“推し”がいるから恋はしない…はウソ?推し活と恋を両立する人たちのリアル

“推し”がいるから恋はしない…はウソ?推し活と恋を両立する人たちのリアル

「推し活も恋愛も、どちらも諦めたくない!」
そう考える人も少なくないでしょう。

好きなスポーツ選手やアイドルの応援に情熱を注ぎながら、すてきな恋にも巡り合いたい。
そんな願いは、果たして叶えられるのでしょうか?

本記事では、推し活と恋愛の両立に関するアンケート結果をもとに、現代の恋愛観と推し活の実態に迫ります。
推しへの愛と現実の恋愛、双方を大切にする「令和の恋愛事情」を深掘りします。


《目次》

  1. 1.推し活しながら恋もしたい!
  2. 2.令和は「推しと恋」の“どちらか”に絞らなくても良い時代!?
    • 推しがいても、交際相手に求める理想は上がらない
    • 交際や結婚をしても推し活は続けたい!
  3. 3.「恋もしたい」けど「推しも大事」!バランス感覚がスゴい
    • 推し活にかける時間はどのくらい?
    • 推し活しながらの交際で大切なこと
    • 苦労することがあるのも事実
  4. 4.推し活と恋の両立エピソード
    • 恋人より推しを優先することだってある!
    • 「推しは推し。恋人は恋人。」が円満の秘訣
    • 気づいたら一緒に推している?!
  5. 5.【まとめ】推し活しながらの交際には、理解・お金・時間のバランスが重要

1.推し活しながら恋もしたい!

推し活と交際や結婚は、両立できるのでしょうか?
恋人がいることで、スケジュール管理や使えるお金などに制限が出てしまうこともあるかもしれません。
どのくらいの人が、推し活と恋を両立しているのかを調査するために、まず、推し活をしている人の交際(結婚)状況を調査しました。

「今の交際(結婚)状況を教えてください。」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


現在の交際(結婚)状況は「好きな人はいないが、好きな人はほしい」と回答した人がもっとも多く、46.9%でした。
この結果から、恋愛に対してポジティブな姿勢がうかがえます。

推し活をしているからといって、恋愛を諦めているわけでも、拒否しているわけでもなく「良い出会いさえあれば恋愛したい」と考える人が多数派だといえるでしょう。

2.令和は「推しと恋」の“どちらか”に絞らなくても良い時代!?

「推しがいても恋愛はしたい」と考える人が多数派であることがわかりましたが、推しがいることによって恋愛のスタンスは変わるのでしょうか?
交際相手への条件や、交際後の推し活の継続可否について調査しました。

推しがいても、交際相手に求める理想は上がらない

勝利を目指して汗を流すスポーツ選手や、キラキラした笑顔で歌って踊るアイドルなど、推しの活躍する姿はなによりも輝いて見えるもの。
そんな推しを見ていると、恋人に求めるハードルも上がるものなのでしょうか?

「推しがいることで交際相手に求める理想は上がりますか?」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


実に70%以上の人が「変わらない」と回答しています。
好きなスポーツ選手やアイドルがいるからといって「現実の恋愛相手にまで理想を重ねる」という人は少数派なようです。
むしろ、推しと恋愛は別物と捉え「推しは推し、恋人は恋人」と切り分けて楽しんでいる人が多いと考えられます。

一方で「理想が上がる」と回答した人も、約4人に1人いるというのは興味深い点です。
推しを通じて「好きになる人の傾向」や「人を見る目」が磨かれ、理想が明確になった人も一定数いるのかもしれません。
推し活は、娯楽を超えて「自分の好きを知る」自己理解のツールになっている側面もあるのではないでしょうか?

交際や結婚をしても推し活は続けたい!

推し活は、日々の生活に潤いを与えてくれる大切な時間。
しかし、交際相手ができたり結婚したりと、ライフスタイルが変化すると、推し活にかける時間やお金は変わるのでしょうか?

「交際や結婚をしたら、推し活(応援)の時間や費用は変わりますか?」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


「推し活(応援)は変わらない」と回答した人が、約80%にのぼりました。
多くの人にとって、推し活は一時的な趣味ではなく、生活の一部として深く根付いている様子がうかがえます。
「恋人ができても、結婚しても、自分の好きを手放したくない」という現代の価値観が見えてきます。

一方「減らす」と回答した人も約20%います。
人生のフェーズが変われば、時間やお金の使い方が変化するのは自然なことでしょう。

とはいえ、多くの人が「恋愛=推し活の敵」ではなく「推し活も恋愛も、自分を大切にする手段」と考えているようです。
恋愛も推し活も、無理にどちらかを選ぶ時代ではなくなってきているのかもしれません。

3.「恋もしたい」けど「推しも大事」!バランス感覚がスゴい

「恋愛と推し活のどちらもを大切にしたい!」という価値観の人が多数派ですが、どのように両立しているのでしょうか?
両立において大切なことや、苦労している点を詳しく調査しました。

推し活にかける時間はどのくらい?

平日の限られた時間の中で、推しのためにどのくらいの時間を割いているのか、気になる人も多いかもしれませんね。
仕事や学業、プライベートと両立しながら、推し活にどのくらいの時間を費やしているのでしょうか?

「平日にどれくらいの時間を推し活(応援)に使っていますか?」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


「1時間以上〜2時間未満」がもっとも多く33.0%、次いで「30分以上〜1時間未満」が30.1%と、6割以上の人が、1日のうち1時間前後を推し活に確保しているようです。
忙しい日常でも、しっかりと推し活に時間を割いている人が多いことがわかります。

「30分未満」という回答は11.1%であることから、推しがいる人の約90%が、意識的にまとまった時間をとって推し活に励んでいるようです。
推しが単なる趣味や一過性のブームにとどまらず「生活の中で優先順位が高い存在」として君臨していることの証でしょう。

「休日にどれくらいの時間を推し活(応援)に使っていますか?」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


「2時間以上〜3時間未満」がもっとも多く24.2%、次いで「3時間以上〜4時間未満」が20.7%でした。
実に約45%の人が、半日近くを推し活に充てているようです。
平日と比べて自由に使える時間が増える休日は、より本気モードで推し活に取り組んでいるのでしょう。

「1時間以上〜2時間未満」は約20%である点を踏まえると、全体の70%近くの人が、少なくとも1時間以上は推し活に時間を費やしています。
ライブ配信やSNSのチェックに加えて、現地での応援やリアルイベントへの参加、映像の見返しなど、推し活のスタイルの多様化が反映されているのかもしれません。

推し活しながらの交際で大切なこと

推し活は、日々の活力であり、生活の一部という人も多いですが、交際を意識すると「推し活とどう両立すれば良い?」と悩む人もいるかもしれません。
推し活をしながらも、円満な交際を続けるためには、何が重要なのでしょうか?

「推し活(応援)しながらの交際で大切だと思うことを教えてください。」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


もっとも多かったのは「推し活(応援)に対するお相手の理解」で、77.5%でした。
次いで「お金の管理」「お相手と過ごす時間を減らさないこと」も意識しているようです。

グッズ購入やイベント参加などで、時間とお金がかかる推し活は、交際相手との価値観のすり合わせが大切です。
愛情もお金も「使い方にセンスが出る」といわれるだけに、ズレが生じると関係にひびが入りやすいのかもしれません。

約30%の人は「お相手の趣味に干渉しないこと」を挙げており、お互いに干渉しすぎない距離感を大切にしたい人が多い様子もうかがえます。
推し活と恋愛の両立で求められるのは「理解・お金・時間」のバランスのようです。

苦労することがあるのも事実

「理解・お金・時間」のバランスを意識していても、時には悩んだり、苦労を感じたりすることもあるようです。
推し活をしながら交際している人は、具体的にどのようなことに悩んでいるのでしょうか?

「推し活(応援)しながらの交際で苦労することを教えてください。」というアンケートへの回答結果は、以下のとおりです。


もっとも多かったのは「お金の管理」で、70%以上の人が苦労しているようです。
「推し活に対するお相手の理解」「時間の管理」も、半数以上の人が挙げています。
恋人やパートナーとのデート費用や将来の貯金を考えながら、自分のための推し活費をどれだけ確保するかは、現実的な悩みどころのようです。

平日は出演番組のチェック、休日は現地での応援など、推しに捧げるスケジュールが濃いぶん、恋人との時間との両立には工夫が必要なようです。
理解がない相手だと「そんなに夢中にならなくても…」と冷めた目を向けられてしまうこともあるのかもしれません。

さらに注目したいのは「家にある推し活グッズの整理」です。
同棲や結婚を視野に入れると、推しのポスターやアクスタをどこまで共有空間に置くかは、深刻な問題です。
物理的なスペースも心のスペースも、譲り合いが求められるのが「推し活×恋愛」の現実なのでしょう。

4.推し活と恋の両立エピソード

ここまで読んで、推し活と恋の両立は実現できると納得した人も多いかもしれません。
最後に、推し活と恋を両立している人に、印象的なエピソードを聞いてみました。

「推し活(応援)と恋愛について、もし印象的なエピソードがあれば教えてください。」というアンケートへの回答結果をご紹介します。

恋人より推しを優先することだってある!

推しのライブがクリスマスにあり、その時付き合っていた彼氏と過ごさず、ライブを優先した。


自分の推しの試合と、彼氏のデートが被ってしまって困っていたら、彼氏が気づいてくれて、予定を変えてくれた。またいつでもいいから行こって言ってくれたこと!


高校生のときから推してるミュージシャンと、彼氏がたまたま同じ苗字だったので、推し活と予定が被ったときに「こっちの◯◯とは高校のときからの長い付き合いなので…」と推しを優先した。「そうか、それはしゃーないな…」と笑ってくれたのが今の夫です。


「恋人より推しを優先したことがある」というエピソードから見えるのは、推し活が単なる趣味ではなく「人生の一部」になっていることです。
長年応援してきた推しへの想いは、特別なものであり、恋人と競うものではありません。

むしろ、推し活を理解し、笑って受け入れてくれるパートナーの存在が、恋愛関係をより深く、信頼に満ちたものにしている様子がうかがえます。
「推し活と恋愛は、どちらかを選ぶものではなく、ともにあるもの」と理解し合える関係性が、理想的なのでしょう。


「推しは推し。恋人は恋人。」が円満の秘訣

推しは好きなタイプとは違うので、実際に現実で好きになる人は違う。だからこそ、リアルな恋心にならず、バランスを持って推せているのかもしれません。友達と推しの7人組アーティストの中で付き合うなら?結婚するなら?誰?の順位をつけたのですが、見事に私も友達も推しは下の方の順位でした。笑


昔付き合ってた彼氏に「推し活と俺どっちが大切なん?」と、至極女々しいことを聞かれた。そもそも推しと彼氏、土俵が違うし比べるものではない。比べてもいいのであれば、間違いなく推しがのほうが大切。ってことで別れました。


「推しは推し。恋人は恋人。」と割り切るスタンスは、推し活と恋愛を両立させるうえでの賢いバランス感覚といえます。
実在のパートナーと理想を投影する推しは、まったく別の存在です。

土俵が違うからこそ、無理に比べる必要がなく、恋人にとっても安心材料になるはずです。「推しに恋しているわけではない」という意識があることで、推し活は恋人との関係を脅かすものではないといえます。
推し活と恋愛の両立には「推しと恋人は別物である」とお互いが理解できるかが重要なのでしょう。


気づいたら一緒に推している?!

彼氏と一緒に推しました^_^


主人は初め少しヤキモチ?をやいていました(笑)でも今では一緒に応援してくれています。


高校生の頃の元彼氏が本田翼さんを推していて、最初は嫉妬したこともありましたが、話を聞くうちに、私も一緒に推すようになりました。


「推し活=個人の趣味」と思われがちですが、時には二人の共通の楽しみへと発展することもあるようです。
最初は戸惑いや嫉妬があっても、相手の「好き」を理解しようとする気持ちが、いつの間にか二人の楽しみへと変わるのでしょう。

推し活は趣味であるだけではなく、感情や価値観を共有し合える「きっかけ」でもあるようです。
「自分の推しを尊重してもらえた」「一緒に推すことで一体感が生まれた」などの経験は、恋人同士の信頼関係や絆をより強くする要素になっているのでしょう。


5.【まとめ】推し活しながらの交際には、理解・お金・時間のバランスが重要

「推し活しながら恋愛もしたい」という願いは、決して珍しいものではありません。
今回のアンケート結果からは、推しがいるからといって恋愛を諦めるのではなく「良い出会いがあれば恋愛をしたい」と考える人が多数派であることが明らかになりました。

推し活は、個人の趣味にとどまらず、時にはパートナーとの共通の楽しみになるなど、多様な可能性を秘めています。
一方で、お金の管理や時間の使い方、そして何よりもパートナーの理解が、両立を成功させるためには欠かせません。

「推しは推し。恋人は恋人。」と割り切るバランス感覚を持ちつつ、お互いの価値観を尊重しあうことで、推し活も恋愛も、充実した形で楽しめるのでしょう。
令和の時代は、推しと恋愛のどちらかを選ぶのではなく、両方を手に入れることができる時代だといえそうです。

もしあなたが「良い出会いがあれば恋愛をしたい」と考えているのであれば、ツヴァイがお手伝いできるかもしれません。
ツヴァイでは、あなたの価値観やライフスタイルを大切にしながら、理解し合えるパートナー探しをサポートしています。

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【調査概要】
■調査名:推し活(応援)と恋愛の両立
■調査地域:全国
■調査対象:サントリーサンバーズ大阪のファン
■調査方法:アンケート調査
■調査日:2025年5月1日(木) ~ 5月11日(日)
■調査主体:株式会社ZWEI 「ツヴァイ婚活研究所」
■回答数:512名

この記事の監修者

ZWEI編集部


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