成婚カップルの婚活体験談・エピソード
出会って2カ月のスピード婚!「いい人だけど、好きかどうかわからない」に悩んでいた二人の間に恋が生まれた理由

出会って2ヶ月でプロポーズに至ったHさんYさんご夫妻。しかし、お二人はそれまでの活動で「いい人だな」とは思えても、好きかどうかはわからないといった悩みを抱えていました。
そんなお二人がなぜここまで、スピーディーにゴールできたのでしょうか。婚活を始めたきっかけや、成婚に至るまでの経緯についてお話をお聞きしました。
お二人のプロフィール
-
Hさん
-
Yさん
「プロフィール写真を変えたら、流れも一気に変わった」
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Hさん30代に入ってから結婚願望はずっとあったものの、「結婚できたらいいな」という程度でした。ただ、37歳ぐらいになってから、周囲に結婚している人や子どもがいる人も増えてきて、「自分も親に子どもを見せてやりたいな」という気持ちがどんどん強くなってきたんですよね。
それで、婚活を始めようと思っていたときに、結婚相談所に何度か登録していた兄に入会を勧められて、入会を検討し始めました。ツヴァイさんのことは名前を聞いたことがあるくらいでよく知らなかったんですが、ネットで検索したときに最初に名前が出てきて、他社と比較したときにお相手探しの方法のバリエーションが多いなと感じたんです。それで、店舗でお話を聞いて、改めて入会を決めました。
Yさん私は結婚願望が20代の頃からあったのですが、そのうちに良い出会いがあるだろうと思っていたら、気づけば30代前半になっていて。コロナ禍に入って新たな出会いがますますなくなったので、まずはアプリを2~3ヶ月ほど試してみたんです。でも、アプリって結婚願望がある人もいれば、お付き合いを目的としている方もいるじゃないですか。目的が合致する人になかなか出会えなくて、アプリはすぐに辞めてしまいました。
職場の先輩にそんな話をしたら、「子どもを産みたいなら年齢のリミットもあるし、きちんとお金を払って、婚活に真剣に取り組む人が多い結婚相談所に登録したほうがいい」という助言をいただいて、確かにそうだよなと。別の先輩は「私の友達にツヴァイでいいご縁があって、結婚した人がいたよ」と教えてくれて、迷わずツヴァイに申し込みました。
実際に入会されてみて、いかがでしたか。
Hさんエリアを九州に絞って、トータルで15人くらいの方にお会いしたのですが、なかなかうまくいかなくて。最初の1年ぐらいは自分が「あ、この人どうかな」と思って直接会ったら、自分と合わないというケースが多かったですね。
Yさん私は最初の1ヶ月は、自分から申請した人にお断りされることもけっこうありました。申請してくださる方もいらっしゃっても、年齢が高めな人が多かったり。それで、私の職場の50代くらいの先輩に相談したら、「写真が良くないんじゃないの? あなたらしくないよ」と言われて、写真を撮り直してもらったんですよ。そしたら、自分から申請した方にもOKをいただけたり、同世代の方からも申請をいただけたりと流れが一気に変わりました。
お見合いでは第一印象が重要ですもんね。お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。
Hさん私から申し込みました。お写真を見て、純粋そうで、性格が明るそうな方だなという印象を受けました。プロフィールの文章にも、人を楽しませることが好きといったことが書かれていて、一度お会いしてみたいなという気持ちが強くなって、お申し込みをさせていただきました。
Yさん私もお写真の印象から、素敵な方なんだろうなと思っていました。それに、同年代の方から申請をいただけたことが素直にありがたくて、申請してくださった方にはまずお会いしようと決めていたので、お申し込みを受けることに迷いはなかったですね。
お見合い前のビデオ通話で、苗字が同じことが発覚!
初回はどのような場所でお話されましたか。
Yさん実は初めてお会いする前に、Hさんにご提案いただいて、ビデオ通話で1時間ほどお話することになったんです。そのときに、血液型も、出身地も、苗字も一緒だということで盛り上がって。「どんな方がお好きですか」とか、そんな話もしたと思います。
Hさん今までお会いさせていただいた方ともビデオ通話をさせていただいたんですけど、自分は喋るのが苦手なこともあり、時間が長く感じられたんです。でも、Yさんとビデオ通話したときは時間を忘れて夢中で話し込んでしまって、気づけば1時間ぐらい経っていたという感じで。すごく話しやすい方だなと思いました。
Yさん私も私で、お写真通りの素敵な人だなという印象を受けて。それから、会話の言葉一つひとつに誠実さがにじみ出ていて、人が良さそうだなと思ったのを覚えています。
ビデオ通話を経た、初回のデートはどんな感じだったのでしょうか。
YさんHさんが大分から鹿児島の霧島市まで車で来てくれました。中間地点まで行きましょうかとも言ったんですけど、わざわざ来てくださることになって、ありがたすぎて……。
Hさんその日は駐車場で待ち合わせしたのですが、お会いしたときに「大分まで帰るときに眠気が危ないから」とガムやコーヒー、ミントタブレットなんかを買ってきてくれてて、本当に優しい方だなと思いましたね。
Yさん初めて会ったときは、Hさんがめっちゃ緊張してたんですよ。でも、緊張しながらも、大分からわざわざ来てくれて、カフェを探してくれて……という不器用さが伝わってきて。それまでお会いした方は「いい人どまり」だったんですけど、Hさんの不器用さにはキュンと来てしまったんです。
Hさんどんなに話が盛り上がっても、現実的な条件が合致していないと申し訳ないのでその日は「結婚したらどんな家庭を築いていきたいですか」とか、「大分に来てもらうことになるのですが、大丈夫ですか」といった話をしましたね。Yさんが快諾してくださってホッとしました。
クリスマスイブのイルミネーションを前に告白
真剣交際に進むことになった日のことについて教えていただけますか。
Yさん真剣交際に進むことになったのは、2回目のデートですね。初回のデート後に会えるのがたまたまクリスマスイブの日だったので、お昼ごはんを食べた後にイルミネーションを見に行って、最後にHさんが「真剣にお付き合いしましょう」と告白してくださいました。
初めてのデートから2回目のデートまでに日が空いたので、その間も何度かビデオ通話をしていたんですけど、そのときにHさんが婚活で出会った女性たちについて「嫌いではないけど好きかどうかわからなくて、半年くらいアクションを起こさずにいるうちに、お断りされてしまった」というお話をしてくれたんです。
でも、それって女性側が気持ちをストレートに表現できていなかったことも原因の一つなのかなと思って。なので、私は次に会うときまでに、Hさんのことをいいと思っているということを積極的に伝え続けようと決めていたんです。そうした土台があったからか、Hさんにも納得していただけたのかなと思っています。
Hさん自分はお会いしたときからずっとお付き合いしたいと思っていました。これまでの女性たちと圧倒的に違ったのは、話しやすかったことですね。ほかの方が相手だと沈黙が続いたときに「どうしよう……」と焦ってしまうのですが、Yさんはおしゃべりが上手な方なので、話が尽きることはなかった。僕自身は全然喋らないほうなのに、おしゃべりが楽しいなと初めて思いましたね。
余談ですが、その日はクリスマスイブだったので、近くのホテルで花火があがる予定でした。そのことは知っていたのですが、自分が告白をして、YさんにOKをもらった瞬間に花火が上がったときは運命に近いものを感じました。そういう意味でも、強く印象に残っています。
少し踏み込んだ質問になるのですが、初めて手をつないだのはいつだったのでしょうか。
Hさん4回目のデートですね。自分はデートとか、そういったことに慣れていないこともあって「手を繋いでも大丈夫かな」と聞きました。
Yさん私もHさんと付き合うまでに5年くらい恋愛していなくて、付き合うことが久しぶりだったので、「え!めっちゃ緊張する」と思ってしまったのを覚えています。Hさんのことは好きだったので、タイミング的にはいつでも良かったんですけどね。
「プロポーズみたいだね」と言ったら、プロポーズだった
プロポーズのシチュエーションについて、教えていただけますか。
Yさん2月のバレンタイン直前に、「最近ご飯を作ってくれることが多いから、久しぶりに外でおいしいものを食べるデートをしよう」とHさんが言ってくださって、夜景を見に行ったんですよね。
そのときに、「今付き合って約1ヶ月半ぐらいだけど、気持ち的にどう?」と訊かれて、「自分は付き合っていく中で気持ちが高まっていって、今は大分と鹿児島だけど、本当は毎日一緒にいたいなって思うんだよね」と言ってくれて。
私が「でも大丈夫だよ、会えるときに会えれば大丈夫だから気を遣わなくていいよ」と言ったら、Hさんが「真面目に話すからまず話を聞いて」と言うので、「なんかプロポーズみたいだね」って私が言っちゃったんです。そしたらHさんが「これ、プロポーズだから」と。
プロポーズだと気づかずに、そう言ってしまったんですね。
Yさんそうなんです。指輪を用意してくださってて、その場で開けてくれて。こんなに早くプロポーズしていただけるなんて思っていなかったので、うれしくもびっくりしました。
Hさん3回目のデートで初詣に行ったときに、Yさんが「ズルズル付き合いたくない」と話していたのを聞いて「自分と同じ気持ちだな」と思って、次の日には婚約指輪を買いに行きました。注文したら完成まで1ヶ月かかると言われて、そのタイミングになったかたちですね。「幸せにするので結婚してください」と伝えました。僕はそのときにYさんのことを呼び捨てで呼ぶようになったかな。
入籍は4月にされたんですよね。
Yさん本当は令和5年5月5日に入籍しようと思っていたのですが、その日は人との縁が切れるって言い伝えがある日だとカウンセラーさんに聞いて。Hさんにはできるだけ早く結婚したいという希望があったので、大安で「良い夫婦の日」と語呂のいい4月22日に決めました。
ちなみに結婚式は8月上旬に挙げる予定です。
結婚できたことは、最高の親孝行
お2人はこれからどんな家庭を築いていきたいですか。
HさんまずYさんには大分に来てもらってるので、居心地が良い環境を作りたいなと思っていますね。付き合っていた期間も短かったですし、家庭よりもまず生活を整えたいと思っています。
Yさん仕事で落ち込んだときや疲れることがあっても、コミュニケーションをしっかりとって一緒に乗り越えて生きていけるような家庭を築いていきたいなと思っております。
個人的なこととしては、来月から大分で働き始めるので、知り合いが少しずつできていったらいいなと思っています。
お互いの好きなところを教えてください。
Hさん一番好きなのは、優しいところと純粋なところですかね。そういうところがとても信頼できます。それから、Yさんは自分のためにいろいろ尽くしてくれるので、自分もYさんのために、いろいろとしてあげたいなと思いました。
Yさん包容力があるところですね。一緒に住み始めてから素が出てしまって、私がちょっとイラッとしてしまったときに、何事もなかったかのように優しく対応してくれるといいますか。そういう対応を受けて、私も素直に「言い過ぎちゃってごめんなさい」となれる。いつでも優しいですね。
婚活を経てよかったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。
HさんYさんと出会って、プロポーズをさせてもらって、OKもらったことですね。そのことを家族に話したらすごく喜んでくれて、自分勝手なんですけど、親孝行できてるかなと思えたこともよかったです。自分は親に対して素直になれなくて冷たくしてしまっているところがあって、Yさんとうまくいっていることを話したらすごく喜んでくれて、すごくうれしかったですね。
変わったことは、食生活かな。自分はもともと外食しかしていなかったのですが、今は家に帰ったらYさんがご飯を作って待っていてくれるので、健康になりましたし、純粋にうれしいですね。
Yさん私もHさんを紹介したときに、両親も祖父母もすごく喜んでくれたことが本当に良かったです。両親は私がずっと独身だったと思っていたと思うので、尚のことうれしかったんじゃないかな。
ツヴァイに登録してからこれまでの1年間で、人生を大きく変えてもらいました。温かい家庭を築きたいっていう夢はずっと前からあったのですが、なかなか出会いがなくて。周りの人は家庭を築いていっている中で自分だけ独身であることに不安を感じることもあったんですけど、今は、Hさんと毎日一緒にご飯食べて、一緒に住めていることに日々幸せを感じています。諦めずに真剣に行動して良かったです。
お二人の年表
2022年 | 11月 | 初対面 |
12月 | 初デート | |
告白 | ||
2023年 | 2月 | プロポーズ |
4月 | 婚姻届提出 | |
5月 | 両家顔合わせ | |
8月 | 結婚式予定 |
1年9ヶ月
6ヶ月
(2023年7月30日取材 大分県大分市 大在北公園で撮影)