節目である30歳を目前に控えていた、同い年のTさんとYさん。そんなお二人は、一体どのようにして出会い、距離を縮めていったのでしょうか。

婚活を始めたきっかけや、初めて会ったときの印象、成婚退会に至るまでの経緯についてお聞きしました!

20代割に惹かれて、誕生日直前に駆け込み入会!

婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?

Yさん私は最初アプリで婚活をしていたんですけど、マッチしても気が合わず短期間で別れてしまうのを繰り返していたんです。一度切り口を変えて活動してみようと思い、結婚相談所を調べていたらツヴァイの20代割を見つけて、誕生日の直前に駆け込みで入会しました。
「出産するなら35歳までに」と決めていたので、そこから逆算して、30歳の婚活がラストチャンスだと思っていました。結婚願望がそこまで強くなかったので、これで良い人が見つからなかったら潔く諦めよう、将来後悔しないために今だけ頑張ろうという気持ちで活動していました。

Tさん僕は元々いつか結婚したいなとは思っていたので、30歳直前の時点で結婚を前提にしたお付き合いをしていなかったら、ツヴァイに入ろうと前から決めていました。20代割での料金がとてもお得なのを広告などで知っていましたし、家の近くに支店があったことも決め手の一つでした。なので、他の結婚相談所と迷うことはなかったですね。
ツヴァイに入会するまでは、街コンでお相手を見つけて交際したこともあったんですけど、あまりうまくいかなくて。結果的に僕も20代割に背中を押される形で、30歳になる3ヶ月前くらいのタイミングで入会しました。

実際に入会されてみて、いかがでしたか。

Yさんツヴァイを始めて2カ月ほどで、10人くらいの方とビデオ通話をしました。アプリに比べて、マッチングの質が高くて、どの方もとても素敵だったんです。そうなると、逆にどの人を選べばいいか分からなくなって困ったことはありました。けれど、そんな中で出会ったTさんは、頭ひとつ抜けて素敵だったので全く迷わなかったです。その時は、運命って本当にあるんだなとビックリしました。

Tさん僕もお申し込みをたくさんいただけてありがたかったんですけど、たくさんの方とメッセージのやりとりをしなければいけないのがちょっと大変だなと感じていました。仮交際に進んだ方が複数人いた時期は、休日が毎週そういった方達とお会いする予定で埋まってしまって、そのスケジュール管理にも苦労しましたね。

始まりは顔の見えない「価値観マッチング」から

お二人ともたくさんの方に出会われたんですね。そんな中、お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。

TさんYとは「価値観マッチング」で出会いました。マッチ後に顔写真が公開されるので、最初は簡単なプロフィールだけが見える状態だったのですが、年齢が同い年だったのと、ゲームやマンガといったインドア趣味など、 共通点が多いところが決め手で申し込みをしました。

Yさん私も似たような趣味の方と出会えたらいいなと思っていたので、プロフィールを見てお受けしました。
マッチ後の写真の印象だけで言うと、実はあまりピンときていなかったんです。なのに、実際に会ったら「本当にこの人なの?」ってくらい格好良くて。見た瞬間「私には高嶺の花すぎる…!次のデートはないかもしれない」と勝手に落ち込んでいました(笑)。

Tさんそうだったんだ(笑)。でも僕も写真だけを見て話した時よりも、実際に会った時の方が明るくて良いなと思ったよ。

Yさんこの機会は逃せない!と思ったので、同棲するまでの4カ月間は毎日欠かさず メッセージを送り合っていました。1日の終わりに「今日こんなことがあったよ」と現代版交換日記みたいな感じで。Tさんの丁寧なメッセージを読むのが楽しみでした。

初デートはどちらに行かれたのでしょうか?

TさんYの提案で、吉祥寺の謎解き街歩きゲームをしに行きました。僕の家からのアクセスのしやすさとか、ゲーム好きなことを踏まえて提案してくれたみたいで、それがすごくうれしかったですね。

Yさん謎解きに詰まって40分くらい同じ道をぐるぐるしてしまった時、全然嫌な空気にならなかったのが私はスゴイと思っていて。Tさんの優しさを感じました。最後、日が暮れた井の頭公園を歩いたのは少しドキドキしました。

誠実さが生んだ、思わぬ勘違い?

真剣交際に進んだ経緯について、教えていただけますか。

Tさん新宿の居酒屋で食事をした翌日に、僕から告白しました。本当は居酒屋でおしゃべりしていた時点で、僕としては真剣交際に進みたいと思ってたんですけど、お互いお酒が入っていたので今打ち明けるのは何か違うかなと。翌日落ち着いてから、通話で「真剣交際をお願いします」と改めて伝えました。

Yさん新宿の居酒屋で食事した日は、3回目のデートでした。「告白があるなら今日だな」と思っていたのですが、告白されなかったので「あれ?」とは思っていました。
その翌日に突然通話することになって、「仮交際されている人の中で、他に良い人っていますか」と聞かれたんです。Tさんの誠実さを踏まえると「私、このあと丁寧にフラれるのかな」と思っちゃって(笑)。そしたら全く逆の展開だったので、すごく嬉しくてホッとしたのを覚えています。

怖くなるほどの完璧なプロポーズだった

プロポーズの日のことを教えていただけますか。

Tさんクリスマスイブは、みなとみらいに行きました。午前中は赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに行って、日中は周辺を散策してから、夜は予約していたレストランでクリスマスディナーを食べました。食事のあと、大さん橋にイルミネーションを見に行ったんですが、その時に偶然花火のショーが始まったんです。花火を見終えた後に、僕から「世界で一番大切な人だと思っています。愛しています。結婚してください」と、自分の気持ちを素直に伝えました。

Yさんこの日はTさんが全てプランニングをしたうえで、車で迎えにまで来てくれました。クリスマスイブだし、きっとプロポーズしてくれるだろうなとは思っていたんですけど、その一連の流れがあまりに完璧すぎて。計算し尽くされたかのような素晴らしい1日に、逆に怖くなるほどでした。

婚活に対する周りの反応はどうでしたか?

Yさん家族には「結婚相談所に行ってみようと思うんだよね」と世間話みたいな感じで話していました。それからは「最近どうなの?」と聞かれたりして、婚活の進捗などを相談するようになりました。

Tさん僕は両親には特に話してなかったですね。それまでも女性とのお付き合いに関してしっかりと話したことはなかったので。プロポーズを無事に終えた後、ようやく伝えた感じです。

Yさん私はプロポーズが嬉しすぎて、会社の人にも報告しちゃいました。
ちょうど会社の納会があったので、先輩に「まだ皆にはナイショなんですけど、この前のクリスマスイブにプロポーズを受けたんですよ」と報告したら、腰抜かすんじゃないかってくらい驚いて「おめでとう!今日一番いい話を聞いたよ」と喜んでくれたのが嬉しかったですね。両親に近い年齢ということもあって、娘の結婚のように感じてくれたのかなと思います。あと、皆にナイショって言いながらも嬉しくて色んな人に話しちゃってました(笑)。

お互いの好きなところを教えていただけますか。

Tさん出会った当初から、優しくて明るい性格がすごく良いなと思っていましたし、全体的に価値観や好みが合うので一緒にいて居心地が良いですね。あと外見が可愛いところも好きです(笑)

Yさん私も同じです。優しくてカッコよくて。それから、思ったことを言葉できちんと伝えられるところが特に好きですね。言葉が足りなかったりすると、すれ違ったり喧嘩になってしまったりすると思うんですけど、Tさんに関しては全く 心配していません。

自分の頑張りを客観視するためにスプレッドシートへ 記録

これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。

Yさんなかなか交際まで進まなかったりすると、落ち込んでモチベーション下がっちゃいますよね。けれども、「次へ、次へ」と前向きに取り組んでいくことが大切なのかなって思います。
私は自分の頑張りが客観的にわかるように、マッチングの状況をスプレッドシートに記録して、コンタクトを取った人の数やマッチング率が分かるようにしていました。そうすると数を重ねることに集中できて、あまり余計なことを考えなくて済むので、モチベーションは安定していました。

Tさん婚活に対して仕事みたいに取り組む人ってすごく珍しい気がする(笑)。
僕はマッチングする相手を探していくときに、自分からたくさんの人にアプローチするのが大事かなと思いました。それから、Yは活動を始めてから2人目に会った相手だったんですよ。人によっては、早い段階で出会った人に対して「まだ他にも良い人がいるかもしれないから」と迷ってしまうこともあると思いますが、そうした先入観は持たずに活動していった方が良いんじゃないかなと思いました。

Yさん私が迷いなくTさんを選ぶことができたのは、メッセージの返信ひとつひとつがすごく丁寧だったところです。細かな感情に寄り添うような優しい言葉が多くて、こんな人ほかにいないぞと始めの頃から思っていました。活動中色んな人とやり取りをするのは大変ですが、丁寧なメッセージを心がけるだけで、ほかの人と大きく差をつけられるんじゃないかなって思います。

ありがとうございます。お二人から最後にメッセージがあればお願いします。

Tさん正直に言うと、僕は当初、結婚相談所に対してあまり良いイメージがなかったんです。結婚相談所でお相手を探す以上、どこかで妥協しないといけないのかなと思っていたんですけど、実際に入会してみたら、本当に自分の理想みたいな方と出会えたので、ツヴァイに入って良かったなって思いました。

Yさん今の話にはすごく共感できますね。私自身けっこうオタクなタイプなので、「同じベクトルで趣味を楽しめる人とマッチングできるのかな」と不安に思っていました。でも、こうしてきちんと趣味と価値観の合う素敵な人に出会えたので、同じ不安を抱えている人がいたら「大丈夫だよ」と伝えたいです。

(2024年3月17日取材 東京都立川市 立川駅周辺で撮影)