宗教の悩み、デート代の本音。それでも“大切にしたいこと”が同じだった私たち

宗教の悩み、デート代の本音。それでも“大切にしたいこと”が同じだった私たち

婚活に全力で取り組み、とことん自分自身と向き合ったHさんが、たどり着いた答えは「婚活はタイミングと運」だったそう。そんなHさんの運命のお相手は、2人のお嬢さんが自立したタイミングで入会されたAさん。トントン拍子に進んだ2人でしたがHさんが経験した7ヶ月は、とても濃いものだったそう。お互いを想い合っているからこそのエピソードや、「婚活がうまくいっていない」全員に伝えたい心構えについて、熱く語っていただきました。

お二人のプロフィール

  • Hさん

    年齢
    44歳
    出身地
    秋田県
    職業
    会社員
    趣味
    散歩、筋トレ、ラジオ鑑賞
    入会期間
    7ヶ月
    入会店舗
    IBJ加盟店

  • Aさん

    年齢
    43歳
    出身地
    新潟県
    職業
    公務員
    趣味
    アウトドア
    入会期間
    3ヶ月
    入会店舗
    ツヴァイ銀座店

それぞれのタイミングで飛び込んだ結婚相談所

婚活を始めたきっかけと相談所を選んだ理由教えてください。

Aさん娘が21歳と20歳になって自立したことと、新潟から東京に転勤になって、職場の方に「婚活して彼氏でも作ったら楽しくなるんじゃない?」とアドバイスをもらったのがきっかけです。
30代のときにマッチングアプリをやったこともあるんですけど、騙されたり素敵な出会いがなくて信用できなかったので、ツヴァイの電車広告を見て結婚相談所で活動しようと決めました。

Hさん自分もマッチングアプリを4つぐらい同時にやっていて、お付き合いした人もいたんですけど、やっぱり結婚する意欲がない人が多い感じがしたんです。YouTubeで調べていくうちに結婚相談所もいいなと思い始めて、一度飛び込んでみようと思って入会しました。

相談所に入会することをAさんはお嬢さんにご相談されましたか?

Aさん「話だけ聞きに行ってくる」と言ったら「すぐ乗せられて、入会しちゃうんだから行くな」と返されました。結婚は無理だろうと思って相談に行ったんですけど「そんなことない。いい人はいっぱいいるから大丈夫。幸せになりたいなら試してみましょう!」と言われて、娘の予言通り、その場で入会しました(笑)。
入会したことは内緒にして、ちゃんとお付き合いを始めたときに初めて明かしました。

なかなか真剣交際に進めなかった宗教問題

相談所での活動で大変だったことや心が折れたことはありましたか?

Hさん めちゃくちゃありました。仮交際までは進めるんですけど、自分は宗教に入っていて、それを理由にお断りをされることが多くて…。続いたときは落ち込みました。自分の価値を否定される感覚というか、時間とお金もかかっているし、辛いという言葉では足りないほどの感情になりましたね。
入会してから全力で取り組んでいたので、半年で結果が出なければ終わりにしようかなと思ったんですけど、やっていること自体は間違ってないはずだから、ゴールまで完走しよう。あとはタイミングと運だけだと思って、辞めずに続けました。

Hさんにとって宗教は大切なことだと思いますが、お相手には最初の段階でお伝えしていたのでしょうか?

Hさんカウンセラーさんと、プロフィールに書くか書かないかの協議をして、最初、書かずに失敗したから書いたほうがいいと思って書いたんですけど、マッチング率がめちゃくちゃ下がって…。
会えないことには何も始まらないので、プロフィールに書くかは毎回悩んでいました。

合計で何人の方とお見合いされて、お互い何人目の方でしたか?

Aさん1ヶ月間、毎週土日2人ぐらい会っていたので12〜13人は会いました。Hさんは4〜5人目の方でした。

Hさん人数は覚えてないんですけど、Aさんは30〜40人目ぐらいでした。

どちらからお申し込みされたんですか?

Aさん私からです。プロフィールの文章も気になったし、カウンセラーの方からのひとことに「この方の魅力は語り尽くせません」と書いてあったのも印象に残って。金銭感覚や価値観も合いそうだなと思ったのと、ピアノが弾けるということにも惹かれて申し込みました。

宗教については、プロフィールに書かれていた時期だったんですか?

Hさんそのときは書いていなかったですね。「朝7時半に起きてバナナと紅茶をいただいたあと、散歩をしながらカルガモを見るのが好きです」という感じで、性格や背景が見えるような文章を心がけていました。写真も相当こだわりました。

Aさん写真がちょっとかわいすぎて、会ったときは「違う人かな?」と思いました(笑)。

Hさんプロの方に撮ってもらって「肌が白すぎませんか?」と自分もツッコんだんですけど「大丈夫。大丈夫」と言われたんです(笑)。

経験を通して条件に追加した、連絡頻度

お相手に求める絶対条件は何かありましたか?

Aさん 長く一緒にいられて、金銭感覚が合う人ですね。

Hさん 途中からは「連絡がマメな人」という条件をプロフィールにも書くようになりました。
自分は短くていいので、LINEで朝夜の挨拶のやりとりをしたいタイプなんです。それまで仮交際していた女性は、返事が遅い人が多くて。金銭的な価値観も重要なんですけど、そういう相性が合う人がいいなと思っていました。

Aさん正直、プレッシャーでした。「マメな人がいい」って、どのくらい返せばいいんだろうと悩みましたし、なんかめんどくさい人なのかなと思いました(笑)。

Hさん男性って単純なので、返してくれるだけでモチベーションが上がるんですよ。

Aさんでもカウンセラーの方からも「連絡はマメなほうがいい」と言われて実感しました。毎日連絡がくると、少しずつ親しみが湧いてきて、好きかもという感情になってくるんですよね。他の人は、デートの約束以外やりとりしない人も多かったり、返事も遅かったから余計に。

お互いの第一印象を教えてください。

Hさん会話の内容は覚えていないんですけど、とてもキレイでかわいらしい方だなと思いました。

Aさん覚えてないの?インフルエンザ明けでしんどかったのに一生懸命話したんですよ。実は私も宗教に入っていて、カウンセラーさんから、宗教のことは初めに伝えたほうがいいと聞いていたので、娘がいることも含めて最初から話したんです。そしたら、たまたま同じ宗教に入っていて。そこで「俺も同じです」って言えばいいのに、そのときは明かされなかったんです。

Hさん宗教が同じでも価値観が違うとうまくいかないということも経験していたので、お見合いの場では言わず、最初のデートで明かしました。

Aさんにお子様がいらっしゃることは気になりませんでしたか?

Hさんお子さんが小さいと話が変わってくると思うんですけど、もう成人されていますし、気にならなかったです。2人で楽しく過ごしていければいいと思っていたので、そんなにこだわりはなかったですね。

熱量のあるAさんに最初から好印象

実際に接してみて、お互い他の人との違いは感じられましたか?

Hさん全然違いました。Aさんは入会されたばっかりだったこともあって、熱量がすごく伝わってきたんです。それまでお会いした方は、表情や言動で自分に全然興味ないんだなとか、なんとなく来ているのかな?と思うことがあったんです。

Aさん駆け出しで何にもわかっていなかったからね。

Hさんそれが「素」なんだよ。お見合いでは、これまでの人生で会ったことのないようないろんな方にお会いしました。食事にすごくこだわりがある方とか、旅行やゴルフが大好きな方とか、本当に世の中は広いんだなと勉強になりましたね。Aさんとは金銭感覚が合っていたのも大きかったです。

Aさん私は貯金が好きなんです。最初は高収入の方とお見合いしたこともあったんですけど、価値観が違いすぎて、長くは一緒にいられない気がして。同じような考え方で節約家の方のほうが、うまくいくんじゃないかなと思い直しました。

お2人とも他に仮交際されている方はいらっしゃったんですか?

Aさんちょうど重なってしまって3人ぐらいいました。

Hさんそのときは誰もいなかったです。

初デートはどちらに行かれましたか?

Hさん品川でディナーをして、イルミネーションを見ました。体調があんまりよくないと聞いていたので、2時間ぐらいで早めに切り上げました。
約束をする前に「2週間後でもいいですよ」と言ったんですけど、「1週間後でいいですよ」と言ってくれて、ちゃんと自分に興味を持って、真剣に向き合ってくれているんだと思えて、すごく嬉しかったです。

Aさん会いたかったからね。そこから週に1回Hさんと会って、それ以外の空いているところで他の方と会っていました。返事がすぐ返ってくるし、デートも1週間空くことがなかったので、自然とHさんが優先的になっていましたね。

Hさん経験を通して、1週間に1回会えないと長続きしないなとわかったので、週1回は会うことを目標にしていました。

2人の距離が縮まったスキンシップ

距離が縮まったのを感じた瞬間はありましたか?

Aさん 肩を揉んでくれたことかな?

Hさん自分もそのときに距離が縮まった気がします。4回目のデートで横浜に行ったんですけど、勇気を出して、ランチを食べた後「手を繋いでいいですか?」と聞いたんです。手を繋ぎながら散歩をして、ベンチに座ってコーヒーを飲みながら、肩を揉んだりしました。スキンシップをイヤがられなかったので、自分を受け入れてくれているんだなと安心できました。

Aさんマッサージが好きなので嬉しかったです。相談所という出会い方だと、まだ好きかどうかはわからないし、他人だからこそ形から入ることが大事で、こうやって触れ合ったりしていかないと親しみは湧いてこないんだなと感じました。

真剣交際にはどのような流れで進みましたか?

Hさんその日の帰りに告白しました。

Aさん 外デートは疲れたし、「次はお家デートをしたい」と話していたんです。

Hさんそれで「真剣交際はどうでしょうか?」という感じで、告白をしました。その場でOKしてくれて、めちゃくちゃ嬉しかったです。それまで活動してきたすべてが報われた気がしました。

Aさん そんなに高い壁があったんだね。

Hさんあったあった。お見合いの壁、そのあと2回、3回と会ってもらう壁、真剣交際という大きな壁、その先にも成婚退会の壁があると聞いていたので、トントン拍子に進んで、自分でもびっくりしましたね。今までの苦労はなんだったのかと。

他に仮交際の方がいらっしゃる中で、Hさんを選ばれた1番の理由ってなんだったんですか?

Aさん 一番大切にされている感じがしました。デートが終わったあと、3〜4行の感想をLINEで送ってくれたのも嬉しかったし、愛を感じました。条件で選ぶと他の方と迷うこともありましたけど、会うといつもニコッと笑顔だったのも癒されました。

デート代に対する男性側の本音

金銭感覚が合うということでしたが、デート代はどうされていましたか?

Hさん自分がご飯代を出したらAさんが次の喫茶店代は出すとか、そういう形です。値段が高いときは、少し出してもらっていました。もちろん全部出したいという気持ちはあるんですけど、「自分も出すよ」と声をかけてくれると、男性はめちゃくちゃ嬉しいと思います。

Aさん奢ってもらえたら嬉しいですけど、出せるものは自分も出そうと思っていました。

Hさんその気持ちがすごく嬉しかったです。

リアルなお話をありがとうございます。その後の展開は、どんなふうに進んでいきましたか?

Hさん ちょうど年末年始を挟んだので、毎日会っていました。Aさんのご両親に「いつでも挨拶に来ていいよ」と言ってもらったので、1月の3連休でAさんのご両親に会って、そのあと自分の実家にも行きました。

AさんHさんのご実家では「おめでとう!」と大歓迎を受けました。本当にこの人でいいのかなという不安もあったし、娘にも会わせようと思ったら、「誰その人。聞いてない」と言われて。私はホウレンソウ(報告、連絡、相談)が得意ではないので、こんなに反対されるんだったら、無理かもしれないと思ったんですけど、娘たちと話し合いをして、「1年ぐらいは結婚しないで様子を見る」という条件付きで賛成してくれることになりました。

プロポーズはどういったシチュエーションでしたか?

Hさん品川プリンスホテルで、デザートプレートに「ずっと一緒に歩いていきたいです」と書いてもらって、バラを渡して「これから先もAさんの味方でいたいです。結婚してください」とプロポーズしました。
指輪は要らないと言われていましたが、バラだけだと寂しいなと思って、マッサージ券とコーヒーがついたギフトセットを渡しました。

Aさんすごく嬉しかったです。結婚は2回目なんですけど、プロポーズも結婚式もしなかったので、こんな素敵なところでプロポーズをしてもらって、こんなに大切にしてもらったことってないなと思いました。
Hさんには、これまで否定されたことがないんですよ。今の仕事を続けるには実家の新潟に戻らなくてはいけないんですけど、「それでもいいよ。別居婚でもいいよ」と言ってくれたりして。

Hさん何事もやってみないとわからないから最初から否定はしたくないと思っているんです。でも、遠距離になってしまうので、3ヶ月ごとに振り返るノートを作って、そのときの体調や思っている心境を書き込もうと提案しました。

すごく素敵なご提案ですね。

Aさんお互いの不満とか直してほしいこととか、私がうまく伝えられないっていうのを汲んでくれたんです。

Hさんうちの会社で、3ヶ月おきに業務を振り返る作業があるので、それを応用しました。気持ちが疎遠にならないように、お互いの気持ちを共有していきたいなと思っています。

Aさんまだ始めたばかりなんですけど、聞いてもらえる機会があるし、文章にすることで、自分の気持ちを整理できるし、いい制度だなと思っています。

Aさんへの愛を感じますね。お互いの好きなところを教えてください。

Hさん感情の起伏が激しくないので、穏やかで一緒にいると安心できるところが好きです。「自己肯定感が低い」って自分で言うんですけど、そんなことないと思います。

Aさん「かわいい」って、すごく褒めてくれるよね。
私は「どうしたいの?」「どう思っているの?」と、いろいろ聞いてくれるところがありがたいです。LINEも最初はめんどくさいと思っていたんですけど、いつも優しくて、私のことを常に思ってくれるところが好きです。

Hさん(携帯を見ながら)これじゃないの?

Aさん「強引なところがない」「笑顔が素敵」「家族仲がいい」「物欲が少ない」「お金をあまり使わなくても幸せそう」「ピアノが弾ける」「マッサージをしてくれる」「運動習慣がある」「いっぱい褒めてくれる」。

HさんLINEで好きなところを言い合ったことがあったんです。

これから、どんな家庭を築いていきたいですか?

Hさんお互いにいいことも大変なことも分かち合って、改善しながら成長できる関係を築いていきたいです。
あと家が好きなので、自宅で朝ご飯を食べたり、本を読んだり、散歩に出たら自然や鳥を眺めたり、何気ない心が通う時間を大切にして、お互いが安心感を与えられるような場所を作れたらいいなと思っています。

Aさん熟年夫婦になると喋らなくなると聞くので、常に会話を楽しめる夫婦でいたいと思います。

苦戦している方に伝えたい!婚活の心構え

最後に、相談所で活動している方へ、お2人からアドバイスやメッセージをお願いします。

Aさんお金をあまり意識しないことですかね。どうしても収入って目がいっちゃうと思うんですけど、そんなに欲を出さずに、自分と同じくらいでもいいやという気持ちでいたら、きっと見つかると思います。

Hさんやっぱり自分磨きをすることが一番大事ですかね。本当にタイミングと運なんで、誠実でいることを大前提として、ダメなときは自分がダメなんじゃなくて、「たまたま運と縁がなかった」と思わないと、心が疲れちゃいます。
特に男性は「身だしなみを整えて、体型維持もしていかないと、なかなか次に繋がっていかないし、生半可な気持ちでは結婚できませんよ」と伝えたいです。もちろん人によりますけど、40代なら「最低でも1年以上はかかる」という覚悟を持っておいたほうがいいと思います。いろんな壁があるし正直つらい時期もありますが、相談所だからこそ出会える人がいますし、自分自身を知るきっかけにもなります。お金と時間はかかりましたけど、挑戦する価値は十分にあると実感したので「楽しんでください」と言いたいです。
って、口で言うのは簡単ですけど、淡々とやっていくしかないんですよね。

お二人の年表

                  

                  

2025年 11月 初対面
初デート
12月 告白
2026年 1月 それぞれの両親に挨拶
2月 プロポーズ
11月 婚姻届提出予定
12月 挙式予定
Hさん活動期間
7ヶ月
Aさん活動期間
3ヶ月

(2026年4月19日 東京都渋谷区 代々木公園で撮影)

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