成婚カップルの婚活体験談・エピソード
「一緒に退会しませんか?」出会ってすぐに告白。27歳の二人がトントン拍子で結婚を決めた理由
未来を見据え、地に足のついた考えで相談所での婚活を始めた二人。
婚活のきっかけや出会って2週間ほどで家族旅行に同行といったスピーディーな展開など、興味深いエピソードを赤裸々に語っていただきました。
お二人のプロフィール
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Sさん
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Mさん
父親の再婚をきっかけに婚活をスタート
婚活を始めようと思ったきっかけはなんですか?
Sさん3〜4年前に私の父がツヴァイで再婚して名古屋に引っ越したんです。それまで母親が亡くなってから、ずっと父親と二人暮らしだったのがひとり暮らしになって、正直寂しいなあと思ったのが最初のきっかけでした。あと、転職した不動産業界は男性ばかりで、このままだと出会いが全然ないと思って、相談所に行くことにしました。
Mさん私は昔から26歳までにひとりだったら結婚相談所に入って、まじめに婚活をしようと考えていたんです。私も逆に女性ばかりの職場ということも大きかったです。
マッチングアプリなどは考えなかったですか?
Sさん実際マッチングアプリをやってみたこともあるんですけど、営業でハワイの不動産を紹介されたりして。相談所は身元がちゃんとしているので、友人の紹介以上に安心だなと思いました。
Mさんアプリも試してみたんですけど、私も安心できる出会いではなかったので、身元がしっかりしている環境で効率よく活動したいと思って相談所に入会しました。ツヴァイともうひとつの相談所で検討したんですけど、もうひとつのほうが営業の電話がすごかったのと、ツヴァイはコンサルタントの方が親切に対応してくださったので、ツヴァイに決めました。
結婚相談所で婚活を始めてみた印象はどうでしたか?
Mさん割と年齢が上の方から申し込まれることが多かったんですけど、同じ年の方から申し込まれて、それだけで安心感があったのがSさんでした。価値観マッチングで申し込みをもらったんですけど、相談所で出会った二人目に会ったのがSさんで、もっと大変なのかなと構えていたんですが、あまり苦労せず出会えたというのが正直な感想でした。
Sさん私はひと月に2、3人ぐらいにはお会いしていました。ちょうど転職したタイミングで、年収がけっこう上がったんです。そしたら申し込みが一気に増えて、こんなに変わるんだと思ってびっくりしました。
Mさん逆に、私は同い年なのに、なんでこんなに年収が高いんだろう?と少し怪しんでいました。
Sさん旅行とか趣味が合いそうだなと思って申し込んだんですけど、自分の価値観を結構尖らせて、むしろマッチングしづらいような設定にしていたんです。それでも相性が80%とか高い数字が出たので、最初から気になっていました。初めて会ったのはカフェなんですけど、どんな話をしたかは緊張してて覚えてないな。
Mさんほとんど仕事の話をしてた気がする。4月だからそんなに暑くなかったのに、ずっと汗をかいていて、私もすごい汗かきなので、その点は安心しました。そのとき年収が高い謎が解けて、残業が多かったんです。ちゃんとした仕事をされていることがわかって安心しました(笑)。
2回目のデートを前倒しするぐらい早く会いたかった
Mさんそのデートから10日後ぐらいには会う予定を立てていたんですけど、急遽2日前倒して会うことになったんです。
Sさん私が2回目のワクチンを打つことになっていたんですけど、早く会いたすぎて「副反応が出なかったら会おうよ」と誘いました。体調が大丈夫だったので、Mさんの職場の近くのバーに行きましたね。
MさんそれまでずっとLINEでやりとりをしていて結構いい感じになっているなとは感じてたんですけど、その日に告白されました。
どんな告白だったんですか?
Sさんバーを出て少し駅の周辺を散歩して、私から「一緒に退会しない?」って遠回しに言いました。
Mさん仮交際をするのかなと思ってたんですけど、そうじゃなくて退会だったので、少し驚きました。
Sさんそのとき手を繋いだんですけど、イヤがられたらどうしようと、すごく怖かったです(笑)。それで嫌われたらイヤだなと思って。
出会って2週間ほどでMさんの家族と日帰り旅行
Mさんそのあとゴールデンウィークに私の家族と一緒に九十九里の海に行ったんです。毎年連休はハマグリを食べに行くのが恒例行事で。
まだ出会って2週間ぐらいですよね? それぞれ家族に相手のことを話してたんですか?
Sさん父親に「いい人がいる」という話はしていたんですけど、「今度ご家族とお会いする」って話をしたら、慌てたのか「いつの間にそんな進んでるん?」と電話がかかってきました。
Mさん母には事前に話をして、父にも伝えてもらいました。私の家族は予定が合わなくて、ゴールデンウィークぐらいしか全員で会えるタイミングがないんです。ここを逃したら次は年末になると思って、おもいきってSさんを誘ってみました。断られるかなと思ったんですけど「行くよ」って言ってくれたんで、よかったです。旅行中も、姪っ子がいいクッションになってくれて、一緒に遊んだりして。
Sさんずっと緊張はしていたんですけど、お義父さんには「この子で大丈夫?」と言われました。
Mさん私が実家で家事をしていなかったから「料理も何もしないよ」って言われてたね。その次の週に、彼のお父さんも、わざわざ東京への出張を組みこんで来てくれたんです。熱血なお父さんだと聞いていたので、かなり緊張しました。
Sさん『巨人の星』の星 一徹みたいなんです。
それは熱血ですね。それなら余計に「うちもちゃんとしないと」と思われるでしょうね。
Sさんそうなんです。
プロポーズはMさんのほうから積極的に
Mさんあと、お義父さんがなかなか「結婚しよう」と言ってくれなくて、お義母さんのほうから焦って「なんか言うことないの?」って言ったという、彼のご両親のプロポーズエピソードを聞いていたので、私もふざけて彼に「なんか言うことないの?」って言いました。
ご両親のプロポーズの詳細をご存知だったんですね。
Sさん母が死別だったので、父親もあえて、そういう話をしてくれたんだと思います。
Mさんその話を聞いていたから、おそらくそのフレーズを伝えれば、プロポーズするしかないかなと思って、伝えてましたね。
Sさんあと、私の大学の先輩と私とMさんの3人で会うことがあって、その先輩も既婚者なので、「そんなに気が合って、別れることないんだったら、なんで結婚しないの? 意味がわかんない」って煽られて。それもそうだなと思って、別の日に私の家でプロポーズをしました。
じゃあ、Mさんにお尻を叩かれながらのプロポーズだったんですね。結婚の決め手になったことはありますか?
Sさん何かハッキリとしたものがあるわけではないんですけど、何度も会ううちに、「この人なら何があっても大丈夫だ」って、不思議と信頼感があったんです。
Mさん私もそうですね。これと言うものはないんですけど、2回目に会ったときぐらいから不思議と安心感というか、不安な気持ちがなかったので大丈夫だなって思っていました。
最後にお互い好きなところと、どんな家庭を築きたいか理想を教えてください。
Sさん完全に惚気になっちゃいますけど、結構甘えるのが好きなんで、それを許してくれるところが好きです。理想の家庭は、家に帰りたいって思える家庭にしたいなと思います。
Mさん私は、あまりカッとならないところが好きですかね。平和に争いのない和やかな家庭がいいなと思うので、毎日笑顔でいられるように頑張ります。
お二人の年表
2022年 | 4月上旬 | SさんからMさんにお申込 |
4月中旬 | 初対面&大手町でデート | |
4月下旬 | 告白 | |
5月 | GWにMさんの家族と日帰り旅行 | |
7月 | プロポーズ | |
8月 | 同棲開始 | |
秋 | 両家の顔合わせ&婚姻届提出予定 | |
2023年 | 秋 | 結婚式予定 |
8ヶ月
4ヶ月
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(2022年9月10日取材 東京都内東京駅〜日比谷で撮影)