成婚カップルの婚活体験談・エピソード

「仲の良い友達」との結婚……出会って3ヶ月で成婚退会した30代カップルがゴールインするまで。

先日入籍をされたYさんSさんご夫妻。Yさんは入会から5ヶ月、Sさんは入会から3ヶ月で成婚退会したスピード婚カップルです。しかし、最初のお見合いでは話が盛り上がらなかったそう。

そんなお二人がどのように距離を縮めていったのか。婚活を始めた経緯や、結婚の決め手についてお話をお聞きしました。

お二人のプロフィール

  • Yさん

    年齢
    34歳
    出身地
    京都府亀岡市
    職業
    会社員(車体設計)
    趣味
    テニス、ドライブ
    入会期間
    5ヶ月
    入会店舗
    ツヴァイ立川店

  • Sさん

    年齢
    31歳
    出身地
    埼玉県春日部市
    職業
    会社員(IT関連)
    趣味
    ミュージカル鑑賞、楽器演奏
    入会期間
    3ヶ月
    入会店舗
    IBJ加盟店

離婚してまもなくコロナ禍に…‥‥婚活を始めようと思った理由

婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?

Yさん自分は2019年に離婚してまして、3年半ぐらいは自分の生活を満喫してたんですけど、32~33歳になったときにこれからどうしようかなと思って。ただ、コロナが流行っていて人に会いにくいですし、自動車の設計に関する仕事をしていた関係で職場には男性が多く、出会いは望めなさそうだということで、婚活を始める決意をしました。
数ある結婚相談所の中でもツヴァイを選んだのは、会社がたまたま提携していて割引もあったからですね。

Sさん私も30歳になった時点でお付き合いしてた方がいたんですけど、その人と結婚まで行かなかったら、結婚相談所に入って婚活しようかなと決めていました。その方とは結局お別れしてしまいましたし、私は今在宅勤務をしているんですよ。日常生活の中では出会いが全くないので、結婚相談所への入会を決めました。
20代後半くらいから婚活をしようかと考えていた時期があったのですが、当時は結婚相談所のハードルが高いと感じて。それこそ、マッチングアプリをやってみたりもしたんですが、時間がすごくかかってしまって。年齢も高くなりつつある頃だったので勇気を出して入会を決めました。

実際に入会されてみて、いかがでしたか。

Yさん僕もマッチングアプリを使ったことはあったので、その延長線上にあるものなのかなと思っていたんですけど、全然違いました。やっぱり最初のファーストコンタクトからちゃんと正装して、ラウンジで会って、一時間お喋りしたうえで、お相手を選ぶというフォーマットがあったことで、いろいろなことを考えられたなと思います。
ただ、ほかの相談所同様に、ツヴァイにも仮交際から3ヶ月以内に真剣交際を始めるという「3ヶ月ルール」があるじゃないですか。そうした短期間で、自分の気持ちをどう高めて次のステップに持っていくのかが難しかったなと感じています。

Sさんマッチングアプリと比較すると、真剣な方ばかりが集まっている印象でした。だから「この人は結婚したいと思っているのかな」などと考えなくてもいいところが、私にとっては楽でしたね。
ただ、いろんな人と並行して交際していく中で、当然お断りしなければいけないことも出てきたときに、どういう風にお相手を決めていけばいいんだろうとわからなくなったことはありました。なかなか決められずに後半になってまだお見合いしていたり……迷走していたところはありますね。

お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。

Sさん私からお申込みしました。プロフィールのお写真と自己PR文を読んだときの印象が穏やかで優しそうで爽やかで、いいなと思ったんです。

Yさん僕もプロフィールの写真と自己PR文を読んだときの印象が良くて、お申し受けをしました。一緒に遊ぶときの好みが合うのかどうかがわからなかったのですが、まずは会ってみようかなと。

盛り上がらなかったお見合い、帰り道の他愛もない会話がデートのきっかけに

初めて会ったときはどのような場所でお話されましたか。

Yさん新宿のラウンジですね。実際に会ったときにおとなしい印象だったのは意外でしたが、笑顔がかわいいなと思いました。ただ、コロナ対策として目の前にパーテーションが置かれているうえに、ほかの方の声がカーテン越しに聞こえてきてしまうので、会話してるときにお互いの声が聞きづらくて、盛り上がりに欠けたのが正直なところです。

Sさんそうなんです。声が聞き取りにくくて盛り上がらなかったので、趣味がそこまで合わないんじゃないかと思って、次にお会いするかどうかもすごく迷いました。ただ、写真通りの優しそうな方だなとは思いましたし、もう1回くらい会ってみようと思った気がします。

Yさんでも、お見合い後にラウンジから駅まで歩いたときは他愛もない話で盛り上がったんだよね。あの時間があったから、次も会ってみようと思えた気がします。
お見合いを4月末にした後、ゴールデンウィーク中は僕が京都にいたので、デートまでに2週間くらい期間が空いてしまったんです。でも、その間はほぼ毎日LINEで連絡を取り合っていて、早い段階で敬語を使わないようにすることにしていたので、LINE上では仲の良い友達みたいに盛り上がっていました。2回目のデートでは、平日の仕事終わりにお互いの家の中間地点の新宿で晩御飯を食べたのですが、楽しかったですね。

思い出に残っているデートはありますか?

Yさんこの夏は猛暑が続いていたので、基本的にはおうちで会っていました。外に出たときもプランを考えずに目的なくデートしてたんですけど、それでも文句を言わずに、楽しんでいてくれたのが非常にいいなと思って。たとえば、スカイツリーとか行くことだけを決めて、何をするかは現地で決める。そういったデートでもついてきてくれそうなのが良かったですね。
とくに何かあったってわけじゃないんですけど、本当にリラックスした状態でいられたことが強い印象として残っています。

Sさん私もYさんの感覚に近くて。何があったっていうよりも、それこそ行き当たりばったりで「次どうしようか」っていうときに、普通に移動してる間の何気ない会話とか、何か決まらないでグダグダしてしまうことに対して、「もう!」みたいになることが全然ならなかったっていうか。会話が本当に楽しかったのが印象的ですね。

LINEを毎日交わす中で、仲の良い友達みたいになれた

告白をした日のことについて教えていただけますか。

Yさんご飯を食べて遊んで、終電も間近のような状態の中で、新宿のオフィス街のベンチで、自分が今思っていることを打ち明けつつ、「こんな俺と一緒にいてくれますか」と言った気がします。
LINEは毎日してましたし、週に1回は会うようにしてて。それも、朝10時ぐらいから夜10時ぐらいまでと長い時間を一緒に過ごしていたんですが、心地よかったんです。ただ、仲の良い友達みたいな雰囲気が強かったので、真剣交際に踏み切るまでは2ヶ月間くらいかかりました。でも、ご飯を食べに行ったときの店員さんへの対応を見ていく中で、「こういう人だったらずっと一緒にいてもいいのかな」と、時間をかけて、そういった変化が出てきた感じですかね。

Sさん私も長時間一緒にいても全然苦にならないし、まだまだ帰りたくないなぐらいな感じで。私はそれこそ1ヶ月くらい経ったときから真剣交際に進んでもいいかなと思っていました。ただ、Yくんが何も言ってこなかったので、まだなんだろうなと思いつつ……会いたい気持ちはあったので、会い続けてっていう感じですよね。

踏み込んだことをお聞きするのですが、初めて手をつないだのはいつですか?

Yさん告白をした日は、時間が遅かったこともあって新宿駅まで送っていったんです。そのときに、どちらかともなくつないだんじゃないかな。

ちなみに、お二人はお互いのことをなんと呼んでいますか?

Yさん自分はSと呼び捨てで呼んでいます。

Sさん私はYくんと呼んでますね。

Yさん真剣交際に入ることになって、最初に決めたのは呼び名だったと思うんですよ。「今までどう呼ばれてた?」と聞いて、「こういうふうに呼ばれたことがあるよ」っていう候補の中から選んだ感じだったかな。

プロポーズの日のことを教えていただけますか。

Yさん彼女の家の近くで花火大会があったので、そこに合わせてネックレスを用意して「これからもずっと一緒にいてくれますか」と言いました。
結婚を意識したきっかけと言われると難しいんですが、普段のデートをする中で「結婚した後もこんな生活が続いていくんだろうな」っていうイメージをつくらせてくれて、「この人は安心だな」と思えたことが大きいですね。

Sさん私も自然体で過ごせるなとは、序盤から思えていたので。やっぱり結婚って生活ですし、結婚後の生活がイメージできることは大きかったと私も思います。

結婚が前提にある出会い、だから出会えた

お2人はこれからどんな家庭を築いていきたいですか。

Yさんまだお互いについて深く知れているかと言ったら、そうじゃない部分もあると思うんです。でも、「あれ、こんな感じだったっけ?」と思ったときも、言葉で思っていることを口に出して、話し合って、平和な家庭を築きたいですね。あとは子どもも欲しいなと思ってはいるので、今後のことについても話し合って決めていきたいです。

Sさんそうですね。ケンカもすると思うんですけど、お互いに我慢したりせずに、たくさん話し合って楽しい家庭を築きたいなと思っています。

お互いの好きなところを教えてください。

Yさんいつもニコニコしてるところですかね。仕事から帰ってきても笑顔でいてくれますし、帰りたい家だなって思うようにしてくれてるのが非常にいいところだと思ってます。

Sさん優しいところですね。私が不安になっているときとかに、どうしたのって聞いてくれるところとか。私はそういう話を切り出すのが得意じゃないんですけど、聞こうとしてくれるところが。

婚活を経て、良かったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。

Yさん婚活期間中はいろんな人に出会えるので、そのときに自分自身を見つめ直すことができるというか。たとえば、「この人と付き合いたいと思うのはなんでだろう」とか、自分が何をしたいのかを考える、すごくいいきっかけになったかなと。
結婚はゴールじゃなくて、それからのことのほうが大事だと思ってるんで。マッチングアプリだと同時期に会うってことがなかなかなかったですし、そこが一つ大きいポイントかなと思ってますね。

Sさんやっぱり自分の生活圏の中では出会わなかっただろう方々に、婚活期間中に会うことができて良かったですし。それこそ、マッチングアプリとかだと、結婚について最初から話すことができないじゃないですか。婚活だったら、まずは結婚が前提にあるので、最初からいろんな話ができるのはよかったですかね。もちろん、彼とのご縁をつないでもらえたことが一番良かったことですね。

ありがとうございます。最後に、これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。

Yさん難しいですが、やっぱり何をもって結婚をしたいかっていう考えをしっかりと持って活動するといいのかなと。いろんな方がいる中から1人を選ぶわけなんで、やっぱりそれが一番大事かなと思います。

Sさん難しい……でも、結婚相談所では素敵な方に出会えると思ったので、これから婚活を始める方にはがんばってくださいと伝えたいですね。

お二人の年表

2023年 4月 初対面
5月 初デート
6月 告白
7月 プロポーズ
9月 婚姻届提出
10月 両家顔合わせ
Yさん活動期間
5ヶ月
Sさん活動期間
3ヶ月

(2023年10月14日取材 東京都千代田区丸の内で撮影)

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