出会って1カ月で真剣交際に至ったTさんSさんご夫妻。鹿児島と福岡という新幹線で1時間の距離がありながらも、メッセージや電話、週1回のデートを重ねて、ゴールインしました。

そんなお二人に婚活を始めた経緯や、距離が縮まったきっかけ、結婚の決め手について、お話をお聞きしました。

マッチングアプリで出会った人に勧められてツヴァイへ⁉

婚活を始めたきっかけを教えていただけますか？

Tさん彼女にフラれて、近いうちに彼女をつくって結婚してやると思ったのがきっかけです。そのフラれた彼女と出会ったのがマッチングアプリだったので、もうマッチングアプリはいいかなと。
年齢的にもそろそろ結婚したいなと思っていた頃合いでフラれてしまったので、結婚相談所に入る良い機会かなと考えました。インターネットで検索をかけて、たまたま検索上位に出てきたのがツヴァイで、担当の方の印象も良かったので、入会を決めました。

Sさん私はマッチングアプリを使って結婚相手を探していたんですけど、その中の一人とのドライブ中、怪しげな場所に連れていかれそうになって怖くなったことがありました。その日の帰りの車の中で「俺の友達はツヴァイで結婚したし、Sちゃんはそっちのほうが向いているんじゃない？」と言われて（笑）。
30歳の誕生日を迎えるときに結婚したいという気持ちが湧いてきたところでしたし、良い機会だったのでツヴァイに入会を決めました。

実際に入会されてみて、いかがでしたか。

Tさん毎日のようにいろんな人と会う中で「この人でいいのかな」とちょっと不安な気持ちになることはありましたね。自分は電話がけっこう好きで、仲の良い人とは1日の終わりに電話をしたい派なんですけど、お相手があまり乗り気じゃなくて断られると、不安になったりとか。

Sさん私は婚活を始めて、毎週のようにいろんな人と遊んで、めっちゃ楽しいって思ってました。お断りもいただくこともありましたけど、落ち込むというよりは、そのときに何が悪かったのか教えてほしいと思うくらいには積極的に活動していましたね。

初対面で即デート！1週間前から電話で距離を縮めて

お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。

Sさん私からお申し込みをしました。まず写真を見て、背が高くてカッコいいって思ったんです。あとはプロフィールにカラオケや歌が好きって書いてあったから、一緒にライブに行けたら楽しいだろうなと思って。

Tさん自分は、育ちがいい子やなと思いました。

お見合いの日はどこで会いましたか？

Sさん鹿児島駅直結の商業施設内のレストランでランチをして、その後に少しお出かけをして、半日くらい一緒にいました。じつはお申し込みをしてから会うまでの1週間の間にも、けっこう長い電話を何度かしていたので、初めて会った気がしなかったんですよね。実際に会うのは初めてでしたけど、「カッコいい」と思った写真のままの印象でした。

Tさん自分は素直な人やなという印象でした。お互いに会う前と会った後のギャップはなかったと思います。

「帰らないでほしい」気持ちが高ぶった勢いで告白

真剣交際に進んだ経緯について、教えていただけますか。

Sさん私は最初に会った日に「また会いたい」って思って。お話する中で趣味が似てるなと感じて、めっちゃ楽しいと思ってました。最初の段階で、私の気持ちは決まっていました。

Tさん会う回数重ねるうちに「この人しかいない」とビビッときた感じですかね。福岡と鹿児島は新幹線で1時間くらいかかるほど離れているんですけど、週1でお互いに行ったり来たりはしていました。

告白の日について教えていただけますか。

Tさん完全に勢いですね。夜ご飯を食べて、彼女を見送るときに「帰らないでほしい、まだ一緒にいたい」と強く思って、そのままの勢いで伝えてしまいました。

Sさん私の中では答えは決まっていたので、二つ返事で「うん」と言って付き合うことに。

思い出に残っているデートはありますか？

Sさん鹿児島にある「東雲の郷」っていう、あじさいの名所に連れて行ってくれたことが思い出に残っています。そのときは、車をちょうど車検に出してたみたいで、真剣交際前だったのにドライブに行くためにわざわざ前もってレンタカーを予約してくれていたので、すごく優しいなと思いました。

Tさん自分は、宮崎にいる親友とSさんの3人で、福岡までドライブしたことですね。自分の親友にSさんを紹介できたこともうれしくて印象に残っています。

初めて手をつないだときのことを教えていただけますか。

Tさん初めてのときは自分から手をつなぎました。知り合ってそれほど時間は経っていなかったと思います。

Sさんでも私は手をつなぐことに抵抗はなかったんですけど、お付き合いする人と手をつなぐ習慣がなくて、Tさんに手をつないでもらって初めて「そっか」と思って。

ちなみに、お二人はお互いのことをなんと呼んでいますか？

Sさん私はTくんと呼んでます。

Tさん私は「Sちゃん」と、あだ名風に。

Sさん初めて電話をするときに「Tくんって呼んでいいですか？」と確認したんだよね。呼び名を変えたおかげもあって距離が縮まった気がします。

親友の「プロポーズしたら？」に背中を押され

結婚を意識し始めたきっかけはありましたか。

Tさん一緒にいると落ち着けるし、気軽に喋れる妹と同じ感覚で話ができる女性はこれまでで初めてで、この人と結婚したいなと思いました。

SさんTさんと一緒にいてずっと笑っていられたので、今後も一緒に笑っていられそうだなと思っていました。

プロポーズの日のことを教えていただけますか。

Tさん親友と電話をしていて、「付き合っている彼女がいるんだ」と話していたら、「プロポーズすれば？」と背中を押してくれて、ちょっと言ってもいいかなと思って。電話を切った勢いで「結婚しよう」と言ったら、Sちゃんが号泣してくれて。

Sさん普段は離れて生活しているので、電話でプロポーズされるかもとは思っていたんです。でも、まさかその日だとは思っていないのでびっくりしちゃって、「私でいいの？」と答えた気がします。

お互いの両親にご挨拶はされましたか？

Tさんお互いのご両親への挨拶は済ませています。今まで彼女ができるたびに両親に紹介してきたのですが、一人として賛成されたことがなかったんです。だから、今回も難しいかな……と思いながら、ツヴァイに入っていることと、Sさんと付き合っていることを報告したら、すごく感激していて。Sさんのお写真からお人柄が伝わったんじゃないかと思います。
結婚してからは親のサポートもやっぱり必要になると思うので、両親と奥さんが仲良くしてくれそうだと実感したときは、すごくうれしかったです。

Sさん私はツヴァイに入るときから、「私はツヴァイで婚活を始めます」と宣言していたんですね。なので、そこは問題なかったのですが、Tくんが鹿児島の人だと知って「遠いからダメ」と言っていたんですけど、結婚するかわからないからと交わしていて。
その間にTくんと何度も会って、私が楽しそうに鹿児島に出かけているのを見ていたからか、お母さんもお父さんも最終的には喜んでくれました。

常に気にかけてくれるサポートの手厚さに「入ってよかった」

今は婚姻届を提出して、一緒に住んでいるのですよね。

Sさん1月23日に婚姻届を提出しました。両家顔合わせの日を12月3日にしたときに、覚えやすい日がいいからと、同じく「123」の1月23日に提出することを決めました。一緒に暮らし始めてからも毎日が楽しくて、ケンカしたこともまだ一度もないです。

お2人は今後、どんな家庭を築いていきたいですか。

Tさん笑顔が絶えない、明るい家庭です。

Sさん私も同じく些細なことでも笑って、何でも明るく話して、協力してできるような家庭にしたいなと思います。

お互いの好きなところを教えてください。

Tさん自分に自信があって、どんなことが起きても「大丈夫だよ」と言ってくれるところですね。そういう自信は自分にないところなので。それから、初めて会ったときから変わらず感じていることですけど、素直なところが好きですね。

Sさん穏やかで、よく笑ってくれるところです。私がドジだから、何かと時間がかかることが多いんですけど、そういうのも黙って見ていてくれるところが好きです。

婚活を経て良かったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。

Sさん私はいろいろな人といろいろな場所に行けたのが楽しかったですね。スノボにも初めて行ったし、けっこう遠いところにも遊びに行けたのが良かったかな。

Tさん良かったのは、担当者が「最近どうですか」と常に気にかけてくれるところですね。土日に「今日お話できないですか」と急に相談したときも「いいですよ」とスピーディーに対応してくれて時間をつくってくれて。月会費を払いっぱなしじゃなくて、相応以上のサポートを受けられました。

ありがとうございます。最後に、これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。

Tさん時間があるなら、とにかく申し込みをするっていうところですね。写真でピンと来なかったとしても、実際に会ってみると印象が違うこともけっこうあったので。まずは会えるよう、行動を起こすのが大切だと思いました。

Sさんそうですね。私も早い段階で会ったほうがいいと思います。メッセージのやり取りをずっとしていても何も始まらないので、「いつ会いますか」をスタートにしてもいいぐらい。そこがマッチングアプリとの違いかなと思います。それから、距離が離れていても、相性が合えば何とかなるということも、Tくんとの交際で感じました。

（2024年2月24日取材　鹿児島県姶良市 龍門滝で撮影）