスや年末年始といったイベントもありますし。お互い長く独り身だった分、「2人になったからこその楽しさ」をゆっくり実感しながら、穏やかに時間を積み重ねていきたいです。
Rさん帰ってきたくなるような、あたたかい家庭にしたいと思っています。時にはぶつかることもあると思いますが、出会った頃の気持ちをお互いに忘れず、いつまでも仲良く過ごしていきたいです。そして家族が増えたときには、笑顔の絶えない明るい家庭を築いていけたらと思います。
諦めず、ありのままの自分でいれば、運命の出会いはきっと訪れる

相談所で活動している方へ、アドバイスをお願いします。
Rさん私も何度も心が折れましたし、「もうやめよう」と思ったこともありました。今回も本当に最後の力を振り絞って申し込みをしたら、運命的な出会いがあって…。やっぱり“諦めないこと”が一番大事なんじゃないかなと思います。
あとは、自分が「何を求めているのか」「どんな人と結婚したいのか」をきちんと見直すことも大切にして欲しいです。譲れないポイントを明確にして、その軸を持って活動することが大事ですね。活動中は、どうしても自分を良く見せようと頑張ってしまうこともあると思いますが、結局それでは疲れてしまうので…。そのままの自分でいられる相手と出会うこと、それが一番の幸せだと思います。
自分を偽るのではなく、等身大の自分をどう魅力的に伝えられるか。“ありのままの自分を受け入れてもらう”という意識で進めていくのがいいと思います。
Kさんマッチングアプリだと、男性は有料で女性は無料という形が多いですけど、結婚相談所はその点で対等なんですよね。お互いが本気で結婚を考えている人同士だからこそ、同じ気持ちで向き合える場所だと思いました。
ただ実際に活動してみて感じたのは、僕も含めて“恋愛から少し遠ざかっている人”が多いということです。お見合いやデートの進め方に不慣れな人も多いですし、僕自身もそうでした。カウンセラーさんからは「もっと気持ちを表に出しなさい」とよく言われていましたが、なかなかそれができなくて…。逆に女性側も“好き”という気持ちをうまく出せない人が多かったりするんですよね。
ですが、男性も女性も、もう少しだけ自分の“好き”を言葉や態度で伝える努力をしてみること。それが結果的に、お互いの距離を縮める近道になると思います。

活動を通して、ひさしぶりに“恋愛の楽しさ”を感じる瞬間もありましたか?
Kさんありましたね。楽しいですし、思いが伝わるっていうのもすごくいいなと思いました。
ただ一方で、「あれ、自分ってこういうときどうしてたっけ?」って考えることも多くて(笑)。学生の頃みたいに、「デートってどこ行くんだっけ」「どんな話をすればいいんだろう」って。いまは便利な時代なので、スマホでいろいろ検索して参考にしていました。
Rさん私も恋愛からはしばらく遠ざかっていて、「もう結婚だから、恋愛は別にいいかな」って思っていたんです。でも…恋愛しちゃいました(笑)。“キュン”することなんてもうないと思っていたのに。
もともとは「そこまで好きじゃなくても、ある程度合えばいいかな」と思っていたんですけど、この年になって本気で恋愛して、心から「好きだな」と思える人に出会えたのは、本当に奇跡みたいで。「思いが通じるって、こういうことなんだ」と実感しました。運命って、あるんだなって。それこそ、ずっと一人だったので、いまは毎日がすごく楽しいです!

お二人の年表
| 2025年 | 7月 | 初対面 |
| 年 | 初デート | |
| 告白 | ||
| 8月 | プロポーズ | |
| 11月 | 両家顔合わせ | |
| 相談中 | 婚姻届提出 | |
| 2026年 | 4月 | 結婚式 |
5ヶ月
1年3ヶ月
(2025年11月22日 神奈川県横浜市 みなとみらい周辺で撮影)





























