成婚カップルの婚活体験談・エピソード
「離婚を経験しても、やっぱりともに生きていきたい」アラフォー夫婦のご縁を結んだ“ワン”ダフルストーリー
出会って3カ月のスピード婚をしたYさんHさんご夫妻。ともに結婚歴のあるお二人が出会ったきっかけにも、二人が仲を深めたきっかけにも、Hさんと一緒に暮らしていた犬の存在がありました。出会いのきっかけから結婚生活に至るまでのお話を詳しくお聞きしました。
お二人のプロフィール
-
Yさん
- 年齢
- 45歳
- 出身地
- 神奈川県
- 職業
- 会社員(技術職)
- 趣味
- 料理、水泳
- 入会期間
- 10ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
-
Hさん
「パートナーがいたらもっと楽しい」と再婚を決意
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Yさん最初の結婚で離婚をした後、一人で暮らしていてそれはそれで自由で気楽な生活ではあったのですが、このまま過ごしていても5年、10年先も何も変わらないだろうなと感じていました。そこでやはり共に過ごすパートナーを得て、まだまだ新しい経験や楽しみを見つけながら日々を過ごしたいと思って再婚に向けた婚活を始めました。
Hさん私も婚歴がありまして、離婚した後は犬と2人で穏やかに暮らしていたんですけれど、「パートナーがいたほうがもっと楽しく暮らせるな」と思い立って婚活を始めました。その頃はちょうど友人のお姉さんが結婚相談所を利用してお相手を見つけたという話を聞いたばっかりだったんですね。私にとっての結婚相談所のイメージは、仲人さんがついて、着物を着て、庭園を歩く……といったものだったんですけれど、友人から話を聞いたときにイメージが変わって。「条件に合う人と合理的に結婚するのではなくて、お相手を好きになって楽しく結婚できるものなんだな」と知れて、結婚相談所で婚活を始めることにしました。
ツヴァイのことは知らなかったのですが、ホームページの雰囲気が良かったですし、ツヴァイの「価値観マッチング」に惹かれて無料カウンセリングに申し込みました。いざ店舗を訪れてみると担当してくださった方がとても素敵で「こんな人にサポートしてもらえるなら頑張ってみようかな」と思えたことが最後の一押しになりました。私は看護師なんですけれど、メディカルワーカー向けの割引があるとお聞きしたのも決め手の一つかもしれません。
実際に入会されてみて、いかがでしたか。
Yさんやっぱり物理的に疲れることはありました。お見合いは一時間ぐらいですけれども、スケジュールが重なってお見合いが1日3件入っていた日の夜はぐっ たりして本当に何もできませんでした。もちろんいろんな人に出会えて、いろんなお話を聞けてと、楽しめる部分もあるんですけどね。僕の場合は短期集中で取り組まないと体力が持たないと思っていたこともあって、余計に疲れていた気がします。
Hさん私は疲れないように意識してやっていました。ただ、年齢がネックになって、条件に当てはまる人となかなか出会えないことに入会してから気づいて焦りましたね。私は38歳のときに結婚相談所に入会したんですけれど、同年代の方の中には子どもを望む方や、35歳以下の方を希望される方が多い印象でした。今までは年齢をあまり気にせず生きてきたんですけど、婚活市場における自分の立ち位置を痛感した経験でした。
出会うきっかけも、思い出のデートも“犬”だった
お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。
Yさん IBJのシステムを利用して、僕から申し込みました。僕がお相手に求めていた条件は、家の中だけで煮詰まらないように仕事はしていてほしいんだけれ ども、家庭のバランスもきちんと意識してくれる人がいいなと思っていたんです。彼女はその点で、自分の仕事を持ちながらも、犬との生活も大切にされている印象だったので好感が持てました。
Hさん初めて聞いた(笑)。私としても一緒に暮らしている犬を受け入れてくれる人が一番の条件だったんですね。「私を大切にしてくれても、犬を大切にしてくれないなら結婚はしない」と割り切って婚活をしていたくらいで。
それでお相手をキーワードで検索するときに「動物」とか「犬」で検索をかけていたのですが、キーワードに該当する人はご自身で動物をすでに飼っていらっしゃる方がほとんどでした。ただ、うちの子は犬が苦手な“犬見知り”なので、すでに動物を飼っている方だと一緒に暮らすのが難しいんです。そんな中で、Yさんは動物を飼っておらず、かつプロフィールの一言欄に「共働きで協力し合える動物好きな方」と書いてあったんです。「これは本物だ!」と思いました。
ただ、入会当初は私が土日休みを取れなかったので、お申し込みをしてから会うまでに3週間くらいかかってやきもきしましたね。
お互いの第一印象はいかがでしたか。
Yさん実際にお話してみて喋り口が柔らかくていい人だなと思いました。お付き合いをスタートしてからもすごく自然に喋れて気を遣いませんでしたし、一緒にいて心地良い人だなと思いましたね。
Hさん私も喋っていてこんなに楽しい男性っているんだなって思いました。話が合うし、話題も尽きない感じで。初対面のときから冗談を交えながらユーモア溢れるお話をしてくれて……こんなに素敵な人だからほかに仮交際をしている方もたくさんいるんだろうなと思いました。
Yさんお互いにフィーリングが合うなと感じていたので、仮交際に進むのも自然な流れでした。仮交際では、2人でランチやお茶をしたり、水族館に行ったり。「この人、本当にこの場を楽しんでくれているな」とわかるような表情をしてくれたことも、お付き合いを続けていくうえでの安心材料になりましたね。
ありがとうございます。とくに思い出に残っているデートがあれば、教えてください。
Yさん彼女の家に初めて遊びに行ったときに、彼女が飼っている犬と初対面したときですね。彼女が犬と一緒に駅まで迎えに来てくれて、すごく緊張したことを覚えています。懐いてくれるのかなとか、敵視されたらどうしようとか。
Hさん犬のほうもやっぱりちょっとドギマギしてましたね。自分のテリトリーに知らない人間の男が来るって、犬としてもかなり緊張すると思うので。ただ、家に着いてしばらくしたら、犬のほうから遊びに誘ってきたよね。
Yさんおやつをあげたのがよかったのかな(笑)。
真剣交際の決め手は、カウンセラーの鶴の一声
真剣交際に進んだきっかけについて教えていただけますか。
Yさんお互いのカウンセラーさんが内々に連携して「お互いに前向きなようなので、真剣交際に進みましょうか」と話を固めてくれていたようです。僕自身も彼女とは自然に過ごせることがわかっていたので、デートをこれ以上重ねて相性を確認したいといったことはありませんでした。
Hさん私はお見合いを3回しまして、Yさんが3人目だったんですけれど、過去にお見合いした方の中でしっくりくる感覚がダントツだったので迷わなかったですね。
ありがとうございます。結婚を意識したきっかけについても教えてください。
Yさん彼女の場合は真剣交際に至るときも、プロポーズまでも「この人でいいな」とすごく素直に思えたんです。IBJではお見合いからプロポーズまでを最長6カ月とされていて、リミットまで余裕があるんだけれども、僕の中では「この人が最高形だ」という確信があったので、次のステップに進みたいと思いました。
Hさん真剣交際の告白をされたときに「私は犬を大切にした生活をしたい」と言ったんですね。うちの犬は10歳を超えているかなりの高齢で、犬をただのペットじゃなくて家族の一員として迎えてくれるような人がいいという想いがそもそもあったので。
そう伝えたら、Yさんは、「そうしたいならそうしていこう」と受け入れてくれて「この人は私の大切なものを同じように大切にしようとしてくれる人なんだな」と思って、改めて結婚を真剣に考え始めました。
プロポーズの日のことを教えていただけますか。
Yさんベタなんですけど、僕の家でクリスマスパーティーをしたときにプロポーズしました。クリスマスプレゼントを渡した後に、花のアレンジメントに手紙を添えて「結婚してください」と伝えたんです。彼女のカウンセラーさんから、彼女が「手紙が欲しい」と言っていたと聞いていたので、手紙は絶対に渡したいなと。
Hさんうれしすぎて当日のことはあんまり覚えていないんです。でも「よろしくお願いします」と言ってハグしたのは覚えています。
「結婚生活は犬が鎹(かすがい)」
お二人はもう一緒に暮らしているんですよね。結婚生活はいかがですか?
Yさんだんだんと慣れてきました。家事の担当は細かく決めずに分担しているんですけど、生活する中で料理は彼女が、掃除やゴミ出しは僕が担当するようになってきました。
Hさんただ私が夜勤明けで疲れて帰ってきたときは、在宅勤務の彼がおうちでお昼ご飯をつくって待っていてくれていることもあります。
Yさんケンカをすることもあるけど、長くても一晩寝ればどちらからともなく仲直りできていますね。ケンカをしていても犬のお世話は二人でしますし、険悪なムードになっても犬が能天気に過ごしているので、そういう意味では犬が仲を取り持ってくれている部分も大きいです。
結婚相談所で婚活をしてみてよかったことはありますか?
Yさん僕はカウンセラーさんにはすごくお世話になりましたね。再婚ということもあって婚活のみでなく結婚後の生活に関するアドバイスなどももらえてよかったです。印象に残っているのは、最初に登録したときにプロフィールの書き方や写真の選び方について、カウンセラーさんから女性目線での印象を教えてもらえたことですね。
Hさん私のカウンセラーさんも、メッセージで悩みを打ち明けたらすぐに電話してきてくれて、モヤモヤしてることを長く持ち越さないで済みました。結論が出ないような話であっても話を聞いてもらっただけで前向きになれることもあるじゃないですか。そういう気持ちに寄り添ったサポートをしてくださる方でしたね。
Yさんそれから真剣交際を始めるときに「そろそろいいんじゃない?」と言ってもらえたこともよかったです。自分の気持ちがわかっていても、誰かに背中を押してもらいたいという気持ちがどこかにあったので。
ありがとうございます。最後に、婚活をされている方にメッセージがあればお願いします。
Yさん僕自身は婚活に物理的に疲れたときもあったんですけど、いろいろな価値観に触れられるチャンスでもあるので、ぜひ楽しんで活動してもらえるといいかなって思っています。
Hさん私は予定がびっしり入っている状態が苦手なので、自分のペースでやることをとにかく意識していました。たとえば、お見合いを2~3件組んだとしたら、その結果を見てから翌週にお見合いを入れる。もちろん、いろんな人ととにかく会いたいっていう人もいるでしょうから、自分に合ったやり方を見つけて焦らずに進めていけたらいいのかなって思いますね。
それから、結婚は楽しい生活をするためのものだと思っているので、婚活も楽しい雰囲気を心がけて臨んだほうがいいとも思います。結果的にご縁がなくても、その場を楽しく過ごせれば、お互いに気持ちがいいですよね。
お二人の年表
2023年 | 10月 | 初対面 |
初デート | ||
2023年 | 11月 | 告白 |
2023年 | 12月 | プロポーズ |
10ヶ月
5ヶ月
(2024年4月25日取材 神奈川県横浜市仲町台駅周辺で撮影)