
「もう誰も信じられない」「恋愛でまた傷つくのが怖い」
そう感じて、恋愛するのを諦めていませんか。
過去の恋愛で裏切られたり、理由もなく別れを告げられたりすると、無意識に自分を守るスイッチが入ってしまいます。
その結果、誰かを好きになっても不安が先に立ち、「幸せになりたいのに前に進むのが怖い」という矛盾に苦しんでしまうのです。
そこで今回は、ツヴァイ編集部の I が、恋愛トラウマの原因や心理、克服する方法などをご紹介します。
この記事でわかること
・恋愛トラウマとは
・恋愛のトラウマが次の恋に与える影響
・恋愛のトラウマを克服する5つの方法
・恋愛の始め方
恋愛のトラウマは治すものではなく、理解して寄り添うもの。
心の仕組みを知り、自分のペースで恋愛を始めましょう。
恋愛のトラウマとは、信頼していた相手からの裏切りや、突然の別れなどの強いショックが心に残り、「再び傷つくかもしれない」と感じてしまう状態のことです。
アメリカ・オレゴン大学の心理学者 Jennifer Freyd の研究によると、深い関係性にあった相手からの裏切りは、一般的なストレスよりも心に強く影響し、その後の対人関係で防衛反応(不信感・回避・恐れ)が起きやすくなるとされています。
引用元:Betrayal Trauma Theory「University of Oregon」
恋愛に関しても同じで、一度トラウマを抱えると「もう誰も信じられない」「また同じことが起きる気がする」といった感情が生まれやすく、恋愛にブレーキがかかってしまうのです。
こうした反応は心が自分を守ろうとしている証拠で、決して特別なものではありません。
まずは、恋愛のトラウマがどんな背景から生まれるのかを知ることが、前へ進むための第一歩になります。
恋愛のトラウマは、ひとつの出来事だけで生まれるわけではなく、過去の恋愛で受けたショックや育った環境、人との関わり方などが複雑に影響して生まれることがあります。
「私だけがおかしいのかな」と感じる人も多いですが、心が自分を守ろうとしている自然な反応です。
では、恋愛トラウマにつながりやすい具体的な原因にはどんなものがあるのでしょうか。
信じていた彼氏・彼女に浮気をされたり、理由をはっきり告げられないまま急に別れを切り出されたりすると、不信感や不安が残りやすくなります。
気持ちの整理がつかないまま終わった恋愛ほど、「また同じような終わり方になるのでは」と感じてしまい、次の恋に慎重になってしまうのです。
大きなショックを受けた経験は、時間が経ってもふとした瞬間に思い出されやすく、恋愛のスタートラインに立ったときにも影響が残ることがあります。
こうした「次は失敗したくない」という気持ちが、トラウマのきっかけになることがあるのです。
子どもの頃の家庭環境は、大人になってから人との距離感に影響することがあります。
例えば、気持ちを十分に受け止めてもらえなかったり、家族内で安心できる時間が少なかったりすると、「人に頼って大丈夫かな」「本音を言うと離れられてしまうかも」と感じやすくなることがあります。
こうした感覚は自分でも気づかないまま残ることがあり、恋愛が始まりそうになると慎重になったり、相手の反応を深読みしてしまったりするきっかけになる場合があります。
特別な問題というより、育った環境の中で身についた人との関わりグセが、恋愛の場面で影響として表れることがある、というイメージでしょう。
交際相手からの暴力は、夫婦間だけで起きるものではありません。
内閣府の調査では、交際相手がいた女性の22.7%、男性の12.0%が「デートDV」を受けた経験があると報告されています。
暴力だけでなく、暴言や過度な束縛、脅し、無視などもデートDVに含まれ、身近な問題として指摘されています。
引用元:政府広報オンライン「DV(配偶者や交際相手からの暴力)に悩んでいませんか。一人で悩まず、お近くの相談窓口に相談を!」
こうした言動を受け続けると、自分の気持ちを大切にできず、恋愛そのものに不安や怖さが残りやすくなります。
「また否定されるかもしれない」「自分が悪いのでは」と感じてしまい、次の恋愛に踏み出すことが難しくなるのです。
本当は大切にしたいのに気持ちが追いつかず、つい言いすぎてしまったり、急に突き放すような言動をしてしまったりすることがあります。
あとで「どうしてあんなことを言ったんだろう」と落ち込んでしまう人も少なくありません。
ただ、こうした反応は性格の問題ではなく、過去の経験から生まれた慎重さが一時的に強く出ているだけです。
私が思うに、こうしたちぐはぐな言動が起きる背景には、「本当は関係を大切にしたいからこそ、うまく距離感がとれなくなる」という気持ちが隠れている場合も多いと感じます。
恋愛のトラウマをそのまま抱えていると、気持ちは前に向いていても行動がついてこなかったり、相手の言動を深読みしてしまったりと、恋愛シーンで不安が出やすくなることがあります。
ここからは、恋愛トラウマがどのように次の恋に影響しやすいのか、よく見られるケースを具体的にご紹介します。
相手のことが気になり始めると、嬉しさより先に不安が浮かんでくることがあります。
「このまま近づいたら、また同じように傷つくかもしれない」と言う思いがよぎり、相手が好意を示してくれても、どこかで一歩引いてしまう。
連絡が来てもすぐに返せなかったり、会う約束を調整するだけで気疲れしてしまったりと、好きな気持ちはあるのに、つい距離を置いてしまうこともあるでしょう。
これは冷たいわけでも、恋愛不適合でもありません。
過去に大きな痛みを経験した人ほど、慎重に進めようとするために起こる、ごく自然な反応です。
相手に大切にされたい思いが強いほど、本当に自分を想ってくれているのかが気になり、何度も確かめたくなることがあります。
その結果、
・返信の速度で気持ちをはかろうとしてしまう
・少しそっけない態度を冷めたサインとして受け取ってしまう
・不安が大きいと束縛に近い言動になる
といった行動につながることがあります。
自分でも「こんなことしたくない」とわかっていても、不安のほうが先に動いてしまうのです。
これは安心したい気持ちが強いからこそ起きる反応で、相手を困らせたいわけではありません。
むしろ、心を許し始めたからこそ弱い部分が出てしまうのでしょう。
新しい相手の言葉や態度に、つい元恋人の記憶が重なってしまうことがあります。
例えば、
・優しくされても「最初の元彼もそうだった」と思ってしまう
・少しでも連絡が遅れると「前と同じことが起きるかも」と不安になる
・良いところより、危険なサインを探してしまう
など。
比較したいわけではなくても、過去の記憶がまだ整理されていないと、無意識に照らし合わせてしまうものです。
これは過去と現在を区別する準備がまだ整っていないだけで、時間とともに変わっていくことがほとんど。
恋愛への憧れはあっても、いざ向き合おうとすると気分が乗らなかったり、ひとりのほうが楽と感じてしまったりすることがあります。
婚活や恋愛への第一歩を踏み出そうとしても、
・予定を入れるのが億劫
・連絡を返す気力がわかない
・そもそも出会いの場に行く気持ちになれない
ということが起きやすくなります。
これは恋愛そのものが嫌いなのではなく、「もうあんな思いをしたくない」という気持ちが強く残っているためです。
ただ気持ちが整うタイミングは人それぞれで、焦る必要はありません。
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恋愛のトラウマは、無理に忘れたり消したりするものではありません。
過去の経験を「なかったこと」にするのではなく、自分の気持ちを理解し、少しずつ扱える形にしていくことで自然と前に進めるようになります。
ここからは、恋愛トラウマと向き合い、心を軽くしていくために役立つ方法を具体的にご紹介します。
つらかった出来事を無理に忘れようとすると、気持ちが余計に苦しくなることもあるでしょう。
まずは、「あのときの私は精一杯だった」と自分の感じたことをそのまま認めてあげることが、心が落ち着いていく最初の一歩になります。
個人的には、過去の出来事を正しいかどうかで判断しようとするよりも、「あの経験があったから、今の自分の感じ方があるんだな」というようなイメージで向き合うと、少し気持ちが軽くなるように思います。
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話す・書く・泣くなど、今抱えている気持ちを外に出すだけでも、心が少し軽くなることがあります。
気持ちを抑え込んでいると、頭の中で同じことを繰り返し考えてしまい、つらさが増してしまうことも。
うまく言葉にできなくても、思ったままをノートに書いたり、信頼できる人にぽつりと話したりするだけでも気持ちが整理されていくと私は思います。
完璧にまとめようとしなくていいので、自分にとって一番安心できる形で、少しずつ外に出していくことが大切です。
自己肯定感は、一気に高めようとすると余計に苦しくなることがあります。
まずは、
・日常の中でできた小さなこと
・丁寧にごはんを作れた
・仕事をしっかりやり遂げた
・好きな趣味を楽しめた
このように、些細なことでも自分で認めてあげることから始まります。
個人的には、「自分を好きになろう」と頑張るよりも、「今日の私はここまでできた」を淡々と拾っていくほうが、気持ちが安定しやすいと感じます。
自分を責めるクセが出やすい時期こそ、毎日の小さなことを大切にしていきましょう。
気軽に話せる友人や、穏やかに仕事ができる職場の仲間など、「この人の前なら無理をしなくていい」と思える相手が身近にいるだけで、気持ちの揺れが少なくなることがあります。
恋愛だけに気持ちの比重がかかっているときほど、ほんの短い雑談や、誰かとの軽いやり取りが心のクッションになってくれると私は思います。
恋愛以外にも自分を受け止めてくれる場所があると実感できると、恋愛に対する恐れも少しずつ和らいでいくものです。
恋愛に向き合うのは、気持ちが整ってからでも大丈夫。
ただ、ほんの少し人と関わる機会を増やせば、「恋愛=怖い」という気持ちがゆっくり和らいでいくことがあります。
完璧な準備や自信がそろうのを待つ必要はなく、まずは気軽な会話や短い交流から始めてみるだけでも十分です。
恋愛をしようと力むよりも、まずは「人と心地よく関わる感覚」を取り戻すことが、次の恋へ自然につながるように思います。
無理なく続けられる小さな積み重ねが、また恋愛を楽しめる自分へと戻してくれるでしょう。
恋愛トラウマがあると、新しい恋に向き合うハードルが高く感じられることがあります。
その場合は、負担が小さく、自分のペースを守りやすい出会い方から始めることが大切です。
ここでは、恋愛に不安を抱える人でも取り入れやすい「安心感のある恋の始め方」をご紹介します。
恋愛に慎重になっている時期は、まったく知らない相手よりも、「人柄を信頼できる人」を通じて紹介してもらうほうが安心できますよね。
信頼できる第三者が間に入ることで、相手の誠実さや人間性がある程度わかるため、不安が和らぎやすくなるでしょう。
恋愛のトラウマがある人にとって、出会いの環境選びはとても重要です。
遊び目的の人が紛れやすい場では、また不安を感じてしまうことがあるため、真剣な人が集まる出会いの場を選ぶと、安心して関係を築きやすくなります。
誠実さが前提になっている環境で出会うと、恋愛に対する恐れも少しずつ薄れていくはずです。
引用元:ツヴァイ
恋愛のトラウマがあると、「また同じことが起きたらどうしよう」と気持ちが止まってしまう瞬間がありますよね。
ツヴァイなら、カウンセラーのサポートのもとで無理なく出会いを進められ、遊び目的の人や駆け引きに疲れる心配もありません。
自分のペースを守りながら、信頼できる相手と出会える環境が整っています。
ツヴァイは、結婚を前提にした真剣な会員さまだけが登録しているため、恋愛のトラウマがある人にとって負担の大きい「駆け引き」や「曖昧な関係」に巻き込まれる心配がありません。
また、恋愛に慎重な価値観を理解してくれる相手と出会いやすいのも魅力です。
「同じ温度で向き合いたい」「誠実な人と出会いたい」そんな願いに合った人との出会いが見つかります。
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結婚相談所での交際の進め方とは?一般交際とは異なる点もご紹介
恋愛の経験や不安は人それぞれです。
ツヴァイでは、担当カウンセラーがあなたの気持ちを丁寧に聞き、どんな出会いが安心できるのか、どのペースなら無理がないのかを一緒に整理しながら、少しずつ前に進めるようサポートいたします。
頑張りすぎなくていい環境があることで、無理のない関係づくりができます。
婚活を始めるときに参考になるシミュレーションもご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
2つの質問だけ答えるツヴァイのシミュレーション
ツヴァイでは、性格や価値観の相性を丁寧にマッチングするため、表面的な条件ではなく、一緒にいて落ち着ける相手とつながりやすいのがポイントです。
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引用元:ツヴァイ
安心できる関係に触れることは、恋愛トラウマがある人にとって大きな支えになり、緊張していた心が少しずつほどけていきます。
「この人なら、大丈夫かもしれない」
そう感じられる出会いがひとつ生まれるだけで、恋愛への恐れもふわっと軽くなり、新しい恋を楽しむ余裕が戻ってくるはず。
恋愛に慎重になっている時期こそ、無理のないペースで信頼できる相手に出会える環境が必要です。
ツヴァイでは、あなたの不安や過去の経験も含めてゆっくりお話をうかがい、どんな出会い方が安心できるかを一緒に考えます。
心の準備が整っていなくても大丈夫です。安心できる場所で、次の一歩を踏み出してみませんか。
過去のトラウマに関して多くの方が悩んでいるので、ここではさらに深掘りしてご紹介します。
A.時間の経過とともに薄れていくこともありますが、何もしなくても完全に消えるわけではありません。
自分の気持ちや反応のパターンを少しずつ理解していくことで、自然に心が楽になっていくケースが多いです。
A.恋愛のトラウマがあること自体が、結婚の妨げになるわけではありません。
安心できる環境や、誠実に向き合ってくれる相手と出会えれば、トラウマを抱えていても穏やかな関係を築いていけます。
むしろ、慎重さがあることで相手の気持ちを大切にできる、というプラスに働く場面もあります。
A.無理に話す必要はありません。
まずは「この人なら大丈夫」と思える相手に、負担のない範囲で少しずつ打ち明けるのが理想です。
自分のペースで話せることが、安心できる関係を育てる第一歩になります。
A.期間は人によってさまざまです。
ただ、「早く克服しなきゃ」と焦るほどつらさが増すことが多いため、無理をしないペースで前に進む意識を持つことが何より大切。
安心できる人間関係に触れたり、自分の気持ちを理解できるようになるにつれ、自然と心が軽くなっていきます。
A.トラウマがある人には、相手が誠実ということが最初から保証されているような出会い方が向いています。
その点で、ツヴァイのような相談型の出会いは、カウンセラーがサポートしながら価値観や性格の相性を丁寧に見極められるため、不安を抱えたまま一人で出会い探しをする必要がありません。
遊び目的の人が混ざらない、安全性の高い環境で出会えることは、恋愛トラウマを抱える人にとって大きな安心材料になりますよ。
過去の恋愛でトラウマがあっても、急いで克服する必要はありません。
過去の経験を理解し、自分のペースで向き合えば気持ちは少しずつ前へ動き出します。
「また傷つくのが怖い」「でも、本当は幸せな恋をしたい」
そんな揺れる気持ちのままでも大丈夫です。
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恋愛に慎重な人でも無理なく進める自分に合う出会い方がきっと見つかりますよ。
少しでも「変わりたい」と思えたときに、まずは気軽に無料相談で話してみてください。
あなたの人生を大切にしてくれる相手との出会いは、必ずあります。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)