成婚カップルの婚活体験談・エピソード
犬好きをきっかけに出会った二人。親よりも緊張した犬との顔合わせの末、成婚退会へ

ツヴァイをきっかけに知り合ったAさんとYさん。現在は結婚を前提とした同棲生活を送りながら、家族ぐるみのお付き合いをしています。
そんなお二人が出会ったきっかけは動物。そして、結婚を強く意識したのもYさんが飼っている犬にあったそうです。入会のきっかけや印象的に残っているデート、成婚退会するまでの経緯をお聞きしました。
お二人のプロフィール
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Aさん
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Yさん
「自分のペースで続けられるのがよかった」
婚活をはじめたきっかけを教えてください。
Yさん私は婚歴があるので、結婚相談所ならそうした話しにくい話も打ち明けやすいかなと思ったのが理由です。姉の友人がツヴァイを通じて成婚していて「すごくよかったよ」というお話を聞いていたことも後押しとなりました。
Aさん僕は20代後半から30代前半にかけて、結婚するつもりで交際していた女性と別れたことがきっかけでツヴァイに入会しました。
私が入会した当時(2015年)はまだ今みたいに婚活アプリなんかが普及していませんでしたし、結婚する意思をお持ちの方が集まっている結婚相談所のほうが効率よくお相手探しができると思ったんです。職場の先輩にもツヴァイを通じて成婚された方もいましたし、私の職場だと割引が適用されるなど、さまざまな理由が重なってツヴァイへの入会を決めました。
Aさんの入会は2015年7月ですね。失礼ですが、意外と苦戦されたのでしょうか?
Aさん実はツヴァイに登録してからも、別の場所で出会った人と交際していたことも何度かあって、その間は活動をお休みしていたんです。また、僕は仕事柄忙しいときと忙しくないときの差がすごくあるので、自分のペースで活動できたからこそ長く続けられたともいえるかもしれません。
Yさん私も自分のペースで活動できるのは良かったなと思っています。「この人いいな」と思って自分で申し込んでみたり、申し込まれてみたり。当事者だけで進めていけて、すごくやりやすかったですね。人と会うのはそんなに嫌いじゃないので、いろんな人とお会いできたのもおもしろかったですね。
動物好きで価値観マッチングするも、1ヶ月間の“ほったらかし”
お二人が出会った経緯について教えてください。
Aさん価値観マッチングで、動物好きな女性を探していたんですね。僕は年下の女性とウマが合う感覚があったので、30代半ばくらいまでの女性を探していたときにYさんを見つけたのがきっかけです。自分から申し込みをして、Yさんからお返事をいただいたのですが、1ヶ月ほどほったらかしてしまって(笑)。
自分から申し込みをしたのに、1カ月も放置してしまったんですか⁉
Aさんそのころはちょうど仕事が忙しくて、お返事をいただいていたことにも気づかなかったんです。1ヶ月ほど経ってからメッセージに気づいて、まず謝罪して。これでダメでも仕方ないなと思っていたら、お返事をいただけて「まだチャンスをもらえるんだ」と喜んだ記憶があります。
Yさん私のほうこそ、フェードアウトされたんだなと思っていたので。というのも、Aさんが住んでいる地域が、私が以前の結婚生活を送っていた地域に近かったんですね。「その地域には行きたくない」という事情をお伝えしたうえで、それでも大丈夫ですかというメッセージを送ったんです。
それに対して返事が1ヶ月間来なかったので、ダメだったんだなと。そしたら忘れたころに連絡が来て「そんな事情は全然気にしません」と言ってくださったうえで、私の事情を考慮して「会うときは僕がそちらに行きます」とも言ってくださって、そうした気遣いができる方なんだなと思って会うことにしました。
実際に会ってみて、お互いの第一印象はいかがでしたか?
Aさんプロフィール写真を見たときに、まずお顔がタイプだなと。それから、実際に話をしてみて明るいなと思いました。以前の結婚生活のお話をお聞きしたうえでも、そうした過去を感じさせないような明るさがあって、僕は好印象というか。
YさんAさんは体格がいいですし、職業柄もあるのか、ちょっと怖そうな人だなと思ったんですけど(笑)。それ以前にお会いした方は、自分からお話しするのが苦手なのか会話が続かない方が多い中で、Aさんは気さくにお話ししてくださって。話が弾んで会話が途切れることなく、楽しいひとときが過ごせました。
Aさん初回は喫茶店で2時間弱話したはずなのですが、あっという間で。別れた後すぐに「次はいつ会えますか?」と僕から連絡をして、2回目のデートの日にちを決めていた気がします。
焼き鳥チェーン店とカラオケデートで距離を縮める
その後はどのように交際を重ねられたのでしょうか?
Aさん2回目のデートでは、夜ご飯を一緒に食べることになりました。Yさんに何を食べたいか聞いたら、焼き鳥が食べたいと言われて。でも、いざ調べてみると名古屋駅周辺は女性と一緒に行くようなオシャレな焼き鳥屋さんがないんですよ。それで、Yさんに相談したら「チェーン店でもいいよ」と言ってくれたので、迷わず予約しました。
Yさん私は居酒屋の雰囲気が好きなのですが、私自身はお酒を飲めないので、なかなか居酒屋に行く機会がなくて。Aさんはお酒がお好きだと聞いて、お酒好きな人とだったら居酒屋に行けるかもと思ってお願いしてみたので、場所はどこでもよかったんです。
Aさんでも、自分だけお酒を飲んで話しても真意が伝わりにくいかもしれないと思って、そのときはお酒を飲むのはやめました。距離を詰めるために家族の話や他愛もない話をして、お互いに歌うのが好きだということがわかって、3回目のデートではカラオケに行きました。
告白をしたのは、カラオケデートの日ですか?
Aさん告白したのは静岡までドライブデートした日の帰り道で、車の中で手を握ったんです。そしたら、Yさんが「どういうこと?ちゃんと言葉で言って」と言うので「好きだから」と伝えました。僕としては察してほしかったんだけど……。
Yさんびっくりしたんですよ。告白してくれるなら今日だろうなと思っていたのに、何も言ってくれないまま夜になって。車の中でいきなり手を握られて、素朴に「どういうこと?」って。
Aさん手を握るタイミングをずっと逃し続けていたんだよね。その日はYさんが好きだと言っていたお店でハンバーグを食べたあと鍾乳洞に行く予定で、僕としては手をつなぐ絶好のチャンスだと思っていたんです。でも、僕らのすぐ前にカップルがいて、シチュエーション的にちょっと厳しいなと。ゆっくり歩いてカップルから離れようと思っていたら、Yさんがスタスタ歩いていっちゃって……。
Yさん鍾乳洞が楽しすぎて満喫しちゃった(笑)。でも、私は私で「今日告白してくれないならダメだったってことかも」と思ってしまっていたんだよね。
犬2匹との“顔合わせ”をクリアして結婚へと一歩前進
お互いに結婚を強く意識されたのはいつ頃ですか?
Yさん2022年9月、伊豆のペンションに犬を連れて出かけたときですね。私は犬を2匹飼っていて、結婚するとしたら犬も一緒に暮らすことになるわけなので、犬を不快に思われる方だとその後のお付き合いは難しいなと思っていたんです。でも、犬がいくら吠えても、Aさんはずっとニコニコしてて、すごくホッとしました。
AさんYさんのワンちゃんたちがダメと言ったら結婚できないからねと事前に言われていたので、ある意味ではご両親よりも厳しい犬たちとの顔合わせだったんですよ。Yさんの家に遊びに行くときに犬と触れ合ってはいたんですけど、長い時間を一緒に過ごすとどうなるのかというのはわからなかったので、不安でしたね。でも、伊豆旅行以降は僕にすっかりベタベタで、僕としても一つの大きなハードルを越えられたという意味で、強く印象に残っています。
Yさん私としても、犬たちが懐いたことで彼への信頼が強まりました。うちの犬はとくにこわがりなので、ちょっとでも怖いと思う人には近づかないんです。そんな子たちが懐いたから、この人はきっと心の底から優しい人なんだなって思えました。
それから、彼は私が旅行の準備をちょっと多めにしただけでも「ありがとう」とねぎらいの言葉をかけてくれたんですよ。以前の結婚で色々と自信をなくしていたので、Aさんからの感謝の言葉で「私はここにいていいんだ」と思えて、Aさんとの結婚を意識するようになりました。
プロポーズはもうされたんですか?
Aさんプロポーズ自体はまだしていないんです。でも、二人で家を借りて一緒に住み始めてはいて、同棲しても印象が大きく変わることもないですし、タイミングを見ながら結婚に向けて準備していきたいとは思っています。
YさんAさんはよく私の実家にも遊びに来てくれていますし、家族ぐるみでお付き合いしています。
「喧嘩はしても、明るく自然体で過ごし続けたい」
同棲生活はいかがですか?
Aさん一緒に住み始めてから、これからもこの人と一緒に生活していきたいなという気持ちが強まりました。朝早く出かけて夜遅く帰ってくることもあるんですけど、家にいれば必ず送り出したり出迎えたりするんです。今後もそうしてくれるかはわからないですけど、この人を離しちゃいかんなと思っています。
Yさん職業柄もあるかもしれないですけど、すごく強くて落ち着いているところっていうのが安心感があるというか。それに加えてやさしいんです。私が意外と小心者で、こわがりなところがあるのですが、Aさんといると安心して過ごせるので、ますます好きになりました。家事をはじめとして「これ、やっておいたよ」といろいろやってくれるところもありがたいですね。
Aさんただ、僕は一人暮らしが長かったこともあって、思いやりがないとよく怒られているんですよ。一緒に暮らすのであれば、そうした部分は改善していかなければいけませんよね。
ちなみに、どんなことで怒られているんですか?
Aさんふたりで分けて食べようと言っていた味噌汁をついつい僕が多めに食べてしまったこととかですね。「『食べてもいい?』って一言聞いてくれればいいのに」って言われて、そうかと。その場で気づかせてくれるからありがたいですね。僕も僕で言いたいことは言いますし、お互いに遺恨を残さないようにしています。
ありがとうございます。最後になりますが、お二人はどんな家庭を築いていきたいですか?
Aさん彼女は明るいですし、僕もあまり浮き沈みは少ないほうなので、いつも楽しくて明るい家庭でい続けられるといいなと思いますね。
YさんAさんと同じになってしまうんですけれども、いつも笑顔で、言いたいことを言って溜め込まず、お互いが取り繕わずに楽しく気楽に過ごせるような家庭を築いていきたいなと思っています。
お二人の年表
2022年 | 6月 | 初対面 |
初デート | ||
2022年 | 7月 | 告白 |
10月 | 同棲スタート |
7年3ヶ月
1年2ヶ月
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(2022年11月29日取材 愛知県新舞子マリンパークで撮影)