成婚カップルの婚活体験談・エピソード
100人に申し込んだら最愛の人に出会えた。出会って3ヶ月でゴールインした夫婦が仲を深めた“あること”とは?
お互いをリスペクトし合い、頼り頼られながら良い関係を築かれているAさんYさんご夫妻。お見合いから3ヶ月でゴールインするなど、トントン拍子に進んだかのように見えますが、入会当初は出会いがなかなかなかったというAさん。しかし、ある行動を起こしたことがYさんとの出会いにつながりました。お二人に婚活を始めた経緯や、結婚の決め手、二人の距離を縮めたポイントなどについて、お話をお聞きしました。
お二人のプロフィール
-
Aさん
- 年齢
- 30歳
- 出身地
- 岐阜県岐阜市
- 職業
- 会社員
- 趣味
- 料理、ゴルフ、食べ歩き
- 入会期間
- 9ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
-
Yさん
「これでダメなら独身でいい」と気軽に入会
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Aさん婚活を始めようと思ったきっかけは、結婚相談所を運営している知人に誘われたことです。これまでマッチングアプリなどもしたことがなかったのですが、結婚相談所でいいお相手が見つからなかったら、独身のままでいてもいいかなと。結婚が自分に合うのか知りたいなという気軽な気持ちで始めました。
結婚相談所って僕よりも年齢が上の方が活動されているイメージがあったんですけど、男女ともに若い方も活動されているんだと知れたのも、入会の後押しになったかもしれません。
Yさん結婚相談所に入会した一番のきっかけは、身近な友人が結婚し始めて、自分の中に焦りの気持ちが出てきたことですね。この年になると、日常生活やマッチングアプリでの出会いが少なくなってくるんです。仮に出会えたとしても、お相手との条件とすり合わせることにお時間がかかってしまいますよね。その点、結婚相談所では、出会ってから結婚までがスムーズに進みやすい仕組みがあることを魅力に感じました。
実際に入会されてみて、いかがでしたか?
Aさん出会って3~4ヶ月で成婚している方も少なくないと聞いたときは、「そんなに速いの?」と思ったんです。ただ、活動を始めてからは、結婚というゴールが共通していて、活動期間をあらかじめ短く設定していれば不可能ではないなと実感しました。
Yさん入会時の提出書類の中にあった「独身証明書」に驚きました。結婚相談所で活動するまでは、そうした書類があることも知らなかったので。でも、こうした書類があると、お相手の身元がわかるので安心ですよね。
受け身の婚活から一転、お申し込みを100人に。
お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。
Yさんプロフィールを登録して、最初にお申し込みをしてくれたのが彼だったんです。「お申し込みって来るのかな」と不安だったこともあってうれしかったですね。
Aさん 入会してから半年間はお申し込みを待つ受け身の姿勢だったのですが、せっかく「お金を払っているのにもったいない!」という気持ちになり、一気に100人の方にお申し込みをしてみたんです。実はYさんもその一人だったのですが、プロフィールに「リーダー的な性格」と書かれていたことが気になった気がします。
Yさんそうだったんだ(笑)。私は公私ともに自分と違うタイプの方がいいなと思っていたので、不動産関連のお仕事をされていて、旅行やゴルフなど、休日も活発に活動されているところに惹かれました。それから、彼は眉を整えているんですよ!清潔感を大事にされていることがお写真からも伝わって好印象でした。
Aさん 眉を整えてくれた美容師さんにあらためて感謝しなければいけませんね。
お見合いの日のことについて教えていただけますか。
Aさん名古屋駅前のホテルのラウンジでお会いしました。実際に会ってみると、話し上手かつ聞き上手でお話ししていて楽しいなと。
自分からいろいろと提案もしてくれて「私、参謀役なんだ」と話していたのも納得でした。お見合いってだいたい40分から1時間ぐらいで終えなければいけないと思うのですが、結局1時間半ぐらい話していましたね。お店の席が90分制で、店員さんに声をかけられて初めて気付いたくらいです。
Yさん最初はお仕事や住まいといった比較的触れやすい話題から入って、私が犬が好きだと言ったら、彼がいとこの女の子が飼っているワンちゃんの写真を見せてくれて。
Aさんプロフィールを読んでいたので、ジムで筋トレをしている話や料理の話について聞いてみようと思っていました。彼女のことをより深く知りたかったので。まだまだ全然話せるなって感じでしたし、正直なところ、次もまた会えるだろうなと思っていました。
Yさん私も同じ気持ちでした。
初デートはどちらに行かれたのでしょうか?
Aさんお見合いから2週間後に、ちょっとおしゃれな焼鳥屋さんに行きました。僕は食べ歩きが趣味なので、行きつけのお店も何軒かあるのですが、「女性の方と一緒に行くならどういったところがいいだろう」と楽しみながらも真剣に考えていましたね。
Yさん彼が予約してくれたお店の雰囲気がとても良くて。席に着いてからも「苦手なものはありますか」とすごく気を遣っていただいた印象を持ちましたし、食の好みが合うなと。
Aさんお店を選ぶときに苦手なものを聞いたら、彼女から「パクチー」って返ってきたので、気が合うなと思っていました。その日はご飯だけだったんですけど、そこでもいろいろな話をしたよね。
Yさんお互いの家庭環境とか学生時代はこうだったとか。昔から今に至るまでの経歴とか、プライベートのお話が深くできたかなとは思います。ただ、基本的には、前回の続きで、自分と相手のことをもう一歩深く知れるような、他愛もない話が多かったかな。
Yさん今回はお酒を飲みながら2~3時間話したのですが、それでも時間が足りなかったですし、夢中になっていたせいでちょっとした失敗をしてしまって……。
実はお見合いのときにバレンタインのチョコをもらっていて、そのお礼としてプレゼントを持って行っていたのですが、お話が楽しすぎて渡しそびれてしまったんです。2回目のデートで無事に渡せたときはホッとしました。
「メッセージで雑談もしていいですか」で親密な関係に。
真剣交際に進んだ経緯について、教えていただけますか。
Aさん僕がYさんとの関わりの中で、とくに楽しいと思えたのはメッセージのやりとりだったんです。これまではメッセージは連絡事項を伝えるためだけに使うツールだと思ってきたのですが、あるとき彼女から「雑談的な連絡もしていいですか」と聞いてくれて。
僕自身はそうしたコミュニケーションをしたいなと思いつつも、自分から誘うのは苦手だったので、そう言ってもらえたのがうれしくて。自分からいろいろと話題を提供してくれますし、くだらない話から大事な話まで気兼ねなく話せたことでより親近感が湧きました。
Yさん私はお相手の男性に対して甘えたり頼ったりするのが苦手で、自分だけが気を遣いすぎてしまったことが多かったんですけど、彼の前ではすごく自然体でいられたんです。子どもが欲しいとか、家は持ちたいとか、そういった結婚観もある程度すり合わせができて、彼となら人生を歩んでいけると確信して、カウンセラーさんに希望を出しました。
告白はどのようにされたのでしょうか。
AさんYさんのご意向をカウンセラーさん経由で聞いて、僕から告白させていただきました。ただ、告白するまでに3週間も待たせてしまったんです。というのも、一気に100人にお申し込みをしていて、これからお見合いをする方もまだまだいらっしゃる段階だったので。
それから僕は転勤族で、3月以降も名古屋にいられる保証がなかったんです。なので、お見合いを一通り終えて、名古屋に残れることになった段階で「名古屋にいられることになったので、真剣交際に進んでいただけませんか」と。あまり告白らしくなくて恐縮なのですが。
Yさん転勤してしまったら交際を続けるのはなかなか難しくなるので、そこは不安ではありました。ただ、彼に転勤の可能性があることは知っていましたし、私へのお気遣いを感じていたので、そこを突き詰めることなく、ゆっくり待っていようと思えました。
思い出に残っているデートはありますか?
Yさんやっぱり思い出深いところで言うと、婚約に至ったデートですかね。個人的にはお花見のデートもすごく思い出に残っていますし…なかなか決め切れません。
Aさん僕は岐阜の郡上八幡に行ったドライブのデートですね。先ほど彼女が僕を頼りにしているというお話をしてくれたのですが、僕も彼女を頼りにしていて。
その日も彼女が運転してくれて、途中で「お酒も飲んでいいよ」って言ってくれたくらいなんですよ。甘えるところは甘えて、頼ってもらえるところは頼ってもらえる。そういうことがこの人ならできるなと思えたデートでした。
両家顔合わせに手作りの“しおり”を持参して
プロポーズの日のことを教えていただけますか。
Aさん名古屋の夜景が見えるレストランでディナーを食べながら「これから一緒に支え合って生きていこうね」と伝えました。
Yさんその日にプロポーズしてもらえると事前に聞いていたので、朝からずっと楽しかったですね。午前中には婚約用のネックレスを買っていただいて、それを着けて食事に行けたのも良い思い出になりました。それまでも結婚生活についてのすり合わせをたくさんしていたのですが、改めてそうしたお言葉をいただくと、うれしかったですね。
お互いの両親にご挨拶はされましたか?
Aさん両家顔合わせも済ませました。両家の両親が和気あいあいと楽しそうに話していてうれしかったですね。Yさんは顔合わせの前にしおりを作ってくれたんですよ。
Yさん彼がしっかりしていたので、私も何かしなきゃとコンビニに駆け込んで印刷していました。
結婚相談所での活動について、ご両親やご友人は知っていましたか?
Aさん両親と仲の良い友人には話していました。両親は「いいんじゃない?」という感じで。結婚適齢期の友人同士で会うと、「最近どうなの?」と自ずと結婚の話になるので、言い方は良くないかもしれませんが、酒の肴がてら結婚相談所での活動の話をしていました(笑)。
Yさん私の場合は結婚相談所に入会するときに、母が店舗までついてきてくれていたんです。両親ともにリスクは伝えてくれつつも「あなたが決めたことならそういう風にやっていきなさい」と私の気持ちを尊重してくれました。活動が忙しくて大変そうだなとは思っていたとは思いますが、すごく応援してくれていましたし、温かく見守ってくれてありがたかったです。
積極的な行動が自己理解を深める
お互いに出会ってから、影響を受けたところや変わったところはありますか?
YさんAさんが友人付き合いをすごく大事にするところを見習って、今までちょっと疎遠になっていた友人に連絡を取ってみたり、ご飯に誘ってみたりするようになりました。
AさんYさんは良いと思ったことを素直に行動に移せるところがすごいですよね。彼女は僕をどれくらいリスペクトしてくれているのかわからないですが、僕は彼女のことをすごくリスペクトしています。お互いに尊敬し合える関係じゃないと、長い結婚生活はうまくいかないですよね。
ありがとうございます。最後に、これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。
Aさんアドバイスできる立場ではないですが(笑)。でも、それまでの受け身な姿勢から心を切り替えて「100人に申し込んでみよう」と積極的になってから変わった気がします。結婚相談所のカウンセラーさんもよくおっしゃいますけど、絶対に譲れない条件を1つに絞って、まずは会ってみることが大事だなと思いました。マッチングさえできれば、自分がどういう人と合うのかも見えてくると思うので。
最初は自分が頼られる側で、自分がリードしていくべきなのかなと思っていたんですけど、彼女に出会ってからは甘えるところは甘えていいんだと思えたんです。婚活をする中で、自分が本当に求めているものがなんなのか理解できた気がします。
Yさん彼が話していたことと重なるのですが、一番は自己理解を深めることだと思います。いろいろな方とお会いする中で、自分が本当に大切にしたい条件がなんなのか、どこまでならお相手に合わせられるのかがわかってきますよね。
自己理解を深める機会ってそうそうないと思うんですよ。それをしっかり考える機会にすると、結果はどうあれ、自分にとって実のある経験ができるんじゃないかなと思いますね。
あと、メッセージのやりとりは頑張ってしたほうがいいと思います。「このアイス、おいしかったよ」とか他愛もないことでいいので。もちろん男女問わず得意不得意があると思うので、皆さんに当てはまるかはわからないのですが、こまめにコミュニケーションをとれたほうがいい関係になれるかと。
Aさんメッセージで女性から話題を提供してくれると、喜ぶ男性は多いと思いますね。これは身を持って知りました。できるだけ毎週会うようにしていたんですけど、会えないときも何気ないコミュニケーションを取ろうとしてくれると、やっぱりうれしいなと思うので。
お二人の年表
2024年 | 2月 | 初対面 |
初デート | ||
3月 | 告白 | |
5月 | プロポーズ | |
8月 | 両家顔合わせ | |
年内 | 婚姻届提出 | |
2025年 | 結婚式実施予定 |
9ヶ月
4ヶ月
(2024年9月7日 愛知県犬山市 犬山城下町で撮影)