30代になって「本格的に婚活をしなければ！」と結婚相談所へ入会する覚悟を決めたHさんとIさんカップル。

当初、相談所は金銭面の敷居が高かったということですが、出会って3ヶ月で成婚した現在「結婚したい人はすぐに入会したほうがいい」と太鼓判を押す理由や、友達に活動状況を隠していた納得の事情などを、たっぷり語っていただきました。

マッチングアプリは自分の性格に合っていなかった

婚活を始めたきっかけと結婚相談所を選んだ理由を教えてください。

Hさん34歳ぐらいから結婚したいと思っていたんですけど、出会いがなくて、年齢も年齢なんで、IBJが開催している婚活パーティーに参加したんです。そのときスタッフの方から声をかけられて入会しました。

Iさん30歳を過ぎてから、そろそろ婚活をしなきゃと思っていたんですけど、コロナ禍になって。そうこうしているうちに33歳になったので、思いきって結婚相談所に入会しようと決意しました。ネットで比較サイトを見て、値段や条件の面でツヴァイが一番いいなと思って入会しました。

Hさんマッチングアプリも一瞬使ってましたが、自分の性格に合っていなくて、すぐにやめました。

Iさん私も2ヶ月間だけやったんですけど、やりとりをした方があまり真剣ではないというか……。マッチングして1ヶ月後にやっと電話で話して、その1ヶ月後にまた電話するというようなスピードだったので、これは「一生結婚までいきつかない！」と思ってやめました。

金銭面の敷居は高かったものの結婚相談所への入会を決意

結婚相談所に抵抗はなかったですか？　また活動してみた感想も教えてください。

Hさんやっぱり他の婚約手段と比べると、お金がかかるので、敷居は高かったです。でも、自分はお金を払わないと結婚できないところまで来ているという認識があったので、入会しました。

Iさん私も値段はネックでした。入会したら、きっと真面目な方と出会えるんだろうと思っていたんですけど、入会金と月会費のことを考えると、ちょっと足踏みしてしまった感じです。

Hさん入会した感想は、結構辛かったですね。まずお見合いの申し込みをしても、会える回数が少なかったので、心が折れそうになることもありました。会ったら会ったで、普通の合コンとは全然違うので気を遣いますよね。だからこそスムーズに結婚まで話が進むんですけど、お見合いの日は1時間とか1時間半、ずっと気を張っているので、終わったらぐったり疲れていました。

Iさん私も人見知りなタイプなので、初対面の方と話すのは気を遣いましたけど、入会する前に想像していたよりは、皆さん優しい方ばっかりだったので、思ったより楽しく活動できました。

月が変わったら申し込もうと思っていた相手からのお申し込み

お二人はどういう方法で出会われたんですか？

Iさん条件検索でHさんが出てきて、お写真の笑顔が素敵で、優しそうな雰囲気だったのと、趣味がゲームとサウナと書いてあって、私もゲームと温泉が好きなので申し込みました。

Hさん実を言うと、Iさんは自分も申し込もうと思っていた方だったんです。ちょうど申し込める人数の上限に達していて、月が変わったら申し込もうと思っていた矢先に、お申し込みを受けたので、ただただラッキーでした。

第一印象はいかがでしたか？

Hさんホテルのラウンジで待ち合わせをしたんですけど、すごく優しい女性が現れてびっくりしました。

Iさんお見合いで先に来てくれている方は、Hさんが初めてだったので、真面目だなと思ったのと、写真の通り、ずっとニコニコ話を聞いてくださったので、すごく楽しかったです。

初デートがコロナで延期に

Iさん1ヶ月後に初デートに行く予定だったんですけど、私がコロナにかかって延期になってしまったんです。「他の人とお見合いをしてしまうんじゃないか…」と焦りました。

Hさん頻繁に連絡するのも負担かなと思って、具合がよくなったかなっていうタイミングでLINEをしました。Iさんが元気になって、ようやく初デートで和食を食べに行きました。

Iさん次の2回目のデートで「結婚したあとも仕事をしたいですか？」とか、結婚観についての話をつっこんで聞いてくれたんです。このままうまく進められたらなと思っていました。

告白はどんなシチュエーションでしたか？

Iさんショッピングモールにいった後、喫茶店に行ったんですけど「真剣交際に進めたら嬉しいです」と告白されました。一緒にいて全然気疲れしないし、「私も同じ気持ちだったので嬉しいです」と返事をしました。

Hさん自分も話していて気が楽だったので、この人なんじゃないかなと、2回目のデートのときには気持ちが固まっていた気がします。真剣交際に入って、露天風呂と、広い座敷がある温泉に行ったんですけど、すごく喜んでくれたのが印象に残ってます。

価値観や感覚のすり合わせができていた

結婚を意識されたきっかけはありますか？

Hさん仮交際の時点で、結婚のイメージができていたので、真剣交際に入るときに、さらに強くなっていきました。

Iさん私も最初から結婚を意識していて、仮交際のときから会うたびに結婚生活のイメージができて、自ずと気持ちも固まっていきました。

Hさんそれで、クリスマスイブにプロポーズをしようと決めました。食事をしたあとにイルミネーションがキレイな博多駅前に行って。人が少なくなったタイミングを見計らって「結婚してください」とプロポーズしました。

Iさん「末長くよろしくお願いします」と答えました。

お互いの一番好きなところを教えてください。

Hさん笑顔が好きです。あと、一緒に生活を始めて、気づいたところを片付けしてくれたり、しっかりしてるんだなと改めて思います。

Iさんいつもニコニコをしているところと、何か決めるときは、必ず話し合いをしてくれるところです。「これはこういうメリットとデメリットがあって、俺はこうしたいんだけど、どう思う？」と説明をした上で、こちらの意見を聞いてくれるのでありがたいです。

すごくいい雰囲気が伝わってきますが、ケンカはされますか？

Hさんまだないので、この関係性を続けていければいいなと思っています。

Iさん結婚する前に、金銭感覚や味覚が合っていることがわかった上で一緒になれたので、ケンカになりづらいのかもしれません。

嬉し泣きするほど喜んでくれた家族

ご両家の顔合わせはどんな感じでしたか？

Hさん今年の2月に顔合わせをしたんですけど、母親は「Hが結婚できるなんて」と嬉し泣きしていました。相談所で婚活をしていることを伝えていなかったので「もうすぐ結婚する」と伝えたときから、ずっと喜んでいましたね。

Iさん私は母親だけに相談所に入会したことを伝えていたんですが、結婚が決まったときには「おめでとう！」とすごく喜んでいました。顔合わせもスムーズにできました。

婚活してよかったと思うことや変わったことはありますか？

Hさん結婚できたことが、一番よかったです。

Iさんツヴァイに入会したときに、担当の方から「婚活を通して、何かひとつ学びがあるといいですね」と言われていたんです。私は人と話すのが苦手なので、1時間知らない男性と楽しく過ごせるようになったら、成長できるなと思っていたんです。それで、いろいろ会話術を調べたり、笑顔でいる練習をしたんですけど、職場でも雑談が続くようになったのは、自分の中で変化した部分かなと思います。

素晴らしいですね。ちなみにご友人に婚活のことを相談をしたりしていましたか？

Hさん友達には全然言ってなかったですね。だから結婚が決まったときは、驚いていました。

Iさん私も誰にも言わずに、完全に結婚が決まった状態で、初めて友人や職場の方たちに報告したら「本当に？」「Iが結婚するの？」みたいな感じで、めちゃくちゃびっくりしていました。

友達や同僚に婚活状況を話さなかった理由

誰にも言わなかった理由はあるんですか？

Iさん話してしまうと、おそらく「婚活のグチを言ってしまうだろうな」と思ったんです。そこで慰めてもらったら「やっぱり友達といるほうが楽しい」と思ってしまう気がしたんです。なので、結婚が決まったときに伝えたら、みんな喜んでくれて「気を遣わないでね」って言っても、結婚祝いをくれたり、お祝いしてくれました。

覚悟を持って話さなかったんですね。最後に、現在婚活をしている方にアドバイスをいただけますか。

Hさんやっぱり心が折れそうになっても諦めず続けることが大事だなと思います。相手に出会えるかどうか不安になることもあると思うんですけど、続けないと出会えないのは確かなことなので、自分の活動を信じて続ければ、いい結果が出ると思います。

Iさんネットをみると相談所のネガティブな情報も目に入ると思うんですけど、今考えると、それで悩むのはムダだったなと思えるので「全然怖いところではないですよ」と伝えたいです。結婚相談所に入会している方は、しっかりしている方が本当に多いので、あまり考えすぎず、結婚をしたかったら、思いきって始めちゃったほうがいいと思います！

（2023年6月3日取材　福岡県福岡市　福岡動植物園で撮影）