多くの人にとって、生活をともにし、人生を歩んでいくパートナーと「価値観が合うかどうか」は大事な要素です。

今回お話を聞いたMさんは、なんと入会した数日後に「価値観が私とぴったり」だと思える男性と出会いました。趣味や大切にしている価値観が似ていて、初対面から息もぴったり。あまりにも順調に交際を重ねたことで、Mさんはかえって不安になってしまったことも。けれど、それがきっかけでYさんからプロポーズ。出会いから6ヶ月で2人がどんなふうに関係を育んだのか、エピソードをお届けします。

• Yさん

  年齢

  40歳

  出身地

  青森県

  職業

  会社員

  趣味

  ランニング、御朱印集め、温泉、旅行

  入会期間

  8ヶ月

  入会店舗

  ツヴァイ日比谷

  

• Mさん

  年齢

  36歳

  出身地

  徳島県

  職業

  会社員

  趣味

  美術館・博物館巡り、御朱印集め、温泉、旅行、読書、散歩

  入会期間

  1ヶ月

  入会店舗

  ツヴァイ越谷レイクタウン

  

ツヴァイに入会した数日後、価値観がそっくりの彼からコンタクト

まずは、婚活をはじめたきっかけを教えてください。

周りが結婚している状況のなかで当時39歳になって、僕も40歳までに結婚して幸せな家庭を築きたい、と思ったからです。世のなかには婚活パーティーに参加する人もいると思いますが、そういう場が苦手なタイプで、結婚相談所が気になっていました。そんなある日、体調を崩して寝込んだときに、このまま孤独死するのは嫌だな、と寂しい気持ちになったんです。その後、たまたま見つけたツヴァイの「恋愛傾向診断」を何気なくしてみたら、ツヴァイから「お話だけでもしませんか？」と電話が来ました。今後もパーティーには参加しないだろうし、このままだと婚活の一歩を踏み出せないな、と思ってツヴァイに入会したんです。

私は、すでに他界した両親のような仲の良い夫婦に憧れがあり、婚活の手段を考えていました。ただ、私も彼と一緒で、婚活パーティーは緊張するから苦手ですし、短い時間で相手のことが本当に分かるのかな、と疑問があったんです。一方、結婚相談所なら、自分にぴったりの相手を紹介してくれるだろう、と期待できました。そのとき、私もツヴァイの「恋愛傾向診断」を軽い気持ちでしてみたら、ツヴァイからすぐに連絡が来て、丁寧に対応してもらえたので入会したんです。

あとは、心がなごむツヴァイのCMに、もともと好感を持っていました。

私もあのCMの雰囲気が好きで、こんな思いやりのある夫婦になれたらいいな、と思っていました。実際に話を聞きに行ってみると、マリッジコンサルタント（MC）さんが、親身になって温かく話を聞いてくれて。「Mさんには、こういうタイプの人が合うと思いますよ」とアドバイスをくれたので、「ツヴァイで頑張ってみよう」と入会を決心できたんです。

実際にツヴァイで活動してみて、どう感じましたか？

入会すると、婚活に役立つコンテンツが更新されている「Ai-TASU（アイタス）」を閲覧できます。そこに載っていた「成婚者のエピソード」や「婚活のマナー」が参考になりました。僕は婚活する心構えが全然わかっていなかったんだな、と気づけましたね。実は、ツヴァイに入会する前にダイエットして30kg痩せたんです。体型が変わって新しい服が必要だったので、アイタスを参考に服選びをしたら、印象を変えられました。

彼がダイエットしたのは、健康診断で引っかかったからだそうです。結果として痩せた後の彼に惹かれて2人の出会いにつながったので、これもご縁ですよね。私は入会後、ツヴァイのスタッフのみなさんがいつも丁寧に対応してくれたので、気持ち良く活動できました。

僕は、6ヶ月間はとりあえず自力で活動してみて、成果が出なかったらMCさんに相談しようと思っていました。そう思っていた矢先に、彼女と出会えたんです。

お2人はいつ頃出会ったのですか？

2019年4月です。お相手の趣味や価値観をグラフで見られる「価値観マッチング」でぴったり合いそうな方を検索してみたら、ヒットしたのが彼女でした。それで同じ月に彼女にメールでコンタクトの申し込みをしました。

私がそのメールをもらったのは、ツヴァイに入会した数日後なんです。私は自己プロフィールの欄に、「朝起きたら、コーヒーを淹れる」と書いていました。そうしたら、彼からのメールにも「僕も朝はコーヒーを淹れます」と書いてあって。もともと価値観の合う人と結婚したい、と思っていたので、彼の価値観マッチングのテスト結果を見たら、私の結果ととても似ていて驚きしかありませんでした（笑）。

彼女とは、生活の仕方やお金に対する考え方などが、ほとんど同じなんです。

そうなんですよ。それに彼の自己紹介文を読んで誠実な人だな、と思ったので、彼のメールに返信してそれからやり取りがはじまりました。

会う前のやりとりから話が弾み、初対面の日に告白

初対面までは、メールや電話でやり取りされていたのでしょうか。

そうですね。結婚を意識した出会いだったので、趣味の話から子ども時代の話まで、深い話もしました。やりとりが楽しくて、はじめて電話した日は4時間ぐらい話していたので、気づいたら日付が回って翌日になっていたんです（笑）。それから、毎日のように電話しました。理想の家族像の話になったとき、この人となら、私が思い描く家族になれそう、と感じたのを覚えています。

僕も同じです。それまでに、MCさんから魅力的な方を5、6人紹介していただきました。でも話していて、彼女以上に心地いいな、と感じる方はいなかったんです。彼女に早く会いたくて、出会って1週間後にまた会う約束をしました。

素敵ですね。初対面はどんなシチュエーションでしたか？

彼女が僕の職場の近くまでわざわざ来てくれて、スペイン料理店で夕食を一緒に食べました。価値観マッチングでコンタクトを申し込んだ後に彼女の写真を見て、明るい笑顔でかわいい方だと分かり、会う前から緊張していました。

彼にそう思ってもらえたのも、ツヴァイでプロフィール写真をキレイに撮ってもらったおかげです。私は彼とはじめて会った瞬間、写真よりも実物のほうが優しそうな人だな、と好感を持ちました。それに、彼は本当に美味しそうに食事するので、それがさらに好印象でした。私たち、食の好みも似ているんですよ。

そうだよね。お互いに料理するのも好きだし。彼女とは初対面から、長年連れ添っている夫婦のような雰囲気で話せて、癒されました。実は、その日に告白しようと決めていたので、夕食を食べ終わった後に僕から告白したんです。彼女が手紙を書いてきてくれていて、それを後から読んだら、お互いに付き合いたい気持ちがあったと分かり、うれしかったです。

彼とお付き合いすれば幸せになれるだろう、と思っていたので、告白されてただただうれしかったです。次の日には、新宿御苑で初デートをしました。ベンチに座りながら、苑内の雰囲気が、以前行ったことのある仙台の街並みに似ているなと思って、それを何気なくつぶやいたんです。そうしたら、「それ、僕も今思ってた」と言われて、そこまで似てるんだと驚きました（笑）。

デート中、僕のほうは、こんなにかわいい人とデートできるなんて……とずっと緊張していました。数時間後には別れを告げられるかもしれない、という不安を悟られないように必死だったので、顔が引きつっていたかもしれません（笑）。

望んでいた方と付き合えたら、緊張もしますよね。特に思い出に残っているのは、どんなデートですか？

初デートから1週間後くらいに行った、茨城県にある「国営ひたち海浜公園」でのデートです。レンタカーを借りて、ドライブデートをしました。

時期的に、ネモフィラやチューリップが咲いていてとてもキレイでした。彼が下調べしてくれたおかげで、公園の近くにある港で浜焼きを食べたり、大洗磯前神社で御朱印をもらったりしました。穏やかに過ごせたし、このようなデートがしたかったので、楽しかったです。デートを重ねるなかで、価値観や生活の仕方が似ている彼を、ますます好きになっていきました。

勇気を出して踏み出したおかげで出会えた2人。勘違いからのプロポーズで入籍

この人と結婚したい、と感じたのはいつ頃でしょうか。

今年の4月頃です。それには、私の飼い猫が関係していて。「食事をつくるから、食べに来て」と彼を私の家に招待したことがありました。私は「レオ」という名前の猫を飼っていて、レオが気に入ってくれる人と結婚したい、と思っていました。そうしたら、警戒心の強いレオが、ソファに座っていた彼の膝に乗ったんです。その瞬間、彼と結婚したい、と思いました。

僕は猫に選んでもらったんですよ（笑）。彼女と暮らして、はじめてペットを飼うことになったんですが、かわいいものですね。彼女と猫と過ごしたとき、これからもこんなふうに時間が過ごせたらいいな、と思って、ますます彼女と結婚したいと思いました。その後、僕がある勘違いをして、プロポーズすることになったんですけど……。

YさんMさんと、Mさんの飼い猫のレオ

どんな勘違いをしたのですか？

彼と付き合ってから、あまりにも早く人生が変わっていく感じがして、こんなに順調にいくものなのかな……と自分の状況に戸惑ってしまったんです。それを伝えたら、彼は私が別れたがっている、と勘違いしてしまって……。

僕は彼女とどうしても結婚したかったので、彼女の不安を聞いて逃したくないと、今年の5月にプロポーズしました。彼女も応えてくれて、7月からは彼女と一緒に暮らしはじめ、10月には入籍しました。同じ年の4月に彼女と出会ったばかりで、こんなに早く進展するとは想像していませんでした。周りよりも、自分が一番びっくりしているかもしれません（笑）。

私も不思議な感覚ですね。彼にプロポーズしてもらえたので、結果としてあのとき猛スピードで人生が変わっていくことへの戸惑いを、素直に打ち明けて良かったです。それに、彼は人のために泣ける人で、彼と出会うまでは父親以外でそういう人に出会ったことがありませんでした。そんな彼のことを尊敬していますし、彼といることで自分を高められたらいいな、と思っています。

僕は彼女と出会えたので、ツヴァイに入会して良かったなと思っています。「結婚相談所」には、婚活している人が最後の手段として利用するイメージがあったんです。だから入会を躊躇する気持ちもあったのですが、あのとき一歩を踏み出したことで、いつもこんなに温かい気持ちにさせてくれる彼女と出会えました。結婚相談所を婚活の最後の手段ではなく、最初の手段にして良かったです。

思い切って行動されたことで、ぴったりのお相手と出会えたのですね。最後に、これからどんな家庭を築いていきたいですか？

誰が見ても、幸せそうだと思ってもらえるような、温かい家庭を築いていきたいです。子どもが好きなので、子どもを授かって、ますます幸せな家庭をつくっていけたらいいなと思っています。僕の両親も仲がいいので、同じぐらい信頼し合える夫婦になりたいです。

仲のいい彼のご両親とお会いして、私たちも幸せな家庭をつくれそうだと感じました。私の亡くなった両親もすごく仲が良かったので、彼と同じような家庭像があります。それに私も子どもが好きなので、授かれれば本当にうれしいです。

11月に行われた披露宴の様子

（2019年9月16日取材）