成婚カップルの婚活体験談・エピソード
「真剣に活動していれば、時間はかかっても結婚できる」慎重派の男性が出会って3ヶ月でゴールインした理由
ともに「子どもが欲しい」という想いから、結婚相談所への入会を決めたKさんとHさん。結婚相談所での婚活に慣れるまで時間がかかり、活動期間が長引いてしまったというKさんも「Hさんとの結婚は自然な流れだった」とお話されています。
お二人はどのように心の距離を縮めていったのでしょうか。婚活を始めた経緯や、結婚の決め手について、お話をお聞きしました。
お二人のプロフィール
-
Kさん
- 年齢
- 38歳
- 出身地
- 東京都世田谷区
- 職業
- 会社員(不動産開発)
- 趣味
- いけばな、海外旅行、投資
- 入会期間
- 1年8ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
-
Hさん
コロナ禍以降、結婚相談所の利用は「普通のことなのかも」と思うように
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Kさん身近な友人がほぼほぼ結婚してしまって、パートナーを持って子どもが欲しいなという気持ちが高まってきたのがきっかけです。もともと結婚願望は強いほうではなかったのですが、婚活を始める一年くらい前から「年齢的にもそろそろ……」と意識し始めました。
結婚相談所にこだわりはなくて、たまたま参加した婚活パーティーを主催していたのがIBJで、その営業の方に誘われて入会しました。結婚相談所に対して、最初は抵抗がやっぱりあったんですけど、コロナ禍になってから周りの友人にも結婚相談所を利用する人が増えてきたのを知って、今は結婚相談所を利用するのは普通のことなのかなと思うようになりました。
Hさんもともと子どもを産みたい気持ちが強かったこともあり、30歳までには結婚したほうがいいなと漠然と思っていました。職場恋愛もしたし、街コンにも行きましたし、マッチングアプリもして、出会った人たちと付き合ったり別れたりを繰り返してたんですけど、どの婚活サービスも信用に欠けるなと感じていて。
結婚相談所だったら入会時に独身証明書の提出をする必要があって、既婚者が入会する心配もなさそうだと感じて入会しました。
29歳になってもお相手がいなかったら結婚相談所に入ろうとは決めていたのですが、最初は、婚活について解説するYouTuberさんの影響で、IBJ加盟店に魅力を感じていました。ただ、入会を検討していた相談所の料金が高くて、ツヴァイだとコストを抑えられそうだなと感じて話を聞きに行きました。
実際に入会されてみて、いかがでしたか。
Kさん結婚を前提とした活動にはじめは難しさを感じました。お互いに大事にしているポイントも違うし、なかには初対面でいきなり結婚後の話もする方もいて、今までは結婚を意識していないただの恋人という付き合いしかしてこなかったので、結婚を前提の付き合い方に慣れるまでに時間がかかったことで、活動期間が長引いてしまった気がします。
仮交際中に付き合って別れてが短いサイクルで繰り返されることも、心身ともにしんどい原因でしたね。それでも、結婚したかったので頑張って続けていました。
Hさん結婚相談所で出会った方は、なかなか喋らない方も多くて、会話を続けるのが意外と難しかった印象がありました。お申し込みはたくさんいただけたんですけど、その中でもマッチングしたのはごく一握りの方でしたね。
仕事と両立しながら婚活をすることも、難しかったかもしれません。入会して3ヶ月で成婚できたらいいなと思っていたこともあって、1ヶ月目に会う予定をけっこう詰めていたんです。土日は2~3人ずつ会っていた時期もあって、けっこう大変でした。
お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。
HさんIBJのアプリを利用して、私から申し込みました。私は色白の男性がすごく好きなので、まず見た目が目に留まって。あと、私はお花がすごく好きなので、趣味がいけばなと書いてあったことにも惹かれました。カウンセラーさんの方も「どんな方にでも柔軟に対応できる方です」と強く推されていて、いいかもしれないなと思って。
Kさんそうですね。僕も長く一緒にいるなら、趣味が合う人がいいなとは思っていました。外見も素敵でしたし、何より子どもが欲しいと思っている点で価値観が合致するのかなと。まずはお会いしてみたいと思いました。
普段は行かない博物館も、一緒なら楽しかった
初めて会ったときはどのような場所でお話されましたか。
Hさん有楽町のチェーン系のカフェですね。初めて会ったときは不思議な空気感を纏った人だなと思いました。
Kさんその日はどういうわけか、すごく緊張していたんですよね。これまでの反省を踏まえて、趣味の話をメインにしつつも、子どもを希望されているかどうかの話を改めてした気がします。お見合いでは1時間ほどお話しました。
初デートはどちらに行かれたのでしょうか?
Kさん初デートも有楽町付近で、Hがチーズが好きだと聞いていたので、チーズが有名なお店でご飯を食べて、その後にぶらぶらと散策した感じです。趣味や好きな食べ物の話をしていた気がします。
思い出に残っているデートはありますか?
Kさんトントン拍子に進んだというか、付き合ってプロポーズまでの期間がすごく短かったので……でもプロポーズした後に初めて旅行に行って、おいしい食べ物や綺麗な景色を共有できて楽しかったなと。
Hさんいろんなことが思い出に残っています。そんなに長くはないですけど、博物館に行ったデートもすごく楽しかったですね。博物館ってデートで今まで行ったことなかったんですけど、Kさんが展示されていた木を見ながら、「一緒に暮らしたら、この木をテーブルにするか」と言っていたのがすごく面白くて。この人とだったらどこに行っても楽しいんだなと思ったことを覚えていますね。
緊張して言えぬまま暗くなり……橋の下での告白
初デートが2月、告白が3月ということですが、告白はどちらからされたんですか。
Kさん僕からですね。その日は浅草に行って、食べ歩きをしていたんですよ。伝えることは決めてたんですけど、人もいっぱいいるし、タイミングもなくて、お昼過ぎぐらいから会っていたのに暗くなってしまって。
浅草の吾妻橋の下をぶらぶら歩いていたときに告白しました。緊張していて、何と言ったかまでは詳しく覚えていないのですが、「結婚を前提にお付き合いしてもらえませんか?」とは言った気がします。
踏み込んだことをお聞きするのですが、初めて手をつないだのはいつですか?
Kさん2回目のデートで、お台場に行ったときですね。僕はお相手の気持ちを確かめる意味も込めて「手をつないでもいいですか」と確認して、いいよと言ってもらえたので、つなぎました。
Hさんけっこう早い段階で聞かれたので、ちょっとびっくりはしましたが、うれしかったです。
ちなみに、お二人はお互いのことをなんと呼んでいますか?
Kさん普段から人の名前をあまり呼ばないんですよね。慣れてきた頃にはだいぶ打ち解けていたので、Hと呼び捨てで呼ぶようになりました。
Hさん私は「Kさん」と、さん付けで呼んでいます。Kさんは年上なので、さん付けで呼び始めて、今更変える必要性を感じなかったので。
彼女の好きな花とダイヤを買って。自然とたどり着いた結婚。
プロポーズの日のことを教えていただけますか。
Kさんプロポーズも僕からしました。2人での外出に合わせて小笠原伯爵邸といレストランを予約しました。レストランの近くのお花さんに、妻から好きだと聞いていた白いトルコキキョウで花束をつくってもらい、レストランに届けていただくように事前に注文しておきました。
食事が終わった頃にレストランの方に花束を持ってきていただき、事前に用意したダイヤモンドの入った指輪の箱と合わせてプロポーズしました。
Hさんそろそろプロポーズしてくれるんだろうなって思っていましたが、いざしてもらうとやっぱりうれしかったですね。Kさんは緊張していたのか、「結婚してください」以外はもごもごとしていて、あまり聞き取れなかったのですが(笑)。
結婚を意識し始めたきっかけはありましたか。
Kさん初めから意識していたので、とくに気持ちの変化はなかったですね。僕の中では自然にそうなったような。
Hさん私もそんな感じですね。これまでうまくいかなかった人は、会話がかみ合わなかったり、テンポが合わなかったり。あと、すごく気が合う人がいても、見た目がどうしても好みから遠かったりと、しっくり来る人がいなかったんです。
でも、Kさんは会話していても楽しいですし、見た目も色白で好みだったので、最初からいいなと思っていました。
すでに親御さんにもご挨拶はされているんですよね。ご両親はどんな反応でしたか?
Kさん結婚相談所に入会したことを話していませんでしたし、とくに父が戸惑っていました。私の兄が結婚していなかったので、私も結婚しないと思っていたのかもしれません。でも、喜んではくれました。
Hさん私のほうは結婚相談所に入会したことも最初から話していたので、私の両親はよかったねとすんなり喜んでくれました。Kさんから聞いている話だと、Kさんの親御さんはあまりお話しない方だと聞いていたので、ご挨拶のときは緊張していました。会ってみたらすごく明るくて気さくな方で、こんなに受け入れてもらえるんだと安心しましたね。
子どもに「こうしなきゃダメ」と言わない心地の良い家庭を
お2人はこれからどんな家庭を築いていきたいですか。
Kさんお互いを尊重し合えるような家庭を築いていきたいですね。とくにお互いに趣味がいろいろとあるので、趣味を尊重して、個々でも楽しめるし、一緒にも楽しめるような家庭を築ければいいかなって思ってます。
Hさん私は穏やかな暮らしができたらいいなって思ってます。子どもが生まれたら「こうしなきゃダメ」と押し付けずに、子どもの気持ちを尊重できるような、心地の良い家庭を築きたいですね。
お互いの好きなところを教えてください。
Kさん一緒にいて楽しいというか、笑いのツボが合うところですかね。
Hさん私も同じような感じですね。一緒にいると楽しいんですよね。うまく言葉にしづらいんですけど、あんまり気を使わずに自然な感じでいられるところですかね。
婚活を経て、良かったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。
Kさんプロフィールにいろいろなことが書かれているのでわかりやすいですし、ダメなら気持ちを切り替えて、次に行けるというか。日常生活で出会った人と恋愛をしていたら時間もかかるし、相手のこともよくわからないじゃないですか。
とにかく結婚したいという自分のような人にとっては、効率よく活動できるすごく良い環境だと思います。相談所に入ってからは、結婚をより意識するようになったと思います。
Hさん結婚相談所を利用してよかったなって思うのは、効率がいいし、プロフィールに詳細が書かれているので、人を無駄に疑わず、猜疑心に苛まれることがないことがよかったなって思いますね。
結婚して変わったことと言えば、彼がかなりマメなので、自分も頑張ろうとしているところですね。これまでに一人暮らし経験がなくて、家事って料理をつくるくらいしかしたことがなかったこともあって、ちょっと大変ではあるんですけど、成長にはつながってるなと。
ありがとうございます。最後に、これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。
Kさん偉そうなことは言えないんですけど、やっぱり初めから結婚を意識して活動していれば、時間はかかっても結婚できるのかなと思いましたね。中途半端な気持ちではなく、真剣に向き合うことが大切なのかなと。
Hさん合わないと思った直感はだいたい正しいことが多いので、合わないと思ったらすぐに次の人に行くことをおすすめします。あとは、お相手の生活スタイルを考えて、自分本位にならないことですかね。お相手にも生活があることを考えられると、その後の結婚生活で良い関係が築けるんじゃないかなと思います。
お二人の年表
2023年 | 2月 | 初対面 |
初デート | ||
3月 | 告白 | |
5月 | プロポーズ | |
7月 | 両家顔合わせ | |
8月 | 婚姻届提出 | |
2024年 | 2月 | 結婚式予定 |
1年8ヶ月
4ヶ月
(2023年8月27日取材 埼玉県川越市で撮影)