成婚カップルの婚活体験談・エピソード
2年4ヶ月の活動期間の末に出会えた居心地の良い人……二人をつないだ「共通点」とは?
同じ姫路市内にお住まいのTさんHさんカップル。お互いに居心地の良さを感じ、結婚を見据えて成婚退会されたお二人ですが、活動は苦戦気味だったといいます。とくにTさんは2年4カ月という長期間にわたって活動していました。
そんなお二人が成婚退会に至るまでの経緯についてお話をお聞きしました。
お二人のプロフィール
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Tさん
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Hさん
担当者の「魅力がわからへん人は放っておいたらえぇやん」に支えられた
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Tさんコロナ禍を経て、今後のことをじっくり考える機会がありました。いい年だし、この機会に行動を起こさないと、今後結婚するタイミングもないかなと思って婚活を始めたんですね。ほかの相談所の資料ももらってはいたのですが、その中でもツヴァイさんの名前はよく目にしていたので「安心かな」と思い、選ばせてもらいました。
Hさん私は結婚願望がそれほど強くなかったのですが、母の知り合いの方を紹介してもらったことがあって。デートは1~2回したものの、結局うまくいかなくて、そのときに「残念だな」と思った気持ちがずっと心に残っていたんですね。それで、「私はパートナーが欲しいのかも」と感じて、婚活を始めてみようかなと思いました。
私も彼と同じように、いくつかの相談所から資料請求をしてお話を聞きに行っていました。ほとんどの会社はそれほど強く押されることはなかったのですが、ツヴァイの無料相談を担当してくださった方が「もう1回、お話を聞きに来てみませんか?」と言ってくださったんです。
初めての婚活で、1人で活動するのが不安だったんですけど、自分の恋愛経験をはじめとした本音の部分も聞いてくださって。安心して活動できそうだなと感じて、入会を決めました。
ほかの婚活方法は試されたことはありましたか?
Hさん私自身はほかの婚活方法を試したことはないのですが、マッチングアプリを試した知人から話を聞くところによると、利用者の身元に関して不安が大きくて……その点、結婚相談所は独身証明書の提出が義務付けられていますし、安心できるなと感じました。
Tさん私は街コンに参加したことはありました。ただ、結婚願望を持っている方に必ずしも出会えなかったんですよね。結婚への真剣度が高い方に出会うために、結婚相談所の利用を検討し始めたという感じですね。
ツヴァイで婚活を始めてみた感想をお聞かせいただけますでしょうか。
Tさん僕は2年4カ月ほど在籍しているのですが、入会してからしばらくは、マッチングはしても真剣交際に進める方がなかなかいない状態でした。距離がなかなか縮められないというか、何回会ってもよそよそしい感じがあったというか。後半は「もう無理なんかな」と思っていたこともありましたね。でも、長く続けたことで、こんなに素敵なパートナーが見つかってよかったなという気持ちはあります。
Hさん私も思っていたより、マッチングすることが難しいなという印象でした。最初のころは連絡や申請がけっこう来ていたんですけど、終盤になるにつれて申請が来なくなっていったり、ご連絡をいただいてもプロフィールを開封したときに「思ってた感じと違うな」と思うことが増えたりして。「自分には魅力がないんかな」と心が折れそうになったことも正直あったのですが、担当の方に相談したら「魅力がわからへん人は放っておいたらえぇやん。メイクの勉強をしたり、自分が楽しいと思うことをやってみたらどう?」と励ましてくださって、おかげで何とか持ち直しました。
エレベーター内でバッタリ!実は出身校が同じだったことも発覚
お二人とも活動の中で苦労された時期もあったんですね。そんな中で、どのようにして出会ったのでしょうか?
Hさん私のほうから価値観マッチングで申請しました。同じく姫路にお住まいのお相手を探していたときに、価値観のグラフを見て「感覚が似ているな」と思って。それから、ガツガツした感じではなく、すっきりとした印象があって好感が持てました。
Tさん申請していただいたときは、私のほうもお申し込み数が少ない時期でしたから、まずはお受けしようと。アプリ内で連絡を取るようになってからは、話しやすい方だなという印象があって、会ってみたいなと思うようになりました。
Hさん私はもともとメッセージのやりとりが苦手なほうで、相手の反応を気にしすぎてしまうところがあるのですが、彼は私が返事を返しやすい感じでメッセージをくれたんです。「いつ会いますか?」と言い出せないまま、会話のラリーが続いてしまったときも「お休みはいつですか?」と彼から聞いてくれて。ガツガツ誘導される感じもなく、いいタイミングで聞いてくれることが楽だし、自然なやりとりができた気がします。
初回はどのような場所で会われたのでしょうか?
Tさん最初はツヴァイの姫路店で会いました。ツヴァイが入っているビルの前で、たまたまHさんに会って、エレベーターに一緒に乗って話しながら店舗まで行ったんです。その時点で話が盛り上がって、気さくな方だなと思ったのを覚えています。
Hさん写真で見たときは芯が強そうな印象だったのですが、思ったよりもやわらかい印象の方で、ますますホッとしました。
Tさん店舗に入ったら、担当の方が「あれ?知り合いなの?」って驚いていたよね。店舗内でも話が弾んで1時間くらい話していました。実は、僕と彼女はたまたま同じパティシエの専門学校に通っていたという共通点があることがわかったんです。
Hさん私は専門学校を卒業してから、大阪の和菓子屋さんで働いていたんですけど、挫折してしまって。地元の姫路に帰ってきて、接客販売をしていたという経緯がありました。
Tさん僕もパティシエとして1年間働いて、満足して、現在はまったく違う業種の会社員をしています。お互いに同じ夢を追いかけていた経験があって、気が合ったんかなという気もしますね。
彼女の「好き」が伝わって、自信を持って告白できた
次に会われたときのシチュエーションについて、教えていただけますでしょうか。
Tさん予定がなかなか合わなくて、3週間後くらいにカフェでランチをして、2時間くらい話しました。もしかしたら、結婚観について少しお話を聞いたかもしれませんが、深入りしすぎなかった気はします。
Hさんその後に「僕、本屋さんに行こうかと思ってて」と言うので、私もついて行って一緒に本を見ましたね。ただ、その後に私がコロナに罹ってしまって、体調がなかなか戻らず、次に会えたのは1カ月半後でした。そこからは1カ月に2~3回のペースで会っていた気がします。
初デートが7月で、告白をしたのが9月ですよね。告白のシチュエーションについて教えていただいてもいいですか。
Tさん告白したのは4回目のデートですね。その日は姫路でご飯を食べていたんですが、その帰り道に僕のほうから、ほんまに軽い感じで、「僕たち、気が合っていると思うから付き合わない?」と。
話しやすい子だなという印象は当初からあったのですが、彼女のほうからグイグイ来てくれていたのも、告白に踏み切れた理由の一つだったかもしれません。今までお会いした方は、本音のところではどう思っているかわからない方が多かったので、Hさんは僕を好きでいてくれているのが伝わったので。
Hさん私も話しやすくて、居心地がいいなという印象はメッセージのやりとりをしている段階からありました。ほかのお相手だと「今、変なことを言ってしまったかな」と反応を気にしすぎてしまうところがあったのですが、Tさんはそんなこともなく。私がスカートの裾を踏むとか、話の最中に噛むといったドンくさいところも、むしろ笑ってくれて変な感じにならなくて。彼の前では自然体でいられるところに惹かれていました。
大荒れのホワイトクリスマスにプロポーズ
プロポーズはどのようにされたのでしょうか。
Tさんプロポーズも僕からしました。真剣交際になった段階で結婚を意識していて、クリスマスに六甲山で夜景を見る約束をしていたので、そのときがいいだろうと。ただ、その日がすごい吹雪で、「うわー」と言いながら「結婚してください」と伝えて指輪を渡すというシュールな状態でした(笑)。
Hさん前髪もびしょびしょになっているし、状況がちょっとおもしろすぎたよね。それでも、気まずくならずに楽しめたことが印象に残っています。当日はクリスマスですし、プロポーズしてもらえたらいいなとは思っていたのですが、もしされなかったら、私から言うのもいいなって思っていました。それまでの人と比べて安心感がありましたし、私の中では「この人だ」と決めていました。
結婚することについて、お互いのご家族の反応はいかがでしたか。
Hさんそれまでの人については姉や姉の旦那さんを交えて相談させてもらっていたのですが、Tさんについてはずっとポジティブな報告しかしてこなかったんですよね。プロポーズされた日にもすぐに報告して。実際にTさんに会ってもらったときも、「すごく人の良さそうな人やんか」と言ってくれました。
Tさんうちの両親も「いい子じゃない」とすごく好印象でしたね。3月に顔合わせをしたときも、和やかに家族づきあいをしていけそうな機運を感じました。
気持ちを素直に表現して、楽しむ気持ちで活動に臨んで
婚姻届を提出されるのは、いつ頃の予定ですか?
Tさん一緒に住む場所が決まったらすぐにでも、と思っています。早ければ5月中、遅くても6月には入籍して、9月には結婚式を挙げたいです。
お二人はお互いになんと呼び合っているんですか。
Tさん僕はHと、名前を呼び捨てにしています。僕のほうは付き合いだしてすぐ「さん付けもあれやから、呼び捨てにするよ」と伝えた気がします。
Hさん私はTさんとさん付けのままですね。「呼び捨てにしてもえぇんやで」と言ってもらったんですけど、なんかしっくりこなくて……心の距離が遠いわけではないのですが、出会ったときの呼び方のままで呼ばせてもらっています。
お相手の一番好きなところを教えていただけますか。
Tさんなんでもおいしそうに食べてくれるところが好印象ですね。あとはやっぱりしゃべりやすいところかな。
Hさんニコニコしてて、威圧感がまったくなく、優しくて……一番好きなところを決めるのが難しいですね(笑)。犬と飼い主にたとえると、飼い主がTさんで、すごく長いリードにつながっているのが私という感じ。二人の関係はつながってはいるけど「ご自由にどうぞ」という感じで、自由にさせてくれるところがうれしいですね。
ありがとうございます。最後に、婚活を経て変わったことがあれば、教えていただけますか。
Tさん僕は実家に住んでいたので、自分のことだけを考えて生活していたところがあったのですが、結婚を見据えて生活習慣を見直したことはあったかな。婚活に関しては楽しんでいたほうがうまくいくのかなとは思いましたね。
Hさん彼と同じく、結婚を見据えた生活の見直しをしました。早くに結婚した姉が「結婚してからの働き方も考えなきゃあかんよ」と言っていた意味がわかって、今後のことを考えましたね。それから、私は婚活を経て、遠慮することがあまりなくなりましたね。相手に対して「本当はどう思ってるんだろう?」と気にしすぎず、オープンになったかなと思います。婚活中に心が折れそうなこともあったのですが、うれしいときにはうれしいと、気持ちを素直に表現したほうがうまくいくんだなと気づいたので、これから婚活される方にも活動を楽しんでほしいなと思います。
お二人の年表
2022年 | 6月 | 初対面 |
7月 | 初デート | |
9月 | 告白 | |
12月 | プロポーズ | |
2023年 | 4月 | 両家顔合わせ |
夏頃 | 婚姻届提出 | |
9月 | 結婚式 |
2年4ヶ月
9ヶ月
(2023年4月28日取材 兵庫県神戸市 六甲山展望台(六甲ガーデンテラス シダレミュージアム)で撮影)