
「ダメンズ」ってよく耳にするけれど、具体的にどういう男性のことを指すのかご存じですか?
この記事では、ツヴァイ編集部Jが、婚活のプロである結婚相談所ツヴァイのカウンセラーにインタビューした情報を元に、ダメンズの意味や典型的な特徴、行動パターンをわかりやすく解説しながら、見極め方や対処法、ダメンズから卒業するためのステップまで紹介します。
「今は恋人がいない人」も「付き合い始めた彼がちょっと不安な人」も、知っておくだけで、安心して恋愛に進める情報になるはずです。
「ダメンズ」という言葉は、一般的に相手の尊厳や安心を損なう言動や行動が目立つ男性を指す俗語です。
もともとは恋愛コラムや書籍などで広まった言葉で、女性を振り回したり、自己中心的な行動を繰り返す男性を指すことが多いです。
優しい言葉をかけてくれたり、ちょっとした魅力があるのに、付き合ってみるとこちらばかりが振り回されて疲れてしまう……
そんな男性を「ダメンズ」と呼びます。
最初は「頼りなさが可愛い」「刺激的で退屈しない」と思ってしまうことがあります。
でも時間が経つにつれて、暴力的な一面が見えたり、責任感がなくお金や生活面でだらしなかったりと、将来を考えると不安になる部分が次々と見えてくるんです。
中には、「どうして私、いつもダメンズばかり選んでしまうんだろう?」と悩む女性も。
けれど、その理由をきちんと知っておけば、同じ失敗を繰り返さずに済むはずです。
「ダメンズ」と一口に言っても、そのタイプはさまざま。
ですが共通しているのは、相手の気持ちや未来を考えず、自分本位な行動を繰り返すところです。
ダメンズにありがちな特徴のひとつが暴力です。
暴力というと一見、殴る・蹴るといった身体的なものをイメージしがちですが、それだけではありません。
大声で怒鳴る、相手を見下すような言葉を浴びせるなどの行為も立派な暴力に含まれます。
また、恋人同士の場合、相手の気持ちを無視して同意のない性的行為の強要も暴力(性暴力)です。
このような言動や行動が繰り返されれば、心も体も少しずつ削られていきます。
「モラハラ(モラルハラスメント)」も、ダメンズに多い行動のひとつ。
わかりやすいのは「お前は何をやってもダメだ」「俺の言うことが正しいんだから従え」「女なんだから〇〇すべき」といった暴言や命令口調ですが、もっと曖昧で“性格の悪さ”と区別がつきにくいモラハラタイプも存在します。
・こちらの意見を聞くふりをしながら、最後には必ず「でも俺のほうが正しい」とまとめる
・約束を破ったのに「そんなの大したことじゃないだろ」とこちらの感情を軽んじる
・失敗やミスがあると「やっぱりお前ってそういう人間だよな」とサラッと人格否定を混ぜてくる
・こちらが体調を崩しても「俺だって疲れてる」と張り合い、気遣いを返さない
一見すると単なる自己中や思いやりのなさに見えるかもしれません。
でも、こうした態度が積み重なると、「私が悪いのかな」とだんだんに自信を奪われてしまいます。
「なんかいつも自分だけ責められてる気がする」「対等に話してるつもりなのに、いつも下に見られている」という違和感が続くなら、性格ではなくモラルハラスメントのサインです。
「連絡が取れない時間が多い」「元カノといつまでも関わっている」など、浮気や女遊びの気配があるのもダメンズの典型。
これはわかりやすく彼女を裏切る場合もあれば、グレーゾーンの行動でじわじわ不信感を募らせるケースもあります。
たとえば、
・彼女がいても合コンや飲み会に顔を出し、女性と連絡先を交換する
・「ただの友達だから」と言い訳しつつ、元カノや女友達と遊ぶのをやめようとしない
・SNSで女性の投稿にやたら「いいね」やコメントを残す
・休日の過ごし方を聞いてもはぐらかす
こうした行動は、決定的な浮気の証拠ではないかもしれません。
でも、女性からすると「私の気持ちは無視されているのでは?」という不安要因になります。
こうしたタイプの男性は、恋愛を“ときめきを楽しむ遊び”と捉えていたり、「複数の女性を狙ってる俺カッコイイ」という未成熟な価値観で、一人の女性を大事にする意識が薄い傾向があります。
最初は「社交的でモテるんだな」と魅力的に映っても、その軽さこそが大きなリスク。
もし「自分と一緒にいるときより、他の女性と過ごしているときの方が楽しそう」と感じるようになったら、彼の誠実さを改めて見極めるタイミングかもしれません。
ダメンズに多いのが「お金の使い方が極端にだらしない」タイプです。
パチンコや競馬などのギャンブルにのめり込み、給料日前にはお金が尽きてしまう。
あるいは、見栄を張るためにブランド品や飲み代に散財して、気づけば貯金ゼロ……。
こうした金銭感覚のゆるさは、恋愛を続けるうえで大きなリスクになります。
さらに、わかりやすいギャンブル依存以外にも、次のような行動が見られることがあります。
・毎月のようにカードのリボ払いを使い、借金を膨らませている
・「今日は俺が払うよ」と言いつつ、後で当然のように割り勘を要求してくる
・将来のための貯金や計画をまったく考えない
・欲しいものはその場の勢いで買い、後で金欠を嘆く
一見すると「ノリが良い」「気前がいい」とポジティブに映ることもありますが、長い目で見れば生活や将来に直結する深刻な問題になります。
典型的なパターンは、仕事をすぐ辞めて転職を繰り返したり、働けるのに「今は充電期間だから」と言い訳をして無職のままでいるケース。
生活費を親や恋人に頼りきりにしている姿は、自立する気持ちが薄い証拠です。
さらに一見わかりにくいグレーゾーンもあります。
・フリーランスや夢追いを口実にして、実際はほとんど収入がない
・「お金がないから」とデート代や生活費をいつも彼女に出させる
・家事や生活のことはノータッチで「俺は仕事に集中するから」と言い訳する
・「そのうち稼ぐから」と将来の見通しがないのに大きなことばかり口にする
付き合い始めは「夢を応援してあげたい」「今は苦労してるけど、いずれ成功するかも」と思えるかもしれません。
ですが、中には、彼女の財布に頼って生活する“ヒモ”タイプもいます。
最初は「支えてあげたい」と思っても、次第に自分だけが疲弊していくパターンが多いでしょう。
自立する気持ちがない相手との関係は、将来を考えるほど不安が大きくなるもの。
もし「支えているのに、感謝も努力も返ってこない」と感じたら、その関係を見直すべきサインです。
ダメンズの中には、エネルギーや向上心がほとんど見えない「無気力タイプ」もいます。
大きなトラブルを起こすわけではないものの、じわじわと不信感につながりやすい相手です。
一緒に未来を考えようとしたときに、ふと不安がよぎってしまうこともあるでしょう。
典型的なのは、仕事や勉強へのやる気が乏しく、「頑張っても意味ないよ」と投げやりな言葉を口にするケース。
目標や夢を語らず、成長への意欲が感じられない姿勢は、どうしても女性側の心を曇らせてしまいます。
ぱっと見は「穏やか」「マイペース」な印象でも、実際にはその無気力さがあなたの負担を増やす原因になりがち。
物事を決めるときにリードしてくれないため、気づけば自分ばかりが動いている…そんな状況に陥りやすいのも特徴です。
落ち着いていて頼りになるのか、それとも責任感が乏しいだけなのか。
この違いを冷静に見極めることが、将来を考えるうえで欠かせないポイントになります。
時間にルーズなことも、ダメンズに見られがちな特徴のひとつです。
待ち合わせに遅れる、約束を忘れることは、うっかりではなく相手への配慮や責任感の欠如を表しています。
最初は「ちょっとマイペースな人なのかな」と思えても、積み重なると「この人は私との関係を軽く見ているのでは?」と感じてしまうことも。
ダメンズの中には、やたらと大きなことを口にする「ビッグマウス」タイプがいます。
「俺はいつか成功する」「絶対にビッグになる」と大きな夢を語り、女性をその気にさせるのが得意です。
でも現実には準備も努力もなく、状況は何ひとつ変わりません。
さらに厄介なのは、その大きな夢を口実にして女性に金銭を頼ってくるケースです。
たとえば、
・「俺の夢を叶えるためだから少しお金を貸してほしい」
・「成功して結婚したら二人のお金になるんだから、今は少し貸してくれない?」
こんな風にもっともらしい理由を並べて、彼女からお金を引き出そうとするのです。
聞いているとつい応援したくなるような熱意を見せるものの、実際には努力の形跡すらなく、結果は口先だけ。
借金や依存体質が悪化するというケースもあります。
夢を語るのは悪いことではありません。
けれど、行動が伴わず、女性に負担を押しつけるようなら、口先だけで行動が伴わない人。
信じすぎて支え続けてしまうと、あなた自身が消耗してしまいます。
ダメンズの中には、過度に束縛したり干渉してくるタイプもいます。
一見すると「愛されてる証拠」と錯覚しがちですが、実際には自分の不安や支配欲を恋人にぶつけているだけ。
たとえば、
・「今どこにいるの?」「誰と一緒?」「何時に帰るの?」と頻繁に確認してくる
・職場の異性との交流に過敏に反応して「やめろ」と制限してくる
・休日の予定をすべて把握しようとする
・スマホをチェックしようとする
こうした行為は「心配だから」「好きだから」という言葉で正当化されることが多いですが、実際は信頼していないだけの場合も。
さらに過干渉なタイプは、服装や髪型、友人関係にまで口を出してきます。
最初は「気にかけてくれているのかも」と思えても、次第に自分の自由が奪われ、息苦しさを感じやすくなるでしょう。
恋人同士であっても、お互いに尊重すべき“境界線”は必要です。
その境界を超えてまでコントロールしようとするなら、それは愛情ではなく束縛。
長く一緒にいるほど、自己肯定感が削られてしまう危険性があります。
ダメンズに多いのが「酒癖が悪い」タイプです。
普段は穏やかでも、お酒が入ると人が変わったようになり、周囲を振り回すことがあります。
たとえば、
・酔うと大声を出したり暴言を吐く
・飲み会のたびに記憶をなくし、連絡が取れなくなる
・お金がないのに飲み歩きをやめられない
・酔った勢いで浮気やトラブルを起こす
・知らない人に絡む
最初のうちは「ノリが良くて盛り上げ上手」と楽しく映るかもしれません。
でも、繰り返すうちに「またか…」と疲労感が強くなり、次第に不安や不信感へと変わっていきます。
さらに厄介なのは、本人に自覚が薄いこと。
「昨日は覚えてない」「そんな大げさに言うなよ」と軽く流されるケースも多く、改善が見込めないまま関係が続いてしまいます。
ダメンズに多いのが「依存体質」のタイプです。
最初は「自分を必要としてくれているんだ」と思えても、時間が経つほどその重さに疲れてしまいます。
依存される関係は一見絆が深いように見えますが、実際にはバランスが崩れていて、支える側だけが消耗していくのです。
また、このタイプは恋人以外とのつながりが極端に少ない傾向があります。
友人関係や趣味がなく、頼れる人が彼女だけになることで、依存がさらに強まる悪循環に。
ダメンズと付き合ってしまう前に「この人、危ないかも」と気づけたら理想ですよね。
実は、ダメンズには初対面やデートの段階からわかる行動パターンがあります。
ここでは5つをご紹介します。
ダメンズの行動パターンとしてわかりやすいのが、店員さんや立場の弱い人への態度です。
恋人や友人の前では穏やかでも、相手がサービス業の人になると急に偉そうになる男性は要注意!
たとえば、
・丁寧に対応されているのに、命令口調で注文する
・店員にため口で横柄にふるまう
・些細なミスに過剰に文句を言いつける
強い相手には弱いのに、弱い立場の人には強く出るといった態度は、まさにダメンズの典型です。
最初は「ちょっと短気なだけなのかも?」と流してしまうかもしれませんが、その矛先がいずれ自分に向かう可能性を忘れてはいけません。
お金の価値観は、恋愛から結婚・将来の生活に直結する大事な部分。
ダメンズによくあるパターンとしては、浪費やギャンブルのように“お金を減らす行動”が目立つ人もいれば、金銭感覚が偏っていて一緒にいると負担になるタイプもいます。
たとえば、
・安定した収入がないのにブランド品を衝動買い
・毎月のようにリボ払いを使ってしまう
というように、現実的に考えれば危ういのに「欲しいから買う」という感覚でお金を扱うのです。
私自身、昔付き合っていた人がまさにそうでした。
付き合っている間は「豪快で楽しい人」「ケチじゃなくて気前がいい」と頼もしく思えていたのですが、生活を共にしてもその金銭感覚は変わらず。
出世するたびに会社の飲み会を自腹で負担したり、カードのリボ払いを当然のように使い続ける姿には、不安が募っていきました。
貯金好きな私にとって、毎月月末になるとカツカツになる様子は、将来を考える上では大きな懸念材料です。
正直、付き合っているだけなら「楽しい彼」として成立するかもしれません。
しかし、真剣に結婚や将来を考える相手として見るなら、こうした金銭感覚の違いは要注意ポイントです。
また、浪費型だけでなく極端にケチなタイプも要注意です。
数百円単位で割り勘を求めてきたり、自分の趣味には惜しみなく使うのに、恋人との時間には一切お金を出そうとしないなど、アンバランスさが目立ちます。
ネガティブな発言や責任転嫁は、「ちょっと自信がないのかな」「弱さを見せてくれているのかな」と思えるかもしれませんが、繰り返されると一緒にいる側の心をじわじわ削っていきます。
たとえば、
・「どうせ俺なんて」「何をやっても上手くいかない」と卑屈な言葉を口にする
・自分の失敗や遅刻を「お前がちゃんと起こしてくれなかったから」と人のせいにする
・面倒なことは「俺には向いてない」と投げ出す
このようなネガティブ発言や責任転嫁を繰り返す相手と一緒にいると、自分の自己肯定感まで下がってしまうことも。
「彼を励まさなきゃ」と思う気持ちは優しさですが、その優しさが利用されてしまうこともあるので要注意です。
ダメンズの中には、ちょっとしたことで怒りを爆発させるタイプもいます。
最初は、ただ単に短気な性格と思うかもしれませんが、頻繁に繰り返されると恐怖や不安の原因になっていきます。
たとえば、
・待ち合わせに少し遅れただけで機嫌が急に悪くなる
・気に入らないことがあると、すぐに声を荒らげる
・ケンカになると物に当たったり、大きな音を立てて威圧する
さらに、一見ささいに思えるこんな行動も要注意です。
・LINEの返事が遅れると「なんで無視したの?」と詰め寄る
・仕事や友人関係でイライラした気分を、そのまま恋人にぶつける
・自分が悪くても「お前が余計なことを言うからだ」と逆ギレする
・自分が欲しい回答を恋人がしないと「お前の伝え方がへたくそで話にならない」とこちらの意見をを聞かなくなる
短気というより、これは相手を攻撃して黙らせるタイプ。
こうした攻撃性は、時間が経つほどエスカレートしやすいもの。
最初は不満を伝える程度でも、やがてモラハラや暴力に発展するケースもあります。
「怒るポイントが極端に多い」「感情のコントロールができない」と感じる相手は、長く一緒にいるほど心をすり減らす存在になる可能性が高いでしょう。
一見すると小さなことのように思える「遅刻グセ」や「約束を守らない態度」も、ダメンズにありがちな行動パターンです。
・デートの待ち合わせに毎回のように遅れてくる
・遅刻しても謝らず「電車が遅れた」「ちょっと寝坊した」と言い訳ばかり
・口では「行こうね」と言っていた旅行やイベントを直前でキャンセルする
・「後で連絡する」と言ったのに結局しない
一度なら「仕方ない」と思えることでも、何度も繰り返されると「私との時間を大切にしていないのでは」と不信感に変わります。
時間や約束を守る姿勢は、相手への思いやりそのもの。
そこを軽んじる男性は、長く一緒にいるほど心を疲れさせてしまうのです。
実は、ダメンズに惹かれてしまう女性には共通点があります。
ここでは代表的な特徴を5つご紹介します。自分に当てはまる部分がないかチェックしましょう。
困っている姿を見ると放っておけない。
たとえ自分が大変でも「私が助けてあげなくちゃ」と思ってしまう母性本能が強いタイプ。
そんな優しさは、残念ながらダメンズにとっては“つけ入るスキ”になります。
優しさが共依存関係を生み、相手の「助けてほしい」に応え続けるうちに、彼は「やってもらって当然」と思うように。
普通の男性でさえ、甘え癖がついてダメンズ化してしまうこともあります。
優しさが裏目に出る典型例です。
「私には素敵な男性に選ばれる価値がない」と感じてしまう女性も、ダメンズに惹かれやすい傾向があります。
自分を低く見積もってしまうことで、「この人以外に私の事を必要としてくれる人はいない」と思い込んでしまう可能性も…。
結果的に自己肯定感の低さが、関係を断ち切れない大きな理由になってしまうのです。
「誰かに必要とされたい」という気持ちが強いと、依存ですら愛情に見えてしまうことがあります。
彼に束縛されても、「それだけ私を求めてくれているんだ」と思い込んでしまうケースも。
結果、どれだけ不毛な関係だと分かっていても抜け出せなくなりやすいのです。
「これくらいいいでしょ?」「好きならやってくれるよね?」と迫られると、つい断れずに受け入れてしまうタイプ。
最初は小さなお願いでも、次第に要求は大きくなり、気づけば相手のペースに巻き込まれていることも少なくありません。
芯が強い人なら流せることでも、押しに弱いタイプは「嫌われたくない」と我慢してしまい、結果的にダメンズに振り回されやすくなるのです。
安定した収入がある女性は、ダメンズからすると“都合のいい相手”になりやすい存在です。
愛情ではなくお金目当てで近づいてくるケースもあり、気づけば「なんとなく支えてあげている」状態に。
経済的に余裕があるからこそ、「自分が頑張らなくても何とかしてもらえるだろう」と相手に甘えさせてしまい、ダメンズが居ついてしまう原因になるのです。
恋愛経験が少ないと、相手を冷静に見極めることが難しいもの。
ダメンズの甘い言葉や強引なアプローチを“本気の愛”だと受け取ってしまい、「こんなにアプローチしてくれるなんて特別なんだ」と思い込んでしまうのです。
その結果、相手の欠点を見過ごしやすくなり、気づけばダメンズにのめり込んでしまうこともあります。
「気づいたら彼はダメンズだった…」とわかっても、簡単に別れを決断できる人は多くありません。
情もあるし、変わってほしい気持ちもある。
そんなときは、少しずつでも自分を守る行動をとることが大切です。
ここでは、実際に使える対処法を5つご紹介します。
「まぁいっか」と流してしまうと、相手は自分の行動を改めるきっかけを失います。
たとえば、ダメンズの嫌な行動を「今回は許すけど次はないよ」ときちんと伝えるだけでも、こちらの本気度は伝わります。
ただし、感情的に責めると逆ギレやモラハラに発展する可能性も。
淡々と「私はこう思う」と自分の意見を冷静に伝えることが大事です。
一緒にいると情や依存心で冷静な判断ができなくなることもあります。
数日〜数週間でも距離をとると、彼が本当に自分にとって必要な存在かどうかを見極めやすくなります。
「彼がいないと不安」なのか「彼じゃなくてもいいのにただ寂しいだけ」なのか、「逆に自分が依存してしまっている」だけなのか、自分の心の声が聞きやすくなります。
ダメンズと付き合っていると、彼に合わせて自分の感覚が麻痺していくことがあります。「私が悪いのかも」と思ってしまったら要注意。
そんなとき、信頼できる友人や家族に話すことで「その状況はおかしいよ」と客観的な視点をもらえるのは大きな助けになります。
ただし、相談して「聞いてもらってスッキリした!」で終わってしまっては、現実は何も変わりません。
本気で状況を変えたいなら「どう行動するか」を自分で決める必要があります。
相談はあくまで気づきのきっかけにすぎません。
そこで得た意見や自分の気持ちの整理を行動につなげることが、ダメンズから抜け出す第一歩になるのです。
「約束を破られてこれで3回目なのでもう関係を終わりにする」「暴言を次言われたらこの関係を続けられない」など、自分の中で“譲れない条件”を決めておくことが大切です。
基準があれば「まだ大丈夫」「これはもうアウト」と判断ができ、情に流されにくくなります。
最も難しいのがここですが、どれだけ指摘しても改善が見込めない場合は別れるしかありません。
「もう少し頑張れば変わってくれるかも」と思い続けるほど、自分の時間も心も削られてしまいます。
恋愛は“育成ゲーム”ではありません。
彼を変えるためにあなたの人生を犠牲にする必要はないのです。
別れを選ぶことは裏切りではなく、自分の人生を守るための選択。
新しい一歩を踏み出す勇気が、幸せな恋につながっていきます。
ダメンズとの恋愛を手放すのは勇気がいりますが、その一歩を踏み出すことで未来は大きく変わります。
ここでは、別れの後に自分を立て直し、本当に幸せな恋を見つけるためのステップをご紹介します。
①まずは自分を癒す
別れた直後は、喪失感や虚しさでいっぱいになるもの。
無理に新しい恋を探そうとせず、まずは自分の心を休ませましょう。
趣味に打ち込んだり、友達と過ごしたり、自分の時間を大切にすることが次の恋への準備期間になります。
②恋愛観を見直す
「なぜ私はダメンズに惹かれてしまったんだろう?」と振り返ることも大切です。
母性本能、尽くしすぎる性格、自尊心の低さ…。
自分のパターンを客観的に把握することで、次の恋では同じ失敗を繰り返さずに済みます。
③出会いの質を変える
ダメンズから卒業するには、出会いの場そのものを変えることも有効です。
見た目やノリで選ぶのではなく、価値観や結婚観を大切にする相手に出会える環境に身を置くことが重要です。
結婚相談所ツヴァイでは、会員は入会時に独身証明書・本人確認書類に加え、所定の各種証明書の提出が必要です。
そのため、遊び目的や不誠実な相手、がそもそもいない仕組みになっています。
さらに、学歴や収入といった条件だけでなく、性格や価値観の相性からもお相手を紹介できる「価値観マッチング」をご提供しています。
プロフィールの数字以上に「一緒にいて安心できるかどうか」を重視する人にとって、大きな安心材料となります。
これまでダメンズに振り回されてきた人でも、環境を変えるだけで出会いの質は大きく変わります。
価値観から始まる出会いは、「こういう人なら大丈夫かも」と自然に思えるはず。
消耗する恋は、今日で卒業。
あなたにフィットする安心できる出会いを、まずは気軽に体験してみませんか?
ダメンズは、すべてがダメということは決してなく魅力的に見える部分もありますが、付き合いを続ければ続けるほど心や時間をすり減らす存在になりがち。
暴力やモラハラ、浪費や依存、束縛や責任転嫁…。
最初は小さな違和感でも、積み重なればあなたの幸せを確実に奪っていきます。
そして、ダメンズにはまってしまう女性にも共通点があります。
母性本能が強い、尽くしすぎてしまう、自尊心が低い、断れない、経済的に支えてしまう…。
その優しさや不安が、ダメンズを引き寄せる原因になってしまうのです。
大切なのは、「私は本当はどうしたいのか?」を自分に問い直すこと。
ダメンズに我慢して付き合い続ける未来よりも、安心できる人と笑い合える未来を選んでいいのです。
ダメンズを見極め、勇気を持って距離を置くことは決して裏切りではなく、自分を守るための大切なステップ。
そこから一歩を踏み出せば、本当に自分らしくいられる恋や結婚がきっと待っています。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)