遠距離から始まる結婚生活。 突然の転勤が気づかせてくれた、“本当に大切な人”

仕事も落ち着き、「いまが婚活を始めるタイミング」と感じたKさん。身だしなみやコミュニケーションを磨きながら、誠実に活動を重ねました。そして出会ったMさんとは、互いに自然体で惹かれ合う関係に。そんな矢先に届いた転勤の知らせが、ふたりの絆をさらに深めるきっかけに変わります。離れる現実を前に、それでも未来を共に歩むことを選んだ、ふたりの物語をご紹介します。
お二人のプロフィール
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Kさん
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Mさん
- 年齢
- 28歳
- 出身地
- 山口県
- 職業
- 公務員
- 趣味
- お散歩、読書
- 入会期間
- 4ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
「安心して婚活したい」そんな思いが相談所を選ぶ決め手に

婚活を始めようと思ったきっかけと、相談所を選ばれた理由を教えてください。
Kさん周りの友人が結婚していく時期で、「自分も結婚したいな」と思いつつも、なんとなくだらだら過ごしていました。仕事柄、転勤が多く「あと2〜3年で異動になるだろう」とわかっていたので、ちょうどいまのタイミングで行動してみようと思ったんです。
仕事も落ち着いてきた時期でしたし、会社の福利厚生でツヴァイの案内があったのが、きっかけでした。
これまでマッチングアプリや婚活パーティーなどで活動したことはまったくなく、婚活自体が初めてでした。店舗が自宅から近かったことも決め手のひとつで、無料相談に行ってそのまますぐに入会しました。
Mさんもともと年上の男性と結婚したいと思っていて、最初はマッチングアプリを使っていました。でも、2回続けて既婚者の方に当たってしまって…。そんなことが続いて、アプリは自分には向いていないと感じたんです。相談所なら独身の方しかいないし、身元もしっかりしていて安心できると思い、入会を決めました。

活動を始めてみて、大変だったことはありましたか?
Kさん日程調整が少し大変でしたね。私はできる限りたくさんの方にお申し込みをしていたので、予定を合わせるのがなかなか大変で。あとは、婚活の準備をまったくしていなかったので、担当の方に「次は何をすればいいですか?」と相談しながら、いろいろ整えていきました。服を買ったり、歯医者に行ったり、ネイルもして。当時は無理のないように、月2キロペースで半年かけて12キロほど減量したんです。
すごく努力をされたんですね!
Kさんプロフィールの「趣味」や「年収」を変えるのは難しいので、それ以外でできることを頑張ろうと思って。あとは、コミュニケーションの勉強会のようなものにも参加して、正直、詰め込みすぎて大変な時期もありましたが、いままでやってこなかったことを経験できて、とても楽しかったです。普段なら行かない百貨店で服を買ったりして、いい経験になりました。
Mさん私も1ヶ月の間にたくさんの方とお会いしていたので、スケジュール調整が大変でした。1日に2〜3件お見合いが入る日もあって、自分からも積極的に申し込んでいたので、けっこうハードでしたね。でも、Kさんと同じように「自分磨きサービス」にも参加していて、それはとても楽しかったです。最終的に20名くらいの方とお見合いしました。
“ありのままの自分”を大切にした出会い

お二人はどのようにして出会われたのでしょうか?
Mさん私から申し込みました。もともと30代後半〜もう少し上の年齢の方とお付き合いしたいと思っていて。Kさんのプロフィールを見たときに、まず写真がドストライクだったんです。それにプロフィール文も優しそうで、ユーモアもあって惹かれました。「人に優しいと言われることが自慢です」と書かれていて、「自分で優しいって言い切れる人ってなかなかいないな」と思ったんです。読んでいてとても印象に残りました。
Kさん僕のほうは、あまり年齢で判断するタイプではなくて、プロフィールを見て気になる方にお会いしてみるという感じでした。Mさんのプロフィールは5行くらいとシンプルだったのですが、逆に「まずは会ってみてから判断しよう」と思って申し込みを受けました。
Kさんのプロフィールが魅力的だったとのことですが、作成時に気をつけたことはありますか?
Kさん私はネット鑑賞や動画鑑賞が好きで、どちらかというとアウトドアよりインドア派なんです。文章でモテようと思えば「サーフィン」や「バーベキュー」などアウトドアな趣味を書いたほうが出会いは増えるかもしれませんが、実際に会ったときに合わない可能性があると思って。無理に盛らず、自分と同じタイプの方に出会えるよう、インドアな一面を素直に書きました。
YouTubeなどの動画サイトを見ることを理解してもらえる方と出会いたかったので、趣味の欄は少し多めに書きましたね。自分だけで書くと変な方向に行ってしまいそうだったので、担当者さんに見ていただいて「これなら大丈夫」と確認してもらいました。
たった1時間で感じた、「また会いたい」の気持ち

初対面はどちらでお会いされたんですか?
Kさん彼女の住んでいるエリアまで行って、軽食が取れる喫茶店でお会いしました。
Mさん車で40分くらいかかる距離なのに、わざわざ来てくれたのがすごく嬉しかったです。そんな方は初めてでした。
実際にお会いして、お互いの印象はいかがでしたか?
Mさん写真よりも可愛いなと思いました(笑)。それに、今までお会いした方と比べものにならないくらい安心感があって。話し方も落ち着いていて、声も優しくて、興味本位で詮索してくるような感じもなく、本当に思いやりのある方だなと感じたんです。その時点で「仮交際に進みたいな」と思っていました。
Kさん明るくて、表情やジェスチャーで感情を豊かに表現する方だなというのが第一印象でした。しっかりしていて、自立した雰囲気もありましたね。お会いしたのは1時間ほどでしたが、将来のことをしっかり考えている様子が伝わってきて、「もう一度会ってみたい」と思いました。

初デートはどこに行きましたか?
Mさん初対面のあとすぐに仮交際に進んで、初デートはイタリアンでした。夕方にパスタを食べながらお話ししたんですけど、初めて会ったときと印象は変わらず、ずっと「この人いいな」という気持ちがありました。私の中では、終始安定して好印象でした。
Kさんこれまでのデートでは、女性が「サラダとミニパスタで十分です」みたいなことも多かったので、正直ちょっと食の感覚が合わないなと思うこともあって。でも、Mさんはしっかり食べてくれて、それがすごく好印象でした。
どんなことをお話しされましたか?
Kさん第2回、第3回のデートでは、「こういう話をしてみるといいですよ」と担当の方からアドバイスをいただいていたので、基本的にはその通りに進めた記憶があります。普段の生活スタイルや家族構成など、初対面のときよりは少し踏み込んだ話をしました。
突然の異動をきっかけに深まった、ふたりの絆

仮交際中に印象に残っている出来事はありますか?
Kさんじつは2回目のデートをした7月中旬ごろに「9月1日付で東京に異動になります」と会社から通達があったんです。2~3年はいまの勤務地にいられる予定だったので、まさかこんなに早く異動になるとは思っていなくて…。急な話だったので、まずは状況を整理しようと思い、担当の方に相談しました。すると「東京に行かれても、全国対応なのでリモートで引き続きサポートできますよ」と言ってもらえて、少し安心しました。それをきっかけに、これまでの活動を一度整理して、今後どう進めていくかを考えました。
本当に急な展開ですね!Mさんにはどのタイミングでお伝えされたんですか?
Kさんその時点で私にはもう一人仮交際中の方がいました。その方にも東京行きの件を伝えたのですが、関係を続けるのは難しいと言われ仮交際は解消となりました。そのこともあり、「Mさんとの関係もこれで解消になるかもしれない」と思いつつ、3回目のデートのときにその話を伝えました。
Mさん「どうしよう…」という気持ちでいっぱいでした。Kさんから「ついてきてほしい」と言われたのですが、私はそのとき公務員になったばかりで、せっかく掴んだ仕事を続けたいという気持ちも強くて。すごく揺れていたのでその場ではすぐに答えを出せず、「少し考えさせてください」と伝えました。
Kさんその場で答えがもらえるような話ではないと思っていたので、「一度考えさせてください」という返答を聞いて、納得しました。正直すぐに、「ごめんなさい」と言われるかもしれないと思っていたので、その言葉がなかった分、まだ希望はあるのかな?と思いました。

その後の展開を教えていただけますか?
Mさんそのお話を聞いた約1週間後に、私のお誕生日のお祝いも兼ねて4回目のデートをしたんです。東京行のお話をする前に私から「真剣交際に進みませんか?」とお伝えしました。
Kさんもちろん「はい」とお返事しました。本当は、自分からその日に真剣交際のお話をしようと思っていたので驚きました。
Mさん東京への異動については、「3年後にはこちらに戻ってくるかもしれない」という話だったので、一旦は私が仕事を続けて、Kさんには単身赴任をしてもらうことにしました。「私はこっちで待っていたい」と正直に気持ちを伝えました。
Kさんいまの時代、そういう形の夫婦のあり方もあるのかなと思っています。月に1週間ほどは福岡に戻ってテレワークができるので、しばらくはその形でやっていくのもいいのかなと思いました。
Mさんは、どんな思いからその決断に至ったのでしょうか?
Mさんその少し前にいろいろあって、「もう今月で相談所をやめようかな」と思っていたんです。気持ちを整理するために心理学の本を読んでいたら、「こういう人が合うかもしれません」というタイプが書かれていて、まさにKさんがそのイメージにぴったりで。出会ったときからずっと、「この人だ!」という気持ちもあったので、自分から掴まなきゃ、という思いも強かったですね。
自然な流れの中で訪れた、車の中のプロポーズ

それでは、プロポーズの話を聞かせてください。
Kさん真剣交際に進んだのと同じ月に、プロポーズをしました。ご飯を食べた後の帰りの車の中で「私と結婚してもらえませんか」と気持ちを伝えて。そのあと、「じつはこんなのを準備していたんだ」と、事前に買っておいたネックレスを渡しました。
Mさん「いいよ」とお返事をして、「嬉しい、大好き!」と気持ちを伝えました。落ち着ける場所でプロポーズして欲しいなと思っていたので、車の中というシチュエーションがとても嬉しかったです。
プロポーズはサプライズだったんですか?
Mさんいま思い返すと担当の方から「次のステップに進む準備はできていますね」という、意味ありげなメッセージが届いていたんです。そのときは「なんだろう?」と思いながらも、鈍い私は何かあるのかな?くらいにしか思っていなくて。まさかそれがプロポーズの前触れだったなんて、全然気づきませんでした。だからこそ、完全にサプライズでしたが、驚きよりも嬉しさのほうがずっと大きかったです。
Kさんじつは私も、「この日にしよう」と前もって決めていたわけではありませんでした。ただ、「こういうのはタイミングが大事だから、いい流れが来たときに渡せるようにしておこう」と思って、あらかじめネックレスを買っておいたんです。その日に渡すかどうかは、会ってみてからの雰囲気で決めようと思っていました。

そのタイミングがネックレスを買った、まさにその日に訪れたんですね。
Kさんその日は、顔合わせの日程や今後の生活拠点について話していたので、その流れの中で、「いまだ」と思いました。単身赴任の話も出ていたので、ふたりの間ではすでに「結婚する」という前提で話が進んでいて。プロポーズの言葉はその流れのあとに自然と出た感じでした。
Mさんネックレスは、日常使いしやすいシンプルなデザインのもので、まさに「こういうのが欲しかった!」と思えるものでした。本当に嬉しかったです。結婚指輪は、これからふたりでゆっくり選びに行こうと思っています。
今後のご予定はどのような感じなのでしょうか?
Kさん私の誕生日である11月中旬に入籍する予定です。 月に一度は帰ってくるつもりですが、2~3年ぐらいは遠距離になってしまいますね。
Mさんすごく寂しいです。私もときどき東京に行く予定はありますが、できるだけ早く戻ってきてほしいですね。
会ってみなければ分からない。動いた先にご縁がある

最後に、いま相談所で活動されている方にアドバイスやメッセージをお願いします。
Kさん私の場合はいくつか意識していたことがあります。まず、デートのときは1時間前には現地に着くようにしていました。直前にプロフィールを確認して、名前などを間違えないようにチェックするためです。あまり話すのが得意なほうではなかったので、心に余裕を持って臨むようにしていました。担当の方にはこまめに相談して、特にファッションや美容については細かくアドバイスをいただきました。相手の住んでいる場所まで自分から出向くことも大切にしていましたね。
Mさん実際に私の住んでいるエリアにもわざわざ来てくれて、すごく嬉しかったです!

Kさんあとは、やっぱり「会ってみないと分からない」ですし、お見合いの数はできるだけ多く設定して、会ってもらえる方には全員一度はお会いするようにしていました。活動初期に集中して動くことが大事だと思います。入会当初は、成功された方の体験談をたくさん読んで、試せることはすべて実践していました。
短期間で成果を出すには、限られた時間をしっかり使って取り組むことが大切だと思います。
Mさん私も同じで、「やっぱり会ってみないと分からないな」っていうのは、すごく感じました。私はあまり見た目に自信がある方ではないので、お見合いでは話し方や会話を意識していました。人って、自分のことを話しているときが一番楽しいと思うんです。だから、相手が気持ちよく話せるように、たくさん質問して興味を持つようにしていました。そして、「いいな」と思ったところはその場でちゃんと褒めるように心がけていました。
その結果、Kさんをゲットできたので、よかったのかなって思っています(笑)。

お二人の年表
| 2025年 | 6月 | 初対面 |
| 初デート | ||
| 8月 | 告白 | |
| プロポーズ | ||
| 10月 | 両家顔合わせ | |
| 11月 | 婚姻届提出 |
4ヶ月
4ヶ月
(2025年11月1日 東京都千代田区 東京駅周辺で撮影)




























