結婚年齢の平均は？男女別のデータと婚活の今を解説

周りの友人が次々と結婚していく中で、自分の現状が世間一般と比べてどうなのか、漠然とした不安を抱いたことはありませんか？
本記事では、結婚年齢の平均値や出会い～結婚までの期間、近年の多様な結婚の形などをデータから紐解いていきます。

またこの記事は、結婚相談所大手のツヴァイ編集部・Hが敏腕カウンセラーの知見をもとに執筆していますので、よりリアルな内容をお届けできるはずです。
ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。

1.【男女別】日本の平均結婚年齢

この章では、男女別の結婚年齢について公的なデータをもとに詳しく解説していきます。
単に平均という数字だけを見るのではなく、最も多い年齢＝最頻値や、ちょうど真ん中の年齢＝中央値といった視点から、結婚のリアルな状況を見ていきましょう。

平均値

まずは、平均値についてお話します。
そもそも平均値とは何ぞや？といいますと、今回の場合は、特定の期間に結婚したすべての人の年齢を合計し、そのすべての人の人数で割ったものです。
平均値は文字通り数の平均のことを指すため、最も多い値の最頻値とは大きな差がある場合も少なくありません。

内閣府男女共同参画局のコラムによると、2020年の日本の平均初婚年齢は、夫が31.0歳、妻が29.4歳となっています。
これはあくまで平均的な数値であり、結婚する人々の年齢分布全体を均等に捉えたものです。

この平均値を見て、自分より上だなと思ったり、若いなと思ったり、人によってさまざまですよね。
この平均値は、一部の非常に早い結婚や、あるいは熟年での再婚など、幅広い年齢の結婚事例すべてが含まれています。
そのため、今回の平均値だけを見て一喜一憂する必要はないのです。

参照元：内閣府男女共同参画局「コラム1　平均値と最頻値考察～『平均初婚年齢』と『初婚年齢の最頻値』の間には3歳から4歳の差～」

最頻値

次に、少し耳慣れないかもしれませんが、先ほども少し登場した最頻値についてお話します。
最頻値とは、データの中で最も頻繁に出現する値、つまり今回でいうと「最も多くの人が結婚している年齢」を指します。
先述した内閣府男女共同参画局のコラムでも指摘されているように、平均値と最頻値には大きな差がある場合も少なくありません。

同コラムのデータによると、2020年度の初婚年齢の最頻値は、男性は27歳、女性が26歳となっています。
平均結婚年齢は20代後半から30代前半でしたよね。それに対し、実際の結婚が最も集中しているのは20代後半であることがわかりました。

多くの人が20代後半で結婚している一方で、平均値がそれを上回るのは、30代以降の結婚も少なくないから、という背景があります。

中央値

中央値とは、データを小さい順に並べたときにちょうど真ん中に位置する値のことです。
つまり、結婚した人のうち半分がその年齢以下で、残りの半分がその年齢以上で結婚していることを表しています。
平均値が極端な値に引っ張られやすい（全ての結婚事例を対象にしているから）のに対し、中央値はデータの「中心的な傾向」をより正確に反映しているのです。

同コラムのデータによると、男性の初婚年齢の中央値は28〜29歳、女性は27〜28歳あたりに位置しています。
これは、結婚を経験する人の半数近くが、この年齢までに初婚を迎えていることを意味します。

これらはあくまで統計的な傾向であり、個人の状況や価値観によって結婚に最適な時期は異なります。
この中央値を知ることで、平均値だけでは見えなかった、より具体的な年齢層の状況が理解できますね。

平均結婚年齢の推移

日本の平均結婚年齢は、この数十年間でどのように変化してきたのでしょうか。
過去のデータを振り返ると、男女ともに平均初婚年齢は上昇傾向にあります。

政府の統計データによると、1990年の男性の平均初婚年齢が28.4歳、女性が25.9歳でした。
しかし現在では、先述した通りそれぞれ31歳台と、29歳台にまで上昇しています。

参照元：政府統計の窓口「全婚姻－初婚別にみた年次別夫妻の平均婚姻年齢及び夫妻の年齢差」

これらの推移から、昨今のニュースなどでもよく耳にする晩婚化が実際に起きていることがわかります。
この背景には、女性の社会進出や学歴上昇、経済的な安定を求める傾向、価値観の多様化など、さまざまな社会の変化が複雑に絡み合っているといえるでしょう。

2.データで見る出会い・交際・結婚までの期間

結婚に至るまでの道のりは人それぞれですが、現代を生きる人たちがどのようなきっかけで出会い、どれくらいの期間を経て結婚を決めているのか気になりませんか？

この章では、調査データをもとに、現代の多様な出会い方や、交際から結婚までの平均的な期間について詳しく解説していきます。

現代の出会い事情

かつて結婚相手との出会いは、職場や学校、友人からの紹介が主流でしたが、現代ではその出会いの形は大きく多様化しています。

公益財団法人生命保険文化センター「結婚年齢や出会いのきっかけは？」に掲載されている国立社会保障・人口問題研究所の調査データを見ると、とくにネット婚活での出会いが急増しています。
同調査の第16回調査の「ネットで」の値は6.0%、第16回調査bは13.6%と2倍以上増加していることがわかりますね。

参照元：公益財団法人生命保険文化センター「結婚年齢や出会いのきっかけは？」

ネット婚活とは、マッチングアプリや婚活サイト、結婚相談所といったオンラインを通じた出会いのこと。
今や全体の大きな割合を占めるようになったことがわかりました。
多様なライフスタイルの中で、効率的な出会いを求める人が増えている、ということではないでしょうか。

結婚までの平均交際期間

出会ってすぐに結婚というケースもありますが、ほとんどのカップルは一定の交際期間を経てから結婚を決意することが多いのではないでしょうか。
ここで、現代のカップルが結婚までにどれくらいの平均交際期間を過ごしているのか見てみましょう。

同じく公益財団法人生命保険文化センターの2021年のデータによると、平均交際期間は4.3年となっています。
この数字はあくまで目安ですが、交際期間中にお互いの価値観やライフスタイル、将来への考え方を確認し合うことが、後悔のない結婚へとつながる大切な時間になるでしょう。

参照元：公益財団法人生命保険文化センター「結婚年齢や出会いのきっかけは？」

3.近年のデータが示す多様な結婚の形

「平均結婚年齢は分かったけど、結局私にとっての最適な時期っていつなんだろう？」
—いくら統計データを見たところで、自分自身の結婚について、まだ漠然とした不安や疑問を感じるのは不思議なことではありません。

現代では、いわゆる結婚適齢期にとらわれず、年齢を重ねてからでも、そしてさまざまな出会い方を通じて、自分らしい幸せを掴むチャンスが大きく広がっています。

この章では、最新のデータが語る現代の結婚観と、年齢や出会い方に縛られない多様な結婚の形について掘り下げていきます。
あなたの不安を解消し、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

平均年齢という数字に縛られない生き方

「私は結婚年齢の平均より上だから、もう遅いのかもしれない」
「まわりより遅れを取っている」

こんな風に悲観的に感じる必要は全くありません。
これまで見てきた平均結婚年齢は、あくまでデータを集計した結果であり、個人の幸せの指標ではないのです。

現代では、多様な生き方や価値観が尊重されています。
その分、結婚のタイミングも人それぞれになっているのです。
キャリアを優先したり、趣味に没頭したりと、自分のペースで人生を謳歌する選択は、決して遅れをとっているわけではありません。

実際、晩婚化が進んでいること自体、人々が平均年齢という数字に縛られず、自分にとって最適なタイミングを模索している証拠ともいえるでしょう。

大切なのは、周りの声や社会的なプレッシャーではなく、あなたが本当にどのような結婚を望んでいるか、そしていつそれを実現したいか、その想いを大切にすることです。

かくいう筆者の周りでも、結婚そのものにとらわれない生き方を選択する方の割合が増えてきました。
すでに「私は1人で生きていく」と決めている友人もいます。
結婚を望まない、という選択肢も何らおかしいことではなく、その人に合っていればそれも素晴らしい選択なのではないでしょうか。

結婚は年齢に関係なくできる

「〇〇歳を過ぎると結婚は難しい」という声を耳にすることもあるかもしれませんが、結婚できる可能性は年齢に関係なく十分にあります。

これはデータの観点から見てもいえることで、たとえば厚生労働省のデータを見ると、40代以降で初婚を迎える方の割合も決して少なくはないのです。

参照元：厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計（概数）の概況」

年齢を重ねてから結婚することに抵抗や不安を覚える方も少なくはないと思います。
しかし、以下のようなメリットがあることも忘れてはいけません。

• ・経済的な基盤が安定している

• ・精神的に落ち着いている

• ・より明確な結婚観を持っている

実際にツヴァイの会員様の中にも、年齢を重ねてから初婚を迎えられた方がたくさんいます。ここで、一つのご成婚エピソードを見てみましょう。

もともとは結婚願望がなかったというお2人。
Yさんの「あるときすごく寂しいと感じたことがあって」という思いや、Mさんの「一緒に住む人が欲しいなと思った」という気持ちに、思わず共感した方も多いのではないでしょうか。
筆者もそのうちの1人です。

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4.平均にとらわれない！後悔しないための結婚への向き合い方

ここまで、結婚年齢に関するさまざまなデータをご紹介してきましたが「結婚年齢の平均って、結局、私には関係ないのかな？」と、感じ始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本章では、世間の声やデータに振り回されることなく、あなたが本当に納得できる結婚を実現するために、どのように向き合えばいいのかを具体的に掘り下げていきます。

平均でなく自分がどうしたいかを考える

客観的な平均結婚年齢を知ることは大切ですが、その数字に縛られすぎて「何歳までに結婚しなければ」と焦る必要はありません。
大切なのは、周りの意見や一般的なデータではなく、あなたが「何歳で結婚したいか」。
そして「どんな結婚生活を送りたいか」を具体的に考えることです。

このようなライフプランを明確にすることで、漠然とした不安が具体的な目標に変わっていくでしょう。
結婚は人生の一大イベントですから、納得できる選択をするためにも、まずはご自身の内なる声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

結婚に求めるものを何かを整理する

理想の結婚を実現するためには、パートナーに何を求めるのか、そして結婚生活を通して何を得たいのかを整理することが非常に重要です。たとえば、

• ・経済的な安定

• ・精神的な支え

• ・共通の趣味を楽しめる相手

• ・温かい家庭を築くこと

など、人によって求めるものは異なっているでしょう。
漠然とした結婚への気持ちの奥に、実は秘めたる想いや希望が隠れているはずです。

この想いが明確でないと、せっかく出会いがあっても「この人でいいのかな？」と迷いが生じたり、婚活が長引いてしまうことも。
リストアップしてみたり、親しい友人と話したりするなど、自分の中の結婚観を今一度確認し、後悔しない結婚への第一歩を踏み出してみましょう。

自分に合った出会い方を探す

自分に合った出会い方を見つけるためには、まず自身のライフスタイルや性格、そして結婚に対する真剣度を考慮することが大切です。
たとえば、職場や友人関係での自然な出会いが難しいと感じているなら、マッチングアプリや婚活パーティー、そして結婚相談所といった婚活サービスも有効な選択肢となります。

身近な存在になったマッチングアプリは、その手軽さや費用面の安さから人気を得ています。
自分のペースで婚活を進められるというメリットがありますが、その反面、すべて自分主導で行動しなくてはならないという難しさもあります。

婚活パーティーは、1回の参加で多くの人と出会えるという効率の良さが強み。
しかし、先述したマッチングアプリ同様、全部自分で行動しなくてはいけなかったり、多くの人と会う分、会話時間が短くなりがちというデメリットもあります。

結婚相談所は、ほかの婚活に比べるとやや費用が高くなりがちですが、その分結婚に対する本気度が高い人たちが集まっているため、真剣な婚活を効率的に進められます。
また相談所にもよりますが、基本的にはカウンセラーのアドバイスが聞けたり、サポートが受けられるため、「1人で婚活を進めるのは不安」「婚活を成功させたい気持ちが強い」という方はおすすめです。

中でもツヴァイのカウンセラーは、全員がJLCA認定婚活カウンセラーの資格を取得しているので、まさに婚活のプロと二人三脚で婚活を進めることができます。

加えて、出会いの数に力を入れているから、業界最大級の9種類の出会い方から自分に合った方法でお相手を探せますよ。
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5.結婚年齢と婚活に関するよくある質問（Q&A）

この章では、結婚年齢や婚活に関するよくある質問に、Q&A形式で分かりやすくお答えします。
あなたの抱える疑問を解消し、より自信を持って今後の結婚や婚活に向き合えるように詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

結婚年齢のピークって？

Q.結婚年齢のピークは何歳ですか。

A.内閣府男女共同参画局のコラムによると、2020年度の結婚年齢のピーク（＝初婚年齢の最頻値）は、男性が27歳、女性が26歳となっています。

少し耳慣れないかもしれませんが、最頻値とはデータの中で最も頻繁に出現する値、つまり今回でいうと「最も多くの人が結婚している年齢」を指します。
よく聞く平均値と、今回の最頻値には大きな差がある場合も少なくはありません。

同コラムのデータによると、平均結婚年齢が20代後半から30代前半であるのに対し、実際の結婚が最も集中しているのは20代後半です。
多くの人が20代後半で結婚している一方で、平均値がそれを上回るのは、30代以降の結婚も少なくないから、という背景があります。

参照元：内閣府男女共同参画局「コラム1 平均値と最頻値考察～『平均初婚年齢』と『初婚年齢の最頻値』の間には3歳から4歳の差～」

晩婚化は本当に進んでいるの？

Q.晩婚化は本当に進んでいるのでしょうか。

A.はい。「晩婚化」はデータ上、確実に進んでいます。

しかし、一方で、先ほど登場した最頻値が大きく変動していないことから、結婚する人のボリュームゾーン自体は大きく変わっていないことも事実です。
つまり、結婚のタイミングが全体的に後ろ倒しになっているものの、結婚する人の中心的な年齢層は依然として存在する、と解釈できるでしょう。
詳しくは、本記事の平均結婚年齢の推移をご覧ください。

結婚しない人の割合は？将来的に増える傾向にありますか？

Q.結婚しない人の割合と、その割合が将来的に増える可能性を教えてください。

A.公益財団法人 生命保険文化センターによると、生涯未婚率（50歳までに一度も結婚しない人の割合）は男女ともに上昇傾向にあり、今後もその傾向は続くと予測されています。

これは、平均結婚年齢の上昇と並行して進む社会現象です。
結婚しない理由は人それぞれですが、経済的な不安や仕事の多忙さ、良い出会いがないこと、結婚に対する価値観の変化などが挙げられます。

とくに若い世代では、さまざまなライフスタイルを選択する人が増えており、結婚以外の生き方を選ぶことへの抵抗感も薄れています。
ただし、これは結婚が不可能になるということではありません。
結婚しない人の割合が増える中で、真剣に結婚を望む人にとっては、より効率的な婚活の重要性が増しているともいえます。

参照元：公益財団法人 生命保険文化センター「『50歳時の未婚率』とは？」

婚活を始めるのに最適な年齢って？

Q.婚活をはじめるのに最適な年齢はありますか？

A.婚活を始めるのに最適な年齢はありません。その人自身が「そろそろ」と思った時がタイミングです。

最適な年齢がない、というよりも、一概にはいえないといったところでしょうか。
これまで本記事でお話してきたように、平均結婚年齢や最頻値は存在しますが、個人のライフプランや価値観によって最適なタイミングは異なります。

結婚相談所などの婚活サービスでは、20代後半から30代にかけての登録者が最も多く、活動も活発です。
しかし、40代以降で婚活を始めて、素晴らしいパートナーと出会い結婚する方も非常に多くいらっしゃいます。大切なのは、年齢にとらわれず「今、結婚したい」というあなたの気持ちです。

結婚相手との年齢差はどのくらいが一般的？

Q.結婚相手との年齢差は何歳くらいが一般的なのでしょうか。

A.政府統計の総合窓口によると、2023年の初婚夫婦の平均婚姻年齢差は、夫が妻より1.4歳年上となっています。

参照元：政府統計の総合窓口「人口動態調査 人口動態統計 確定数 婚姻『全婚姻－初婚別にみた年次別夫妻の平均婚姻年齢及び夫妻の年齢差』」

結婚相手との年齢差も、時代とともに多様化しています。これは、男性が年上であるケースが依然として多いことを示していますが、その差は徐々に縮まる傾向にあります。

ちなみにツヴァイの場合は、成婚カップルのうち61%が3歳差以内というデータが出ています。

引用元：ツヴァイ

結婚において、年齢差はあくまで一つの要素であり、それよりもお互いの価値観の合致や尊敬し合える関係性、そして将来のビジョンを共有できるかどうかに注目してみましょう。

もし、年齢差についてなど、結婚に関する疑問や不安が解消されなかった場合は、ツヴァイの無料婚活相談をご活用ください。
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6.【まとめ】あなたの結婚は、あなただけのもの

結婚は、あなたの人生を豊かにする素晴らしいライフイベントです。
周囲の状況や平均結婚年齢といった数字を見て、焦りを感じる必要はありません。
大切なのは、あなたがどんな結婚生活を送りたいのか、そしてそのために自分に合ったペースで行動することです。

本記事が、結婚を意識し始めた皆さんの不安を解消し、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
あなたの未来が、あなたにとって最高の形で輝くことを心から願っています。