成婚カップルの婚活体験談・エピソード
「出会いは掴みにいくもの」婚活を通して学んだ人生の極意を伝授! 婚活を成功させるために意識すべきこととは?
病気をきっかけに婚活を始め、アクティブに活動を進めたEさんが選んだのは、多角的に物事が考えられる思いやりにあふれたMさんでした。
「2ヶ月間ずっとキープされていた」と話す二人の婚活はどんな風に進んでいったのか? 赤裸々に語っていただきました。
お二人のプロフィール
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Mさん
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Eさん
自分に課した1日3人、一人につき3回は会うというルール
婚活を始めたきっかけを教えてください。
Mさん自分は三男で、上の二人は結婚していたんですけど、3年ぐらい前、祖母が亡くなる前に「お前はまだ結婚しないのか」と言われまして。そのとき祖母は病気で誰が誰だかわからないぐらいの状態だったんですけど、自分のことをそれぐらい気にしてくれていたんだなと思って、それがきっかけで真剣に婚活を始めることにしました。
Eさん私は、5〜6年前に乳がんになりまして、髪の毛も抜けてしまって「もう結婚できないかな」と思っていたんです。もう少し発見が遅れていたら、命があぶなかったという状態でした。ただ普通の生活を送れるだけで幸せでしたし、両親や友人、その他いろんな人に感謝の気持ちでいっぱいで、人生観も大きく変化したように思います。ちょうどそのとき、友だちが結婚相談所に行くと言っていたので私も一緒に調べてみたんです。そうしたら興味が出てきて、私もツヴァイに入会しました。
入会してみてどうでしたか?
Mさん正直、自分の年収ではふるいにかけられて残らないというのが、始めたときの印象でした。多くの女性にとって、希望の年収よりは少し年収が少なかったので、自分から申し込んでマッチングするのは厳しかったです。
Eさん私は何度かお申込をもらってやり取りはしたものの、交際までは発展せず……みたいなことが続いていました。はじめはお相手に求めることも少なくてハードルが低かったはずが、色んな人に会ってるうちに気づいたらだんだんハードルが上がっていたんです。自分が相手に求めることがよくわからなくて、担当の方から「それは年齢とか年収とか、あなたにとって本当はそれほど大切ではないことを条件にしてるからですよ」と言われましたね。
他に、活動中心掛けていたことはありましたか?
Eさんとにかくまずは会ってみようと思ってお休みの日には1日3人のペースで会うようにしていました。そして、一度会っただけではどんな人かわからないので、一人の人に対して最低でも3回は会おうと思って活動してました。
それは、かなり忙しいですね。二人はどうやって出会ったんですか? 第一印象も含めて教えてください。
Mさん担当の方にセッティングしていただいて、ツヴァイの店舗で3月に出会いました。一番最初に会ったときは、結構猫かぶってたよね。今は逆転して、わりと妻が引っ張ってくれる感じなんですけど、当時はおとなしかったんです。そのときは自分もいっぱいいっぱいだったから、趣味のゲームの話をひたすらしてましたね。
Eさん私は人見知りなんで、最初はおとなしくしていたんですけど、私が推しの話をしたら他の人はさらっと流すのに対して、彼は「その動画絶対観てみます」って前のめりで返事してくれて。私が言ったことに対してちゃんと行動してくれるんだと思って、すごく印象がよかったです。
Mさんそのあと1回食事に行ったんですけど、そこから2ヶ月ぐらい会っていなくて……。今思うと、その間は他の人と天秤にかけられていたんでしょうね(笑)。
Eさん1日3人のペースで、一人3回会ってたら、もうスケジュールはきつきつなんです。それで、ちょっと時間が経ってしまったんですけど、会わなくても電話とかでやりとりをしていたので、5月にノリと勢いでLINEで「1回付き合ってみませんか?」って私から告白しました。
付き合い始めた次の日に妻の友達とオンライン飲み会
Eさんからの告白だったんですね。その後どんな風に結婚を意識していったんですか?
Eさん私が今まで付き合ってきた彼氏は二股していたり、サプライズで誕生日をお祝いしに行ったら「なんでサプライズで来るの?」とか言ったりするような、ちょっと恋人としてどうなの? っていう人が多かったんです。友だちからは「付き合うことになったら早々に会わせてほしい」と言われていたので「ちょっと私の友だちと一緒にオンライン飲み会でもしませんか?」と誘いました。
Mさん付き合うことになった次の日に、「私の友だちとオンライン飲み会をしましょう」と誘われたのには、ビックリしましたね(笑)。
Eさんそれで、彼にはうちに来てもらって、当日友だちとオンラインで会ってもらったんですけど、友だちからは「この人なら大丈夫そう」と言ってもらえました。あと、一度仕事の愚痴を話したときに、「愚痴を言いたくなる気持ちはわかるけど、上司の人の気持ちもわかる」と言われたことがあって、ただ私に寄り添うだけじゃなくて、そういう角度で話をしてくれるのは、頼りになるなと思いました。
Mさん中間管理職なので、どちらの気持ちもわかるんです(笑)。
Mさんが結婚を意識したのは?
Mさん私は一度お弁当を作ってくれたことがあったんですけど、それが美味しくて完全に胃袋を掴まれましたね。
思いもよらないタイミングでサプライズプロポーズ
どんなプロポーズだったのか教えていただけますか?
Mさん妻の両親に会いに行く前日に、私からサプライズでプロポーズをしました。もともと「指輪は好きじゃないから要らない」という話を聞いていたので、ネックレスを渡しました。
Eさんビックリしましたね。もともと付き合うと決めた段階で結婚する気ではいたんですけど、はっきりと言葉にしてプロポーズをしてくれるタイプじゃないだろうと思っていたんです。次の日につけていくネクタイを彼が選んでいると思っていたら、急にネックレスを出されて。
Mさん実はずっと前から用意していたんですけど、渡すタイミングがなかなかなくて。もう渡さないとと思っているうちに、その日になってしまいました。次の日に、両親に挨拶をして、8月に引っ越しをして、11月には籍を入れました。病気のこともあって数年のうちに子どもができなくなるかもしれないということだったので、今は妊活もしていて、結婚式のことも考えてと怒涛の展開ですね。
Eさんものすごいスピードで駆け抜けましたね。
Mさんものすごいスピードでお金も出ていきました。
感謝の気持ちを伝えて積極的に行動すべし
妊活はお金もかかりますよね。共感して読んでくださる方も多いと思います。これから婚活をされる方に伝えたいことはありますか?
Eさん聞いた話だと、今結婚相談所に入っても、待ってるだけの人がけっこう多いらしいんですよ。せっかくお金を払って相談所に行ってるのに、それはもったいないなと思って。私みたいに1日3人会うっていうのは、やりすぎかもしれないけど、積極的に出会いを掴みにいったほうがいいと思います。
Mさん自分だけで考えて婚活をしてこれまでうまくいかなかった人は、ぜひもっと担当の方に自分のことを正直に話したり、頼ったりして、お相手を紹介してもらうことをお勧めします。正直な話、マメで自分で積極的に動けるような男性は相談所に行かないと思うんですよね。一人暮らしを経験した人は分かるだろうけど実家暮らしの人は特に、もっと料理とか片付けの大変さを知って、お相手への気遣いができるといいんじゃないかなと思います。
Eさん確かに相手に感謝とか気遣いができたら、大体のことはうまくいくと思います。こうやって巡り会えただけでも感謝ですし。それは、自分が病気になってみて考え方が変わったことなので、なにか大きな出来事がないと変えられないのかもしれませんけど。
Mさん男性でも女性でも、相手に感謝ができるかどうかは大事だなと思いますね。
Eさんあと相手を選ぶのに条件を挙げだしたらキリがないと思うので、絶対許せない5個ぐらいを考えて、それに当てはまらなかったらオッケーというぐらいの気持ちでいったほうがいいのかなと思います。なんでも完璧な白馬の王子様はやっぱりいないと思うので。
最後にこれからどんな家庭を築いていきたいですか?
Mさん自分は、とにかく手を繋ぐのが好きなので、歳をとっても手を繋いで歩けるような夫婦でいたいなと思います。妻は恥ずかしがって最初は手を繋ぐのをイヤがっていたんですけど、そこは洗脳したんです。
お二人の年表
2020年 | 3月 | 店舗で初対面 |
4月 | 初デート | |
5月 | 告白 | |
6月 | プロポーズ | |
8月 | 引っ越し | |
11月 | 婚姻届提出 | |
2022年 | 4月 | 両家顔合わせ |
12月 | 結婚式予定 |
8ヶ月
5ヶ月
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(2022年11月20日取材 三重県桑名市多度大社で撮影)